校長室から

2024年3月の記事一覧

令和5年度修了式 1年間ありがとうございました。

 開校2年目、「一体感」をありがとう。

寒暖の差を実感する季節ですが、日ごとに春を感じるようになりました。

 本日をもって山武望洋中学校の2年目の3学期が無事修了しました。

 3月8日には、本校の第2回目の卒業証書授与式が行われ、第2期の卒業生80名が巣立っていきました。式の前週から、どの学年も感染症などの体調不良者が多く、感染予防から卒業式練習も合唱練習は行わず、式の流れのみの確認となりました。心配した式当日ですが、卒業生の体調不良者は、ほぼ治まり無事卒業式を挙行することができました。本年度の式は、号令を無くし、全て黙礼で行いましたが、卒業生も在校生も壇上に注目し、整然と行うことができました。卒業生の態度、返事、合唱ともに素晴らしいものでした。また、それを見送った1、2年生の態度、合唱は、十分練習できなかったにもかかわらず、素晴らしいものでした。全ての行動、歌声に先輩に感謝の意味を込めての式となりました。

 本年度を振り返りますと、様々な活動において、コロナ禍前の制限のない学校生活に戻りつつも、新型コロナウイルス感染症に加え、インフルエンザの猛威もあり、引き続きの感染予防を気にしながらの生活が続きました。そのような中でも生徒は、3年生をリーダーとして、「2年目の学校を創る」という意識を常にもって、様々な活動に取り組んでくれました。色や学年を越えて、応援する姿、気持ちを一つにして踊った全校ダンス「栄冠は君に輝く」、教員の声で動くのではなく、生徒同士で声をかけ、盛り上げた体育祭。歌声が響く学校をめざし、日々の練習から自主的に取り組む姿が見られ、当日も、聴いている者全てを感動させた合唱コンクール。どの行事、活動もクラス・学年・学校が「一体感」を味わう感動を創ってくれました。それが、卒業式の黙礼につながったのだと思っています。

 保護者・地域の皆様には、この1年間、多くの応援をいただき感謝しています。今後とも本校の教育活動にご理解・ご協力をいただき、一層のご支援をよろしくお願いいたします。 

 ありがとうございました。

                             山武望洋中学校長 越川 幸夫