校長室から
心に響いた 音楽発表会
朝晩めっきり冷え込み、紅葉の便りを耳にするようになってまいりました。
昨日はお忙しいなか、音楽発表会を御覧いただきましてありがとうございました。
今年度は新型コロナウイルス感染症予防のため、低・中・高学年別ではありますが、2年ぶりの音楽発表会を開催することができました。
音楽発表会では、どの学年も合唱・合奏を発表しました。そして音楽部も発表しました。1年生から6年生まで、発達段階の違いはありますが、とても熱心に練習をしてきました。合唱では、曲目に合わせて元気よく声を出したり、リズムに乗ったり、曲のイメージに合う音色や旋律の流れを生かして歌いました。また、合奏では、ゆったりとした旋律で演奏したり、力強い響きや曲目を生かした音の出し方や躍動感あふれるリズムで演奏しました。そして、金管部の演奏も、数少ない練習の中で、パート練習や個人練習を何度も繰り返した成果を出し切り、最高のパフォーマンスで本番を終えました。
すべてが、私たちの心に響くものでした。
子ども達一人一人が、一つの楽器を一生懸命に演奏する姿や一つの歌を心ひとつに精一杯歌う姿がありました。音楽を通して子ども達一人一人、私たちにたくさんの感動を与えてくれた会になったと思います。さらに保護者の方々と、このような子ども達の姿と感動を一緒に共有することができたことも、とてもよかったと思っております。
子ども達は、この音楽発表会を通して、前に向かうことの大事さと一つのことをやりきる心の大切さを学んだことと思います。この経験を糧に、これからの学校生活をより充実して送ってほしいと願っております。
今後も本校教育に御理解・御協力をいただきながら、がんばっている子ども達を励ましていただければ幸いです。
いよいよ11月、今年も後2ヵ月!自分の目標を持ち、前に進んでいこう!!
新型コロナウイルス感染症対策・対応に追われた2021年も後2ヵ月足らずになりました。子ども達は、経験したことのない日々の中を、自分自身を大切にしながら、しっかり目標をもって頑張っています。
本当に暑かった夏を忘れてしまいそうになるぐらいの肌寒い季節になりました。目標をもって頑張ることも大切ですが、そのための健康が何より大切です。新型コロナウイルスはもちろんのことインフルエンザも心配な季節になってきました。健康的な生活を送るため、新しい生活様式を送りつつ、バランスの良い食事と運動、そしてしっかり睡眠をとるなど規則正しい生活を送ることが必要となります。
その中で、本気で考え、本気で学び、本気で体を動かし、豊かな心・健康な体を育み、人間性を高めてほしいと思います。夢や目標を大切にし、チャレンジ精神を持ち続け、しっかり前進することで未来の自分をつくっていくことを願っています。
保護者・地域の皆様、11月も学校教育への御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
秋に頑張り努力したことが、冬を越し春に開花することでしょう。
御声援ありがとうございました。
10月16日(土)秋空の下、今年度の松尾小学校運動会が開催されました。
温かい御声援ありがとうございました。
さて、運動会は、「運動する楽しさを味わう」ことはもちろんですが、「自主性を生かす」ことや「他者と協力する心を身に付けさせる」ことがねらいです。学校では、大きな行事の一つとして、子どもが大きく成長する場に位置付けています。
また、子ども達たちは、保護者の皆様に見てもらえることで、「今ある力」を最大に出そうとします。そして保護者の皆様には、一年一年、できることが増えていく、精一杯に成長している姿を見ていただく場であります。
今回、たくさんの保護者の皆様に見ていただけて開催できたことは、子どもたちにとってそして学校教育にとって大変意義のある大切な日であったと思い、本当に感謝しております。また、参観をいただいた保護者の皆様にも安全対策に一人一人御協力をいただいたり、準備・運営・片付けにもお力添えをいただいたりしたことで運動会が成功したと思います。本当にありがとうございました。
このところ朝夕が肌寒くなりました。深まりゆく秋を感じると共に、学習や多様な体験を通して、子ども達が一層成長する「実りの秋」となりますよう、運動会での頑張りと成長がさらに様々な取り組みに繋がりますよう、学校と家庭、地域とがしっかりと連携していきたいと思います。
今後とも御理解・御協力をよろしくお願いいたします。
6年生は松尾小のリーダーとして、この運動会を立派に運営しました。また、下級生は6年生の演技や応援、立派な仕事ぶりを憧れの眼差しで見つめていました。こうして、松尾小の運動会の歴史が作られ引き継がれていくのだと思います。コロナ禍にありながら、皆で力を合わせて精一杯頑張った運動会は、将来、子ども達が大人になっても忘れられない思い出に残る運動会になることでしょう。
運動会スローガン「炎のように燃え上がれ!いっしょうけんめいゴールに向かえ~みんなに笑顔と感動を~」
明日はいよいよ運動会です。きっと、スローガンのように、炎のように燃え上がりながらゴールに向かう松尾っ子がたくさん見られることでしょう。そして、会場にいるみんなに笑顔と感動を与えてくれることでしょう。
保護者の皆様には、今年度の運動会もコロナ対策による午前中開催や様々な制限等をお願いいたしました。御理解・御協力をお願いいたします。
明日は、松尾地区の宝である子ども達の躍動する姿に温かい声援を送っていただければと思います。そして子ども達と心ひとつに、思い出に残る素晴らしい運動会をつくりあげていただければ幸いです。
~運動会の歴史~
新型コロナウイルスの影響で、残念ながら運動会の中止や延期の話を耳にする機会が増えました。子どもの頃、天気予報を確認しながら楽しみにしていたこと、そして親として子ども達の熱がこもった演技で楽しませてもらった記憶が鮮明に残っている方も多いのではないでしょうか。時に、保護者参加競技で起こる数々のハプニングも、脳裏に焼き付き忘れることができないワンシーンかもしれません。
そもそも、運動会はどこでいつどのようにして始まったのでしょうか?
その起源の定説はいくつかありますが、「運動会」と呼ばれる行事を初めて行ったのは、東京大学だそうです。(明治16年)
その後、初代文部大臣の森有礼が横浜の外国人租界地で行われた陸上競技会を見物して体育教育に有効だと判断したことから、全国の小中学校で運動会を催すように訓令を出しました。しかし命令を出された時代は、まだ教育制度が定まっておらず、そもそも運動場という施設もなかったため、当時はいくつかの学校合同で神社や寺の境内を借り運動会を主催していました。
そして、明治33年、学校に運動場を設置することが義務付けられると、全国的に小中学校でも運動会が行われるようになりました。綱引きなど、運動会に日本の伝統行事として行われてきたものが種目として取り込まれるようになったことで、小学校の運動会に住民も参加するようになっていきました。この結果、運動会が地域をあげての一大イベント、学校と地域の共同のお祭りのような性格をもつようになりました。こうして運動会には弁当を提げた地域住民が、校庭にゴザを敷いて種目に参加したり応援したりで秋の1日を楽しむ、というスタイルが定着しました。
現在も競技内容を変化させつつも、子ども達が行事を通じて成長するという教育的目的はもちろん、子ども達の成長を地域のみんなで喜ぶ行事として行われ続けています。
2学期も1ケ月が過ぎようとしています。
体育館前の花壇やプランターに咲く色とりどりの花々が、学校全体を美しく包んでおります。また、子ども達は、休み時間に友達と一緒に校庭いっぱい元気に遊んだり、授業中先生の話をしっかり聞き、真剣に学習したりと、友達との関わりの中で学級の一員としての意識を高めています。
さて、保護者の皆様には、9月17日のコロナウイルス感染症拡大防止への対策のための臨時休業など、急な連絡にも対応してくださったことに感謝申し上げます。今後とも感染対策を行いながら教育活動を進めていきたいと思います。
ところで、「こぶし腰うかせ」という言葉をご存じでしょうか。
電車等に乗っていて、あとから乗ってきた人のために、腰をこぶし分うかせて席をつめあい、空席をつくることです。そこには、あとから乗ってきた人への思いやりの心があふれています。この「こぶし腰うかせ」は、数多くある「江戸しぐさ」と呼ばれるものの一つです。この他にも、「うかつあやまり」「傘かしげ」など伝え続けられている様々な「しぐさ」があります。
この「江戸しぐさ」を研究している方によると、100万人を超すほど多くの人々が住んでいた江戸の町で、人々がお互いに住みやすいようにと生み出されたのが、この「江戸しぐさ」という文化だそうです。他人とのトラブルを未然に防ぐ、あるいは少しでも軽くしようとする江戸の人々の心意気が生み出した文化だそうです。
相手の立場に立ち、すぐに出来て、見ている人にも気持ちよさを与えるちょっとした素敵な行いということなのでしょう。現在に至っても、「江戸しぐさ」から学ぶことがたくさんあると思います。
廊下に落ちている紙くずを拾ってゴミ箱に捨てる子、困っている子を手伝う子、下級生の面倒を見る子など、相手の立場や相手の気持ちを考えて行動できることは素晴らしいことです。 また、新しい生活様式の中での、マスク着用、3密回避、不要不急・自身や家族内の体調不良時の外出自粛等も同様かもしれません。
10月に入ると、学年行事や運動会・音楽発表会があります。友達と力を合わせることの大切さ等を学ぶ機会が増えます。これからも、松尾小の子ども達のよさをさらに伸ばし、「江戸しぐさ」の心意気を心がけつつ、思いやりの心を育んでいきたいと思います。
保護者の皆様、地域の皆様、今後ともよろしくお願いいたします。
努力の2学期・挑戦の2学期を求めて
夏休み明け、久しぶりに松尾小の子ども達と会い、体も一回り大きく、そしてたくましくなったように感じました。また、何よりも嬉しかったことは、大きな事故やけがもなく、元気な顔を見せてくれたことです。休み中の各家庭や地域での御指導に感謝申し上げます。
2学期は1年の内で最も長い学期です。登校日は、79日です。今までの経験からも、2学期での子ども達の成長はめざましいものがあります。
2学期始業式の校長講話では、子どもたちに、「1年の中で一番長い2学期、少しずつ頑張れること、挑戦してみることを見つけてほしい」と語りかけました。
子ども達には、初めから無理だと諦めず、失敗を恐れずに、少しずつでいいから、自分なりの「努力の2学期」・「挑戦の2学期」を求めてほしいと願っています。そうすれば、きっと「もっと好きになれる自分」と出会うことができると思います。
2学期には、大きな行事も予定されています。コロナウイルス感染症対策を進めながらの教育活動を進めていきます。
保護者・地域の皆様には、2学期も変わらぬ御支援と御協力をどうぞよろしくお願いいたします。
手塩にかける
1学期の間、学校が昨年のように休業することもなく教育活動を続けることができたことは喜ばしいことではありますが、まだまだ活動の制限や感染防止策の必要な状況です。2学期が始まる頃には状況が少しでも改善されていることを期待したいところです。
さて、本日をもって69日間(1年生は68日)の1学期が終了しました。この間、子ども達は日々健康で、学習に落ち着いて取り組み、大変充実した毎日を過ごすことができました。これも、保護者や地域の皆様の御理解と御協力のおかげと感謝申しあげます。
話は変わりますが、現在学校では、花壇やプランターに様々な花を育てています。
子ども達や先生方が愛情たっぷりの水を毎日注いでいますので、どれも育ちはすごいです。花の咲き方はまさしく個性そのものです。早く大きくなって花を咲かせるもの、小さくても見事な花を咲かせるものなど様々です。育てる方にとっては気が気でありませんが、花は自分なりに精一杯咲かせようとがんばっています。
ところで、「親である」ことと「親になる」ことは違うと言うことをご存じでしょうか。子どもができれば、誰でも「親である」と言えます。しかし、子どもを支え導く安心基地となれるよう励むのが「親になる」ことだと言うそうです。子育てにマニュアルはないので、先達から学び、手探りで、良かれと思う方法を試すしかありません。その中で様々経験し、親として成長するのものです。
また、手塩にかけるという言葉もあります。自らいろいろと世話をして大切に育てることだそうです。
学校の花壇の花も、いつのまにか手塩にかけていたのでしょうか。いつの間にか、情が移り、願いを込めて、懸命にかかわっていたのかもしれません。
保護者の皆様には、これからも我が子を手塩にかけ、笑顔の花をたくさん咲かせていただければと思います。
日常的に運動・スポーツを!
早いもので、あと2週間程で1学期が終わります。1学期の間、学校が昨年のように休業することもなく教育活動を続けることができたことは喜ばしいことではありますが、まだまだ活動の制限や感染防止策の必要な状況です。2学期が始まる頃には状況が少しでも改善されていることを期待したいところです。
さて、子ども達は、天気のよい日の休み時間に校庭で元気いっぱいに遊んでいます。
日本の子どもの身体活動に関する指針には、文部科学省が示した幼児期運動指針と日本スポーツ協会が示した子どもの身体活動ガイドラインの2つがあり、いずれも毎日60分以上体を動かすことを推奨しています。
文部科学省の元年度調査結果からは、幼児の運動する時間が少なくなっていることが明らかになっています。4割を超える幼児の外遊びの時間が1日1時間(60分)未満となっています。また、スポーツ庁の調査では、体育・保健体育の授業を除く1週間の総運動時間が420分以上である児童生徒の割合は、小学校男子51.4%、女子30.0%、中学校の男子82.1%、女子60.4%となっています。
当然、男女ともに入学前に外遊びをしていた頻度が高い児童ほど体力テストの合計点が高くなり、1週間の運動時間が420分以上の児童生徒と420分未満の児童生徒を比較すると、420分以上の児童生徒のほうが体力合計点は高い傾向にあるようです。
昔と比べ生活様式が変化したこと、情報機器と接する時間が増加したこと、手軽な遊び場が少なくなってきたことなどで、子ども達の運動する機会が減少していると感じている方もいらっしゃると思います。今はパソコンやスマホやゲーム機や多チャンネル放送などの多様な選択肢があり、意識的に体を動かすことをしないと運動する機会が少なくなります。成長期の運動により体力の基礎を培うことは、これからの人生を健康に過ごすためにも非常に重要です。子供たちには、屋外で遊んだり、スポーツに親しんだりする機会を意識してつくり、楽しみながら積極的に体を動かすことをさせたいものです。
外で体を動かすことが大好きな子どもはたくさんいますが、体育の授業だけでなく、様々な活動をとおして楽しく体を動かす機会を工夫しながらつくっていきたいと思います。
熱中症事故防止・対策、体育の授業におけるマスク着用について
令和2年度には、全国の学校の管理下において3,000件を超える熱中症事故が発生しています。また、運動を行う際にマスクを着用する場合、十分な呼吸ができなくなるリスクや熱中症になるリスクも指摘されています。
これからの季節、学校では、以下の点について再度確認し、新型コロナウイルス感染症予防と熱中症予防を両立させていきたいと思います。
保護者の皆様も体調には十分気をつけてください。
1 熱中症予防
(1)暑さを避ける。(涼しい服装、エアコン・サ-キュレーターの活用)
(2)こまめに水分補給をする。(のどが渇いていなくても水分補給)
(3)暑さに関する情報を確認する。(暑さ指数・熱中症警戒アラート等)
(4)授業内容や気温上昇により熱中症などの健康被害が発生する可能性が高いと判断した場合は、喚起や児童の間に十分な距離を保つなどの配慮をした上で、マスクを外す指示をする。
(5)児童本人が暑さで息苦しいと感じた時などは、マスクを外したり、一時的に片耳だけにかけて呼吸をしたりするなど、本人の判断でも適切に対応できるように指導する。
2 体育時におけるマスクの着用
運動時のマスク着用による身体へのリスクを考慮して、学校の体育の授業におけるマス クの着用はさせないが、体育の授業における感染リスクを避けるためには、地域の感染状況を踏まえ、児童生徒の間隔を十分に確保するなど、次の事項を十分に踏まえた対策を講じる。
(1)児童が集合・整列する場面を少なくし,身体的距離を確保する。
(2)用具の使用後の消毒や授業の前後に手洗いを徹底する。
(3)見学者にはマスクを着用させる。
(4)児童が教え合う場面では互いの距離を確保するとともに、児童に不必要な会話や発声を行わないよう指導する。
なお、すべて「必ずマスクを外さなければならない」という指導ではなく、児童がマスクの着用を希望する場合は、マスクの着用を否定するものではありません。ただ、マスクの着用時に運動や活動を行う際には、呼気が激しくなるような運動や活動を行うことを控えたり、児童の呼吸が苦しい様子が見られる場合は、必要に応じてマスクを外し、他の児童との距離を確保して休憩するよう指導します。
御理解御協力をよろしくお願いします。
※参考 文科省・スポーツ省・山武市教育委員会マニュアル
1学期の中間地点
季節が春から梅雨へ、そして夏へと変わる1学期の中間地点です。子ども達も、新しい先生や環境に慣れて、本来の自分を発揮しています。
さて、アメリカの安全技師ハインリッヒが安全に関して発表した「1:29:300」という法則があるのを御存じでしょうか。
それは「1件の大きな事故や災害が発生する背景に、29件の小さな事故や災害、300件のヒヤリハットがある」という警告として、安全活動の中で多く採りあげられているものです。「ヒヤリハット」とは、事故になってもおかしくなかった状況を「冷や汗をかく…ヒヤリ」「声も出ず息をのむ…ハット」で表した造語です。
では、このハインリッヒの法則から何を学ぶことができるでしょうか?
1件の大きな事故を防ぐためには、「ヒヤリハット」の段階で注意すること、見逃さないことが、29件の小さな事故や災害も防ぐことができるということです。
〇階段をおりるときに少し上から飛び降り、けがをしそうになった。
〇廊下を走っていて、ぶつかりそうになった。
〇自転車の速度を出しすぎて、転倒しそうになった。
〇安全確認せず道路を横断しようとした時、自動車が来ていた。 等
これくらいは大丈夫だろうと安易に思ったことが大きな事故につながります。
松尾小学校では、6月の教育活動を更に充実させるために「落ち着いた生活・学習態度」を念頭に指導・支援にあたっていきます。子ども達からの訴えや先生方が気付いたこと、保護者や地域の方々からの相談や報告をヒヤリハットとして受け止め、全職員で情報の共有をして重大事故を起こさないようにしていきます。
家庭・地域の見守りと声かけもどうぞよろしくお願いします。
※学校では、様々な植物を育てています。