校長室から
11月15日 様々な電子黒板の使い方
Various ways to use the electronic blackbord
本校の教室は、すべて黒板を取り払い、電子黒板を設置しています。このような学校は全国的にみても珍しく、いまだに各地から本校の使い方等について問い合わせがあります。
これまでこのサイト上でも、オンライン全校集会やネット上の動画を活用した授業等、本校の様々な電子黒板の活用の仕方についてご紹介してきましたが、今回は、4年生と1年生の使い方をご紹介します。
今日の4年生では、実物投影機と電子黒板をつないで、地図を拡大して、都道府県名を確認する授業に活用していました。電子黒板の傍らに移動式のホワイトボードを置き、答えを書くことができるようにしています。
電子黒板を珍しがっているうちは、それを使うこと自体が目的化しがちです。しかし、電子黒板の使用が日常化している本校においては、すでに次のステップに移行しており、指導目標に照らして、電子黒板とホワイトボードのそれぞれのよさを生かしながら授業を進めるなど、アナログとデジタルを併用するといった姿も見られるようになっています。
1年生の教室では、子どもたちが算数の授業で使うマス目のノートと同じ画面の上に先生が「板書」していました。
通常の黒板を使用している多くの小学校においても、一年生の教室では、黒板に書く一行の文字数と、子どもたちのノートの文字数はそろえて改行していると思いますが、このような示し方であれば、子どもたちは安心してノートの使い方も含めて学習を進めることができます。
今後も、より効率的・効果的に活用するにはどうしたらよいか、「日向方式」とでもいうべき学習指導法を模索していきたいと考えています。
11月12日 授業参観(午前)&部活動発表会(午後)
Class visit and club activity presentation
小春日和に恵まれ、新・日向小学校が開校して初めて人数制限をしない授業参観を開催しました。そのためか、これまでのオープンスクールとは異なり、多くの方々においでいただきました。
午前中は、2時間目と3時間目の授業を公開しました。どのクラスも、いずれか一時間は道徳の授業を展開するということで行いました。スマホ等の使い方に関する情報モラルについて扱ったり、自己肯定感の向上につながるような授業を行ったりするなど、各学年・学級の実情に応じた道徳の授業が行われました。多くの学級で、タブレット端末を用いて、自分の考えを発表する姿が見られました。
また、この機会に、本校の通学路の危険個所について記入してもらうコーナーを用意しました。大きく拡大した地図に、多くの方々から貴重な情報を寄せていただきました。これらの情報については、本校内で共通理解を図るだけでなく、必要に応じて、警察等の関係機関にも周知していく予定です。
午後は、部活動の発表会を行いました。特に金管部は、コロナ禍による影響で、今年度も音楽発表会が中止となり、練習してきた成果を披露する場がありませんでしたので、今回が最初で最後の大舞台となりました。
部活動発表会のしめくくりは、球技部VS教員チームの試合で、大いに盛り上がりました。私も夢中になって試合に出場したために写真がありませんが(笑)、代わりに終了後の保護者アンケートの一部を紹介させていただきます。ありがとうございました。
◆保護者アンケートから◆
◎最高過ぎでした!!子供はもちろん、バレーの試合では先生達の本気になる姿も最高でした。コロナ禍で暗くなりがちですが、あんなに楽しく、先生、子供、保護者が皆で楽しめるイベントを考えてくださって本当に感謝です。あんなに楽しい学校に子供を通わせられて幸せです(笑)
◎今日の様な部活動の発表などの場がある事は大変良いと思いました。今後も継続して欲しいです。
◎生徒の皆さん、とても楽しそうに演技や演奏などに取り組んでて部活動に参加させてよかったなぁと思いました。
◎子どもたちの頑張りの成果を発表する場を設けていただいたことがよかったと思います。下学年の参加も、お兄さんお姉さんの演技や演奏を見ることができ、貴重な経験になったと思います。
自分の意見をタイピングで発表 |
自分と友達との考えの違いを可視化 |
保護者と共に学区探検の計画立案 |
通学路の危険個所を記入 |
体操部による演技 |
金管部による最初で最後の発表 |
11月11日③ 校内研究授業(生活科)
In-School reserh class
1年生を担任している星見教諭が、校内研究授業の一環として生活科の授業を行いました。これまで子どもたちが集めてきた落ち葉や木の実などを使って、遊び道具などをつくったり、使える道具になっているか何度も試したりする姿が見られました。
最初は、紙コップとドングリをタコ糸でつないで「けん玉」をつくって遊んでいた子が、1つでは飽き足らず、糸の長さの違う「けん玉」をつくって遊んでいるうちに、紙コップを重ねて、2つのドングリを同時に入れることのできる「新・けん玉」を”発明”する姿も。
糸の長さの違いで、「けん玉」の難易度はどう変わるのか、その難易度をはかるために、何回中何回成功するのか検証してみる、といったことに気づかせていくことで、単なる遊びに見えるかもしれない活動の中に、「学び」が立ち上がってきます。
今回の校内研究授業は、若手教員の必須の研修としても位置付けており、こうした授業の見方、子どもの学びの見取り方等について、指導教員による指導も行われました。
11月11日② お話ワールド(読書ボランティア)
Reading Volunteers
絵本の読み聞かせは、学年を問わず、学習的価値の高い時間を提供します。
本校は、読書ボランティアとして「お話ワールド」の方々に、いつもお世話になっています。今日の対象学年は上学年でした。中には、絵本ではなく素話で、子どもたちに語り聞かせてくださる方もいらっしゃいます。
お話に耳を傾け、自分の頭の中で場面の様子を思い浮かべながら、登場人物を動かしていくといった想像力を養うこの時間は、短いながらも貴重な時間となっています。
11月11日① 後輩から先輩へ贈る言葉(球技部)
words from juniors to seniors
今年度の部活動の練習は、事実上、本日で最終日。
球技部では、朝練習を終える間際、4・5年生が6年生たちが練習しているところへやってきて、これまでの感謝の言葉を一人一人が述べました。
下級生たちが考えた精一杯のサプライズでしたが、むしろ4・5年生たちの方が緊張しているように見えました。それでも、一人一人がこれまで6年生に優しく声をかけてもらったことや、試合中に勝ち進んでいく先輩たちの姿にあこがれていたことなどを述べることができました。
6年生たちは、ただただ神妙な面持ちで聞き入っていました。
後輩たちから感謝の言葉を聞いたことで、改めて「終わり」を実感したのかもしれません。なんとなく寂しさも感じさせるサプライズとなりました。
11月10日 スリランカからのお客様
We had a visitor from Sri Lanka.
スリランカ日本教育文化センター事務局長でもあるミーガハテンネ・チャンダシリ僧侶をはじめ、スリランカで幼稚園の先生をされている方々が、本校にいらっしゃいました。
短い時間でしたが、各教室の授業風景をご覧いただきました。
3年生は、ホールにお客様を迎える準備を整えて、スリランカにいる動物や有名な食べ物などについて、たくさん質問しました。一つ一つ丁寧に答えてくださるたびに、驚きの声が上がりました。
また、チャンダシリ僧侶の
「スリランカには、こんなきれいな学校はありません。電子黒板どころか、椅子や机もない学校もあります。電気も通っていない学校もあります。皆さんは、とてもラッキーですよ。こんなすてきな学校で、勉強できるなんて」
という言葉には、子どもたちが驚きながらも、神妙な面持ちで耳を傾けている姿が印象的でした。
業間休みには、体育館で、幼稚園の先生たちが民族衣装に着替えて舞踊を見せてくれました。
スリランカと親交が深い山武市。
本校にも10名余のスリランカの児童が在籍しています。彼らは、日々の生活の中で、一生懸命に日本語の習得等に努めていますが、彼らを受け入れている私たちもまた、スリランカのことについて知り、お互いの生活様式や常識等の違いを楽しむことができたらと思います。
カスタネットでリズムを刻む1年生 |
ホールで質問攻めにした3年生 |
版画に挑戦する5年生 |
英語の授業中だった6年生 |
ポケトークを使って話す6年生 |
体育館で民族舞踊を鑑賞 |
11月9日 イングリッシュ・イベント
English Event
低・中・高学年別に、体育館でイングリッシュ・イベントを行いました。
低学年は、日頃お世話になっているALTのメイ先生の出身であるフィリピンについて説明を聞いた後、その内容を確かめる○×クイズにチャレンジしました。
中学年は、「外国の暮らしをのぞいてみよう」と、体育館にいるALTだけでなく、海外にいるALTともオンラインで中継して、有名な食べ物などについて英語で教えてもらいました。
高学年は、オンラインでつながった海外のALTたちに、予め練習していた「What food is famous in your country?」など、5つの質問を使い、会話を楽しみました。
ALTの説明を聞く1・2年生 |
海外のALTとオンラインで英会話をする5・6年生 |
11月8日 初の不審者対応訓練
First-ever suspicious person response training was held.
日向小学校が開校して以来、初めての不審者対応訓練を行いました。
ここでは訓練内容の詳細について触れることは控えますが、教員も子どもたちも真剣に取り組むことができました。
また、全体指導だけでなく、各学級においても学年や学級の実態に応じて、「イカのおすし」の再確認など、さらに個別の指導を行いました。
千葉県警察では、こんな動画も作成してくれているんですね。
11月7日 赤い羽根共同募金活動
Red Feather Community Chest
朝の始業前、各教室に少し緊張気味の面持ちで、代表委員の子どもたちがそれぞれ入っていきました。手には赤い羽根。
「この募金は、山武市のみんなの生活をよりよくするために使われます。ご協力をお願いします」
クラスの前に立って説明する上級生の話をしっかりと聞き、一人一人赤い羽根を受け取りました。
「困ったときはおたがいさま」この精神は、今もなおしっかりと受け継がれています。
11月4日 マラソン練習
Marathon training has started.
いつもは、休み時間になると誰かしらが読書通帳を持って校長室にやってきてくれるのですが、最近、めっきり減ったなぁと思っていたら…。あぁ、そうでした。
12月9日のマラソン大会に向けて、練習が本格的に始まっていたのでした。各教室にマラソンカードが配られ、少しでも先に進めようと、休み時間になるとグランドに出て、自分のペースで走る子どもたちが増えてきています。
11月15日からは、日課を変更して全校で持久走をする時間を設定します。8割以上の子どもたちの通学手段がバスですので、この機会に、歩く・走る機会をしっかりと確保していきたいと思います。
11月2日 芋掘り(1・2年生)
1st and 2nd grade students dug sweet potatoes.
つきぬけるような青空の下、1・2年生が、サツマイモ堀りを満喫しました。
「こんなに大きいのがとれた~」
と、歓声を上げながら、たくさん掘り出していく子どもたち。
クリスマスリースにするために、数日前からサツマイモのツルを取っていたので、短い時間でも多くのサツマイモを収穫することができました。
昨年度と同様、これを焼き芋にして食べる予定です。これらの活動すべてが、学校の敷地内で完結するなんて…。恵まれているなぁとつくづく思います。
11月1日 山武中から職場体験
Students from Sammu Junior high school came for work experience.
中学校では、キャリア教育の一環で、職場体験学習を行っています。
今回は、将来小学校の先生になりたいと考えている山武中学校の生徒が、職場体験の場として日向小に来てくれました。
山武中は、日向小の子どもたちが進学する中学校ですが、あえて今回は、日向小の出身ではない中学2年生が「先生」として、子どもたちと過ごしました。
配属された教室に入るや、算数ドリルの採点をしたり、休み時間の遊び相手になったりと、一日中、大活躍でした。
「子どもたちの話を聞こうと思っていたけれど、一度にたくさんの子どもたちが話しかけてきてどうしようかと思いました」「”先生”と呼ばれたとたん、間違ったことは言えないと思って緊張しました」など、中学生なりに学びの多い一日になったようです。
いつかは、私たちの同僚に! 楽しみです。
10月31日 授業風景
Class scene
秋も深まり、学習にもよい時季になりました。
どの学年・学級も、手を動かし、話し合いながら、体験を通して学んでいます。
コロナ禍になって数年の間に、「これからは、わざわざ学校に行かなくても、オンラインだけで十分学習ができるのでは」といった極端な言説も聞かれましたが、こうして同じ教室という場を共有して学ぶ姿を目の当たりにすると、改めて学ぶということの意味を考えさせられます。
教員もまた、子どもたちのわずかな表情の機微に気づいて、必要に応じて声をかけるなど、オンラインではできなかった支援を行っています。
今後も、本校のICT環境の利点を生かしながら、これからの子どもたちに求められる資質・能力を伸ばすことのできるような授業づくりを目指していきたいと思います。
10月29日 郡市体操大会
Gymnastics Competition.
日向小学校の体育館を会場に、郡市体操競技会が開催されました。
本校は、選手の規定数を満たさなかったため、団体戦には出場できませんでしたが、個人の部で出場した選手たちが、それぞれこれまでの練習の成果を存分に発揮しました。
どの種目も、演技は一回のみ。これまで何回も練習してきたことが、この一回で決まるかと思うと緊張も高まりますが、お互いに声をかけ合いながらその緊張をほぐし、演技に臨みました。
10月27日 読書週間を機に読書習慣へ
Take the opportunity of Reading Week to become a Habit of Reading.
6月から始めた読書通帳も、約4か月を経て、廊下に掲示している「日向読書の木」にも、たくさんの花を咲かせています。
本校では、朝の読書の時間に本を読むことになっていますが、クラスの実情によって、漢字や計算ドリルの時間に充てられることもしばしばです。また、家庭での読書の状況も芳しくなく、ゲームの時間になっている子が多いようです。
今年の読書週間は、10月27日~11月9日だそうです。毎年「文化の日」をはさんだ2週間が読書週間となっていますが、これを機に、読書習慣を身につけられるようにしたいものです。
文化庁の調べによれば、47.3%が1か月に1冊も本を「読まない」と回答するなど、大人もまた本を読まなくなっているようです。
まとまった時間でなくても、隙間の時間を見つけて読書する姿を、大人が自ら子どもに見せていくということも大切なのではないかと思います。
10月25日 市球技大会・男子優勝!
City Ball Game Tournament Boy's Champion!
市球技大会は、会場が広い東金アリーナで行われました。
この大会も感染症対策の一環で無観客で行われたため、これまでの各大会と同様に、会場の様子は、Zoomで日向小の各教室の電子黒板を通じて中継しました。
試合中も、選手以外の子どもたちから、チャットを通じて「がんばれ!」という応援メッセージが届いたり、ナイスプレーが見られるたびに「すごい!」などの言葉もたくさん届きました。
会場が広く、また男女同時に離れたコートで試合が行われていたため、中継するのに精一杯で写真がほとんど撮れませんでしたが、男子は見事、圧巻の優勝。女子も、好ゲーム・好プレーがたくさん見られました。
何より、日向小はいつも笑顔でプレーというのが、印象的でした。試合をすること自体を楽しんでいる様子が終始伝わり、清々しい選手たちでした。
また一つ、栄光の思い出ができました。
10月24日 壮行会(球技・体操)
We held a send-off party.
市の球技大会、郡市体操競技大会が開かれることから、昼休みに体育館で壮行会を開きました。
日頃物活動に参加している子供たちが、それぞれのユニフォームを着て、それぞれの決意を述べました。球技部はエキジビションとして、バレーボールのパスを見せ、体操部は、本番さながらに皆が注目している中、跳び箱・鉄棒・マット運動の演技を行いました。
下学年は、各教室で電子黒板を通じて視聴することができるよう、体育館にカメラを入れて分散型の壮行会となりました。
子どもたち同士の中では、5年生たちが申し合わせて先輩たちのためにお守りもつくって個別に渡していました。
10月22日 PTA理事会にて
PTA Board of Directors was held.
日向小学校が統合する前、旧山武西小学校・旧日向小学校で行われていたPTA行事の一つであった「フェスティバル(仮)」は、学校内に軽食コーナーやゲームコーナーが用意され、にぎやかに行われていたと聞いています。
ただ、コロナ禍により中止されたまま統合を迎えた昨年度も、実施を見送らざるを得ない状況でした。
今年度は、11月12日の授業参観日の午後に開催するべく、様々な方法を検討を重ねてきました。しかしながら、感染症対策を講じながら以前の開催方法を再現しようとすると、旧山武西小と旧日向小の同様の行事の内容や方法も異なっていたこともあり、議論が難航しました。さらに、それだけの準備の労力に対して、子どもたちが満足できるような内容になるだろうかという考えもあり、中途半端に実施するくらいなら…と、今年度も中止となりました。
そこで、当初は、校内で子どもたちと行う予定であった部活動(球技・金管・体操)の引退試合や発表会を、フェスティバル(仮)を行う予定であった時間枠で実施することとしました。
本日開催されたPTA理事会において、フェスティバル(仮)の中止と、部活の引退試合・発表会の場になることが決定しました。
その他、現在、現金で扱っている毎月の集金を、来年度からは振込に移行する旨についても説明し、賛同を得ることができました。
本校の事務職員から、「これまでの現金での集金では、お札が汚くてATMを通らないことがあったり、おもちゃの硬貨が入っていたりしたことがあった」「振込に移行することで、各担任が、子どもたちに向き合う時間を確保することができる」といった説明を聞いて、PTA理事の方々からは、驚きの声や納得の声が聞かれました。
10月19日 部活動の朝練習
Morning practice for club activities
日が短くなってきました。放課後の部活動の練習時間も短くなり、朝練習には、より一層力が入っています。
これまで学校は、こうした子どもたちの一生懸命さに応える形で、勤務時間外であっても指導にあたってきました。おかげさまで、好成績も収めるなど、成果もしっかり残してきています。
しかしながら、年を追うごとに様々な教育課題が山積する中で、国全体として先生方の働き方も見直す時代に入り、来年度の部活動の在り方についても本校として考える必要が出てきました。
子どもたちの思いを受け止めながら、どのように働き方改革を進めていくか。しっかりと検討を重ねていきたいと思います。
10月18日 校長先生がいなくても「読書通帳」は継続します
Children turning in their reading passbooks even in the absence of the principal.
この日は、千葉県の校長が一堂に会して研究協議会を行う日で、一日学校を不在にしていました。
こういう時のために、
「せっかく読書通帳を校長室に持ってきたのに、校長先生がいなくてシールがもらえない…」
ということが起こらないように、読書通帳を置く場所をつくっていました。
翌朝、見てみると…。ちゃんと置いてありました。