校長室から

2022年5月の記事一覧

5月18日 徐々に教育活動の幅を広げています

Relaxation of restrictions on school educational activities

 5年生の教室からリコーダーの音が響くようになりました。また、4年生は、図工室でグループごとに楽しく工作に取り組んでいます。

こんな姿は、ほんの数年前であれば、ごくありふれた学校生活の日常の一コマでしたが、おかげさまでようやくこうした授業を行うことができるようになってきました。

もちろん、その分、換気を行うなどの感染症対策を講じることになりますが、子供たちにとっては、かけがえのない学校生活です。

少しでも快適に、有意義に過ごすことができるよう、最善を尽くしていきたいと思います。 

   
   

5月17日 陸上大会(山武市成東総合運動公園にて)

Higher!  Faster!  Farther! and Hotter!

心配された天候の中でしたが、おかげさまで無事に陸上大会を行うことができました。これまで本校の練習にご理解いただき、支えていただいた保護者の皆様、ありがとうございました。

自身のベスト記録更新を目標に臨んだ陸上大会でしたが、同じ市内の同学年の子供たちが集っているせいか、より高く、より速く、より遠くに記録を伸ばす姿を目の当たりにすると、やはり思わずどよめきが起こりました。

また、競技を終えた選手が日向小のテントに戻ってくるたびに、待ち構えていた友達が「おつかれ~」「よかったよ~」とあたたかく迎え入れる姿が、ごく自然に何度も見受けられました。

ところで、これまでの陸上練習にあたって、中心的に指導にあたってきた高梨先生(日向小の体育主任)は、今日は大会の運営役員としてフィールド内を駆け回っていたのですが、その合間で、競技に臨む子供を見ながら、

「校長先生、あの子は、実は昨年度出場できなくて悔しい思いをしていたのですが、あんなふうに今年、出場できたので本当に良かったです」

「この子は、本当に熱心に練習に取り組んでいたので、どうしても今回出場させたいと思っていたんです」

と、目を細めて指導者としての思いを語ってくれた場面がありました。

手前味噌の言い方になって恐縮ですが、これまでこんなあたたかいまなざしで子供たちを見守り、指導してきてくれた先生だからこそ、子供たちも先生に対して信頼を寄せるだけでなく、頑張った友達に対してもあたたかい声かけが生まれるのだろうなあと、つくづく感じた一コマでした。

今日は陸上記録会でしたが、私にとっては、あたたかい思い出も記録された一日となりました。

 行ってらっしゃ~い!  よ~い スタート!  華麗なバトンパス
 巧みなハードリング  マイペースで!  より遠くへ!

5月16日 クラブ活動

Through club activities,we cultivate a rich heart.

6時間目に、4~6年生が、各活動場所に集まり、クラブ活動を行いました。

文化系では、外部講師を招いて茶道教室があったり、イラストクラブや手芸等のものづくりクラブ等があります。また、運動系では、卓球クラブやバドミントンクラブがあります。

学年や学級が異なる子供たちが、共通の興味・関心を追求する姿は、お互いがお互いの活動を認め合う、楽しげでやわらかな雰囲気を醸し出します。

なお、クラブ活動は、年間11回を予定していますが、第9回(1月16日)には、来年度のために3年生が見学する予定となっています。

   

 
   

5月13日 雨の日の休憩時間(3年生)

 Third graders using PCs during recess

天気予報どおりのあいにくの雨で、陸上大会は17日に延期となりました。

そのため、今日の休み時間は、教室で静かに本を読んだり、おしゃべりしたりして過ごしました。2年生のクラスでは、友達同士が一つの机に集まって、消しゴムを使った遊び?に興じている姿も…

3年生のクラスをのぞいてみますと、多くの子供たちが、タブレット端末を机の中から取り出し、「キーボー島アドベンチャー」に取り組んでいました。このサイトは、ゲーム感覚で遊びながらキーボード入力のスキルをアップすることのできるサイトです。30級から始まって、最終目標の1級に到達すると、授業時間内(45分間)で800字程度の文章が無理なく入力できるようになることを想定して設計されているものです。

3年生は4月当初から始めていますので、ログインなどは慣れたものです。

「私、24級まで進んだ」「ぼくは、まだ26級」などといった声が聞かれる中、

「○○君は、もう4級なんだよ」

と自慢げに友達のことを紹介してくれる子もいました。

ただ、人差し指だけで打っている子も少なくありませんでしたので、これからは指をホームポジションに置くことから丁寧に指導していくことも必要だと感じました。 

   

5月12日 陸上大会壮行会

Pep rally was held before the track meet.

明日行われる予定だった陸上大会。あいにくの大雨という予報があり延期となりましたが、予定どおり昼休みの時間を使って、代表委員会の子供たちの進行で、陸上大会壮行会が行われました。

かっこいいユニフォームをまとった選手たちが、颯爽と走って入場し、全校児童の前に立ちました。

それぞれの選手が自分の出場する種目を発表した後、エキジビションとしてリレーが行われました。バトンパスや走る姿勢などを目の当たりにした下級生たちは、憧れのまなざしとともに応援しました。

選手代表のあいさつや児童代表による激励の言葉が交わされていくにつれ、次第に選手たちの顔つきも引き締まっていきました。

「立場が人をつくる」とは言いますが、退場後の姿も、誰に言われるでもなく最後までビシッと直立不動で会に臨む姿を見ていると、みんなでこうして集まって活動することの価値を改めて感じました。

5月11日 歯科検診(下学年)

Dental checkups were conducted for children in the lower grades.

学校医の安田先生がご来校され、 歯科健診を行いました。歯科健診は、本日と明日の2日間にわたって行われます。本日は、下学年の児童を対象に行いました。

担任の先生による事前の指導のおかげで、どの児童も歯科健診の意味を理解し、静かに自分の順番を待ち、安田先生の前に立つと、大きく口を開けて健診に臨むことができました。

健診を終えて、安田先生から、本日の歯科健診を終えていくつか興味深いご指導をいただきました。

まず安田先生が気にされていたのは、子どもたちの「姿勢」でした。先生は、「真っ直ぐに」と声をかけても、首をかしげるようにして口を開ける子どもたちが、少なくなかったことを大変気にされていました。結果的に、上あごと下あごの噛み合わせが悪くなってしまっているとのことでした。

このことと関係するかわかりませんが、本校は、昨年度から8割ほどの児童がスクールバスで通うようになり、従来に比べて圧倒的に運動量が減りましたので、体力の減退を心配していたところでした。自分の四肢を思い通りに動かす連動性等をはじめ、体幹を鍛えることのできるような場づくりを行っていく必要があると感じました。

また、本日の歯科健診は、午前中に行ったのですが、家庭での歯みがきの習慣が身についていないのか、すでに歯に汚れがついている児童が一定数見られたとのことでした。学校においても、これまで新型コロナ感染症の予防策の一つとして、給食後の歯みがきを控えさせていたのですが、今日を機に、今後は習慣づけるためにも、感染対策を講じながら、再開させていこうと思います。

さらに、安田先生は「自身の健康に関心を持たせるには、歯みがきというのは、子供にとって分かりやすく効果的」ともおっしゃっておられました。また、「その歯みがきで、どれだけの効果があるのかについては、今は分からないかもしれないけれど、35歳を超えたあたりからその差が顕著に出てくる」ともおっしゃっていました。

「歯がなくなってしまえば、これまで「おいしい」と感じて食べてきた食べ物が、食べられなくなってしまう」「たとえ長生きできたとしても、おいしいものが食べられない余生を送らせたいんですかね?」という言葉は、歯科医師ならではの重みがあり、大変印象的でした。 

確かに「一回くらい歯みがきしなくたって、どうということはない」というのは、そうかもしれませんが、子供たちが自身の健康に対する関心を高め、「歯を磨かないと気持ちが悪い」と思えるくらいに習慣化させていくのは、私たち大人の責任でもあります。

先生のお話を伺いながら、私たちは、子供たちの一生を支える、大切な時代に居合わせているのだなあと感じたひとときでした。

Teeth are a treasure of a lifetime!

   

5月10日 久しぶりの陸上練習(6年生)

Sixth graders practiced for the track and field meet.

 今週末に行われる山武市陸上大会に向けて6年生が合同練習を行いました。週末の天気が気になるところですが、晴れ間のあるうちにと、これまでの練習で知った自分の課題点を一つ一つ確かめながら、友達と声を掛け合って練習に取り組みました。

中には、千葉県遊・友スポーツランキングちばの種目の一つである「新聞棒投げ」に挑戦する姿もありました。

陸上大会では、少しでも自分のベスト記録が出せるように、「自分がどんなことに気をつければよいか」等について、自ら考えて臨むことができるようにしたいと考えています。

   
   

5月9日 野菜の苗を植えました(2年生)

Second graders planted vegetable seedlings.

雨が降り出す前にと、2年生が自分の植木鉢に、それぞれ自分が選んだミニトマト、ピーマン、ナスの苗を植えました。子供たちが育てる野菜の中では、ミニトマトが一番人気でした。

これから生活科の学習として育てていきますが、その過程で、観察したことを記録文に書くなどの国語科の学習にもなります。また、最後には「食べる」というゴールに向けて育てますので、食に関心を持ったり、生産者への感謝の気持ちを育てたりする食育にもつながる活動です。

 野菜とともに、子供たちもどんな風に成長していくのか、楽しみです。

     

5月6日 全校児童で「なかよし遠足」(さんぶの森公園)

All of the students went to "Sanbu no Mori Park" for a walking excursion!

時折、爽やかな風が吹く五月晴れの中、予定どおり全校遠足に行くことができました。

8時55分、上級生と下級生が連れ立って、学校を出発しました。目指すは、約4㎞離れたさんぶの森公園。

道で出会う地域の方々もみんな、子供たちを見守るまなざしがあたたかく、「どちらへ、お出かけですか?」「がんばって~」など、いろいろなところで笑顔で声をかけていただきながら、歩きました。

   

 

 

 

 

   

 

 

 

 

       

出発してしばらくは、上級生も下級生もお互いにどこかよそよそしく、黙って歩き続けていましたが、次第に疲れが見えてきた下級生をいたわって、歩くスピードを緩めたり、立ち止まって励ましの声をかけたりしている優しい上級生の姿があちらこちらで見られました。

 

     

       

いよいよさんぶの森公園の緑いっぱいの「ふれあい広場」に到着。1年生は全校の前に立ち、代表委員の子どもたちから一人一人の名前を呼ばれると、大きな声ではっきりと返事をすることができました。

実は、この日までに、代表委員の子どもたちが、入学したばかりの1年生を囲んで楽しめる会にしようと、業間休みや昼休みなどの時間を使って準備を進めてきてくれていました。

おかげでレクが終わるころには、自然に異学年間で楽しい会話が生まれるほど、打ち解けていました。

         
   

  

各学年で思い思いの場所でお弁当を食べ終わると、ふれあい広場で鬼ごっこをしたり、アスレチックに挑戦したり、さらに交流を深めました。

あまりはしゃぎ過ぎたのか、帰りのバスの中では、いつの間にか寝てしまう子も(笑)。

新入生を迎えた日向小としては、初めての異学年交流の場となり、よい思い出をつくることができました。

 

 

 

 

     

4月25日 1年生給食開始のその裏で…

いよいよ1年生にとって初めての給食が始まりました。

担任の先生や支援員の方々も気合を入れて(?)、安全面や衛生面に細心の注意を払いつつ、白衣の着方や配膳の仕方を指導しながら、子供たちが少しでも自分でできるように温かく見守りました。

ところで、給食中は、放送委員の子供たちが放送室に集まり、「お昼の放送」を流してくれています。

放送を聞いているだけではわかりませんが、実は、放送室に集まった子供たちは、「生放送」ですから緊張の連続です。思うように機器が操作できずに焦りを隠せない子がいるかと思えば、自分が放送原稿を読む順番を待つ間、何度も繰り返し小声で音読の練習を繰り返している子もいます。

でも、そのおかげで、子供たちが黙って食べながら、給食にまつわるクイズや給食メモなどを楽しく聞くことができ、黙食で静かな教室にささやかな潤いを与えてくれています。

   

なお、毎日の給食については、山武市教育委員会のウェブサイトから写真とともに確認できますので、ご覧ください。食材の産地や給食メモなども確認できます。【参考】今日の給食