大平小学校ダイアリー

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10月15日(金) 大平小学校の子どもへの支援について【ユニバーサルデザインの視点から】

 ユニバーサルデザインとは、「年齢や能力、状況などにかかわらず、できるだけ多くの人が使いやすいように、製品や建物・環境をデザインする。」という考え方です。近年この考え方は、学校の授業等の中にも取り入れられてきています。つまり、全ての子どもにとって「分かる・できる」授業となるような様々な工夫です。
 教員は、「授業のユニバーサルデザイン」の考えのもと、『学びやすい教室環境や学習環境の整備』、『学習や行動のルールの明示』、『指示・説明のわかりやすさや見通しの持ちやすさ』、『特性や学習速度に対応した複数の学習方法や教材』等に気を配っています。

では、その事例をいくつか紹介します。

 まずは、教室環境です。掲示物を精選し、教室環境はシンプルに保ちます。これは学習のねらいや活動に応じた教材の提示を効果的にするためです。

【14日放課後時点での整理整頓された2年生教室内・15日朝の会での児童スピーチ場面&担任板書&生活ルール】

 朝の会では、担任の伝えたい言葉を、チョークの色で強調しながら、板書しています。また、子どもたちが守るべきルールを、絵にして左脇に示しています。視覚から入る情報は、まとまった言葉よりも伝わりやすいこともあります。

左端には、現在習っている漢字の復習として、子どもがいつでも振り替えることができるように掲示しています。

 教員が使用するチョークにも、ユニバーサルデザインの考え方が取り入れられでいます。このチョークは、色覚の個人差を問わず、より多くの人が色の違いを識別しやすいように作られています。板書は、毎日行われ、子どもたちが必ず目にするものです。たかがチョークと思いがちですが、とても大切な視点であると考えます。 【つづく】

10月14日(木) 3年生校外学習へ出発

 3年生の校外学習は、山武市立松尾図書館と(株)スーパーセイミヤ松尾店に訪れます。今日まで社会科や総合学習で、校外学習に向けて準備を進めてきました。

 学習のねらいは2つあり、一つは「見学をとおして仕事の工夫に気づいたり、疑問に感じた事をインタビューし理解を深めること。」。もう一つは「公共の場での約束やきまりを守って安全に活動すること。」です。

 少々眠たそうな顔の児童もいましたが、出発式を終えて、バスに乗るために班長さんを先頭に無事出発しました。

 3年生の皆さん、楽しみながらも、見学をとおして、多くのことを発見できる学習にしてください!

 なお、詳しい学習の様子は、後日紹介させていただきます。 

【特別編】 看護師を目指す実習生来る!

 看護師を目指している大学4年生の実習生が昨日から大平小学校にきています。養護教諭からの指導を受け、子どもたちとも接してくれています。小さなケガが多く発生する時間帯である昼休みには、子どもたちの様子を注意深く見守ってくれていました。実習は今日までの2日間。学校現場において、少しでも多くの事柄を学んでいって欲しいと思います。

【左から:保健室にて、視力検査補助、2年生体育授業参観】

10月13日(水) 大平小学校の子どもへの支援について【その3心の教室相談員】

 本日の紹介は、『心の教室相談員』についてです。
 大平小学校では、心の教室相談員(市費)が、1週間の内、3日間(火・水・金)勤務しており、子どもの相談に乗ってくれています。相談室は、東側昇降口を入ってすぐ右手にあります。子どもが直接相談室に来て相談することは、実際に多くはありませんが、相談員は授業中や休み時間中に、校舎内やグラウンドの子どもの様子を見守ってくれています。

 授業中、気になる態度や表情をしている子どもがいれば、休み時間などに、声を掛けてくれています。

 子どもたちは、業間や昼休みの時間帯に、気軽に相談室に遊びに来ることもあるようです。相談室では、段ボールで工作してみたり、折り紙を折ったりすることもあるようです。相談員は、何気ない会話や遊びからも、子どもたちの状態を把握しようと努めてくれています。

 心の教室相談員は、子どもの悩み相談だけでなく、家庭地域および学校連携の支援、学校の教育活動の支援等にも従事することになっています。保護者の方にも、来校していただき、相談していただくことが可能です。

10月12日(火) 大平小学校の子どもへの支援について【その2少人数指導教員】

 今日は、少人数指導の教員についてお伝えします。

 大平小学校では、主に算数の授業に少人数指導の教員が学習の補助に入ります。対象の学年は、1年、4・5・6年です。1年生は、小学校で初めて算数を学ぶので、支援員に加え、少人数指導の教員も学習を支えます。また、高学年になるにつれ学習内容が複雑化しますので、ここでも少人数指導教員が学習の補助に入ります。

 少人数指導教員の先生は、もと教員の方で、丁寧に子どもたちを指導してくれています。担任の先生が、一斉に学習内容を指導しますが、少人数指導の教員は、机間巡視を行い、つまずいている児童の補助を行います。また、練習問題を解く際は、担任と共に課題の丸つけや解説を個別に行います。

【左から:1年生算数eライブラリー活用、4年生算数机間巡視、6年生算数丸つけ&個別指導】

 前回の記事にも書いたことですが、小規模校に教員配置には限りがあるため、市費講師の配置は、よりきめ細やかな指導が可能となるため、学校にとって大きな戦力です。このような体制で算数の指導を支えています。

【特別編】 5年1組教育実習生、2週間目を迎える!

 先週から、大学4年生の教育実習生が、5年1組で実習に励んでいます。今週から、実習生の授業も始まる予定で、5年生の児童も楽しみにしています。教員を目指す実習生の先生の頑張りに期待したいところです。どうぞ保護者の皆様の御理解を賜りますようお願いいたします。

【5年生朝の会の様子から】

 

10月11日(月) 大平小学校の子どもへの支援について【その1支援員】

 学校評価アンケートの中で、「特別に支援が必要な児童への配慮がなされているか。」という項目が設定されています。学校としては、様々な形で子どもたちの支援を行っていますが、これまで保護者の方々に、具体的な支援の様子をあまり伝えてこなかったという反省のもと、紹介していきたいと思います。

 まずは、一番分かりやすい人的な支援についてです。大平小学校には、県費負担教職員の他に、市費による会計年度任用職員が、配置されています。子どもの生活支援を含めて総合的な支援を行う【支援員】が3人、算数の少人数指導を学級担任と共に行う【少人数指導員】が1人、そして、相談業務を行う【心の相談員】が1人、合計5人です。

 どうしても学級規模の小さい小学校なので県費職員の数は限定されてしまいますが、支援を要する子どものために、どうしても必要な会計年度任用職員が、市の財政負担により手厚く配置されています。

【3人の支援員:左から1年生、2年生、3年生】※子どもを見守りながら必要に応じた支援を行います。

 支援員の配置は、主に低学年です。低学年の児童は、担任の先生の話を聞き逃してしまうことがあります。また、授業中、話を聴く姿勢を保てず、集中力を切らしてしまうことも多々あります。その様な時、3人の支援員から、手厚い支援を受けられるようにしています。また、高学年であっても支援が必要な児童に対しては同様に支援員から支援を受けられるように配慮しています。

10月8日(金) 週末の児童の様子について

 

 昨日の夜中頃、千葉県の北西部を震源として地震がありました。山武市でも震度4と大きな揺れを感じました。朝子どもたちに、「昨晩の地震、怖かったでしょう?」と尋ねましたが、ほとんどの児童は、熟睡していて、「地震があったことに気づきませんでした。」と回答していました。また、家庭でも大きな被害はないとのこと。

 大平小学校も特に被害は受けませんでした。

 今週から朝マラソンが始まりました。また、週末とあって、子どもたちの疲労もピークなのだと思います。週末はよく睡眠を取り、栄養を補給し、来週からの教育活動に備えて欲しいと思います。

 今日は、各学年の2時間目の様子をお伝えします。※2年生は5時間目の様子です。

【1年生:体育体力測定】           【2年生:算数かけ算】

【3年生:算数少人数学級 グラウンドにて円を描く・教室での授業】       【4年生:算数】

【5年生:音楽合奏に向けて役割分担、6年生:図工子ども県展作品作り】

おまけです。

 今日は【目の愛護デー(10月10日)献立】でした。見た感じは、にんじんのオレンジ色が目立つ給食でした。また、目に良いとされるアントシアニンを含むブルーベリーのタルトがデザートでした。

 

 

10月6日(水) 『朝マラソン』について

 朝マラソン2日目です。昨日紹介しましたが、この活動の第一の目的は「心身の健康」です。しかし、他にも目指しているものがあります。それは「持久走に取り組むことで,心身の粘り強さや忍耐力をつけること。」と「適度な運動量を学校において確保することで,肥満傾向解消及び運動不足解消を図ること。」です。

【左から:準備運動5年生、準備運動1年生、3・4年生コース】

 走ることに対して苦手意識をもっている児童は、以外と多くいると感じることがありました。また、コロナ禍により制限される活動も増え、日常生活においても外出する機会もめっきり減っている状況です。多くの児童は家の中で過ごすことが増えている状況ではないでしょうか。こうした状況を少しでも改善するには、朝マラソンは、有効な手立てであると考えます。

【左から:3・4年生コース自分のペースで走る児童・教員も一緒に走ります・体調に合わせて参加します】

 「今日の走りは、昨日と比べてどうですか。」と尋ねたところ、「昨日よりも頑張りました。」、「走る距離が昨日よりも伸びました。」、「体調がよくなかったからあまり走れなかった。」と感想は様々でした。体調がよくない児童は、自分にできる範囲で、見学したり、歩いたり自分で判断して参加しています。

【左から:目標を達成した3、4年生・ムシムシ山コース・1年生終了後の様子・3年1時間目授業】

 マラソンが終了した後は、急いで汗を拭き、身支度を調え、水分を補給し、1時間目の授業に間に合うようにテキパキと行動していました。

 

 

10月5日(火) 『朝マラソン』始まる!

 大平小学校では、『継続的な運動週間を身につけ、心身共に健康な児童の育成』を目指して、朝マラソンを開始することとしました。10月5日(火)から10月28日(木)まで、期間を定めての実施で、毎週火、水、木曜日の午前8時10分から8時25分の間で実施します。

【左から:2年生朝マラソンの説明・2年生準備運動・4年生準備運動】

 走る前は、スローテンポの曲に合わせて3分間の準備運動を行います。実際に走る時間は、7分間で、ハイテンポの曲に合わせて走ります。走るコースも学年によって違います。1・2年生は校庭のトラックコース(1周約150m)、3・4年生は校庭大回り【校舎前~サッカーゴールより外】(1周約200m)、5・6年生は校庭大回りにムシムシ山を含めた超大回りコース(1周約300m)です。

【左から:1年生スタート・5年生スタート、大回りコース、ムシムシ山コース】

【目標を達成できた児童は、帽子の色を白から赤へ変えています】 

 周回数の目安は、1年生から4年生は4周以上、5・6年生は3周以上としています。目標を達成できた児童は、帽子の色を白から赤にします。また、走った周回数は、毎回記録を取り自分がどれだけ走ることができたのかを、確認できるように指導しています。 

【左から:2年生整理体操、1年生教室内、記録簿(山武市1周マップ)、周回数の確認】

 子どもたちは、自分が定めた目標(ペースや周回数)に向かって、朝から元気よく走る姿を見せていました。