校長室から

校長室から

3月16日 もう一つの卒業式(1~3年生)

Another Graduation Ceremony for Grades 1-3

感染予防対策の一環で、今年度の卒業式も、1~3年生は卒業式当日には参加しないこととしています。

そのため、昨日の卒業式の予行練習で1~3年生は、体育館での4~6年生の様子を、各教室の電子黒板にオンライン中継し、「参加」していました。

ところが、接続状態が悪かったためか、在校生や卒業生の歌声が、ほとんど聞き取れなかったという事態が起こっていました。そのため、本番直前の卒業生と4~5年生のそれぞれの合唱の練習時に、生の歌声を聞く場を設けようということになりました。

合唱後、ふいに指名された卒業生が、それに動じることなく1~3年生に対して熱いメッセージを送ったり、4・5年生の歌声を聞いた1~3年生の子どもたちからは「もうすぐ5・6年生だと思えるような歌声で、さすがだなと思いました」というコメントが聞かれたりと、思わぬ交流の場が生まれ、お互いの成長を感じました。

   
 6年1組最後の黒板メッセージ  6年2組最後の黒板メッセージ

 

3月15日 卒業式の予行練習

Graduation rehearsal

いよいよ卒業式を明後日に控え、今日は予行練習を行いました。

1~3年生については、当日出席しないため、各教室の電子黒板に映し出される体育館で行われている様子を見ながらオンライン参加となりました。

在校生にとっては、卒業生の姿を見ながら未来の自分の姿を重ねていたようで、本番さながらの緊張感のある練習となりました。

写真は、一通りの練習を終えて、ほっとした瞬間です(笑)

3月14日 卒業生への手作りプレゼント

 Handmade gifts for graduates

地域の山武西まちづくり協議会の理事である遠藤益弘様から、卒業生にすてきなプレゼントが届きました。遠藤様の手作りによる竹細工のトンボです。

遠藤様によると、トンボは〈勝ち虫〉とも言われ、「前にしか進まない」「上に上がる。上昇する。」ところから、「前向きに生きていく」象徴とされているのだそうです。

台座は「山椒(さんしょう)」で作られています。硬い山椒の木は「すりこぎ棒」として使われ、解毒作用のあるその身を削られて人に食されるところから、「自分を犠牲にして、人の役に立つ。」意味もあるのだそうです。

子どもたちに「向上心を持って前向きに進んでほしい。誰かのために努力を惜しまず頑張ってほしい。」という気持ちを込めて、一つ一つ作っていただきました。

このトンボは、旧山武西小学校が閉校した際にも、当時の子どもたちにいただいたそうですが、旧日向小学校出身の子どもたちは、珍しそうに近づいてきて、そっと台座にトンボを載せては、驚きの声を上げながら喜んでいました。

本当にありがとうございました。

 不思議なバランスを保つ竹細工のトンボ  おそるおそるトンボを載せては驚く6年生

3月13日 SDGsに取り組んだ3年生

Third graders who worked on the SDGs.

3年生は、この一年間、総合的な学習の時間の中で、SDGsをテーマに、それぞれの問題意識をもとにして調べたり、つくったりと探究的に学習に取り組みました。

3月20日に、それぞれのグループで行ってきた活動や気づいたことなどについて発表会を行うのだそうで、今日は各グループともどんな発表内容・方法にするか、熱心な話し合いが行われていました。

これまで、総合的な学習の時間に限らず、日頃からタブレット端末を使いこなしてきたせいか、今日の話し合いの様子も、お互いに写真を撮ったり、パワーポイントを使ってプレゼン資料を作ったりするなど、まさに「使いこなしている」姿が見られ、頼もしく見えました。

修了式まで2週間もないのに、最後の最後まで学びの熱が冷めやらない姿は、「夢中を楽しんでいる」ようでした。

3月10日 春を感じる風景

Scenery that reminds us of spring.

どの学年の子どもたちも、学力テストや年度末のテスト結果を振り返りながら、一年間の学習の総仕上げをしている中、外を見やると、校庭の木々の枝には花芽が芽吹き、春の訪れを感じる陽気になりました。3組の子どもたちが、先生たちと一緒に、梅や桜の花を観察する姿も見られました。

今日は年度末の大掃除です。机や椅子をひっくり返して、脚の裏にたまった埃など、時間をかけてしっかりと掃除を行いました。

一年生の国語の授業では、自分たちが作ったいくつかのヒントを出して「これは、何でしょう」という問いに答える授業が活発に行われていました。

草木の芽吹きとともに、子どもたちの新学年への芽生えも感じる季節になりました。

正門前のハクモクレンも咲き始めました

学校の敷地内の春を探す3組の子どもたち

学年末の大掃除(机椅子の脚の裏の掃除)

皆の前に立ち、堂々と発表する一年生

3月9日 養護教諭による卒業生への最後の授業

Last lesson for graduates by school nurse.

あと一週間で卒業式を迎える6年生に、養護教諭が最後の授業(保健)を行いました。

養護教諭は6年生を、旧日向小から見てきており、2組担任とも「いつかは、こういう授業がやりたいね」と、相談し、あたためてきた授業でした。

それだけに、アンガーマネジメントのことだったり、ネガティブな感情をポジティブに変える方法だったりと、内容は盛りだくさんでしたが、その思いは6年生たちに十分伝わっていたようです。最後の感想箋にも、それぞれの思いや考えがしっかりと書かれていました。

これまでの保健室での関わりや授業などの積み重ねによるお互いの信頼関係に支えられ、気持ちがあたたかくなる授業でした。

 

3月8日 ありがとう6年生

Thank You ,6th Graders.

気がつけば、6年生が卒業するまでの登校日はあと7日。

6年生を送る会以降、学校内のあちらこちらで、お別れや感謝の気持ちを表す掲示物や歌声などが聞こえてきて、学校全体が卒業ムードです。

2月から約一か月間にわたって行われた6年生との会食も今日で終わり、いよいよ卒業式までカウントダウンです。

そんな中、今日は、6年生から先生たちへステキな贈り物(手紙)がありました。

心のこもったお手紙に心があたたかくなりました。ありがとう。

3月7日 「青い目の人形」にまつわる話を聞く6年生

6th graders listen to the story of the "Blue-Eyed Doll"

1月13日付けの記事でご紹介したお話ボランティアの方から青い目の人形のお話を、もうすぐ卒業する6年生にしてあげたいとのお申し出がありました。

実は、このお話の原作者である並木久栄さんは、今から約30年前に私が新任教員として勤務していた小学校の教頭(当時)というご縁もあり、ぜひにということで朗読紙芝居を上演していただきました。

今回の上演にあたっては、原作者である並木久栄さんにもおいでいただきましたので、紙芝居を終えた後、青い目の人形にまつわる様々なこぼれ話などを、直接お聞きすることができ、人懐っこい子どもたちはあっという間に交流を深めていました。

現実に、ロシアとウクライナとの戦争が起こっていたり、パンデミックが起こったりと、数年前の「常識」が常識ではなくなるといった状況下を考えると、子どもたちにとっても単なる昔話の紙芝居として片づけられるものではなかったのでしょう。

「もしも自分だったらどうするか」と投げかけると、ふだんは明るい6年生たちも、さすがに真剣に黙り込んだ姿が印象的でした。空気を読んで言いたいことも言わない生き方をするか、空気を読んだうえであえて行動するか、大人でも答えに窮する問いですが、未来を創る子どもたちには卒業後もずっと持ち続けてもらいたい問いの一つです。

なお、この朗読紙芝居については、成東文化会館のぎくプラザにおいて開催される「山武市青い目の人形特別展」に合わせて、3月12日(日)、26日(日)のいずれも13時~と14時~で上演されるそうです。ご興味のある方は、ぜひ足をお運びください。

ケーブルテレビの取材も入りました

真剣に話に耳を傾ける6年生

朗読紙芝居後、解説する原作者・並木久栄さん

千葉県退職女性教職員の会「ふさの会」の方々と

3月6日 R5部活動についての説明会(3~5年生)

Briefing session on extracurricular activities for the upcoming year was held.

本日の昼休み、3~5年生に集まってもらい、来年度の部活動についての説明会を開きました。

令和7年度以降、球技大会、体操部、金管部に関する大会は、郡も市も開かれないことを伝え、それに向けて、来年度と再来年度の日向小学校の部活動も大幅に縮小し、今後は地域へ移行していくことについて説明しました。

今年度の日向小学校の郡市陸上大会で男女総合優勝、また球技大会においても男子が優勝など、先輩たちの大活躍の姿を見てきただけに、金管部がなくなること(希望者がいればクラブとして存続)や、朝練習も行わないといったことについて説明を聞くと、驚きを隠せない子どもたちもいました。

「いくらなんでも、来年度から急にすべての部活動を中止するというのは、これまで頑張ってきた4・5年生にとっては驚くのではないかということで、先生方で話し合って、できる限りの時間を確保しました」

と説明を続けると、配られた手紙に書かれた活動日程などに熱心に目を通していました。

このような内容ですので、私が一方的に話しておしまいにするのはためらわれたため、さらに近くの友達同士で、話の内容について確かめ合う時間も取りました。

お互いが手紙を見ながら、「陸上部が終わったら、球技部と体操部に入ることもできるんだって」などと説明し合いながら、今年度との違いなどについて確かめ合う姿も見られました。おかげで、どの子もどのような内容なのか理解したようで、すっきりした表情で説明会を終えることができました。

本日から3月20日まで、3~5年生を対象に、来年度の部活動への参加の希望の有無を問う事前アンケートを「さくら連絡網」を通じて行います。部活動への参加の意思がある児童がどれくらいいるのか、アンケート結果を踏まえ、来年度の部活動の計画をさらに練り直していく予定です。

関係のご家庭の方々におかれましては、お子様とよく相談の上、ご回答のほどよろしくお願いいたします。

来年度、部活動に参加する予定の児童が挙手(説明前)

友達と手紙を読みながら、話の内容を確認し合う

3月3日 6年生を送る会

 Farewell party for 6th graders

いよいよ「6年生を送る会」本番を迎えました。

6年生の教室の黒板に、毎日書かれる担任からのメッセージにも、いつも以上に力がこもります。

会直前に、1年生全員からプレゼントを手渡された6年生は、5年生の実行委員の進行に従い、一人ずつ舞台に立ち、得意なことや将来の夢などとともに紹介されます。その様子が、生中継で、各教室に流れました。

1年生から始まった各学年の発表(ビデオ作品)は、劇あり、クイズ大会あり、歌あり、ニュース番組形式で6年生のすごさを伝えていくといったもので、大いに盛り上がりました。

何より、それらを視聴する6年生が、一緒に歌ったり、歓声をあげたり、感嘆の声をもらしたりと、実に感情表現豊かで、この姿こそ、在校生と一緒の場で共有したかった場面でした。

どの学年の発表からも、6年生に対する感謝にあふれ、日頃からの6年生の下学年への優しさへのお礼が伝わりました。

最後にお礼として、6年生が合唱する姿は、少し大人びていて、在校生だけでなく、教職員の胸を打つ感動的な場面でした。

卒業まであと10日。

様々な形で、「感謝」を伝え合う期間となりそうです。

1組担任によるメッセージ

2組担任によるメッセージ

手作りの招待状を手にする6年生

1年生から一人ずつプレゼントを渡す

6年生を前に緊張気味に会を始める5年生

このような形でビデオを視聴しました

歌やクイズなどに大いに盛り上がりました

在校生に向けた言葉と合唱で締めくくりました