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校長室から

努力の2学期・挑戦の2学期を求めて

 夏休み明け、久しぶりに松尾小の子ども達と会い、体も一回り大きく、そしてたくましくなったように感じました。また、何よりも嬉しかったことは、大きな事故やけがもなく、元気な顔を見せてくれたことです。休み中の各家庭や地域での御指導に感謝申し上げます。
 2学期は1年の内で最も長い学期です。登校日は、79日です。今までの経験からも、2学期での子ども達の成長はめざましいものがあります。
 2学期始業式の校長講話では、子どもたちに、「1年の中で一番長い2学期、少しずつ頑張れること、挑戦してみることを見つけてほしい」と語りかけました。
 子ども達には、初めから無理だと諦めず、失敗を恐れずに、少しずつでいいから、自分なりの「努力の2学期」・「挑戦の2学期」を求めてほしいと願っています。そうすれば、きっと「もっと好きになれる自分」と出会うことができると思います。
 2学期には、大きな行事も予定されています。コロナウイルス感染症対策を進めながらの教育活動を進めていきます。
 保護者・地域の皆様には、2学期も変わらぬ御支援と御協力をどうぞよろしくお願いいたします。

    

            

 

手塩にかける

 1学期の間、学校が昨年のように休業することもなく教育活動を続けることができたことは喜ばしいことではありますが、まだまだ活動の制限や感染防止策の必要な状況です。2学期が始まる頃には状況が少しでも改善されていることを期待したいところです。
 さて、本日をもって69日間(1年生は68日)の1学期が終了しました。この間、子ども達は日々健康で、学習に落ち着いて取り組み、大変充実した毎日を過ごすことができました。これも、保護者や地域の皆様の御理解と御協力のおかげと感謝申しあげます。
 話は変わりますが、現在学校では、花壇やプランターに様々な花を育てています。
 子ども達や先生方が愛情たっぷりの水を毎日注いでいますので、どれも育ちはすごいです。花の咲き方はまさしく個性そのものです。早く大きくなって花を咲かせるもの、小さくても見事な花を咲かせるものなど様々です。育てる方にとっては気が気でありませんが、花は自分なりに精一杯咲かせようとがんばっています。
 ところで、「親である」ことと「親になる」ことは違うと言うことをご存じでしょうか。子どもができれば、誰でも「親である」と言えます。しかし、子どもを支え導く安心基地となれるよう励むのが「親になる」ことだと言うそうです。子育てにマニュアルはないので、先達から学び、手探りで、良かれと思う方法を試すしかありません。その中で様々経験し、親として成長するのものです。
 また、手塩にかけるという言葉もあります。自らいろいろと世話をして大切に育てることだそうです。
 学校の花壇の花も、いつのまにか手塩にかけていたのでしょうか。いつの間にか、情が移り、願いを込めて、懸命にかかわっていたのかもしれません。
 保護者の皆様には、これからも我が子を手塩にかけ、笑顔の花をたくさん咲かせていただければと思います。

   

      

 

日常的に運動・スポーツを!

 早いもので、あと2週間程で1学期が終わります。1学期の間、学校が昨年のように休業することもなく教育活動を続けることができたことは喜ばしいことではありますが、まだまだ活動の制限や感染防止策の必要な状況です。2学期が始まる頃には状況が少しでも改善されていることを期待したいところです。
 さて、子ども達は、天気のよい日の休み時間に校庭で元気いっぱいに遊んでいます。
 日本の子どもの身体活動に関する指針には、文部科学省が示した幼児期運動指針と日本スポーツ協会が示した子どもの身体活動ガイドラインの2つがあり、いずれも毎日60分以上体を動かすことを推奨しています。
 文部科学省の元年度調査結果からは、幼児の運動する時間が少なくなっていることが明らかになっています。4割を超える幼児の外遊びの時間が1日1時間(60分)未満となっています。また、スポーツ庁の調査では、体育・保健体育の授業を除く1週間の総運動時間が420分以上である児童生徒の割合は、小学校男子51.4%、女子30.0%、中学校の男子82.1%、女子60.4%となっています。
 当然、男女ともに入学前に外遊びをしていた頻度が高い児童ほど体力テストの合計点が高くなり、1週間の運動時間が420分以上の児童生徒と420分未満の児童生徒を比較すると、420分以上の児童生徒のほうが体力合計点は高い傾向にあるようです。
 昔と比べ生活様式が変化したこと、情報機器と接する時間が増加したこと、手軽な遊び場が少なくなってきたことなどで、子ども達の運動する機会が減少していると感じている方もいらっしゃると思います。今はパソコンやスマホやゲーム機や多チャンネル放送などの多様な選択肢があり、意識的に体を動かすことをしないと運動する機会が少なくなります。成長期の運動により体力の基礎を培うことは、これからの人生を健康に過ごすためにも非常に重要です。子供たちには、屋外で遊んだり、スポーツに親しんだりする機会を意識してつくり、楽しみながら積極的に体を動かすことをさせたいものです。
 外で体を動かすことが大好きな子どもはたくさんいますが、体育の授業だけでなく、様々な活動をとおして楽しく体を動かす機会を工夫しながらつくっていきたいと思います。

   

熱中症事故防止・対策、体育の授業におけるマスク着用について

 令和2年度には、全国の学校の管理下において3,000件を超える熱中症事故が発生しています。また、運動を行う際にマスクを着用する場合、十分な呼吸ができなくなるリスクや熱中症になるリスクも指摘されています。
  これからの季節、学校では、以下の点について再度確認し、新型コロナウイルス感染症予防と熱中症予防を両立させていきたいと思います。
 保護者の皆様も体調には十分気をつけてください。

1 熱中症予防
(1)暑さを避ける。(涼しい服装、エアコン・サ-キュレーターの活用)
(2)こまめに水分補給をする。(のどが渇いていなくても水分補給)
(3)暑さに関する情報を確認する。(暑さ指数・熱中症警戒アラート等)
(4)授業内容や気温上昇により熱中症などの健康被害が発生する可能性が高いと判断した場合は、喚起や児童の間に十分な距離を保つなどの配慮をした上で、マスクを外す指示をする。
(5)児童本人が暑さで息苦しいと感じた時などは、マスクを外したり、一時的に片耳だけにかけて呼吸をしたりするなど、本人の判断でも適切に対応できるように指導する。
2 体育時におけるマスクの着用
 運動時のマスク着用による身体へのリスクを考慮して、学校の体育の授業におけるマス クの着用はさせないが、体育の授業における感染リスクを避けるためには、地域の感染状況を踏まえ、児童生徒の間隔を十分に確保するなど、次の事項を十分に踏まえた対策を講じる。
(1)児童が集合・整列する場面を少なくし,身体的距離を確保する。
(2)用具の使用後の消毒や授業の前後に手洗いを徹底する。
(3)見学者にはマスクを着用させる。
(4)児童が教え合う場面では互いの距離を確保するとともに、児童に不必要な会話や発声を行わないよう指導する。
 
 なお、すべて「必ずマスクを外さなければならない」という指導ではなく、児童がマスクの着用を希望する場合は、マスクの着用を否定するものではありません。ただ、マスクの着用時に運動や活動を行う際には、呼気が激しくなるような運動や活動を行うことを控えたり、児童の呼吸が苦しい様子が見られる場合は、必要に応じてマスクを外し、他の児童との距離を確保して休憩するよう指導します。
 御理解御協力をよろしくお願いします。
                                      ※参考 文科省・スポーツ省・山武市教育委員会マニュアル

  

 

 

1学期の中間地点

 季節が春から梅雨へ、そして夏へと変わる1学期の中間地点です。子ども達も、新しい先生や環境に慣れて、本来の自分を発揮しています。
 さて、アメリカの安全技師ハインリッヒが安全に関して発表した「1:29:300」という法則があるのを御存じでしょうか。
 それは「1件の大きな事故や災害が発生する背景に、29件の小さな事故や災害、300件のヒヤリハットがある」という警告として、安全活動の中で多く採りあげられているものです。「ヒヤリハット」とは、事故になってもおかしくなかった状況を「冷や汗をかく…ヒヤリ」「声も出ず息をのむ…ハット」で表した造語です。
 では、このハインリッヒの法則から何を学ぶことができるでしょうか?
 1件の大きな事故を防ぐためには、「ヒヤリハット」の段階で注意すること、見逃さないことが、29件の小さな事故や災害も防ぐことができるということです。
 〇階段をおりるときに少し上から飛び降り、けがをしそうになった。
 〇廊下を走っていて、ぶつかりそうになった。
 〇自転車の速度を出しすぎて、転倒しそうになった。
 〇安全確認せず道路を横断しようとした時、自動車が来ていた。 等
 これくらいは大丈夫だろうと安易に思ったことが大きな事故につながります。
 松尾小学校では、6月の教育活動を更に充実させるために「落ち着いた生活・学習態度」を念頭に指導・支援にあたっていきます。子ども達からの訴えや先生方が気付いたこと、保護者や地域の方々からの相談や報告をヒヤリハットとして受け止め、全職員で情報の共有をして重大事故を起こさないようにしていきます。
 家庭・地域の見守りと声かけもどうぞよろしくお願いします。

 ※学校では、様々な植物を育てています。