給食について最後の話題です。今日は「給食の食べ残し」についてです。
令和3年度、山武市内の小・中学校は全部で16校、市内には2カ所の給食センターがあります。両方の給食センターは、一日に児童生徒約2900人分の給食をまかなっています。
給食は、子どもたちに必要なエネルギーの約3分の1(約650Kcal)がとれるよう、栄養士さんが日々の献立を考えています。また、子どもたちが給食を楽しむことができるよう、主食、主菜、副菜、に様々な食材を用いて、栄養バランスのよい給食を心掛けてくれています。
子どもたちの成長期を支えてくれている給食ですが、市内の給食の食べ残し量は、多い月で、供給した給食の20%以上になることもあるそうです。単純に食数で考えてみると、先ほど1日に市内児童生徒2900食分と紹介しましたが、20%は、580食分になります。それが一ヶ月分(約20日)ですからものすごい量の、食べ残しが出ていることになります。
大平小学校でも、食べ残しがなくなるよう、各学級担任が、あの手この手で指導してくれています。「もう一口頑張って食べてみよう」や「苦手なものから先に食べよう」といった声かけ、成長期における栄養摂取の大切さやフードロスの問題点などを説いています。それでも、食べ残しがなくならないのが現状です。
【左から6年生と4年生、1年生の様子】
【各学年の工夫として】
〇6年生は、担任の先生が「食べ残しのないように!」と呼びかけています。余った給食は、再度声かけをして、子どもに分配しています。
〇4年生では、苦手な野菜を食べきった友だちに、周りの友だちが「頑張ったね!」と拍手を送っていました。
〇1年生では、魚を食べやすい大きさにして骨を取り除き、しっかりと噛んで食べる工夫をしていました。
今後も【給食の食べ残しゼロ】を目指して、学校でも継続して指導をしてまいります。御家庭におかれましても、「食べることの大切さ」に触れていただければ幸いです。