投稿日時: 2021/10/18
管理者
大平小学校では、「授業のユニバーサルデザイン」の考えのもと、『学びやすい教室環境や学習環境の整備』、『学習や行動のルールの明示』、『指示・説明のわかりやすさや見通しの持ちやすさ』、『特性や学習速度に対応した複数の学習方法や教材』等に気を配っています。
前回からの続きで、今日は「学習や行動のルール明示」についてお伝えします。低学年は特に個人個人の発達状況が異なっているので、言葉だけでは伝わらないことが多々あります。従って教室内には、整理整頓や子どもの活動、導線などを考慮し、状況理解ができるよう、ルールを明示しています。
授業においても同様です。1年生の教室内ですが、活動の見通しが持てるよう1日の学習活動の流れが示してあります。また、算数の授業の場面ですが、黒板には問題(絵で状況を表している)が提示され、手元には数の動きが分かるよう(算数セットから)教具を用いて、増やしたり減らしたりして回答を求めます。このとき、子どもたちには、活動時間を意識させるためタイマーを使って活動時間を提示します。
こうした工夫は、どの学年の学級担任も心掛けており、「どの児童にも分かる・できる」授業となるよう日々の教材研究を行っています。【つづく】