校長室から
掃除も大切な学習時間!
海外の国々では児童に学校清掃をさせることは多くありません。これは、ほとんどの国にとって清掃は「作業・職業」であり、「学習内容」ではないためだとされています。世界105カ国を調査した出典によると、児童生徒が掃除を行う国は34.3%、清掃員に掃除を任せる国は58.1%となっています。
例えば、アメリカでは大部分の学校で清掃員が学校清掃を行っています。これは「作業を清掃員に任せることで児童生徒が本分に集中できる」という考え方にもとづいており、児童生徒自身が学校を掃除するべきという考え方は主流ではありません。その一方で、生徒がゴミを拾わない、机にチューインガムが貼り付いているなどの、生徒に掃除をさせないゆえの問題点も指摘されています。これは決して児童生徒に常識が無いということではなく、「掃除をする人の仕事を取ってはいけない!」と言われて育ったという背景もあります。このような現状から、児童生徒による学校清掃を取り入れるべきだという声も増えているようです。
そのような状況に対して、新たに学校清掃を導入した国がシンガポールです。従来はアメリカと同様に清掃員を雇うことが一般的でしたが、2016年に生徒に毎日の清掃を義務付ける政策を実施しました。シンガポールの教育省MOEは、「日本や台湾にならって学校清掃を導入した」と明言しています。この政策に対する国民の反応はさまざまで、「子どものしつけになる」「経費削減になる」と賛同する人もいれば「勉学に支障が出る」「雇用が減る」と懸念を示す人もいるようです。
では、日本は当たり前のように根付いている学校清掃の文化は、どのようにして始まったのでしょうか。その起源だとされる要因は大きく2つあります。1つは剣道、柔道、華道、茶道などの「道」の存在で、もう1つは仏教です。
剣道や柔道の経験者なら分かる人も多いと思いますが、武道の世界では稽古場をきれいに保つことをとても大切にしており、稽古の前後には必ず道場を掃除することで心を磨くとされています。
また、仏教の修業は「一に作務、二に勤行、三に学問」といわれています。そして、一の作務の代表的なものが掃除です。このことから、僧侶の修行においてはお経を読んだり勉強をしたりするよりも掃除のほうが優先順位が高いということが分かります。
これらによって仏教や各武道などが古くから盛んだった日本では学校清掃が当たり前となり、自分の場所を自らの手できれいにすることを学ぶようになったようです。
日本人が協調性や思いやりを高く評価されるのは、学校清掃による学びのおかげもあるといえるでしょう。学校で児童が取り組む掃除時間は1日に15分。しかし年間で考えると約60時間。教科に相当する時間にもなります。
自分の手で学校の掃除を行うというとても小さな一歩から、自分の使う場所を綺麗に保つ・物を大切にする気持ち、一つの事を他者と協力してやり遂げる協調性、自分が卒業したあとに同じ場を使う他者を思いやる気持ちを、この時間から有効に学ぶことを期待します。
ルールからマナーへ
学校生活を送る上で「きまりを守る」ということがあります。社会にルールがあるように学校にも様々なきまりや約束があります。
「きまりを守りなさい」とよく言われますが、何のためにきまりがあり、なぜそれらを守る必要があるのでしょうか。また、きまりを守るために必要なものとは何でしょうか。
きまりや約束は、学校という集団生活の場で、お互いが気持ちよく過ごせるようにするためにあります。それらを守らないと、周りに迷惑をかけてしまいますし、それが、やがては自分に返ってきます。学校は、きまりを守ったり、たくさんの人とかかわったりしながら社会性を身に付ける場でもあります。
子ども達を見ていると「先生が言ったから」「きまりを破ると怒られるから」といった受け身な考えでいる子どももいます。しかし、初めは受け身な考えでいても、繰り返し失敗を克服していくなかで、「お互いが気持ちよく生活すること」また「自分自身の判断が大切」ということを学んでいくはずです。そのためには、大人が良い行いを褒めたり、失敗したら何がいけなかったのかを一緒に考えたりすることが必要です。失敗と成功の体験の積み重ねが心を育て、判断力を育てることにつながります。このことは学校だけ、家庭だけでできるものではありません。力を合わせてじっくりと時間をかけ、継続していくことが大切です。
松尾小学校では、「無言清掃」「サイレントゾーン(静かに歩く)」「ノーチャイム」等の取組みも2年目になり、成果を上げています。「やればできる」子ども達です。これからも、子ども達にはその他様々なきまりや約束を守ることをとおして、みんなが気持ちよく生活できるように、また自分自身が正しいことをしていると判断できるようになってほしいと思います。
「おしゃれは自分のため、身だしなみは他人のため」という言葉があります。ルールは守らなければならないという他律という面もありますが、マナーはきまりというよりは相手への思いやりが優先し、自律的で豊かな集団生活、社会生活へとつながります。
ルールを守るだけでなく、望ましいマナーを身に付けた大人になることを願います。
新年度がスタートして1か月
22日(木)から始まりました家庭訪問も過日終えることができました。お忙しい中、お時間を取っていただき本当にありがとうございました。家庭訪問でお聞きしたお子様の様子やご要望等を教職員で共有しながら、この一年間、子ども達が楽しく充実した学校生活を送ることができるよう、全力で指導していきます。
また、新年度がスタートして1か月が過ぎようとしています。子ども達も進級したばかりの緊張した時期を終え、新しい学年に慣れ始めた頃ではないかと思います。明日からの5連休を楽しく安全に過ごすために、連休中の過ごし方について、学校では以下の指導を行いました。御家庭でも重ねてお声掛けいただき、子ども達の意識を高めていけるよう、御協力をお願いします。
〇コロナ感染防止のため、手洗い、マスクの着用、3密回避をする。
〇健康な生活・規則正しい生活を送る。「早寝、早起き、朝ごはん」
〇安全な生活・自転車の乗り方等、交通安全に注意する。 等
連休明けに全員の元気な顔を見せてください。
※千葉県人権の花(しゃくやく)が満開を迎えようとしています!!
人権の花運動
この運動は、おもに小学生を対象とした啓発運動で、昭和57年度から実施されています。その内容は、学校に配布した苗木、種子、球根などを、子ども達が協力し育てることによって生命の尊さを実感し、その中で豊かな心を育み、優しさと思いやりの心を体得することを目的としたものです。
新学期が始まり,10日が過ぎました!
希望に満ちた新しい学年の始まりと共に,子ども達はそれぞれ新学期の目標を胸にはりきっています。また、どの学級も落ち着いた雰囲気の中で学び合っている様子が見られます。
先週は、給食が開始されるとともに、身体測定や歯科検診の健康診断を行いました。健康診断は、6月まで続きます。みなさんが,学校生活を安全に安心して過ごすために,「自分のからだを知る」「自分の生活を振り返る」機会にしてもらいたいと思います。
詳しい日時等は,事前に配付した「ほけんだより」を御覧ください。なお、検診や検査の結果は,受診や再検査が必要な人のみお知らせします。
1 学校教育目標
夢と希望をもち、自分の目標に向かって生き生きと活動する児童の育成
「やさしく、かしこく、たくましく」
(1)(めざす児童像)自分で考え行動する児童
〇(やさしく)明るく思いやりのあるやさしい児童
〇(かしこく)自ら考え表現するかしこい児童
〇(たくましく)よく遊びよく学ぶたくましい児童
(2)(めざす学校像)地域とともに歩む開かれた学校
〇地域と積極的に連携し、創意を生かし前進する学校
〇子どもが生き生きと学習する学校
〇いじめのない笑顔いっぱいの学校
(3)(めざす教師像)学びの志を持った教師
〇一人一人の子どもを理解し、個性や能力を生かした集団作りのできるプロの教師
〇学校経営の視点をもって活動する教師
〇豊かな社会性を持ち、明るい態度で人に接する健康でさわやかな教師
2 基本方針
(1)学校が安心・安全な場所であるために
〇誰もが「学校にきてよかった。この学校に通わせてよかった。」と思える「居場所・学び」を保障する。
〇子どもの学校内外での「安全」を確保する。
(2)人間関係を円滑にしていくために「あいさつの心」を育てる。
(3)組織としての機能を最大限に発揮するために、チーム松尾小学校の考えを取り入れた教育活動を推進する。
令和3年度スタート
保護者の皆様、お子様の御入学、御進級おめでとうございます。子ども達の笑顔と元気な声が学校にあふれ、新しい学校生活がスタートしました。
令和3年度の松尾小学校は新入生27名を迎え、全校児童205名10学級、そして教職員27名で教育活動が行われます。
松尾小学校では、今年度も学校教育目標「夢と希望をもち、自分の目標に向かって生き生きと活動する児童の育成」を掲げます。そして、子ども達にとって「学び合い」と「成長の場」であるとともに、「常に楽しい場」となるように教職員一同力を合わせて教育活動に取り組んでいきます。また、新型コロナウイルス感染症予防対策(3密回避・手洗い・マスク着用)をしっかりと行いながら学校生活を進めて行きます。
保護者・地域の皆様には、今年度も変わらぬ御理解と御支援をよろしくお願いいたします。
令和2年度修了式
本日3月24日(水)の修了式をもって、松尾小学校令和2年度の教育活動が終了しました。
児童一人一人が健康で充実した学校生活を送ることができましたのも、保護者の皆様や地域の方々の御理解と御協力の賜物だと深く感謝申し上げます。
さて、一年を振り返ってみますと、4月に新しい学年になったことが、ついこの前のように感じられる方もいるのではないでしょうか。過ぎてしまうと、時間がたつのは早く感じられます。
子ども達は、新型ウイルス感染症対策の為、活動内容が制限された状況の中でしたが、何ができるか、どうしたらできるかを考え、協力して取り組んできました。また、学校教育目標のめざす児童像に掲げてある「やさしく」「かしこく」「たくましく」へと向かって学び続けてきました。
一年前の子ども達と比べてみると、保護者の方がびっくりするほど変わったことが多くあることに気づくのではないでしょうか。どうぞ、保護者の方々には、この一年の子ども達の姿をほめ、成長を認め、次のステップに向け進んでいけるようバックアップしていただきたいと思います。
私達教職員も、児童の成長を振り返りながらも、一人一人の課題を明らかにし、その改善に向けて来年度も丁寧に指導・支援にあたりたいと思っております。新年度も変わらぬ御理解と御協力をお願いいたします。
4月8日には、元気な皆さんが全員そろって、始業式を迎えられることを楽しみにしております。
49名の松尾っ子、卒業おめでとう!!
3月19日(金)春の日差しを浴びる中、山武市立松尾小学校第2回卒業証書授与式を行いました。今年度は、新型コロナウイルス感染対策のため、在校生は参加せず、また来賓の方も教育委員会の方1名だけの参加という、規模を縮小しての形で行いました。
卒業証書を手渡した時の卒業生の顔は、喜びと希望に満ち溢れていました。また、立派になった卒業生の凛とした態度に、未来を切り拓いていこうとする強い決意を感じました。
しかし、卒業生が心身ともにたくましく成長し、卒業を迎えることができたのは、幼い頃から健やかな成長を願い、一生懸命に育てられた御家族がいたからです。また、安全に安心して登下校ができるようにと、毎日やさしく見守っていただいた地域の方がいたからです。そして、深い愛情をもって指導してきた先生方や絆で強く結ばれた友達がいたからです。
卒業生には、これまでお世話になってきたこれら大勢の方々に、これからも感謝の気持ちを持ち続けてほしいと思います。また、中学校に進んでも、小学校で学んだことを大切に、未来に夢を抱き、その夢に向かって意志高く学び続けてほしいと思います。
卒業生の健闘を祈ります。
卒業生の保護者の皆様、お子様の御卒業、誠におめでとうございます。お子様が立派に成長された姿を目にされ、さぞお喜びのことと思います。皆様には、これまで松尾小学校をあたたかく見守り、しっかりと支えていただきました。皆様の御理解と御協力に、学校を代表し、厚くお礼申し上げます。
明日は、卒業証書授与式
明日、3月19日(金)に松尾小学校第2回卒業証書授与式が行われます。今年度は、新型コロナウイルス感染対策のため、在校生は参加しません。
そこで本日、在校生が大好きなお兄さん、お姉さんにお祝いの気持ちやお別れの言葉を伝えるために6年生を見送りました。お互いを思う気持ちのあふれたひと時を過ごすことができました。
職員一同、準備を整え、明日の卒業式を迎えたいと思います。
6年生の皆さん、明日は思い出に残る素敵な式にしましょう。
6年生を送る会
春のおとずれを感じる10日(水)と11日(木)に「6年生を送る会」を行いました。
新型コロナウイルス感染症対策の為、例年とは違い、事前にビデオ撮影したものをそれぞれの学年が6年生と視聴することにしました。また、発表の内容も制限しました。しかし、各学年とも工夫された劇やダンス、呼びかけなどで、6年生への感謝の気持ちをたくさん伝えることができました。
子ども達一人一人の成長にもつながっていることを感じて、大変うれしい気持ちになりました。特に5年生は、この会を中心になって計画し、役割を分担・協力して運営しました。これからは、自分達が松尾小の伝統を引き継ぐのだという気持ちがよく表れていました。
6年生は、松尾小のために、そして下級生のために、様々な活動で、リーダーとして頑張ったり、手本を見せたりと、この1年間大活躍でした。おかげで、松尾小がより活気のあるすばらしい学校になりました。大変ありがとうございました。
3月19日に卒業式する6年生の皆さんは、松尾小ともあと5日でお別れとなります。4月から中学生ということで、新たな旅立ちへの不安と期待とで、複雑な気持ちではないかと思います。だからこそ、1日1日を大事にして、松尾小で過ごした6年間を胸にしっかりと刻んでほしいと思います。
松尾小すべての児童が心に残る楽しい時間になったと思います。なお、各学年の発表はYouTube動画配信をします。詳しくは、3月9日に配付した文書を御覧ください。
6年生「航空機フライト体験」
2月24日(水)に6年生が山武市教育委員会主催の航空機フライト体験を行きました。
目的は「居住地域周辺の産業や技術に触れ、働くことの大切さを知り、キャリア教育への意欲関心を高める」「学習の場を校外に広げ、教科横断的な学習の拡充を図る」「健康安全、集団の決まり、公衆道徳などの学習の場とし、望ましい体験をさせると共に、楽しい思い出をつくる機会とする」です。
成東小学校、南郷小学校、山武西小学校、大平小学校も一緒に航空科学博物館内の施設を見学したり、仕事体験したりしました。その後成田国際空港に行き、日本航空のチャ-ターする航空機で空の旅を十分楽しみました。
関係機関等の方々の御尽力に感謝します。
地鎮祭
2月12日(金)に松尾小学校建設地において、琴平神社の神主さんをお呼びし、土地の神様を祀り、工事の無事進行・完了と土地・建造物が末長く安全堅固であることを祈願する地鎮祭を行いました。
以前にもお伝えしましたが、これから新校舎の建築が本格的に始まります。完成は令和4年7月予定です。その後、8月に引越しを行い、9月より新校舎での学校生活を開始します。今から完成が楽しみです。
山ももの樹 移設完了
旧松尾小学校の校庭で長い間、子ども達を見守ってきた「山ももの樹」を1月30日(土)に体育館前に移設しました。
山ももが松尾小学校のシンボルとして受け継がれてきたのは、地域の方々がやまももの成長と子ども達の成長を重ね合わせていたからではないでしょうか。これからも、新しい場所で子ども達を見守ってほしいと思います。
これで、旧校舎の場所はすべて更地になりました。これから、地鎮祭を2月12日(金)に行った後、新校舎の建築が本格的に始まります。完成は令和4年7月予定です。その後、8月に引越しを行い、9月より新校舎での学校生活を開始します。
~この大樹は松尾藩の教授で後に松尾小学校の初代校長となった平川董先生の母が掛川(静岡県)からこの地へ移るとき持ってきた種子を平川邸の庭にまいて育てたものだと言われています。
昭和17年、松尾小学校が現在の地に新築されるに当たってこの敷地内にあった平川家の屋敷地とそこに植えられていた山ももの樹をいっしょに譲り受けて現在の位置に移植したものです。~
松尾町の歴史 特別編より 平成2年3月
6年生「薬物乱用防止教室」
1月25日(月)に6年生が、外房地区少年センターの天馬さんを講師にお招きし薬物乱用防止教室を行いました。目的は「たばこや薬物の知識や乱用の恐ろしさ等について理解し、薬物乱用をさせない資質や能力の育成」です。
これは、保健学習の一つでもあり毎年行っています。近年は薬物使用の低年齢化も進み、子ども達にその危険性を伝えるのは非常に大切なことです。
講師の方からは、DVDや資料、実験から薬物の危険性について説明していただきました。また、ロールプレイングをとおして「薬物の誘いを受けてもハッキリ断ること」を学びました。薬物に身を染めると、自分の人生を大きく狂わせてしまいます。自分だけでなく、身の回りの大切な人を守るためにも、「薬物 ダメ!絶対!」を心に刻みました。
これからも、自分の身体を大切にするとともに、自分のことを大切に思ってくれる家族や友達のためにも、健やかな生活を送り続けてほしいと思います。
新型コロナウイルス感染症の感染防止対策
千葉県に緊急事態宣言が再発令出されました。前回とは異なり、今回は学校の休校措置はとられません。学校は通常通り行います。
そこで、本校では1月15日に、緊急事態宣言下での学校生活上の感染予防対策を保護者の皆様に文書でお知らせしました。宣言解除まで、配付の文書に明記したような生活を送っていきます。山武市教育委員会から配付された文書とともに御確認いただければと思います。
6月の学校再開から今日まで、保護者の皆様の「意識の高さ」に助けられています。「児童やその家族が体調が悪い場合の自宅待機」「不要不急の外出の自粛」「家庭内感染への警戒」等、しっかりと協力をいただいていると感じます。様々な行事が中止・変更となっていますが、それに対する御理解もいただけていると思っています。この場を借りてお礼申し上げますとともに、これからも御理解・御協力をお願いいたします。
新しい年 令和3年スタート
明けましておめでとうございます。保護者・地域の皆様には、清々しい新年を迎えられたことと、お慶び申し上げます。また、日頃から松尾小学校の教育に多大なる御理解と御協力をいただき誠にありがとうございます。
さて、子ども達は新しい年を迎え、どんな3学期そして1年の夢や目標をもったのでしょうか。
3学期は1年のまとめをしっかりとし、来るべき次年度の備えをするときです。授業中にがんばって発表すること、学習した漢字の読み書きや計算を正確にできるようにすること、苦手だった縄跳びや鉄棒ができるようになること、忘れ物をせずにきちんと持ち物をそろえて授業に臨むことなど、身近で小さなことでも良いので、自分の目標をしっかりともち、それに向かってこつこつと努力を続けてほしいと思います。その応援団として御家族や学校が後押しを続けるのだと考えます。
申し上げるまでもなく、学校教育を進めていくためには、保護者・地域の皆様のお力添えが不可欠です。
保護者・地域の皆様には、引き続き、松尾小学校教育に対し、御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げるとともに、皆様にとりまして、本年が健やかで充実した1年となりますよう、心より祈念いたします。
充実し、実りの多かった2学期
暑かった夏の時期が終わったかと思うと、秋があっという間に過ぎ、2学期も今日で終了です。
2学期は運動会を始めとした行事、各学年の校外学習等が実施されました。中でも、10月31日の運動会では、子ども達の思いが清々しい青空と運動場に広がり、それぞれの人が満たされたひと時を過ごすことができました。他にも、一つ一つの活動に一生懸命な子ども達の姿、いい笑顔をたくさん見ることができました。たいへん嬉しく思います。子ども達の新型コロナウイルス感染症に負けない力に、改めて大きな拍手を贈りたいと思います。
これもひとえに保護者の皆様、地域の皆様の御協力のおかげと感謝申し上げ、この場をお借りしましてお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
明日からは子ども達にとっては嬉しい冬休みが始まります。ぜひ、事故等のない楽しい日々を送ってほしいと思います。そして、1月7日には、さらに成長した姿で元気に登校してくれることを楽しみにしています。
皆様、よいお年をお迎えください。
5年生「収穫祭」
12月15日(火)5年生が収穫祭を行いました。収穫祭には、米づくりを教えていただいた美濃輪さんをお招きして、感謝の気持ちを伝えました。
内容は、各グループによる米づくりの発表や収穫したお米の試食(おにぎり)、美濃輪さんとのレク等でした。特に自分達で大切に育てたお米で作ったおにぎりは格別で、「おいしい」と笑顔を見せていました。食べ物の大切さを改めて実感したようでした。
本校では、5年生が社会科・総合的な学習の時間の一環として、田植えや稲刈り、脱穀など一連の米づりを体験することで、その苦労や収穫する喜びを学んでいます。
今年度も、子ども達はかけがえのない体験をすることができました。御指導してくださった美濃輪さん、ありがとうございました。
本は心の栄養
学校の図書室は、子ども達に人気のある場所の一つです。
休み時間になると、4・5・6年生の図書委員の人達が図書の貸し出しの仕事で大忙しです。また、図書室ではいろいろな企画も盛りだくさんです。
11月には「読書まつり」を開催し、読書ビンゴを行いました。ビンゴになった人は43人いました。現在は、読んだ本の感想を掲示することを行っています。感想を書いた人には、写真の図書委員手作りのかわいい松ぼっくりツリーがプレゼントされます。さらに、通年で行っている読書貯金もあります。これは10冊読み終わるごとに山ももシールを読書の木に貼っていくものです。
学校では、読書活動の推進や充実に努めるため様々な取組を行っています。身体にとって栄養が欠かせないように心にも栄養が必要です。そのひとつが「読書」です。様々な知識や感動を与えてくれるばかりでなく、心を豊かにしてくれる「読書」をとおして、心の栄養をたくさん取って欲しいと思います。
1・3・5年生 歯磨き教室
11月26日(木)1・3・5年生が新型コロナウイルス感染症拡大防止のため延期になっていた歯磨き教室を実施しました。
講師は、山武市保健福祉部健康支援課歯科衛生士の方々です。学年に応じて歯の病気や仕組み、歯磨きのポイント等を教えていただきました。そして、汚れが染まる歯垢染色液を使い、磨き残しの部分を確認後、教わった方法でブラッシングをしました。子ども達は、歯磨きしてきた歯も、染め出しをするとしっかりと磨けていない歯があることにびっくりしていました。
毎日何気なく行っている歯磨きを振り返るとともに、歯の健康について考えることができました。家庭でも、食後の歯みがきを習慣化させていただきたいと思います。
1・5年生 CAP(キャップ)プログラム
11月25日(水)1・5年生がCAP(キャップ)プログラムを実施しました。
CAPとはChild Assault Prevention(子どもへの暴力防止)の頭文字をとったもので、子ども達がいじめ、痴漢、誘拐、虐待、性暴力 といったさまざまな暴力から自分を守るための人権教育プログラムです。
プログラムでは、発達段階にふさわしい寸劇、歌、人形劇、討論などを盛り込んで、 子どもを怖がらせることなく暴力防止の具体的対処法を教えています。従来の「~してはいけません」式の危険防止教育とは根本的に異なり、「~することができるよ」と身を守るための行動選択を練習します。 安心、自信、自由の人権を子どもたちに繰り返し伝えることで、全ての子どもたちが本来持っている「生きる力」を引き出すプログラムです。
一方的に教えられた知識ではなく、自らの心と体を使って得た知識は、その後も実際に使える選択肢として子どもの心の中にとどまるでしょう。