校長室から
4月9日 全校一斉漢字テスト
今年度も学力向上に向けて、教育アドバイザーの隂山英男先生からご指導をいただきながら、子ども達の学習指導に当たっていきます。本日は、春休み前に予告していた全校一斉漢字テストを行いました。子ども達は、緊張の面持ちで2~3月の漢字学習で使った練習プリントと全く同じ問題のプリントに取り組みました。
練習の成果を発揮してスラスラと書ける児童もいれば、鉛筆が止まってしまう児童もいました。問題を見て5秒で思い出せなければ、次の問題に行くように指導されていることから、空白が多くて不安になっていた児童もいたようです。
今月は、漢字学習強化月間として、書けなかった漢字や苦手な漢字の練習に取り組み、今月下旬に再度テストを行います。
同時進行で、算数科の学習にも力を入れていきます。まず、今年度学習する算数科の内容について見通しをもつために予習します。その後、基本的な予備知識が頭に入った状態で、1単元ずつ学習を進めていきます。そうすることで、理解が深まると共に、繰り返し学ぶことで、定着を図っていくねらいがあります。
4月8日(火) 着任式・始業式
校庭の桜が満開に咲き誇り、子ども達の進級を喜んでいるかのようです。いよいよ令和7年度が 始まりました。新しい教室に入った後、子ども達は体育館に向かい、新しく来られた先生方を迎える着任式と始業式を行いました。
着任式では、教頭先生をはじめ総勢13名の教職員が紹介された後、6年生の代表児童による歓迎の言葉がありました。日向小の良いところをたくさん伝えた後、「僕たちに何でも聞いてください」と頼もしい言葉がありました。
始業式では、みんなで目指す「夢中を楽しみ、みんなの笑顔があふれる学校」にするためには、「心も体も安心・安全な学校」であることと、「よく学び、よく遊ぶ学校」であることを伝えました。そのために必要な約束や頑張ることも話しました。
始業式の後は、いよいよ子どもたちが待っていた担任発表です。担任が一人ずつ発表されると体育館中に大きな拍手が沸き起こりました。今年度は40名の教職員で子ども達の健やかな成長に向けて、指導や支援にあたっていきます。今年度もどうぞよろしくお願いします。
3月26日 春休みの宿題
春休みの宿題
Spring Break Homework
「春休みに宿題?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、4月から始まる学年の漢字プリントを春休みの宿題として出しました。実は、2月の学力テスト終了後から、約1か月間集中して、次の学年で習う漢字の学習を進めてきました。春休み中には、1か月間で習った漢字を、プリントを用いて繰り返し練習して習熟を図って欲しいと思います。そして、4月8日の始業式の次の日に、全く同じプリントを用いて全校一斉漢字テストを行います。
この方式は、冬休み明けに行った全校一斉漢字テストと同じです。12月中に自分の学年の全漢字を、プリントを用いて繰り返し練習し、冬休み明けに同じプリントでテストをしました。その時の全校児童の習得率は85%でした。
4月が始まる時に、その学年の漢字を全部習っているということは、どの教科の教科書も読めて、内容理解に時間をかけられるメリットがあります。なお、4月9日に100点を取れなくても心配はいりません。まだ、その学年が始まったばかりなのですから、焦る必要は全くありません!
次年度の漢字を前年度末に学習する方法は、本校の教育アドバイザーとして児童や教員にご指導くださっている隂山英男先生のご指導のもとで行っています。
3月6日の隂山英男先生の講演会の中でも、子ども達の学力向上のために、保護者や地域の方に向けて様々なご示唆をいただきました。子ども達のやる気と集中力を高め、人生の選択肢が広がるような教育活動を来年度も行っていきます。ご理解ご協力のほど、よろしくお願いします。
3月25日 修了式
修了式と離任式
Closing Ceremony & Farewell Ceremony
1年生~5年生までの児童が体育館に会し、令和6年度の修了式を行いました。この一年間を振り返ると、どの児童も大きな成長を遂げました。それぞれの学年において、できなかったことができるようになったこと、得意なことをさらに伸ばしたこと、友達と協力することで達成できたことなど、どの児童も頑張ってきました。
それぞれの教育活動において、一人一人が頑張ってきた過程を通して、自信をつけ、自己肯定感がアップしたことを力として、来年度に希望と期待を持って進級してくれることを願っています。
修了式の後には、離任式を行いました。今年度末に転退職される先生方は教頭先生をはじめ9名です。どの先生方も日向小の子ども達のためにたくさん尽くしてくださいました。そのような先生方とお別れすることは大変悲しく、寂しい思いでいっぱいです。子ども達からも残念がる声が上がり、涙を流す児童もいました。
転退職される先生方におかれましては、ご健康に留意され、今後のご活躍をお祈り申し上げます。保護者の皆様や地域の皆様方にお支えいただきましたことを、転退職職員に代わりまして御礼申し上げます。
3月21日 ゲストティーチャー来校
ゲストティーチャー来校
Guest Teacher Visits
多和田真希さんというFTMの方をお迎えして、「コミュニケーション×想像=世界が広がる」という授業を4年生を対象に行っていただきました。
多和田さんは生まれてから高校生まで女性として生きてきました。しかし、大学生の頃に性別違和を感じ、その後、男性という性を選び、現在、2児のパパとして生活しています。その様子をFMTパパとしてYouTube発信しながら、ピラティスインストラクターとして働いていらっしゃいます。
男性として生きてくことを決めてから周囲の理解を得るまでに大変な苦労をしてきたことや、ネットの心無い書き込みに大変傷ついてきたことについてお話しくださいました。このことを通して、多和田さんは何気なく発した言葉が相手を傷つけることや、相手とのコミュニケーションを取ることで相手への理解が深まることなどについて、子ども達にわかりやすく伝えてくださいました。そして、今日から相手のバックグラウンドに思いを馳せて、相手を思いやりながら言葉を交わすことで、自分自身の世界をさらに広げることができることについて教えてくださいました。
子ども達からは「最初はただ男の人と思っていたけれど、これまでにすごい努力があって今を生きていることが分かりました。」という多和田さんの背景を想像し、敬う発言がありました。これから生活していく中で、自分の発する言葉の重みを考え、相手を思いやる気持ちを持てるようになってくれることと思います。