校長室から

校長室から

12月21日 タブレット上で作品を共有する1年生

 First Graders sharing their work on tablets

クリスマスを控え、1年生は、先日収穫したサツマイモのツルを使って、それぞれ一つずつ思い思いの飾りをあしらって、リースをつくりました。

これまで廊下に掲示していましたが、今回は、タブレット端末でそれぞれの作品を撮影し、SKYMENYUを使って、オンライン上で作品を共有するという活動に取り組んでいました。

誰かが「できた!」と言うたびに、「どうやってやったの?」と、友だちの端末の画面をのぞき込み、直接やり方を聞き合いながら学んでいました。

こんな1年生が、6年生になる頃には…。

大人も頑張らねば。

さつまいもツルでつくったリース

撮った写真を取り込む方法を聞く

「どうやってやった?」と確かめ合う

12月20日 心理的安全性をもたらす言葉の力

The power of Language Provide Psychological Safety

山武市は、スリランカ国籍を持つ方が急増しており、2018年の268名からわずか3年ほどで451名と約1.5倍に達しているそうです。今年度に入ってからもさらに増え続けており、本校にも、スリランカをはじめとする外国籍の児童が、現在20名近く在籍しています。

日本語はおろか、英語もままならず、タミル語やシンハラ語を母語とする子どもたちにとっては、日本語に囲まれた学校生活が大変なことであることは、容易に想像できます。

それでも、日本に来るまでずっと政情が落ち着かず、学校に通うことさえできなかった子どもたちにとっては、学校に通うこと自体を楽しんでくれているようです。

また、これまで翻訳機ポケトークやしぐさや表情等を駆使し、必要な場面で友達同士で会話を重ねてきたからか、あいさつ程度の簡単な日常会話が成立するようになるのには、どの子もそれほど時間がかかりませんでした。

ただそうはいっても、やはり母語で気楽に話すことのできる友達との時間は、心が休まるのでしょう。お互いの年齢は違っても、3~5年生の子どもたちが、休み時間に外で思いっきり母語を使って笑い合う姿は本当に楽しそうで、見ていて少しホッとします。

日向小としては、今後もますます増え続ける外国籍の子どもたちに、単なる日常会話にとどまらない、彼らの実情に合った学習指導を行うにはどうしたらよいか、同時に、日本の子どもたちが様々な外国の文化をどう理解し共存していくにはどうしたらよいか、タブレット端末等のICT機器の有効活用なども視野に、来年度に向けて検討を重ねているところです。

凍てつく朝日に映えるパンジー

「写真撮ってるよ(笑)」(推測)

手をつないで校舎に戻る3人

12月19日② 文科省のウェブサイトに紹介されました

Our school's efforts were introduced on a national website.

文科省では「文部科学省CBTシステム(MEXCBT:メクビット)」というプラットフォームを開放しており、本校でも、月例テスト等で活用しているところです。

このたび、文科省のウェブサイトに本校の取組が紹介されました。

引き続き、さらなる効果的な活用方法を模索していきたいと思います。

12月19日 学力テスト(プレ)

 Proficiency Test

冷たい空気に包まれた朝になりました。正門前の花壇にも霜柱が見えました。

今日は、11月までに学んだ内容を踏まえて、全ての学年が、算数の学力テストを行いました。2月下旬には、算数だけでなく、国語や理科、社会等の県標準学力テストを実施する予定ですが、今回は、そのプレテストにあたります。

「わかったつもり」になっていることはないか、年明け早々に返却される結果を踏まえ、さらに学習の習熟を図る予定です。

このほか、1年生の教室では、先日の教員研修で紹介したばかりのコグトレオンラインにアクセスし、それぞれが自分のペースで、楽しくトレーニングを進めている姿も見られました。

12月16日 日向読書の木(進捗状況)

 Progress on 'Hyuga dokusyo no ki'

「日向読書の木」が始まって約半年が経ち、ご覧のとおり、ずいぶんとたくさんの花が咲きました。

休み時間になると、校長室に「シールをください」と訪ねてくる子どもたちの姿は、すっかり定着しました。

また、低学年の子どもたちの多くは、校内で私の顔を見るなり、「もう少しで10冊読み終わります」「今日の昼休み、校長室に行っていいですか?」など、読書通帳の話題が頻繁に出てきます。

山武市図書館が作成する「読書通帳」は、全部で4種類(200冊分)ですが、なんと5冊目に入った1年生も現れてきました。

冊数ばかりを競っているわけではありませんが、この読書通帳がきっかけとなり、それぞれのペースで、本を読むことの楽しさを味わってもらえたらと願っています。

↑2学期の開始時の開花状況(9月1日時点)↑

↑ずいぶん花が咲きました(12月16日時点)↑