校長室から
12月22日 若手教員研修の成果を共有
Sharing the results of young teacher training
今日は、今年最後の教員研修日。
これまで授業を見合うにも、なかなか時間が取れないことから、お互いの授業を録画し、Teams上で共有し意見交換をしてきた若手教員たち。
今回は、全教職員を前に、今の日向小のICT環境でできる便利なアプリや電子黒板の活用法などについて、実演とともにそれぞれがプレゼンをしてくれました。
中には子どもの音読を自動採点するアプリなども紹介され、最近の技術の進歩を実感しましたが、そうした機能を活用して伸ばそうとしていた力は伸びたのか、アプリができることの限界を見定め、新たに教師としてすべきことは何か等について、さらに検討していくことの大切さを再確認した時間となりました。
電子黒板を活用して拡大機能を生かすといった場合も、授業者が
①どんな情報を提示し、
②どんな言葉を発しながら、
③何を焦点化していくか
がカギとなります。
ICT機器を上手に活用し、今後も、子どもたち一人一人の学びのプロセスから目を離すことのないようにしていきたいと思います。
12月21日 タブレット上で作品を共有する1年生
First Graders sharing their work on tablets
クリスマスを控え、1年生は、先日収穫したサツマイモのツルを使って、それぞれ一つずつ思い思いの飾りをあしらって、リースをつくりました。
これまで廊下に掲示していましたが、今回は、タブレット端末でそれぞれの作品を撮影し、SKYMENYUを使って、オンライン上で作品を共有するという活動に取り組んでいました。
誰かが「できた!」と言うたびに、「どうやってやったの?」と、友だちの端末の画面をのぞき込み、直接やり方を聞き合いながら学んでいました。
こんな1年生が、6年生になる頃には…。
大人も頑張らねば。
さつまいもツルでつくったリース |
撮った写真を取り込む方法を聞く |
「どうやってやった?」と確かめ合う |
12月20日 心理的安全性をもたらす言葉の力
The power of Language Provide Psychological Safety
山武市は、スリランカ国籍を持つ方が急増しており、2018年の268名からわずか3年ほどで451名と約1.5倍に達しているそうです。今年度に入ってからもさらに増え続けており、本校にも、スリランカをはじめとする外国籍の児童が、現在20名近く在籍しています。
日本語はおろか、英語もままならず、タミル語やシンハラ語を母語とする子どもたちにとっては、日本語に囲まれた学校生活が大変なことであることは、容易に想像できます。
それでも、日本に来るまでずっと政情が落ち着かず、学校に通うことさえできなかった子どもたちにとっては、学校に通うこと自体を楽しんでくれているようです。
また、これまで翻訳機ポケトークやしぐさや表情等を駆使し、必要な場面で友達同士で会話を重ねてきたからか、あいさつ程度の簡単な日常会話が成立するようになるのには、どの子もそれほど時間がかかりませんでした。
ただそうはいっても、やはり母語で気楽に話すことのできる友達との時間は、心が休まるのでしょう。お互いの年齢は違っても、3~5年生の子どもたちが、休み時間に外で思いっきり母語を使って笑い合う姿は本当に楽しそうで、見ていて少しホッとします。
日向小としては、今後もますます増え続ける外国籍の子どもたちに、単なる日常会話にとどまらない、彼らの実情に合った学習指導を行うにはどうしたらよいか、同時に、日本の子どもたちが様々な外国の文化をどう理解し共存していくにはどうしたらよいか、タブレット端末等のICT機器の有効活用なども視野に、来年度に向けて検討を重ねているところです。
凍てつく朝日に映えるパンジー |
「写真撮ってるよ(笑)」(推測) |
手をつないで校舎に戻る3人 |
12月19日② 文科省のウェブサイトに紹介されました
Our school's efforts were introduced on a national website.
文科省では「文部科学省CBTシステム(MEXCBT:メクビット)」というプラットフォームを開放しており、本校でも、月例テスト等で活用しているところです。
このたび、文科省のウェブサイトに本校の取組が紹介されました。
引き続き、さらなる効果的な活用方法を模索していきたいと思います。
12月19日 学力テスト(プレ)
Proficiency Test
冷たい空気に包まれた朝になりました。正門前の花壇にも霜柱が見えました。
今日は、11月までに学んだ内容を踏まえて、全ての学年が、算数の学力テストを行いました。2月下旬には、算数だけでなく、国語や理科、社会等の県標準学力テストを実施する予定ですが、今回は、そのプレテストにあたります。
「わかったつもり」になっていることはないか、年明け早々に返却される結果を踏まえ、さらに学習の習熟を図る予定です。
このほか、1年生の教室では、先日の教員研修で紹介したばかりのコグトレオンラインにアクセスし、それぞれが自分のペースで、楽しくトレーニングを進めている姿も見られました。
12月16日 日向読書の木(進捗状況)
Progress on 'Hyuga dokusyo no ki'
「日向読書の木」が始まって約半年が経ち、ご覧のとおり、ずいぶんとたくさんの花が咲きました。
休み時間になると、校長室に「シールをください」と訪ねてくる子どもたちの姿は、すっかり定着しました。
また、低学年の子どもたちの多くは、校内で私の顔を見るなり、「もう少しで10冊読み終わります」「今日の昼休み、校長室に行っていいですか?」など、読書通帳の話題が頻繁に出てきます。
山武市図書館が作成する「読書通帳」は、全部で4種類(200冊分)ですが、なんと5冊目に入った1年生も現れてきました。
冊数ばかりを競っているわけではありませんが、この読書通帳がきっかけとなり、それぞれのペースで、本を読むことの楽しさを味わってもらえたらと願っています。
↑2学期の開始時の開花状況(9月1日時点)↑ |
↑ずいぶん花が咲きました(12月16日時点)↑ |
12月15日 焼き芋パーティー
Baked sweet potato party
本校の「畑の先生」でもある、伊藤和さんをはじめ、山武西まちづくり協議会の方々の全面的なご協力のおかげで、子どもたちが楽しみにしていた「焼き芋パーティー」が盛大に行われました。
「給食が食べられなくなっちゃうよ」という注意も聞かず、次々に出来上がっていく焼き芋に手を伸ばす子どもたち(笑)
そうした姿をやさしく見守る山武西まちづくり協議会の方々のまなざしもあたたかく、身も心もあたたまるひとときとなりました。
12月14日 公開研究会の開催(通学路推進事業)
Presentation on traffic safety
このサイトでも、何度かご紹介してきましたが、今年度県の指定を受け、本校を拠点として山武中学校区内において、交通安全に関する取組を進めてきました。
おかげさまで、地域の方々や保護者の方にもお集まりいただき、成果と課題等について発表することができました。
また、大変お忙しい中、Zoomではありましたが、東京都市大学の稲垣具志先生によるご講演を拝聴することもできました。今後、本校のウェブサイト上にも内容を掲載するとともに、引き続き、交通安全について尽力してまいりたいと思います。
ここでは、ご参加いただいた方からのご感想・ご意見を一部ご紹介いたします。
〇通学路の危ない箇所は、小さいところを含めるとまだまだ沢山あります。登校時、下校時の子供達の見守りを学校、家庭、地域の皆さんのご協力をいただき強化していきたいとしみじみ感じました。断続的な安全イベントと持続的な安全教育が必須であり、それは学校、家庭、地域の連携と協働が重要。
力をあわせて子供達の安全を守っていきたいです。
〇学校は、今回学んだこと(例えば子どもの認知・判断力は大人が考えているより、はるかに低いことなど)を家庭や子ども達に伝え、当たり前な安全教育を継続して行っていく必要がある。家庭や地域も持続的な安全教育のため、声かけ、道路横断の仕方、自転車の乗り方など、当たり前のことを継続して子ども達に伝えていく必要がある。
〇本日参加させていただき私自身凄く勉強になりました。いつも横断歩道を渡る時、車の運転手さんに悪いと思い、走って横断していました。それは、いけなかったこと危ないことを教えていただきこれからは歩いて横断することを心がけたいと思いました。
〇日向小学校の様々な取り組みをする中で、子ども達が考えた取り組みを他学年に伝える活動はとても良いと思いました。また、基調提案や稲垣先生の資料もとても分かりやすかったです。準備など大変だったと思います。お疲れさまでした。ありがとうございました。
12月13日 生活習慣病予防健康教室(6年生)
Health classes to prevent lifestyle-related diseases
山武市の健康支援課の保健師の方をお招きして、6年生を対象に、生活習慣病予防健康教室を開催しました。
夜遅くまでゲームなどに夢中になって、山武市内の小学生の就寝時刻が遅くなっていることなどにも触れられ、子どもたちは、それぞれ自身の生活習慣について、振り返りました。
途中、友だち同士で考え合う場もあり、生活のリズムが乱れがちな冬休みを前に、楽しみながらも自分たちの生活を見つめ直す、有意義な時間となりました。
12月12日② オンラインで全校集会
Online All-school rock-paper-scissors game
昼休み、全校集会が開かれました。
コロナの感染状況を踏まえ、どのような状況であっても開催することができるように、初めからオンライで開催することを計画していました。
代表委員会の子どもたちを中心に、各委員会が、それぞれの仕事の内容の紹介や、日向小の子どもたちに守ってもらいたいお願い等を、パワーポイントにまとめ、Zoomを通じてプレゼンテーションを行いました。
それぞれの発表の時は、緊張でこわばっているようにも見えましたが、後半の「校長先生と全校じゃんけん」になると、一気にいつもの元気が戻ってきました。
各教室の電子黒板に、校長先生のグー・チョキ・パーが大きく映し出されるたびに、一喜一憂する歓声やため息が校舎内に響き渡りました。
各学級を勝ち抜き、ホールに集まってきた「勝者」たちの中で、最後に一人勝ち残ったのは、なんと一年生。
短い時間でしたが、楽しいひとときとなりました。