校長室から

2023年3月の記事一覧

3月9日 養護教諭による卒業生への最後の授業

Last lesson for graduates by school nurse.

あと一週間で卒業式を迎える6年生に、養護教諭が最後の授業(保健)を行いました。

養護教諭は6年生を、旧日向小から見てきており、2組担任とも「いつかは、こういう授業がやりたいね」と、相談し、あたためてきた授業でした。

それだけに、アンガーマネジメントのことだったり、ネガティブな感情をポジティブに変える方法だったりと、内容は盛りだくさんでしたが、その思いは6年生たちに十分伝わっていたようです。最後の感想箋にも、それぞれの思いや考えがしっかりと書かれていました。

これまでの保健室での関わりや授業などの積み重ねによるお互いの信頼関係に支えられ、気持ちがあたたかくなる授業でした。

 

3月8日 ありがとう6年生

Thank You ,6th Graders.

気がつけば、6年生が卒業するまでの登校日はあと7日。

6年生を送る会以降、学校内のあちらこちらで、お別れや感謝の気持ちを表す掲示物や歌声などが聞こえてきて、学校全体が卒業ムードです。

2月から約一か月間にわたって行われた6年生との会食も今日で終わり、いよいよ卒業式までカウントダウンです。

そんな中、今日は、6年生から先生たちへステキな贈り物(手紙)がありました。

心のこもったお手紙に心があたたかくなりました。ありがとう。

3月7日 「青い目の人形」にまつわる話を聞く6年生

6th graders listen to the story of the "Blue-Eyed Doll"

1月13日付けの記事でご紹介したお話ボランティアの方から青い目の人形のお話を、もうすぐ卒業する6年生にしてあげたいとのお申し出がありました。

実は、このお話の原作者である並木久栄さんは、今から約30年前に私が新任教員として勤務していた小学校の教頭(当時)というご縁もあり、ぜひにということで朗読紙芝居を上演していただきました。

今回の上演にあたっては、原作者である並木久栄さんにもおいでいただきましたので、紙芝居を終えた後、青い目の人形にまつわる様々なこぼれ話などを、直接お聞きすることができ、人懐っこい子どもたちはあっという間に交流を深めていました。

現実に、ロシアとウクライナとの戦争が起こっていたり、パンデミックが起こったりと、数年前の「常識」が常識ではなくなるといった状況下を考えると、子どもたちにとっても単なる昔話の紙芝居として片づけられるものではなかったのでしょう。

「もしも自分だったらどうするか」と投げかけると、ふだんは明るい6年生たちも、さすがに真剣に黙り込んだ姿が印象的でした。空気を読んで言いたいことも言わない生き方をするか、空気を読んだうえであえて行動するか、大人でも答えに窮する問いですが、未来を創る子どもたちには卒業後もずっと持ち続けてもらいたい問いの一つです。

なお、この朗読紙芝居については、成東文化会館のぎくプラザにおいて開催される「山武市青い目の人形特別展」に合わせて、3月12日(日)、26日(日)のいずれも13時~と14時~で上演されるそうです。ご興味のある方は、ぜひ足をお運びください。

ケーブルテレビの取材も入りました

真剣に話に耳を傾ける6年生

朗読紙芝居後、解説する原作者・並木久栄さん

千葉県退職女性教職員の会「ふさの会」の方々と

3月6日 R5部活動についての説明会(3~5年生)

Briefing session on extracurricular activities for the upcoming year was held.

本日の昼休み、3~5年生に集まってもらい、来年度の部活動についての説明会を開きました。

令和7年度以降、球技大会、体操部、金管部に関する大会は、郡も市も開かれないことを伝え、それに向けて、来年度と再来年度の日向小学校の部活動も大幅に縮小し、今後は地域へ移行していくことについて説明しました。

今年度の日向小学校の郡市陸上大会で男女総合優勝、また球技大会においても男子が優勝など、先輩たちの大活躍の姿を見てきただけに、金管部がなくなること(希望者がいればクラブとして存続)や、朝練習も行わないといったことについて説明を聞くと、驚きを隠せない子どもたちもいました。

「いくらなんでも、来年度から急にすべての部活動を中止するというのは、これまで頑張ってきた4・5年生にとっては驚くのではないかということで、先生方で話し合って、できる限りの時間を確保しました」

と説明を続けると、配られた手紙に書かれた活動日程などに熱心に目を通していました。

このような内容ですので、私が一方的に話しておしまいにするのはためらわれたため、さらに近くの友達同士で、話の内容について確かめ合う時間も取りました。

お互いが手紙を見ながら、「陸上部が終わったら、球技部と体操部に入ることもできるんだって」などと説明し合いながら、今年度との違いなどについて確かめ合う姿も見られました。おかげで、どの子もどのような内容なのか理解したようで、すっきりした表情で説明会を終えることができました。

本日から3月20日まで、3~5年生を対象に、来年度の部活動への参加の希望の有無を問う事前アンケートを「さくら連絡網」を通じて行います。部活動への参加の意思がある児童がどれくらいいるのか、アンケート結果を踏まえ、来年度の部活動の計画をさらに練り直していく予定です。

関係のご家庭の方々におかれましては、お子様とよく相談の上、ご回答のほどよろしくお願いいたします。

来年度、部活動に参加する予定の児童が挙手(説明前)

友達と手紙を読みながら、話の内容を確認し合う

3月3日 6年生を送る会

 Farewell party for 6th graders

いよいよ「6年生を送る会」本番を迎えました。

6年生の教室の黒板に、毎日書かれる担任からのメッセージにも、いつも以上に力がこもります。

会直前に、1年生全員からプレゼントを手渡された6年生は、5年生の実行委員の進行に従い、一人ずつ舞台に立ち、得意なことや将来の夢などとともに紹介されます。その様子が、生中継で、各教室に流れました。

1年生から始まった各学年の発表(ビデオ作品)は、劇あり、クイズ大会あり、歌あり、ニュース番組形式で6年生のすごさを伝えていくといったもので、大いに盛り上がりました。

何より、それらを視聴する6年生が、一緒に歌ったり、歓声をあげたり、感嘆の声をもらしたりと、実に感情表現豊かで、この姿こそ、在校生と一緒の場で共有したかった場面でした。

どの学年の発表からも、6年生に対する感謝にあふれ、日頃からの6年生の下学年への優しさへのお礼が伝わりました。

最後にお礼として、6年生が合唱する姿は、少し大人びていて、在校生だけでなく、教職員の胸を打つ感動的な場面でした。

卒業まであと10日。

様々な形で、「感謝」を伝え合う期間となりそうです。

1組担任によるメッセージ

2組担任によるメッセージ

手作りの招待状を手にする6年生

1年生から一人ずつプレゼントを渡す

6年生を前に緊張気味に会を始める5年生

このような形でビデオを視聴しました

歌やクイズなどに大いに盛り上がりました

在校生に向けた言葉と合唱で締めくくりました