校長室から
5月17日 陸上大会(山武市成東総合運動公園にて)
Higher! Faster! Farther! and Hotter!
心配された天候の中でしたが、おかげさまで無事に陸上大会を行うことができました。これまで本校の練習にご理解いただき、支えていただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
自身のベスト記録更新を目標に臨んだ陸上大会でしたが、同じ市内の同学年の子供たちが集っているせいか、より高く、より速く、より遠くに記録を伸ばす姿を目の当たりにすると、やはり思わずどよめきが起こりました。
また、競技を終えた選手が日向小のテントに戻ってくるたびに、待ち構えていた友達が「おつかれ~」「よかったよ~」とあたたかく迎え入れる姿が、ごく自然に何度も見受けられました。
ところで、これまでの陸上練習にあたって、中心的に指導にあたってきた高梨先生(日向小の体育主任)は、今日は大会の運営役員としてフィールド内を駆け回っていたのですが、その合間で、競技に臨む子供を見ながら、
「校長先生、あの子は、実は昨年度出場できなくて悔しい思いをしていたのですが、あんなふうに今年、出場できたので本当に良かったです」
「この子は、本当に熱心に練習に取り組んでいたので、どうしても今回出場させたいと思っていたんです」
と、目を細めて指導者としての思いを語ってくれた場面がありました。
手前味噌の言い方になって恐縮ですが、これまでこんなあたたかいまなざしで子供たちを見守り、指導してきてくれた先生だからこそ、子供たちも先生に対して信頼を寄せるだけでなく、頑張った友達に対してもあたたかい声かけが生まれるのだろうなあと、つくづく感じた一コマでした。
今日は陸上記録会でしたが、私にとっては、あたたかい思い出も記録された一日となりました。
| 行ってらっしゃ~い! |
よ~い スタート! |
華麗なバトンパス |
| 巧みなハードリング |
マイペースで! |
より遠くへ! |
5月16日 クラブ活動
Through club activities,we cultivate a rich heart.
6時間目に、4~6年生が、各活動場所に集まり、クラブ活動を行いました。
文化系では、外部講師を招いて茶道教室があったり、イラストクラブや手芸等のものづくりクラブ等があります。また、運動系では、卓球クラブやバドミントンクラブがあります。
学年や学級が異なる子供たちが、共通の興味・関心を追求する姿は、お互いがお互いの活動を認め合う、楽しげでやわらかな雰囲気を醸し出します。
なお、クラブ活動は、年間11回を予定していますが、第9回(1月16日)には、来年度のために3年生が見学する予定となっています。
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5月13日 雨の日の休憩時間(3年生)
Third graders using PCs during recess
天気予報どおりのあいにくの雨で、陸上大会は17日に延期となりました。
そのため、今日の休み時間は、教室で静かに本を読んだり、おしゃべりしたりして過ごしました。2年生のクラスでは、友達同士が一つの机に集まって、消しゴムを使った遊び?に興じている姿も…
3年生のクラスをのぞいてみますと、多くの子供たちが、タブレット端末を机の中から取り出し、「キーボー島アドベンチャー」に取り組んでいました。このサイトは、ゲーム感覚で遊びながらキーボード入力のスキルをアップすることのできるサイトです。30級から始まって、最終目標の1級に到達すると、授業時間内(45分間)で800字程度の文章が無理なく入力できるようになることを想定して設計されているものです。
3年生は4月当初から始めていますので、ログインなどは慣れたものです。
「私、24級まで進んだ」「ぼくは、まだ26級」などといった声が聞かれる中、
「○○君は、もう4級なんだよ」
と自慢げに友達のことを紹介してくれる子もいました。
ただ、人差し指だけで打っている子も少なくありませんでしたので、これからは指をホームポジションに置くことから丁寧に指導していくことも必要だと感じました。
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5月12日 陸上大会壮行会
Pep rally was held before the track meet.
明日行われる予定だった陸上大会。あいにくの大雨という予報があり延期となりましたが、予定どおり昼休みの時間を使って、代表委員会の子供たちの進行で、陸上大会壮行会が行われました。
かっこいいユニフォームをまとった選手たちが、颯爽と走って入場し、全校児童の前に立ちました。
それぞれの選手が自分の出場する種目を発表した後、エキジビションとしてリレーが行われました。バトンパスや走る姿勢などを目の当たりにした下級生たちは、憧れのまなざしとともに応援しました。
選手代表のあいさつや児童代表による激励の言葉が交わされていくにつれ、次第に選手たちの顔つきも引き締まっていきました。
「立場が人をつくる」とは言いますが、退場後の姿も、誰に言われるでもなく最後までビシッと直立不動で会に臨む姿を見ていると、みんなでこうして集まって活動することの価値を改めて感じました。
5月11日 歯科検診(下学年)
Dental checkups were conducted for children in the lower grades.
学校医の安田先生がご来校され、 歯科健診を行いました。歯科健診は、本日と明日の2日間にわたって行われます。本日は、下学年の児童を対象に行いました。
担任の先生による事前の指導のおかげで、どの児童も歯科健診の意味を理解し、静かに自分の順番を待ち、安田先生の前に立つと、大きく口を開けて健診に臨むことができました。
健診を終えて、安田先生から、本日の歯科健診を終えていくつか興味深いご指導をいただきました。
まず安田先生が気にされていたのは、子どもたちの「姿勢」でした。先生は、「真っ直ぐに」と声をかけても、首をかしげるようにして口を開ける子どもたちが、少なくなかったことを大変気にされていました。結果的に、上あごと下あごの噛み合わせが悪くなってしまっているとのことでした。
このことと関係するかわかりませんが、本校は、昨年度から8割ほどの児童がスクールバスで通うようになり、従来に比べて圧倒的に運動量が減りましたので、体力の減退を心配していたところでした。自分の四肢を思い通りに動かす連動性等をはじめ、体幹を鍛えることのできるような場づくりを行っていく必要があると感じました。
また、本日の歯科健診は、午前中に行ったのですが、家庭での歯みがきの習慣が身についていないのか、すでに歯に汚れがついている児童が一定数見られたとのことでした。学校においても、これまで新型コロナ感染症の予防策の一つとして、給食後の歯みがきを控えさせていたのですが、今日を機に、今後は習慣づけるためにも、感染対策を講じながら、再開させていこうと思います。
さらに、安田先生は「自身の健康に関心を持たせるには、歯みがきというのは、子供にとって分かりやすく効果的」ともおっしゃっておられました。また、「その歯みがきで、どれだけの効果があるのかについては、今は分からないかもしれないけれど、35歳を超えたあたりからその差が顕著に出てくる」ともおっしゃっていました。
「歯がなくなってしまえば、これまで「おいしい」と感じて食べてきた食べ物が、食べられなくなってしまう」「たとえ長生きできたとしても、おいしいものが食べられない余生を送らせたいんですかね?」という言葉は、歯科医師ならではの重みがあり、大変印象的でした。
確かに「一回くらい歯みがきしなくたって、どうということはない」というのは、そうかもしれませんが、子供たちが自身の健康に対する関心を高め、「歯を磨かないと気持ちが悪い」と思えるくらいに習慣化させていくのは、私たち大人の責任でもあります。
先生のお話を伺いながら、私たちは、子供たちの一生を支える、大切な時代に居合わせているのだなあと感じたひとときでした。
Teeth are a treasure of a lifetime!
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