2023年4月の記事一覧
4月21日 交通安全教室
Traffic safety class
爽やかな風が吹く中、毎年恒例となった交通安全教室を開催しました。
山武警察署の方をお招きし、横断歩道の渡り方などを学ぶ下学年の部と自転車の乗り方・降り方などを学ぶ上学年の部に分けてご指導いただきました。
特に、4月からは自転車に乗る際のヘルメットの着用が義務付けられていますので、この機会に、どんなことを学んだのか、お子様に聞くなどして、ご家庭でも話題にしていただければと思います。
車の死角に入ると見えない下学年 |
横断歩道の渡り方も確認しました |
自転車の乗り方指導を受ける上学年 |
直接声をかけてもらいながら学びました |
4月20日 アーイボワン! ワナッカム!
Hello!
日向小学校の給食は、4月14日から始まりましたが、4月20日まではラマダン(断食月)にあたるため、ムスリムの子どもたちは、日中の給食を食べません。
そのため、学校の給食の時間には、彼ら・彼女らは、図書室で静かに本を読むことになっています。ただ、その子たちを見守る教員を確保できないため、「検食」ということで早めに給食を食べる校長が、その見守り役として図書室にいることとしています。
最初のうちは、どの子も、図書室の絵本などを静かに読んで過ごしていたのですが、日が経つにつれ、だんだん飽きてきたのか、図書室のホワイトボードにお絵描きなどをして過ごすようになりました。
そこで、せっかくなのでこの機会に、スリランカのタミル語やシンハラ語を教わることとしました。
「こんにちはって、タミル語でどういうんですか?」
「ワナッカム」(私には、そう聞こえた)
「ワナッカム」と復唱してみると、とてもうれしそうな笑顔を見せ、
「そう、ワナッカム。シンハラ語では、アーイボワンって言います」
アーイボワン(これも、そう聞こえた)
さらに、「ムスリムの人同士では、……って言います」
と、「こんにちは」一つから、どんどん言葉があふれ出てきます。
そのほか、私のiPadを使って、クルアーン(おそらくコーランのこと)のページを開いて、動画に合わせて一斉に唱え始める子どもたち。
いつのまにか、見守り役だったはずの校長が教わる側になり、子どもたちがスリランカやムスリムのことについて教える「先生」になってくれています。
お絵描きを始める子どもたち |
iPadに書いてくれたタミル語「ワナッカム」 |
4月19日 地区児童会
District Children's association
今年度初めての地区児童会。登下校の方面が同じ子どもたちでつくる地区児童会は、6年生をはじめとする上級生が中心となって行う児童会活動です。
通学バスの中で、お互いが迷惑をかけてはいないか、日頃困っている人はいないか等について、普段通学していて思っていることを述べ合い、より安全・安心して通学できるようにするために話し合います。
今回は、初めてということで、どのグループでも、入学したばかりの1年生の自己紹介から始まりました。
1年生が、上手に自分の名前を言い、「よろしくお願いします」と最後まで言う姿をじっと見守り、しっかり言い終えると、周りの上級生からのあたたかい拍手が送られました。
昨年度の交通安全に関する研究により、家庭や地域の方々の「気をつけて」の一言が、子どもたちが自ら判断する力を高め、結果的に事故を未然に防ぐ効果があるという知見を得ましたので、今年度も引き続き、一声をかけていただきますようよろしくお願いいたします。
4月17~18日 身体測定(全学年)
Measurement of height,weight,etc.
全教職員が総動員で、2日間にわたって、全学年児童の身体測定を行いました。
毎年恒例となっている身体測定ですが、自分の体の成長や発達に関心をもって、健康の大切さを知ることになります。
今年度は特に、本校の研究テーマの一つとして「健康教育」を掲げています。身長・体重のみならず、自分の健康について関心を持つことにとどまらず、「早寝・早起きをしよう」といった意欲をもつことにつなげ、それらが当たり前の習慣になるようにしていきたいと思います。
現在、家庭教育の二極化が進んでいると言われています。
学校で行った健康診断等の結果が比較的良好であっても、この機会にさらに生活習慣の改善に努めようとする家庭がある一方で、健康診断や身体測定の結果をしっかりと受け止めて、生活習慣の改善をしてほしいと思う家庭ほど、こうした学校での診断結果をなおざりにしてしまう傾向にあるようです。
学校としては、どの子にも等しく、自身の心身の健康に関心を持つことができるように、今後も粘り強く、子どもたちや保護者の方に情報発信等の啓発活動を行ってまいります。
静かに順番を待つ3年生たち |
聴覚検査は図書室で |
4月18日 6年生の活躍ぶり
6th graders in action
朝、通学バスから降りるなり、ランドセルに黄色の安全カバーを付けたピカピカの1年生たちに、6年生が声をかけます。
「靴を履き替えた人から、こっちに並んで~」
6年生に連れられて2階の教室まで入ると、今度は名札をつけたり、ランドセルの中の学習用具を出して机の中にそろえたりと、1年生でもやることはたくさん。
ついつい先に手を出してしまいそうになりますが、6年生は1年生たちの様子を黙って見ながら、困っていそうな1年生に声をかけています。かつて自分たちもそうしてもらったように。