2022年12月の記事一覧
12月23日 終業式
Closing Ceremony
感染症対策を講じながらも、おかげさまで、今学期のすべての学習や行事等を予定どおり行うことができました。ありがとうございました。
本日無事に、オンライン上ではありますが、会議室から各教室に配信して終業式を行いました。運動会や社会科見学、授業場面など、写真で2学期を振り返りながら、日向小の子どもたちの成長を全体で確認しました。
また、いつものように、絵本を一冊、紹介しました。
今回は、『はがぬけたらどうするの』という絵本です。日本では、「上の歯は、縁の下へ。下の歯は、屋根の上へ。」と教えられることが多いのですが、世界に目を向けると、国や地域によって風習が異なることを教えてくれる絵本です。
「差別はいけません。人はみな○○○人間なのだから」
というと、日本ではたいてい○○○の中に「おなじ」という言葉を入れてしまうことが多いのではないでしょうか。でも、考えてみると、○○○には、「ちがう」という言葉を入れても成り立つことに気づきます。
人はみんなそれぞれちがう。「歯が抜けた後にどうするか」といったことについてさえ、こんなに違いがあるということに気づき、その「違い」を楽しむことができたらと思い、紹介してみました。
この冬休みに、ぜひ図書館等で手に取ってみてください。
そのほか、歯の話題にちなんで、虫歯治療率についても触れました。少しずつ治療している子どもが増えてきていますが、まだまだです。
子どもが、自分の健康を自分の手で守ることを理解するうえで、「歯みがき」は、低学年にも分かりやすい習慣です。まだ治療に行かれていないご家庭、または、5月の歯科検診以降、健診を受けていないご家庭は、ぜひ冬休みを利用して歯科医に診ていただくよう、お願いいたします。
各教室の電子黒板に配信 |
各教室で校歌を歌う子どもたち |
お話は座って聞きます |
各種賞状等の伝達 |
虫歯の治療に行きましょう! |
各教室で考えました |
12月22日 若手教員研修の成果を共有
Sharing the results of young teacher training
今日は、今年最後の教員研修日。
これまで授業を見合うにも、なかなか時間が取れないことから、お互いの授業を録画し、Teams上で共有し意見交換をしてきた若手教員たち。
今回は、全教職員を前に、今の日向小のICT環境でできる便利なアプリや電子黒板の活用法などについて、実演とともにそれぞれがプレゼンをしてくれました。
中には子どもの音読を自動採点するアプリなども紹介され、最近の技術の進歩を実感しましたが、そうした機能を活用して伸ばそうとしていた力は伸びたのか、アプリができることの限界を見定め、新たに教師としてすべきことは何か等について、さらに検討していくことの大切さを再確認した時間となりました。
電子黒板を活用して拡大機能を生かすといった場合も、授業者が
①どんな情報を提示し、
②どんな言葉を発しながら、
③何を焦点化していくか
がカギとなります。
ICT機器を上手に活用し、今後も、子どもたち一人一人の学びのプロセスから目を離すことのないようにしていきたいと思います。
12月21日 タブレット上で作品を共有する1年生
First Graders sharing their work on tablets
クリスマスを控え、1年生は、先日収穫したサツマイモのツルを使って、それぞれ一つずつ思い思いの飾りをあしらって、リースをつくりました。
これまで廊下に掲示していましたが、今回は、タブレット端末でそれぞれの作品を撮影し、SKYMENYUを使って、オンライン上で作品を共有するという活動に取り組んでいました。
誰かが「できた!」と言うたびに、「どうやってやったの?」と、友だちの端末の画面をのぞき込み、直接やり方を聞き合いながら学んでいました。
こんな1年生が、6年生になる頃には…。
大人も頑張らねば。
さつまいもツルでつくったリース |
撮った写真を取り込む方法を聞く |
「どうやってやった?」と確かめ合う |
12月20日 心理的安全性をもたらす言葉の力
The power of Language Provide Psychological Safety
山武市は、スリランカ国籍を持つ方が急増しており、2018年の268名からわずか3年ほどで451名と約1.5倍に達しているそうです。今年度に入ってからもさらに増え続けており、本校にも、スリランカをはじめとする外国籍の児童が、現在20名近く在籍しています。
日本語はおろか、英語もままならず、タミル語やシンハラ語を母語とする子どもたちにとっては、日本語に囲まれた学校生活が大変なことであることは、容易に想像できます。
それでも、日本に来るまでずっと政情が落ち着かず、学校に通うことさえできなかった子どもたちにとっては、学校に通うこと自体を楽しんでくれているようです。
また、これまで翻訳機ポケトークやしぐさや表情等を駆使し、必要な場面で友達同士で会話を重ねてきたからか、あいさつ程度の簡単な日常会話が成立するようになるのには、どの子もそれほど時間がかかりませんでした。
ただそうはいっても、やはり母語で気楽に話すことのできる友達との時間は、心が休まるのでしょう。お互いの年齢は違っても、3~5年生の子どもたちが、休み時間に外で思いっきり母語を使って笑い合う姿は本当に楽しそうで、見ていて少しホッとします。
日向小としては、今後もますます増え続ける外国籍の子どもたちに、単なる日常会話にとどまらない、彼らの実情に合った学習指導を行うにはどうしたらよいか、同時に、日本の子どもたちが様々な外国の文化をどう理解し共存していくにはどうしたらよいか、タブレット端末等のICT機器の有効活用なども視野に、来年度に向けて検討を重ねているところです。
凍てつく朝日に映えるパンジー |
「写真撮ってるよ(笑)」(推測) |
手をつないで校舎に戻る3人 |
12月19日② 文科省のウェブサイトに紹介されました
Our school's efforts were introduced on a national website.
文科省では「文部科学省CBTシステム(MEXCBT:メクビット)」というプラットフォームを開放しており、本校でも、月例テスト等で活用しているところです。
このたび、文科省のウェブサイトに本校の取組が紹介されました。
引き続き、さらなる効果的な活用方法を模索していきたいと思います。