2023年3月の記事一覧
3月23日 修了式
Thank You So Much!
おかげさまで、本日無事に修了式を終えることができました。これまでのようなオンラインではなく、久しぶりに体育館に1~5年生の子どもたちが集まり、卒業式さながらの緊張感をもって式に臨みました。
修了式後、今年度末をもって異動する教職員12名を紹介しました。それぞれの異動先等については、保護者の皆様に「さくら連絡網」で配信したとおりです。
私から異動する教職員を一名ずつ呼名するたびに、子どもたちからは悲鳴が上がり、
「これまで行ってきた「離任式」は行いませんので、今日が、お世話になった先生方と会える最後の日となります」
と告げると、中には泣き出してしまう子もいました。
その後も、休み時間等を使って、「お世話になりました」と即席でしたためた手紙を渡す子どもたちの姿が、校内のあちらこちらで見られ、これまでの年月の中で培ったつながりの深さを改めて実感しました。
この「校長室から」のコーナーも、4月から子どもたちの活躍の様子を少しでもお伝えしようと、細々と続けてきましたが、おかげさまで一年間で211の記事を投稿することができました。ご愛読いただきましてありがとうございました。
来年度は、4月10日(月)から始まります。統合していよいよ3年目。
子どもたちが安心して学ぶことができるよう、準備万端整えていきます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
壇上で修了証書を受け取る代表児童 |
異動する教職員による挨拶 |
3月22日 地区児童会を行いました
District children’s association
例年よりも早く桜の花が咲きそろいそうです。外で遊ぶ子供たちが、上着を脱いで、顔を真っ赤にするほど、今日は暖かな日でした。
2時間目、地区別に分かれて、高学年の子供たちが中心となって、春休みの過ごし方や地域の危険な場所などについて確認し合う、地区児童会が開かれました。
話し合いを進める5年生たちの姿は頼もしく、すでに最高学年の顔つきでした。
パナソニック教育財団の助成金事業のご紹介
Report on grant-funded classes
このウェブサイト上でも何度かご紹介させていただいていますが、今年度、本校はパナソニック教育財団から助成を受け、特別非常勤講師として川口先生をお招きして、3Dプリンタを使った開発的な授業にチャレンジしています。
このたび、パナソニック教育財団のウェブサイト上に、本校の取組が紹介されましたのでご覧ください。
3月20日 養護教諭によるメディア機器利用に関する指導
Teaching the use of media eqipment by school nurse teacher.
SNSの使い過ぎによる健康被害について、保護者の方からも心配の声が寄せられているところですが、本日、本校養護教諭が、5年生を対象にメディア機器利用に関する授業を行いました。
ドライアイについて学ぶ際には、児童同士がペアになって、10秒間目を開けていられるか実験したり、現在の自分の記憶力の状態を確かめようと、用意された絵を記憶し、パソコン上に再現してみたりして、楽しみながら、そして、その結果に驚きながら、メディア機器の使い過ぎの怖さについて学びました。
○授業後の子どもたちの感想から
・メディア機器は楽しいけど、悪影響があるから使う時間を短くする。
・自分のしていることがどれだけ体に悪いのかがわかった!
・今までは寝る前にスマホを見ていたので、これからは寝る前にスマホを見ないようにすることが大事だと思った。
など
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3月17日 卒業式
Graduation Ceremony Address "Boys,be ambitious!"
51名が全員、卒業証書を受け取り、本日無事に卒業しました。
おかげさまで、心温まる卒業式となりました。別れを惜しむ涙、感動の涙、感謝の涙…の卒業式でした。
御多用中、ご臨席賜りましたご来賓はじめ関係の皆様、本当にありがとうございました。
引き続き、これまでと同様、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
〔校長式辞(抄)〕
今、卒業証書を手にした皆さん、ご卒業おめでとうございます。
皆さんとは、一緒に行った修学旅行や運動会、陸上競技会などの行事もそうですが、私にとっては、やはり、校長室で行った会食の時間が忘れられない思い出になっています。
会食は、数人ずつで、1か月ほどかけて行いましたが、皆さんがマスクを外して給食を食べ、入学してからこれまでの思い出や将来の夢などを話してくれた束の間のひとときは、私にとって、かけがえのない時間となりました。
皆さんが聞かせてくれた思い出には、旧山武西小学校や旧日向小学校での出来事もたくさんありました。閉校した今もなお、当時のことを生き生きと語ってくれた姿に、皆さんの母校に対する変わらない愛情を感じました。きっとこの日向小も、前の学校と同じように、いずれ第二の母校として愛し、ずっと皆さんの心の中に生き続けてくれることでしょう。
ところで、日向小の正門のそばに、「少年よ、大志を抱け」という言葉が刻まれた石碑が立っています。有名なクラーク博士の言葉ですが、実はこの言葉には続きがあると言われています。
「少年よ、大志を抱け。それは、金持ちになるためや、有名になるための野心などではない。人として、あるべき姿になるための大志である」と続きます。
「人としてあるべき姿になるための大志」とは、いったいどういうことなのでしょうか。
たとえば先日、お話ボランティアの方に「青い目の人形」にまつわる朗読紙芝居をしていただきましたね。第二次世界大戦中、「敵国からもらった人形など、焼き捨ててしまえ」と命令され、全国の人がそれに従って本当に焼き捨てていた中、「かわいそうだから」と、ひそかに青い目の人形を守り抜いた先生が、この山武にいらっしゃったという話でした。
「もし自分がその先生だったら、周りの空気に流されることなく、同じ行動をとれただろうか」と考えてみたことで初めて、その難しさを実感したのではないでしょうか。
そう考えると、あの石碑に刻まれた「大志」とは、人としてあるべき行動をとるための「覚悟」とか「勇気」とかいった言葉にも置き換えられる気がします。
今は、スマホ一つで、いつでも誰とでも簡単に交流し、自分の思ったことを自由に発信することができるという、夢のような時代となりました。
ただその一方で、「炎上」とか「バズる」などといって、あっという間に、ありもしないデマや噂で、見も知らぬ人を簡単に陥れるような空気をつくることができてしまう時代でもあります。
皆さんには、そんな風にしてつくられた空気に流されることなく、また、この先、時代がどのように変わろうとも、人としてあるべき行動をとるための大志、覚悟、勇気をもち、さらに成長していってもらいたいと、心から願っています。
一人ずつ卒業証書を授与 |
山武市から卒業生へ記念品贈呈(ヘッドセット) |
在校生から送る言葉&歌「大空がむかえる朝」 |
卒業生代表による巣立ちの言葉 |
卒業生による歌「最後のチャイム」「旅立ちの日に」 |
卒業式を終えて、担任との別れを惜しむ |