校長室から

校長室から

35名の松尾っ子、卒業おめでとう!!

 一雨ごとに春めいている中、3月18日(金)に松尾小学校第3回卒業証書授与式が行われました。今年度も、新型コロナウイルス感染対策のため、在校生は参加せず、来賓の方も教育委員会の方1名だけの参加という、規模を縮小した形で行いました。
 卒業証書を手渡した時の卒業生の顔は、喜びにあふれ、希望に輝いていました。また、立派になった卒業生の凛とした態度に、未来を切り拓いていこうとする強い決意を感じました。
 しかし、卒業生が心身ともにたくましく成長し、卒業を迎えることができたのは、幼い頃から健やかな成長を願い、一生懸命に育てられた御家族がいたからです。また、安全に安心して登下校ができるようにと、毎日優しく見守っていただいた地域の方がいたからです。そして、深い愛情をもって指導してきた先生方や絆で強く結ばれた友達がいたからです。卒業生には、これまでお世話になってきたこれら大勢の方々に、これからも感謝の気持ちを持ち続けてほしいと思います。
 よく卒業は新しい人生の出発点であると言われます。卒業生の皆さんは中学校に進まれても、小学校で学んだことを大切に、未来に夢を抱き、その夢に向かって意志高く学び続けていってください。そして、自分の人生に、全力を尽くしてください。卒業生の健闘を祈ります。
 卒業生の保護者の皆様、お子様の御卒業、誠におめでとうございます。お子様が立派に成長された姿を前にされ、さぞお喜びのことと思います。皆様には、これまで松尾小学校をあたたかく見守り、しっかりと支えていただきました。皆様の御理解と御協力に、学校を代表し、厚くお礼申し上げます。

   

   

 

卒業式予行練習

 明後日の卒業式を前に、予行練習を行いました。呼名された後の「返事」や、証書を受け取る際の手の出し方、お辞儀をする際の背骨や首や角度、歩いているときの視線や胸の張り方など・・・どれをとっても立派です。頼もしくさえ感じました。 
 適度な緊張感を保ち、「思い出に残る素晴らしい卒業式にしよう!」という6年生の強い意志を感じた予行練習でした。
 また、5年生は当日出席しませんが、来年のために予行練習だけ保護者の席に座って見学しました。

   

6年生を送る会

   3月8日(火)2~3校時、「6年生を送る会」を行いました。
 感染症対策のために、体育館には6年生と運営の5年生だけが入り、あらかじめ各学年で6年生へのメッセージを撮影しておいた動画を見てもらいました。また、他の学年も同じ時間に教室で動画を見ました。
 どの学年も呼びかけやダンス、劇などにより6年生への感謝の気持ちを表現しました。全校で集まることができなかったのは残念でしたが、どの学年の発表も6年生のために一生懸命準備したことが伝わってきました。離れていても各教室からの大きな拍手が聞こえてくるようで、会は終始温かい雰囲気で進んでいきました。
 また,この会は5年生が中心となって準備、運営をしっかりと行いました。来年度,最上級生となる5年生の自覚も感じられるすばらしい会となりました。
 6年生も安心して5年生にバトンを渡すことができるのではないでしょうか。
 3月8日は、各学年一人一人の成長にもつながっていることを感じて、大変嬉しい気持ちで一杯になりました。
 6年生は18日(金)が卒業式です。残された日々を大切にしながら、いい思い出をたくさん作って、立派に卒業してほしいと思います。

   

   

 

成長の中に

 寒さの中にも春の訪れを感じる今日この頃です。様々な木をよく見ると、芽が出始めて、花を咲かせる準備をしています。
 子ども達にとっては一年間のまとめとなる時期ですが、一日一日を大切にして、学級の友達や先生方と多くの思い出をつくってほしいと思います。
 さて、3月は多くの活動の中で、いつもリーダーとして活躍していた6年生35名が卒業を迎えます。各学年が、6年生への感謝の気持ちや卒業をお祝いする気持ちを伝えようと準備を進めています。    
 6年生には、それらの思いをしっかりと受けとめ自信をもって松尾小学校を巣立っていってほしいと思います。今年度の6年生の学年スローガンは「挑戦」です。様々な活動の中で、自分たちの姿が松尾小学校の姿であるという気持ちをもち、下級生の道しるべとして素敵な姿をたくさん見せました。「何事にも前向きに取り組む」という力強いスローガンでした。この姿勢は、5年生にしっかりと受け継がれ松尾の伝統として根付いていくことと思います。
 そのバトンを受け継ぐ5年生は、「ハーモニー」をスローガンとし、多くのことに「協力」した一年間でした。3月は、学校全体を見ながら「更に協力」し、4月からは、最高学年として松尾小学校をリードしていってくれるものと期待しています。その他の学年も、この一年、学級の目標に向かって、心を一つにして進んできました。その振り返りを行いながら、次の学年に向けて準備をしていきます。
 3月は是非、御家庭でも卒業や進級を前にして一年間を振り返り、お子様の成長を一緒に喜んでいただけたらと思います。子ども達の成長には、一人ひとりの頑張りと努力が、そして、それを支えてくださったたくさんの人の励ましがあったことと思います。子どもたちの成長の中にあるその見えないものをしっかりと見つめさせたいとも思います。
 残り少ない令和3年度ですが、変わらぬ御理解・御協力をよろしくお願いいたします。

   

2月を迎えました!

 日差しも明るく、日も少し長くなったように感じます。
 早いもので2月に入りました。コロナウイルス感染症が今後どうなるか気になるところではありますが、引き続き感染症予防に努めていきたいと思います。 
 さて学校では、「まとめの時期」に入りました。始まりがあれば、終わりもあります。子ども達は、学年の始めや学期ごとに目標を立てたことでしょう。目標の達成度はどうだったのでしょうか。
 「初心忘るべからず」という言葉があります。これは世阿弥が考えた言葉で、今では「最初の志を忘れてはならない」という意味で使われています。しかし、世阿弥が意図とすることは少し違っていたようです。「初心を忘れるな」とは、人生の試練の時に、どうやってその試練を乗り越えていったのかという経験を忘れるなということだそうです。
 これから子ども達が成長していく過程には、様々な試練が待ち受けています。そんなとき助けになるのは、家族や友人、まわりの人々、そして、自分です。今まで自分が経験してきた試練をどう乗り越えたのか、それを思い出せるかどうかが重要なポイントではないでしょうか。 
 今年度も残り2か月、生活や学習をまとめる上で、分からないこと、忘れたこと、できなかったこと等をもう一度振り返らせ、確実なものにさせていきたいと考えます。
 保護者の皆様には、変わらぬ御理解と御協力をお願いいたします。

      

         

避難訓練

 1月13日(木)に避難訓練を行いました。
 避難訓練は疑似体験ではありますが、いざという時に適切な行動を取ることができるように経験を積むものです。そして、自分の命を守るための重要な行事です。
 子ども達の避難する様子を見ていて、あわてて避難する子どもやふざけて避難する子どもが一人もなく、それぞれが真剣な態度で避難できたのは大変よかったと思います。また、「おさない」「かけない」「しゃべらない」「もどらない」という「お・か・し・も」の約束を守って避難できました。
 人間は経験をすることによって、行動の仕方を学びます。子ども達も、避難訓練を繰り返し行うことによって、その効果が期待できることでしょう。 
 予知の技術が進歩したとはいえ、天災はまだまだ「いつ」「どこで」「どの程度」の天災に遭遇するか分かりません。火災等の人間に起因する人災も予測できません。また、「地震・火災」の他にも「津波」「強風」「河川の増水」そして、それに伴う停電・浸水など多岐にわたる危機管理が要求されるようになったとつくづく思います。
 私たちは災害をついつい他人事のように感じてしまいがちです。しかし、この新型コロナウイルス感染症についても、こんな状況になるということを想像していたでしょうか?
 御家庭でも、いざという時の準備、「心の準備」、「物の準備」、家族との「連絡の準備」等、共有事項を話し合ってほしいと思います。 

   

 

                  

令和4年(2022年)のスタートです!

 いよいよ令和4年(2022年)、新しい一年が始まりました。
 新型コロナウイルス感染症については、厳しい状況が今後も続いていくことが予想されます。しかし、悲観ばかり、不安ばかり、心配ばかりしていても何も始まりません。しっかりと前を向いて力強く進んでいきたいと思います。新しい年はスタートし、ひと時も休むことなく、時を刻み、進んでいきます。令和4年が全ての人々にとって、輝かしく幸せな一年になりことを願ってやみません。
 さて、学校は、いよいよ3学期を迎え、各学年とも締めくくりの段階に入りました。子ども達はこの節目のなかで、「今年こそは」と新しい年の夢を描いたり、目標を立てていることでしょう。夢や目標は、1年生にとっても、卒業を前にした6年生においても、その後の成長に重要な役割を果たします。
 この3学期は、1年間の総まとめの時期として、次の年度に確かにつなげる力を育てることを大切にしていきたいと思います。
 また、今年は新しい校舎の完成とともに、教育環境が大きく変化する年となります。 
 教育には、「不易と流行」という言葉がよく使われています。これは、松尾芭蕉の弟子が書いたものの中に、芭蕉の言葉として残されたものからできた言葉です。「不易」とは「時代を超えてもずっと変わらない価値のあるもの」のことで、「流行」とは「その時々の時代の変化に合わせて変えていくもの」のことです。そして、その両方が大切だとしています。つまり、「不変の真理を知らなければ基礎は確立せず、変化を知らなければ新たな進展がない」ということです。
 教育環境が変化していく年だからこそ「不易と流行」に目を向け、先を見据えながらも、何が大切なのかを十分に吟味して、変化を恐れず必要なことを実践していく、そんな年にしていきたいと思います。
 一日一日を大事にしながら、子ども達の夢や願いを実現させるための力を付けられるよ
うに、令和4年も教職員一同、努力して参ります。保護者の皆様、地域の皆様、関係者の皆様には、今年も変わらぬ御理解と御協力をよろしくお願いいたします。

   

2学期、御協力ありがとうございました!

 本日、2学期の終業式を迎えました。
 保護者・地域の皆様には、学校教育活動への御理解・御協力、本当にありがとうございました。
 2学期は、季節が夏から秋へ、そして冬へと変わっていった学期でした。この季節の移り変わりと同じくらい、どの子ども達も様々な部分で確実に変化・成長したことと思います。
 さて、人は年齢分の「1」の大きさで変わっていくということを聞いたことがあります。例えば2歳の子どもは、1歳から2歳にかけて「1/2」も変化するということです。半分も変わってしまう・・・。そう言えば、私の子どもが歩けるようになったり、話せるようになったりした時が1歳頃から2歳だったことを思い出します。
 ちなみに、私は58歳ですから「1/58」の変化をするということになります。正直言って、変わったところを探すのが大変です。しかし、変化は成長ですから、いくつになっても確実にどこかは成長しているのかなと思います。
 こう考えていくと、低学年の子どもの方が大きく変化をしますから、低学年の経験は大切なことだと気づかされます。また、人生100年時代を生きる子ども達にとって、小学校生活はその基礎をつくる大切な時期と考えられます。できなかったことも必ずできるように変化をする時期が、小学校から中学校にかけての年代ということになります。
 個人面談では、子どもの全ての成長の様子や課題をお伝えすることはできませんでしたが、2学期のノート、製作したもの、作文、テストなどを一緒に見返しながら、「できたこと」「できるようになったこと」「前よりも良くなったこと」を大いにほめてあげていただきたいと思います。そして、次に頑張ることも一緒に考えてほしいと思います。それが新年の目標になるよう、お家の方と一緒に決めてみてください。
 冬休みは家庭で過ごす休みです。年末年始での日本文化に触れる休みです。お手伝いがたくさんある休みです。お金をもらうことが多い休みです。家族でいろいろなお話をし、家族でお手伝いで助け合い、家族でお金を使うルールを決め、子どもにとっての1/〇の大きな変化と共に、しっかりと心に刻まれる年末年始休みを過ごせることを願っています。
 1月6日には、さらに成長した姿で元気に登校してくれることを楽しみにしています。
 皆様、よいお年をお迎えください。

   

 

 

心に残った2日間! 松尾小修学旅行!!

 12月3日(木)・4日(金)、子ども達にとって小学校生活の一大行事である修学旅行を行いました。2日間とも天候に恵まれ、予定どおりの活動ができました。
 修学旅行は、日常と異なる生活環境の中にあって見聞を広げ、集団生活のきまりを守り、公衆道徳について望ましい体験を得ること等を目的としています。
 班行動では、時間を意識した行動が見られました。みんなが早めに行動し、集合時刻に遅れるということがありませんでした。また、あいさつや話を聞く態度など、礼節とマナーが身に付いてきていると感じる場面がありました。さすがです。
 例年とは違って千葉県内での旅行でしたが、普段一緒に学んでいる松尾小学校の友達との交流も含め、貴重な体験をすることができました。心に残ったものは一人一人違ったかもしれませんが、学年の仲間と過ごした時間は全員にとって大切なものになったと思います。
 私自身、この子ども達と一緒に修学旅行を経験できてとても嬉しかったです。また、各施設でのコロナ対策も万全で、安心して旅行を楽しむことが出来ました。各施設の方々にも感謝したいと思います。
  保護者の皆様には、御理解・御協力いただきありがとうございました。

    

    

 

『あっという間』の一年

 今年も「あっという間」に1年が終わろうとしています。今年も残すところ、あと1ヶ月となりました。
 年末になると、様々なイベントやそれに関する話題がニュースに流れます。紅白出場歌手の発表や箱根駅伝関連、また今年の漢字や流行語大賞等々・・。また、社会全体の動きもあわただしくなってきたような気がします。
 さて、学校では、12月に入ると、2学期のまとめが待っています。
 これまで学習してきたことの確認や復習を行うとともに、日々の生活を振り返り、3学期へとつなげていきます。また、6年生は、延期となってしまった修学旅行に明日から出発します。6年生の子ども達には、思い出に残る楽しい修学旅行を経験してきてほしいと願っています。
 新型コロナウイルス感染症の流行により、多くの行事が変更にはなったものの、何とか今まで無事に行うことができています。これもひとえに保護者や地域の方々、そして苦しい現状にも負けず、頑張ってくれている子ども達のおかげだと思います。本当に感謝しています。
 あとわずかとなった2021年ですが、松尾小学校職員一同、子どもたちのために最後まで精一杯頑張って参りたいと思っております。
 12月も御理解・御協力をどうぞよろしくお願いいたします。

   

 

心に響いた 音楽発表会

 朝晩めっきり冷え込み、紅葉の便りを耳にするようになってまいりました。
 昨日はお忙しいなか、音楽発表会を御覧いただきましてありがとうございました。
 今年度は新型コロナウイルス感染症予防のため、低・中・高学年別ではありますが、2年ぶりの音楽発表会を開催することができました。
 音楽発表会では、どの学年も合唱・合奏を発表しました。そして音楽部も発表しました。1年生から6年生まで、発達段階の違いはありますが、とても熱心に練習をしてきました。合唱では、曲目に合わせて元気よく声を出したり、リズムに乗ったり、曲のイメージに合う音色や旋律の流れを生かして歌いました。また、合奏では、ゆったりとした旋律で演奏したり、力強い響きや曲目を生かした音の出し方や躍動感あふれるリズムで演奏しました。そして、金管部の演奏も、数少ない練習の中で、パート練習や個人練習を何度も繰り返した成果を出し切り、最高のパフォーマンスで本番を終えました。
 すべてが、私たちの心に響くものでした。
 子ども達一人一人が、一つの楽器を一生懸命に演奏する姿や一つの歌を心ひとつに精一杯歌う姿がありました。音楽を通して子ども達一人一人、私たちにたくさんの感動を与えてくれた会になったと思います。さらに保護者の方々と、このような子ども達の姿と感動を一緒に共有することができたことも、とてもよかったと思っております。
 子ども達は、この音楽発表会を通して、前に向かうことの大事さと一つのことをやりきる心の大切さを学んだことと思います。この経験を糧に、これからの学校生活をより充実して送ってほしいと願っております。
 今後も本校教育に御理解・御協力をいただきながら、がんばっている子ども達を励ましていただければ幸いです。

    

     

 

いよいよ11月、今年も後2ヵ月!自分の目標を持ち、前に進んでいこう!!

 新型コロナウイルス感染症対策・対応に追われた2021年も後2ヵ月足らずになりました。子ども達は、経験したことのない日々の中を、自分自身を大切にしながら、しっかり目標をもって頑張っています
 本当に暑かった夏を忘れてしまいそうになるぐらいの肌寒い季節になりました。目標をもって頑張ることも大切ですが、そのための健康が何より大切です。新型コロナウイルスはもちろんのことインフルエンザも心配な季節になってきました。健康的な生活を送るため、新しい生活様式を送りつつ、バランスの良い食事と運動、そしてしっかり睡眠をとるなど規則正しい生活を送ることが必要となります。
 その中で、本気で考え、本気で学び、本気で体を動かし、豊かな心・健康な体を育み、人間性を高めてほしいと思います。夢や目標を大切にし、チャレンジ精神を持ち続け、しっかり前進することで未来の自分をつくっていくことを願っています。
 保護者・地域の皆様、11月も学校教育への御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
 秋に頑張り努力したことが、冬を越し春に開花することでしょう。

    

 

 

御声援ありがとうございました。

 10月16日(土)秋空の下、今年度の松尾小学校運動会が開催されました。
 温かい御声援ありがとうございました。
 さて、運動会は、「運動する楽しさを味わう」ことはもちろんですが、「自主性を生かす」ことや「他者と協力する心を身に付けさせる」ことがねらいです。学校では、大きな行事の一つとして、子どもが大きく成長する場に位置付けています。
 また、子ども達たちは、保護者の皆様に見てもらえることで、「今ある力」を最大に出そうとします。そして保護者の皆様には、一年一年、できることが増えていく、精一杯に成長している姿を見ていただく場であります。
 今回、たくさんの保護者の皆様に見ていただけて開催できたことは、子どもたちにとってそして学校教育にとって大変意義のある大切な日であったと思い、本当に感謝しております。また、参観をいただいた保護者の皆様にも安全対策に一人一人御協力をいただいたり、準備・運営・片付けにもお力添えをいただいたりしたことで運動会が成功したと思います。本当にありがとうございました。
 このところ朝夕が肌寒くなりました。深まりゆく秋を感じると共に、学習や多様な体験を通して、子ども達が一層成長する「実りの秋」となりますよう、運動会での頑張りと成長がさらに様々な取り組みに繋がりますよう、学校と家庭、地域とがしっかりと連携していきたいと思います。
 今後とも御理解・御協力をよろしくお願いいたします。

    

         

 6年生は松尾小のリーダーとして、この運動会を立派に運営しました。また、下級生は6年生の演技や応援、立派な仕事ぶりを憧れの眼差しで見つめていました。こうして、松尾小の運動会の歴史が作られ引き継がれていくのだと思います。コロナ禍にありながら、皆で力を合わせて精一杯頑張った運動会は、将来、子ども達が大人になっても忘れられない思い出に残る運動会になることでしょう。

運動会スローガン「炎のように燃え上がれ!いっしょうけんめいゴールに向かえ~みんなに笑顔と感動を~」

 明日はいよいよ運動会です。きっと、スローガンのように、炎のように燃え上がりながらゴールに向かう松尾っ子がたくさん見られることでしょう。そして、会場にいるみんなに笑顔と感動を与えてくれることでしょう。
 保護者の皆様には、今年度の運動会もコロナ対策による午前中開催や様々な制限等をお願いいたしました。御理解・御協力をお願いいたします。
 明日は、松尾地区の宝である子ども達の躍動する姿に温かい声援を送っていただければと思います。そして子ども達と心ひとつに、思い出に残る素晴らしい運動会をつくりあげていただければ幸いです。
 
 ~運動会の歴史~
 新型コロナウイルスの影響で、残念ながら運動会の中止や延期の話を耳にする機会が増えました。子どもの頃、天気予報を確認しながら楽しみにしていたこと、そして親として子ども達の熱がこもった演技で楽しませてもらった記憶が鮮明に残っている方も多いのではないでしょうか。時に、保護者参加競技で起こる数々のハプニングも、脳裏に焼き付き忘れることができないワンシーンかもしれません。
 そもそも、運動会はどこでいつどのようにして始まったのでしょうか?
 その起源の定説はいくつかありますが、「運動会」と呼ばれる行事を初めて行ったのは、東京大学だそうです。(明治16年)
 その後、初代文部大臣の森有礼が横浜の外国人租界地で行われた陸上競技会を見物して体育教育に有効だと判断したことから、全国の小中学校で運動会を催すように訓令を出しました。しかし命令を出された時代は、まだ教育制度が定まっておらず、そもそも運動場という施設もなかったため、当時はいくつかの学校合同で神社や寺の境内を借り運動会を主催していました。
 そして、明治33年、学校に運動場を設置することが義務付けられると、全国的に小中学校でも運動会が行われるようになりました。綱引きなど、運動会に日本の伝統行事として行われてきたものが種目として取り込まれるようになったことで、小学校の運動会に住民も参加するようになっていきました。この結果、運動会が地域をあげての一大イベント、学校と地域の共同のお祭りのような性格をもつようになりました。こうして運動会には弁当を提げた地域住民が、校庭にゴザを敷いて種目に参加したり応援したりで秋の1日を楽しむ、というスタイルが定着しました。
 現在も競技内容を変化させつつも、子ども達が行事を通じて成長するという教育的目的はもちろん、子ども達の成長を地域のみんなで喜ぶ行事として行われ続けています。

2学期も1ケ月が過ぎようとしています。

 体育館前の花壇やプランターに咲く色とりどりの花々が、学校全体を美しく包んでおります。また、子ども達は、休み時間に友達と一緒に校庭いっぱい元気に遊んだり、授業中先生の話をしっかり聞き、真剣に学習したりと、友達との関わりの中で学級の一員としての意識を高めています。
 さて、保護者の皆様には、9月17日のコロナウイルス感染症拡大防止への対策のための臨時休業など、急な連絡にも対応してくださったことに感謝申し上げます。今後とも感染対策を行いながら教育活動を進めていきたいと思います。
 ところで、「こぶし腰うかせ」という言葉をご存じでしょうか。
電車等に乗っていて、あとから乗ってきた人のために、腰をこぶし分うかせて席をつめあい、空席をつくることです。そこには、あとから乗ってきた人への思いやりの心があふれています。この「こぶし腰うかせ」は、数多くある「江戸しぐさ」と呼ばれるものの一つです。この他にも、「うかつあやまり」「傘かしげ」など伝え続けられている様々な「しぐさ」があります。
 この「江戸しぐさ」を研究している方によると、100万人を超すほど多くの人々が住んでいた江戸の町で、人々がお互いに住みやすいようにと生み出されたのが、この「江戸しぐさ」という文化だそうです。他人とのトラブルを未然に防ぐ、あるいは少しでも軽くしようとする江戸の人々の心意気が生み出した文化だそうです。
 相手の立場に立ち、すぐに出来て、見ている人にも気持ちよさを与えるちょっとした素敵な行いということなのでしょう。現在に至っても、「江戸しぐさ」から学ぶことがたくさんあると思います。
 廊下に落ちている紙くずを拾ってゴミ箱に捨てる子、困っている子を手伝う子、下級生の面倒を見る子など、相手の立場や相手の気持ちを考えて行動できることは素晴らしいことです。 また、新しい生活様式の中での、マスク着用、3密回避、不要不急・自身や家族内の体調不良時の外出自粛等も同様かもしれません。
 10月に入ると、学年行事や運動会・音楽発表会があります。友達と力を合わせることの大切さ等を学ぶ機会が増えます。これからも、松尾小の子ども達のよさをさらに伸ばし、「江戸しぐさ」の心意気を心がけつつ、思いやりの心を育んでいきたいと思います。 
 保護者の皆様、地域の皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

努力の2学期・挑戦の2学期を求めて

 夏休み明け、久しぶりに松尾小の子ども達と会い、体も一回り大きく、そしてたくましくなったように感じました。また、何よりも嬉しかったことは、大きな事故やけがもなく、元気な顔を見せてくれたことです。休み中の各家庭や地域での御指導に感謝申し上げます。
 2学期は1年の内で最も長い学期です。登校日は、79日です。今までの経験からも、2学期での子ども達の成長はめざましいものがあります。
 2学期始業式の校長講話では、子どもたちに、「1年の中で一番長い2学期、少しずつ頑張れること、挑戦してみることを見つけてほしい」と語りかけました。
 子ども達には、初めから無理だと諦めず、失敗を恐れずに、少しずつでいいから、自分なりの「努力の2学期」・「挑戦の2学期」を求めてほしいと願っています。そうすれば、きっと「もっと好きになれる自分」と出会うことができると思います。
 2学期には、大きな行事も予定されています。コロナウイルス感染症対策を進めながらの教育活動を進めていきます。
 保護者・地域の皆様には、2学期も変わらぬ御支援と御協力をどうぞよろしくお願いいたします。

    

            

 

手塩にかける

 1学期の間、学校が昨年のように休業することもなく教育活動を続けることができたことは喜ばしいことではありますが、まだまだ活動の制限や感染防止策の必要な状況です。2学期が始まる頃には状況が少しでも改善されていることを期待したいところです。
 さて、本日をもって69日間(1年生は68日)の1学期が終了しました。この間、子ども達は日々健康で、学習に落ち着いて取り組み、大変充実した毎日を過ごすことができました。これも、保護者や地域の皆様の御理解と御協力のおかげと感謝申しあげます。
 話は変わりますが、現在学校では、花壇やプランターに様々な花を育てています。
 子ども達や先生方が愛情たっぷりの水を毎日注いでいますので、どれも育ちはすごいです。花の咲き方はまさしく個性そのものです。早く大きくなって花を咲かせるもの、小さくても見事な花を咲かせるものなど様々です。育てる方にとっては気が気でありませんが、花は自分なりに精一杯咲かせようとがんばっています。
 ところで、「親である」ことと「親になる」ことは違うと言うことをご存じでしょうか。子どもができれば、誰でも「親である」と言えます。しかし、子どもを支え導く安心基地となれるよう励むのが「親になる」ことだと言うそうです。子育てにマニュアルはないので、先達から学び、手探りで、良かれと思う方法を試すしかありません。その中で様々経験し、親として成長するのものです。
 また、手塩にかけるという言葉もあります。自らいろいろと世話をして大切に育てることだそうです。
 学校の花壇の花も、いつのまにか手塩にかけていたのでしょうか。いつの間にか、情が移り、願いを込めて、懸命にかかわっていたのかもしれません。
 保護者の皆様には、これからも我が子を手塩にかけ、笑顔の花をたくさん咲かせていただければと思います。

   

      

 

日常的に運動・スポーツを!

 早いもので、あと2週間程で1学期が終わります。1学期の間、学校が昨年のように休業することもなく教育活動を続けることができたことは喜ばしいことではありますが、まだまだ活動の制限や感染防止策の必要な状況です。2学期が始まる頃には状況が少しでも改善されていることを期待したいところです。
 さて、子ども達は、天気のよい日の休み時間に校庭で元気いっぱいに遊んでいます。
 日本の子どもの身体活動に関する指針には、文部科学省が示した幼児期運動指針と日本スポーツ協会が示した子どもの身体活動ガイドラインの2つがあり、いずれも毎日60分以上体を動かすことを推奨しています。
 文部科学省の元年度調査結果からは、幼児の運動する時間が少なくなっていることが明らかになっています。4割を超える幼児の外遊びの時間が1日1時間(60分)未満となっています。また、スポーツ庁の調査では、体育・保健体育の授業を除く1週間の総運動時間が420分以上である児童生徒の割合は、小学校男子51.4%、女子30.0%、中学校の男子82.1%、女子60.4%となっています。
 当然、男女ともに入学前に外遊びをしていた頻度が高い児童ほど体力テストの合計点が高くなり、1週間の運動時間が420分以上の児童生徒と420分未満の児童生徒を比較すると、420分以上の児童生徒のほうが体力合計点は高い傾向にあるようです。
 昔と比べ生活様式が変化したこと、情報機器と接する時間が増加したこと、手軽な遊び場が少なくなってきたことなどで、子ども達の運動する機会が減少していると感じている方もいらっしゃると思います。今はパソコンやスマホやゲーム機や多チャンネル放送などの多様な選択肢があり、意識的に体を動かすことをしないと運動する機会が少なくなります。成長期の運動により体力の基礎を培うことは、これからの人生を健康に過ごすためにも非常に重要です。子供たちには、屋外で遊んだり、スポーツに親しんだりする機会を意識してつくり、楽しみながら積極的に体を動かすことをさせたいものです。
 外で体を動かすことが大好きな子どもはたくさんいますが、体育の授業だけでなく、様々な活動をとおして楽しく体を動かす機会を工夫しながらつくっていきたいと思います。

   

熱中症事故防止・対策、体育の授業におけるマスク着用について

 令和2年度には、全国の学校の管理下において3,000件を超える熱中症事故が発生しています。また、運動を行う際にマスクを着用する場合、十分な呼吸ができなくなるリスクや熱中症になるリスクも指摘されています。
  これからの季節、学校では、以下の点について再度確認し、新型コロナウイルス感染症予防と熱中症予防を両立させていきたいと思います。
 保護者の皆様も体調には十分気をつけてください。

1 熱中症予防
(1)暑さを避ける。(涼しい服装、エアコン・サ-キュレーターの活用)
(2)こまめに水分補給をする。(のどが渇いていなくても水分補給)
(3)暑さに関する情報を確認する。(暑さ指数・熱中症警戒アラート等)
(4)授業内容や気温上昇により熱中症などの健康被害が発生する可能性が高いと判断した場合は、喚起や児童の間に十分な距離を保つなどの配慮をした上で、マスクを外す指示をする。
(5)児童本人が暑さで息苦しいと感じた時などは、マスクを外したり、一時的に片耳だけにかけて呼吸をしたりするなど、本人の判断でも適切に対応できるように指導する。
2 体育時におけるマスクの着用
 運動時のマスク着用による身体へのリスクを考慮して、学校の体育の授業におけるマス クの着用はさせないが、体育の授業における感染リスクを避けるためには、地域の感染状況を踏まえ、児童生徒の間隔を十分に確保するなど、次の事項を十分に踏まえた対策を講じる。
(1)児童が集合・整列する場面を少なくし,身体的距離を確保する。
(2)用具の使用後の消毒や授業の前後に手洗いを徹底する。
(3)見学者にはマスクを着用させる。
(4)児童が教え合う場面では互いの距離を確保するとともに、児童に不必要な会話や発声を行わないよう指導する。
 
 なお、すべて「必ずマスクを外さなければならない」という指導ではなく、児童がマスクの着用を希望する場合は、マスクの着用を否定するものではありません。ただ、マスクの着用時に運動や活動を行う際には、呼気が激しくなるような運動や活動を行うことを控えたり、児童の呼吸が苦しい様子が見られる場合は、必要に応じてマスクを外し、他の児童との距離を確保して休憩するよう指導します。
 御理解御協力をよろしくお願いします。
                                      ※参考 文科省・スポーツ省・山武市教育委員会マニュアル

  

 

 

1学期の中間地点

 季節が春から梅雨へ、そして夏へと変わる1学期の中間地点です。子ども達も、新しい先生や環境に慣れて、本来の自分を発揮しています。
 さて、アメリカの安全技師ハインリッヒが安全に関して発表した「1:29:300」という法則があるのを御存じでしょうか。
 それは「1件の大きな事故や災害が発生する背景に、29件の小さな事故や災害、300件のヒヤリハットがある」という警告として、安全活動の中で多く採りあげられているものです。「ヒヤリハット」とは、事故になってもおかしくなかった状況を「冷や汗をかく…ヒヤリ」「声も出ず息をのむ…ハット」で表した造語です。
 では、このハインリッヒの法則から何を学ぶことができるでしょうか?
 1件の大きな事故を防ぐためには、「ヒヤリハット」の段階で注意すること、見逃さないことが、29件の小さな事故や災害も防ぐことができるということです。
 〇階段をおりるときに少し上から飛び降り、けがをしそうになった。
 〇廊下を走っていて、ぶつかりそうになった。
 〇自転車の速度を出しすぎて、転倒しそうになった。
 〇安全確認せず道路を横断しようとした時、自動車が来ていた。 等
 これくらいは大丈夫だろうと安易に思ったことが大きな事故につながります。
 松尾小学校では、6月の教育活動を更に充実させるために「落ち着いた生活・学習態度」を念頭に指導・支援にあたっていきます。子ども達からの訴えや先生方が気付いたこと、保護者や地域の方々からの相談や報告をヒヤリハットとして受け止め、全職員で情報の共有をして重大事故を起こさないようにしていきます。
 家庭・地域の見守りと声かけもどうぞよろしくお願いします。

 ※学校では、様々な植物を育てています。