心身ともに安全・安心な環境のもとで「夢中を楽しみ、みんなの笑顔があふれる学校」

　今年度の目指す学校像は、昨年度から少しバージョンアップして「夢中を楽しみ、みんなの笑顔があふれる学校」としました。子ども達が夢中を楽しむことで、子ども達はもちろん、教職員、保護者、地域のみんなが笑顔になる学校を目指していきます。

　子ども達一人ひとりが夢中になって、その夢中を楽しむためには、心身ともに安全・安心な学習環境や生活環境が必要です。「心身ともに安全・安心な環境」とは、どのような環境でしょうか。それは、その子がその子らしく自己表現できる場が保障されていることと考えます。

　組織行動学を研究しているエイミー・エドモンドソン教授が提唱した「心理的安全性」という言葉を聞いたことがある方もいるかと思います。エイミー・エドモンドソン教授は著書「恐れのない組織」の中で「心理的安全性は、率直に意見を言ったりアイデアを提供したり質問したりしても、懲らしめを受けるんじゃないか、ばつの悪い思いをするんじゃないかと不安になったりしないと感じるときに存在する。」と述べています。今この「心理的安全性」という考え方が学校教育において注目されています。

　子供たちの「心理的安全性を守る」ということは、これまでも重視されてきた「命や人権を大切に守る」ということに繋がります。子供たちのより良い成長のために、教師が教師でなければできないことに全力投球できるように業務改善を進め、子供たちが心身ともに安全・安心な環境のもとで、何事にも夢中になれる学校を目指します。

　保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、日向小学校の応援団として、ご理解・ご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日向小学校　校長　土屋　明子