校長室から

校長室から

ルールからマナーへ

 学校生活を送る上で「きまりを守る」ということがあります。社会にルールがあるように学校にも様々なきまりや約束があります。
 「きまりを守りなさい」とよく言われますが、何のためにきまりがあり、なぜそれらを守る必要があるのでしょうか。また、きまりを守るために必要なものとは何でしょうか。
    きまりや約束は、学校という集団生活の場で、お互いが気持ちよく過ごせるようにするためにあります。それらを守らないと、周りに迷惑をかけてしまいますし、それが、やがては自分に返ってきます。学校は、きまりを守ったり、たくさんの人とかかわったりしながら社会性を身に付ける場でもあります。
 子ども達を見ていると「先生が言ったから」「きまりを破ると怒られるから」といった受け身な考えでいる子どももいます。しかし、初めは受け身な考えでいても、繰り返し失敗を克服していくなかで、「お互いが気持ちよく生活すること」また「自分自身の判断が大切」ということを学んでいくはずです。そのためには、大人が良い行いを褒めたり、失敗したら何がいけなかったのかを一緒に考えたりすることが必要です。失敗と成功の体験の積み重ねが心を育て、判断力を育てることにつながります。このことは学校だけ、家庭だけでできるものではありません。力を合わせてじっくりと時間をかけ、継続していくことが大切です。
 松尾小学校では、「無言清掃」「サイレントゾーン(静かに歩く)」「ノーチャイム」等の取組みも2年目になり、成果を上げています。「やればできる」子ども達です。これからも、子ども達にはその他様々なきまりや約束を守ることをとおして、みんなが気持ちよく生活できるように、また自分自身が正しいことをしていると判断できるようになってほしいと思います。
 「おしゃれは自分のため、身だしなみは他人のため」という言葉があります。ルールは守らなければならないという他律という面もありますが、マナーはきまりというよりは相手への思いやりが優先し、自律的で豊かな集団生活、社会生活へとつながります。
 ルールを守るだけでなく、望ましいマナーを身に付けた大人になることを願います。

    

新年度がスタートして1か月

  22日(木)から始まりました家庭訪問も過日終えることができました。お忙しい中、お時間を取っていただき本当にありがとうございました。家庭訪問でお聞きしたお子様の様子やご要望等を教職員で共有しながら、この一年間、子ども達が楽しく充実した学校生活を送ることができるよう、全力で指導していきます。
 また、新年度がスタートして1か月が過ぎようとしています。子ども達も進級したばかりの緊張した時期を終え、新しい学年に慣れ始めた頃ではないかと思います。明日からの5連休を楽しく安全に過ごすために、連休中の過ごし方について、学校では以下の指導を行いました。御家庭でも重ねてお声掛けいただき、子ども達の意識を高めていけるよう、御協力をお願いします。
 〇コロナ感染防止のため、手洗い、マスクの着用、3密回避をする。
 〇健康な生活・規則正しい生活を送る。「早寝、早起き、朝ごはん」
 〇安全な生活・自転車の乗り方等、交通安全に注意する。 等
 連休明けに全員の元気な顔を見せてください。

※千葉県人権の花(しゃくやく)が満開を迎えようとしています!!

     

人権の花運動
 この運動は、おもに小学生を対象とした啓発運動で、昭和57年度から実施されています。その内容は、学校に配布した苗木、種子、球根などを、子ども達が協力し育てることによって生命の尊さを実感し、その中で豊かな心を育み、優しさと思いやりの心を体得することを目的としたものです。

 

新学期が始まり,10日が過ぎました!

 希望に満ちた新しい学年の始まりと共に,子ども達はそれぞれ新学期の目標を胸にはりきっています。また、どの学級も落ち着いた雰囲気の中で学び合っている様子が見られます。
 先週は、給食が開始されるとともに、身体測定や歯科検診の健康診断を行いました。健康診断は、6月まで続きます。みなさんが,学校生活を安全に安心して過ごすために,「自分のからだを知る」「自分の生活を振り返る」機会にしてもらいたいと思います。
 詳しい日時等は,事前に配付した「ほけんだより」を御覧ください。なお、検診や検査の結果は,受診や再検査が必要な人のみお知らせします。

    

       

1 学校教育目標
      夢と希望をもち、自分の目標に向かって生き生きと活動する児童の育成
   「やさしく、かしこく、たくましく」
(1)(めざす児童像)自分で考え行動する児童
       〇(やさしく)明るく思いやりのあるやさしい児童 
  〇(かしこく)自ら考え表現するかしこい児童 
  〇(たくましく)よく遊びよく学ぶたくましい児童 
(2)(めざす学校像)地域とともに歩む開かれた学校
  〇地域と積極的に連携し、創意を生かし前進する学校
  〇子どもが生き生きと学習する学校
  〇いじめのない笑顔いっぱいの学校
(3)(めざす教師像)学びの志を持った教師
  〇一人一人の子どもを理解し、個性や能力を生かした集団作りのできるプロの教師
  〇学校経営の視点をもって活動する教師
  〇豊かな社会性を持ち、明るい態度で人に接する健康でさわやかな教師

2 基本方針
(1)学校が安心・安全な場所であるために
  〇誰もが「学校にきてよかった。この学校に通わせてよかった。」と思える「居場所・学び」を保障する。
  〇子どもの学校内外での「安全」を確保する。
(2)人間関係を円滑にしていくために「あいさつの心」を育てる。
(3)組織としての機能を最大限に発揮するために、チーム松尾小学校の考えを取り入れた教育活動を推進する。

令和3年度スタート

 保護者の皆様、お子様の御入学、御進級おめでとうございます。子ども達の笑顔と元気な声が学校にあふれ、新しい学校生活がスタートしました。
 令和3年度の松尾小学校は新入生27名を迎え、全校児童205名10学級、そして教職員27名で教育活動が行われます。
 松尾小学校では、今年度も学校教育目標「夢と希望をもち、自分の目標に向かって生き生きと活動する児童の育成」を掲げます。そして、子ども達にとって「学び合い」と「成長の場」であるとともに、「常に楽しい場」となるように教職員一同力を合わせて教育活動に取り組んでいきます。また、新型コロナウイルス感染症予防対策(3密回避・手洗い・マスク着用)をしっかりと行いながら学校生活を進めて行きます。
 保護者・地域の皆様には、今年度も変わらぬ御理解と御支援をよろしくお願いいたします。

   

   

令和2年度修了式

 本日3月24日(水)の修了式をもって、松尾小学校令和2年度の教育活動が終了しました。
 児童一人一人が健康で充実した学校生活を送ることができましたのも、保護者の皆様や地域の方々の御理解と御協力の賜物だと深く感謝申し上げます。
 さて、一年を振り返ってみますと、4月に新しい学年になったことが、ついこの前のように感じられる方もいるのではないでしょうか。過ぎてしまうと、時間がたつのは早く感じられます。
 子ども達は、新型ウイルス感染症対策の為、活動内容が制限された状況の中でしたが、何ができるか、どうしたらできるかを考え、協力して取り組んできました。また、学校教育目標のめざす児童像に掲げてある「やさしく」「かしこく」「たくましく」へと向かって学び続けてきました。
 一年前の子ども達と比べてみると、保護者の方がびっくりするほど変わったことが多くあることに気づくのではないでしょうか。どうぞ、保護者の方々には、この一年の子ども達の姿をほめ、成長を認め、次のステップに向け進んでいけるようバックアップしていただきたいと思います。
 私達教職員も、児童の成長を振り返りながらも、一人一人の課題を明らかにし、その改善に向けて来年度も丁寧に指導・支援にあたりたいと思っております。新年度も変わらぬ御理解と御協力をお願いいたします。
 4月8日には、元気な皆さんが全員そろって、始業式を迎えられることを楽しみにしております。