校長室から

校長室から

春の遠足 Spring Field Trip

5月2日

春の遠足

Spring Field Trip

 

 昨日の雨が明け方過ぎには止み、子どもたちが楽しみにしていた春の遠足に行ってきました。グラウンドで出発式を行い、諸注意を受けた後、8時55分に学校を出発しました。6年生は1年生の手を握り、5年生は2年生を励まし、4年生は3年生と共に、1時間かけて山武の森公園まで歩きました。普段、バス通学や送迎の児童にとって、1時間の距離を歩くことは、なかなかハードだったことと思います。

 

 公園に到着後、少し休憩をはさみ、一年生の歓迎会を行いました。一年生は一人ひとり名前を呼ばれると「はい!」と元気に返事をすることができました。その後、代表委員会の児童による様々なゲームを行い、全校児童で楽しい時間を過ごしました。歓迎会の最後には、2年生のお兄さん、お姉さんからあさがおの種のプレゼントをもらい、歓迎会のお礼にと、一年生は覚えたての日向小学校の校歌を披露しました。とても上手に歌うことができ、お兄さん、お姉さんから大きな拍手をもらいました。

 

 歓迎会の後は、待ちに待ったお弁当タイムです。レジャーシートを敷き、兄弟学年で仲よく食べました。お弁当を食べ終わると、新緑がまぶしい公園内で、ボールで遊んだり、遊具で遊んだり、汗をいっぱい流しながら元気に遊ぶ姿がたくさん見られました。

 

 帰りは、4台のバスに分乗し、無事に帰校しました。保護者の皆様におかれましては、早朝からお弁当の用意をしていただき、ありがとうございました。青空の下、とても美味しそうに食べている笑顔が印象的でした。

 

 明日からの四連休では、各ご家庭でゆっくり休養を取っていただくとともに、水の事故等に気を付けて、7日に元気な子供たちに会えることを楽しみにしています。

 

避難訓練 Evacuation Drills

4月30日

避難訓練

Evacuation Drills

 

 雨で延期になっていた避難訓練を本日行いました。今回は地震を想定して、各学級で担任の先生から避難訓練の意義、避難経路、避難の約束について話を聞きました。その後、校内放送で流れてきた教頭先生の避難指示に従って避難を開始しました。今回もあいにくの天気のため、避難経路を確認後、体育館に避難しました。

 児童全員が避難の約束「おさない」「かけない」「しゃべらない」「もどらない」を守り、素早く体育館に整列し、人員点呼後、静かに座って待つことができました。全体講評の際に「避難訓練は何のためにするのですか? 避難訓練の目的は何ですか?」と問うと、多くの児童の手が挙がりました。そこで「隣の人に何のために避難訓練をするのかを話してみましょう。」と言うと、一瞬静まり返りましたが、すぐに自分なりの言葉で伝えあうことができました。

 私からは「避難訓練の目的は、皆さんの命を守るために、先生方の命を守るために行います。いつ何が起こるかわかりません。ですから、もしもの時は、今日のように約束を守って避難しましょう。」と話しました。

 ここのところ地震が多いことが気になります。山武市では、震度5強以上の地震が発生した場合、引き渡しとなります。メールの有無にかかわらずお迎えをお願いします。また、震度5弱以下であっても通学路や家屋に損傷が見られ、下校が難しいと判断される場合も引き渡しとなります。

 

朝の時程変更 Morning Schedule Change

4月26日(金)

朝の時程変更

Morning Schedule Change

 

 

 8時になると、校門から入ってきたバスを降りてくる児童、砂利の駐車場から上がってくる児童で昇降口が一気に明るくなります。これまでは、8:10までに教室に入り、朝の準備後、読書やドリルタイムを行い、8:25から朝の会を行っていました。

 連休明けの5月7日からは、8:10から朝の会を行い、元気な挨拶を交わし、一人一人の健康観察後、8:20からドリルタイムや読書を行っていきます。その理由は、子供たちの学びに対する集中力を高め、一時間目の授業に入るためです。特に、ドリルタイムでは、基礎学力の定着、自己肯定感の向上、脳の働きの活性化というねらいのもと、全校で読み書き計算の徹底反復を行っていきます。

 15分の中に、3分間の音読、5分間のマス計算(たし算・ひき算・かけ算等)、6分間の漢字書き取り(1年生は2学期から)、1分間の振り返りというメニューを経て、子供たちの集中力を高めていきます。

 すでにドリルタイムでの流れを実践している学年もあり、子供たちのちょっとした変化を感じ取っている教員もいます。たった15分、されど15分。子供たちが学びを楽しみながら、力をつけられるように学校全体で取り組んでいきます。

 

森林環境教育(木育) Forest Environmental Education

森林環境教育(木育)

Forest Environmental Education

 

 5年生が日向の森にて、森林環境教育の一環として、林内で枝拾いをしたり、薪割り体験を行ったりしました。

 まず、枝拾いをし、その枝をのこぎりで30cm程の長さに切り揃える作業を行いました。図画工作科の授業でのこぎりの使い方を学んだものの、はじめは心もとない様子でした。枝を何本も切っていくうちにのこぎりを使いこなし、次々に枝を切る様子には頼もしさを感じました。

 次は、薪割り機を使用し、薪割り体験を行いました。多くの児童が初めての体験のため、円柱の薪を4つに割る作業は大変でしたが、割れたときの嬉しそうな顔は印象的でした。

 最後にこの枝や薪を縄で縛る際には、結ぶことができず奮闘している姿もたくさん見られましたが、無事に軽トラックに積んで、学校に持ってくることができました。

 これらの枝や薪は7月4~5日の宿泊体験学習でカレー作りをする時に使用します。

 

 

初めての給食 First School Lunch

初めての給食

First School Lunch

 

 今日から1年生の給食が始まりました。給食当番の児童は、エプロン、帽子、マスクをつけて配膳を行いました。少し緊張しながらお皿におかずを盛りつけたり、慎重に給食を載せたお盆を運んだりすることができました。給食当番ではない児童は、席について静かに待っていました。全ての配膳が済むと、いよいよみんなで「いただきます」の発声です。本日の献立は「入学お祝いメニュー」でした。お祝いゼリーまでついた給食をおいしくいただきました。食べた後は、食器やお盆を一つ一つ丁寧に片付けられました。

【総会での校長の話(後半)】

 ここからは、ご家庭における「安心・安全」にかかわることについてのお願いです。

 1つ目は、子供たちは自分の安心・安全を確認するために、自分が愛されているか、自分の存在が大切にされているかということを無意識のうちに大人に確かめてくることがあります。

 例えば、学校でトラブルがあった時、自分がやられたことを主張することがあります。その際、おうちの人から「大変だったね。辛かったね。」という思いを共感してもらうことで、自分には味方がいる、わかってもらえたという思いをもって頑張ることができます。

 

 ただ、おうちの方にとっては、ご自分のお子さんがつらい思いをしていると思うと、心が痛み、冷静な気持ちでいられなくなることがあるかと思います。しかしながら、トラブルには、文脈があります。子供は自分の方を見て欲しいが故、自分にとって都合の良いように報告したり、無意識のうちにおうちの人の愛情を確かめたりします。その時には、お子さんが自分なりに切り取って報告した情報だけでなく、前後の成り行きについても優しく問い返してください。お子さんが冷静に自分の行動を振り返るきっかけを作っていただけたらと思います。

 

 時々、おうちの人がヒートアップして詰問するとお子さんは、自分を擁護するためにお話が変わってしまうこともあります。決して嘘をついているつもりはないのですが、話しているうちに嘘になってしまうこともあります。お子さんの話は、冷静に落ち着いて聞いていただき、その思いを共感してください

 なお、話を聞いていて、やはり「おかしいな」と思うことがあった際は、遠慮なく担任にご連絡ください。担任に言いづらい場合は、教頭や相談員もおりますので、早めにご連絡ください。

 

 2つ目は、児童虐待の通報についてご了承いただきたいことがあます。いささか驚かれる話になるかと思います。それは、学校は児童虐待が疑われる場合、児童相談所に連絡する義務を負っています

 たとえそれが、虐待ではなかった場合であったとしても、体に殴打の跡等が見つけられたときは、報告することがあることをご承知おきください。連絡をしたことにより、おうちの方との信頼関係が切れてしまうことを私たちは一番危惧していますが、児童の安全・安心を第一優先とさせてください。

 おうちの方も私たちも「子供たちのより良い成長を願っている」ことは同じです。同じ願いの元、両輪となって、支援して行かれたらと願っています。

 

 学習につきましては、基礎・基本の徹底反復を行っていくとともに、児童につけたい力を明確にして、授業や学校行事を行っていきます。特に、学校行事は思い出作りのためだけにあるのではなく、それぞれの行事を通して、つけたい力があります。その力をつけるために実施していきます。

 おうちでは、学びに向かっている姿を、愛情をもって称賛してください。子どもは、自分の親に認められることほど嬉しいことはありません。

 

 最後になりましたが、本来ならば、ここで本校の教職員全員をご紹介申し上げるところですが、総会資料の紙面をもって割愛させていただきます。

 

 長くなりました。本年度も本校の教育活動につきまして、日向小学校の心強い応援団となっていただけますようお願い申し上げます