校長室から
4月14日② 避難訓練(地震を想定)
Evacuation Drill Assuming Earthquake
入学・進級したばかりで、これまでの教室とは違う場所に替わりましたので、避難経路の確認の意味も含め、地震を想定した避難訓練を行いました。
入学したばかりの一年生たちも「お・か・し・も」の約束をしっかりと守り、落ち着いて避難行動をとることができました。
4月14日 新年度の朝の一コマ
A scene welcoming new students
子どもたちが登校する15分ほど前には、ほとんどの担任の先生たちが、子どもたちを気持ちよく出迎えようと、自分の学級やその周りの準備に取りかかっています。
さあ、入学式の翌日の今日、一年生を迎えたバスの中は、どんなに賑やかだったことでしょう。バスから降りた上級生たちが、次々と一年生と手をつなぎ、「ここだよ」とそれぞれの教室へ案内する優しい姿が見られました。
6年生に限らず、どの学年の上級生も、背の低い一年生のそばで身をかがめて、「わかる?」と優しく尋ねたり、確認したりする姿は、特段教えたわけではありません。
きっと数年前、彼ら彼女らも、入学した際に同じようにしてくれた先輩がいたからでしょう。こうした優しい心遣いや言動が、日向小の文化の一つとして、連綿と受け継がれていくことになるのだと思います。
登校前に出欠・健康状態をパソコンで確認 |
登校直前、支援員と予定確認をする1年担任 |
今日から始まる清掃に備えて準備する担任 |
重い荷物を持って階段をのぼる1年生 |
「教室はこっちだよ」優しく教える上級生 |
同じバスから降りた上級生が1年生を誘導 |
4月13日 入学式
School Entrance Ceremony
おかげさまで、準備万端整い、入学式を迎えることができました。38名の新入生が全員そろい、緊張した面持ちで6年生と手をつないで入場しました。
在校生のうち、2~4年生は、各教室の電子黒板に映し出された体育館の様子を視聴しながら「オンライン出席」し、5年生と6年生は、体育館に集まりました。
来賓として、市議会議員の宍倉弘康様、渡邊聰様をはじめ、山武西町づくり協議会会長・学校運営協議会委員長の伊藤和様、本校PTA会長の若名真吾様にご臨席賜りました。
5・6年生が歌う校歌にも、最後まで起立したまま聞くことのできた新入生。記念撮影が終わるころには、ほっとしたのか、あちらこちらでやっと笑顔がこぼれ始めました(笑)
これでようやく本日、令和5年度の日向小学校の主役の子どもたち217名がそろいました。
お互いに頑張りましょう!
【校長式辞(抄)】
これから始まる小学校生活、楽しみですね。私からは、みなさんが小学校での生活を楽しむことのできる魔法の言葉を、特別に3つ教えますね。
1つ目は、「おはよう」です。今日は、言いましたか? 相手に聞こえる声で言わないと意味がありませんよ。
2つ目は、「ありがとう」です。誰かに何かをしてもらった時はもちろんですが、きっとこれは誰かが私のためにやってくれたのかもしれないと想像して言えれば最高です。これも、相手に聞こえる声で言って初めて効果があります。
3つ目は、「あ~、よく寝た」です。これは、学校ではなくてお家で言う言葉ですね。自分に聞こえる声で大丈夫です。どうですか?今日はしっかり眠れましたか? 人間は、しっかり寝ていないと、何もできません。毎日、「あ~、よく寝た」と思えるほど、しっかり寝ましょうね。
「あ~、よく寝た」と言えるほどよく寝た人は、お家の人や友達、先生に会ったら元気に「おはようございます」が言えます。きれいな教室に入って、誰かがきれいにしてくれたのかもしれないなあって気づいて「ありがとうございます」なんて言えたら、いいですね。
この三つの言葉が言えるようにして、楽しい毎日を送っていきましょう。
担任の呼名に元気よく答える新入生たち |
市議会議員・渡邊様より御祝辞 |
4月10日 着任式・始業式
Opening Ceremony
13日の入学式では、2~4年生がオンラインで各教室にて参加する予定のため、本日の着任式・始業式は、その練習も兼ねて、職員室の電子黒板と会場である体育館をつなぎました。いつもはZoomでつなぐのですが、今回はYouTubeのライブ配信に挑戦しました。どちらか映像・音声のよい方で、入学式を行う予定です。
着任された12名の方々も、着任式が始まるまでの間、職員室にいながらにして体育館の児童の様子を見ることのできる本校の環境に感激していました。
着任式では、代表児童が堂々とした態度で歓迎の言葉を述べることができました。
また、始業式後の担任発表では、歓声(悲鳴⁉)と拍手の中、全教職員が子どもたちの前に立ち、お互いが背筋を伸ばして、挨拶をしました。
今年も、どうぞよろしくお願いします!
職員室の電子黒板に映し出される体育館 |
着任した教職員を前に歓迎言葉を述べる代表児童 |
4月5日 第1回校内研修会
The 1st In-School Workshop
山武地区の小学校の始業式は、4月10日(月)です。そのため、それまでの間、学校経営方針や教育目標等をはじめ、様々な計画について、教職員全体でしっかりと共通理解を図ることができます。
ただ、そうはいっても時間は限られていますので、いわゆる職員会議は最小限にとどめ、授業に直結する学習指導計画についての研修会の時間を充実することとしました。
また、職員室での会議は、途中でかかってくる電話で中断することが多かったため、今年度から開設した「第2図書室(旧メディアルーム)」に、それぞれの校務パソコンを持ち込み会議することとしました。職員室で一人電話番となった事務職員は、校内にいながらオンライン参加です。
今年度は、国の事業である「リーディングDX」の研究指定を受けただけでなく、県からは「金銭教育」の指定も受けています。さらに市からは、サンブスギを中心とした環境教育「木育(もくいく)」の指定を受けることとなりましたので、下図のとおり、本校の研修体制を大きく2つの部会【課題研究部会】と【基盤研究部会】で整えました。
第1回の校内研修会は、各部会で様々な教科内容を関連づけながら検討しました。研究・研修主任をはじめ、各部会担当の研究推進委員の先生方を中心に、わいわいと楽しい雰囲気で話し合いを進めることができました。
新「第2図書室」にて職員会議 |
学年・学級ごとに年間の学習指導の見通しを持つ |
専科の先生方と学年で指導方針の共通理解を図る |
基盤研究部会(問題発見・解決能力部会)にて |
基盤研究部会(情報活用能力部会)にて |
今年度の研究推進委員のメンバーでの振り返り |
3月23日 修了式
Thank You So Much!
おかげさまで、本日無事に修了式を終えることができました。これまでのようなオンラインではなく、久しぶりに体育館に1~5年生の子どもたちが集まり、卒業式さながらの緊張感をもって式に臨みました。
修了式後、今年度末をもって異動する教職員12名を紹介しました。それぞれの異動先等については、保護者の皆様に「さくら連絡網」で配信したとおりです。
私から異動する教職員を一名ずつ呼名するたびに、子どもたちからは悲鳴が上がり、
「これまで行ってきた「離任式」は行いませんので、今日が、お世話になった先生方と会える最後の日となります」
と告げると、中には泣き出してしまう子もいました。
その後も、休み時間等を使って、「お世話になりました」と即席でしたためた手紙を渡す子どもたちの姿が、校内のあちらこちらで見られ、これまでの年月の中で培ったつながりの深さを改めて実感しました。
この「校長室から」のコーナーも、4月から子どもたちの活躍の様子を少しでもお伝えしようと、細々と続けてきましたが、おかげさまで一年間で211の記事を投稿することができました。ご愛読いただきましてありがとうございました。
来年度は、4月10日(月)から始まります。統合していよいよ3年目。
子どもたちが安心して学ぶことができるよう、準備万端整えていきます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
壇上で修了証書を受け取る代表児童 |
異動する教職員による挨拶 |
3月22日 地区児童会を行いました
District children’s association
例年よりも早く桜の花が咲きそろいそうです。外で遊ぶ子供たちが、上着を脱いで、顔を真っ赤にするほど、今日は暖かな日でした。
2時間目、地区別に分かれて、高学年の子供たちが中心となって、春休みの過ごし方や地域の危険な場所などについて確認し合う、地区児童会が開かれました。
話し合いを進める5年生たちの姿は頼もしく、すでに最高学年の顔つきでした。
パナソニック教育財団の助成金事業のご紹介
Report on grant-funded classes
このウェブサイト上でも何度かご紹介させていただいていますが、今年度、本校はパナソニック教育財団から助成を受け、特別非常勤講師として川口先生をお招きして、3Dプリンタを使った開発的な授業にチャレンジしています。
このたび、パナソニック教育財団のウェブサイト上に、本校の取組が紹介されましたのでご覧ください。
3月20日 養護教諭によるメディア機器利用に関する指導
Teaching the use of media eqipment by school nurse teacher.
SNSの使い過ぎによる健康被害について、保護者の方からも心配の声が寄せられているところですが、本日、本校養護教諭が、5年生を対象にメディア機器利用に関する授業を行いました。
ドライアイについて学ぶ際には、児童同士がペアになって、10秒間目を開けていられるか実験したり、現在の自分の記憶力の状態を確かめようと、用意された絵を記憶し、パソコン上に再現してみたりして、楽しみながら、そして、その結果に驚きながら、メディア機器の使い過ぎの怖さについて学びました。
○授業後の子どもたちの感想から
・メディア機器は楽しいけど、悪影響があるから使う時間を短くする。
・自分のしていることがどれだけ体に悪いのかがわかった!
・今までは寝る前にスマホを見ていたので、これからは寝る前にスマホを見ないようにすることが大事だと思った。
など
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3月17日 卒業式
Graduation Ceremony Address "Boys,be ambitious!"
51名が全員、卒業証書を受け取り、本日無事に卒業しました。
おかげさまで、心温まる卒業式となりました。別れを惜しむ涙、感動の涙、感謝の涙…の卒業式でした。
御多用中、ご臨席賜りましたご来賓はじめ関係の皆様、本当にありがとうございました。
引き続き、これまでと同様、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。
〔校長式辞(抄)〕
今、卒業証書を手にした皆さん、ご卒業おめでとうございます。
皆さんとは、一緒に行った修学旅行や運動会、陸上競技会などの行事もそうですが、私にとっては、やはり、校長室で行った会食の時間が忘れられない思い出になっています。
会食は、数人ずつで、1か月ほどかけて行いましたが、皆さんがマスクを外して給食を食べ、入学してからこれまでの思い出や将来の夢などを話してくれた束の間のひとときは、私にとって、かけがえのない時間となりました。
皆さんが聞かせてくれた思い出には、旧山武西小学校や旧日向小学校での出来事もたくさんありました。閉校した今もなお、当時のことを生き生きと語ってくれた姿に、皆さんの母校に対する変わらない愛情を感じました。きっとこの日向小も、前の学校と同じように、いずれ第二の母校として愛し、ずっと皆さんの心の中に生き続けてくれることでしょう。
ところで、日向小の正門のそばに、「少年よ、大志を抱け」という言葉が刻まれた石碑が立っています。有名なクラーク博士の言葉ですが、実はこの言葉には続きがあると言われています。
「少年よ、大志を抱け。それは、金持ちになるためや、有名になるための野心などではない。人として、あるべき姿になるための大志である」と続きます。
「人としてあるべき姿になるための大志」とは、いったいどういうことなのでしょうか。
たとえば先日、お話ボランティアの方に「青い目の人形」にまつわる朗読紙芝居をしていただきましたね。第二次世界大戦中、「敵国からもらった人形など、焼き捨ててしまえ」と命令され、全国の人がそれに従って本当に焼き捨てていた中、「かわいそうだから」と、ひそかに青い目の人形を守り抜いた先生が、この山武にいらっしゃったという話でした。
「もし自分がその先生だったら、周りの空気に流されることなく、同じ行動をとれただろうか」と考えてみたことで初めて、その難しさを実感したのではないでしょうか。
そう考えると、あの石碑に刻まれた「大志」とは、人としてあるべき行動をとるための「覚悟」とか「勇気」とかいった言葉にも置き換えられる気がします。
今は、スマホ一つで、いつでも誰とでも簡単に交流し、自分の思ったことを自由に発信することができるという、夢のような時代となりました。
ただその一方で、「炎上」とか「バズる」などといって、あっという間に、ありもしないデマや噂で、見も知らぬ人を簡単に陥れるような空気をつくることができてしまう時代でもあります。
皆さんには、そんな風にしてつくられた空気に流されることなく、また、この先、時代がどのように変わろうとも、人としてあるべき行動をとるための大志、覚悟、勇気をもち、さらに成長していってもらいたいと、心から願っています。
一人ずつ卒業証書を授与 |
山武市から卒業生へ記念品贈呈(ヘッドセット) |
在校生から送る言葉&歌「大空がむかえる朝」 |
卒業生代表による巣立ちの言葉 |
卒業生による歌「最後のチャイム」「旅立ちの日に」 |
卒業式を終えて、担任との別れを惜しむ |