校長室から

校長室から

10月3日 全校集会(読書通帳・交通安全)

The School Assembly

ロング昼休みの時間を利用して、オンライン全校集会を行いました。各教室の電子黒板に、教室全体の様子が見えるようにカメラを設置したので、話を始める前に手を振ると、子どもたちが手を振り返してくれる様子も見られるようになり、いよいよ便利になりました。

今回は、今年度の折り返し地点の時期ということで、6月から始めた「読書通帳」の進捗について、廊下に掲示している「読書の木」に咲いた花の写真を見せながら子どもたちと確認し合いました。あわせて、現在、読書通帳が3冊目に入った(140冊以上の子も!)1年生の女の子3名を紹介しました。高学年は1冊の文字量が多いので、本の冊数としては低学年のようには進まないものの、確実に読書を重ねている様子もうかがわれます。

読書は、すべての知的諸活動の基盤となります。引き続き、自ら本に手を伸ばしたくなるような環境をつくっていきたいと思います。

もう一つは、交通安全について話しました。すでに何回かご紹介していますが、今年度、本校は交通安全について、県教委から指定を受け、12月14日には公開研究会を開催することとしています。

これまでの統計から、保護者の手を離れる7歳は、交通事故による死傷者が突出して多いこと、また、日の入り前後1時間にあたる薄暮(はくぼ)と呼ばれる時間帯の死亡事故は、一年を通じて、10~12月に増えるということを話しました。

あわせて、私自身が小学校2年生の頃、隣の席に座っていた女の子が、交通事故で亡くなってしまったことを話しました。その時の教室では、担任の先生が泣いて、しばらくの期間、授業もままならなかったことを、数十年経った今でも鮮明に覚えています。

あのような悲劇を決して繰り返さないためにも、4台の通学バスを利用するほど学区が広い日向小としてどんなことができるか、この10月は、交通安全教育の強化期間として、子どもたちだけでなく、保護者の皆さんや地域の方々とも、交通安全について考え合う時間として位置づけたいと考えています。

集会の終了後、夏休みの宿題として取り組んだ「第71回千葉県小中高校席書大会」や「科学工夫作品展」において書星会賞を受賞した子や、金賞を受賞した子を表彰しました。おめでとうございます。

代表の3名に直接賞状を渡しました

席書会でも科学工夫展でもダブル受賞した3年生女子

10月1日 PTAバレー大会(東金アリーナ)

 PTA VOLLEYBALL TOURNAMENT

9月26~30日の一週間、本校の伊藤教頭は、茨城県で泊りがけの研修を受ける教頭として千葉県から選ばれて出かけており、不在でした。

その翌日にあたる土曜日、茨城県から帰ってきたばかりでしたが、東金アリーナで行われたPTAバレーボール大会の応援に駆けつけていました。

今年は、日向小と山武中の合同チームでしたが、みんな声を出し合っていい雰囲気の中で試合に臨んでいました。

抜きつ抜かれつ、いい試合でした! お疲れさまでした。

9月30日② 5年生・水産業の授業(導入)

Learning about the fisheries industry

本校の丸山先生は、かつて校長先生も務められた大ベテランの先生です。

今年度は、理科(3・4年)、書写(4年)、社会(5・6年)を受け持っていただいています。

 

「5年生の水産業で、これを使おうと思って…」

といつものようににこにこしながら差し出したのは、魚屋から買ってきたばかりのサバとタイ。

実際の魚を見比べながら、サバのように海の上の方を泳ぎ回る「浮魚」と、タイのように海の底の方に住む「底魚」の生態を知り、それらをどのようにとっているのか、漁法を予想させていくという授業です。もちろん、授業では、子どもたちが、生の魚を食い入るように見比べていました。

子どもたちが喜ぶ顔を想像しながら授業の構想を楽しそうに語る丸山先生の姿は、いつも本校の先生方にとって大いに刺激になっています。

9月30日① 月例テスト

Monthly Test

本校の経営の重点の一つである「学力向上」のための方策として、9月から毎月末に、各学年で月例テストを行うこととしました。

これまで、月例テストをどのように行うことがよいのか、検討を重ねてきましたが、中・高学年においては、文科省が提供するMEXCBT(メクビット)と本校が利用している学習eポータル「L‐Gate(エルゲート)」を活用し、紙で行うテスト(PBT)ではなく、タブレット端末を活用して回答する(CBT)方式で実施することとしました。

5年生は、全国学力・学習状況調査の過去問の一部を学年の担任が選び、出題しました。

今後は、この回答状況を分析し、今後の授業をどう改善していくか検討し、全教員で共有していきます。

9月29日 オンライン社会科見学(3年生)

Social studies field trip through the electronic blackbord

3年生は、ランドロームフードマーケット山武店に、電子黒板を通じて「社会科見学」を行いました。

本校の4組担任の小野先生だけがランドロームに伺い、Zoomで3年1組とつなぎ、スーパーマーケットのバックヤードや店内の状況を中継してくれたことで実現しました。

例年行う社会科見学のスタイルでは、実際に直接店内に入って見学するため、それぞれが注目する箇所が違うので、感想を述べ合う際にも話題が拡散しがちです。しかし、今回のように、小野先生が店内で向けたカメラの先を、みんなで共有するので、その驚きなども共有しやすいという利点があります。

今日の「見学」中も、自動でのり巻きができあがる様子をみんなで見た際には、人目をはばからずに大きな声で「おーっ」という歓声が教室中に鳴り響きました。衛生上も、実際の店内ではできない反応です。

ただ、実際に店内に入ってみないと感じることのできないにおいであったり、温度などについては、Zoomでは伝わりません。また、注目する箇所も教員によって限られてしまうため、大人でも気づかないような店の工夫点を、子ども自身が自分の目で発見するといったことが起こりにくいのも事実です。

デジタルとリアルと。

今後も、それぞれのよさを生かしながら、授業を組み立てられたらと思います。