校長室から

校長室から

入学式 School Entrance Ceremony

入学式

School Entrance Ceremony

 

 32名の新入生を迎え、入学式を行いました。昨年度までは、コロナの状況に鑑み出席者を制限しての入学式でしたが、今年度は、開校以来、初めての制限なしでの入学式となりました。山武市教育委員会教育長内田淳一様をはじめ、たくさんのご来賓のご臨席のもと、全校児童が出席して一年生をお迎えできたことをとても嬉しく思っております。

 担任による呼名の際は、緊張しながらも、一人ひとりが大きな声で「はい!」という返事ができました。その後、校長式辞、来賓祝辞に続き、6年生の代表児童によるお祝いの言葉、2~6年生の合唱による「校歌」のプレゼントがありました。一年生はしっかりと耳を傾けて、聞いていました。早く日向小学校の校歌を覚え、お兄さんとお姉さんと一緒に歌えるようになる日が楽しみです。

 本日で212名の日向っ子が勢ぞろいしました。個々のよさや可能性を伸ばせるように教職員一同尽力してまいります。よろしくお願いいたします。

 

4月9日 急な荒天の対応について  Dealing with Sudden Weather

4月9日

急な荒天の対応について

Dealing with Sudden Weather

 

 本日は、朝から雨が降っており、天気概況から強雨や強風を心配していました。朝から子供たちを安全に帰宅させることを第一に考え、雨ダスレーダーとにらめっこをしていました。刻々と変わる雨予報に翻弄されながら、最終的にバスの出発時刻を15分ずらすことにしました。急なメール連絡で驚かれた方、お困りになられた方もいらっしゃったことと思います。そのような中、臨機応変にご対応くださり、ありがとうございました。

 これからも、天候の変化や地震等が起こった際は、本日のように急な対応をお願いすることが予想されます。今後とも、子供たちの安全を第一に考え、ご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

      水没する野球場・グラウンド

 

4月8日(月) 着任式・始業式 Opening Ceremony

 いよいよ令和6年度が始まりました。今年度最初の式になる着任式と始業式を体育館で行いました。

着任式では、校長を含め新しく着任した教職員7名を教頭が紹介した後、6年生の代表児童による歓迎の言葉がありました。やはり6年生とあって、とても頼もしく堂々とした姿でした。

 その後、始業式では、日向っ子のみんなに日向小学校を「夢中を楽しむ学校」にするために必要な約束を2つ伝えました。この2つの約束を一人ひとりが努力して守ることで、みんなが安心・安全な学校生活を送ることができ、夢中を楽しめる学校になることを話しました。この2つの約束については、後日、この「校長室から」でご紹介します。

始業式の後は、いよいよ子どもたちが待っていた担任発表です。

担任が一人ずつ発表されると大きな歓声と拍手が沸き起こりました。

 教職員が全て紹介された後は、一列に並んだ教職員全員で「せーの、ひゅうが~」のかけ声と共にガッツポーズで子どもたちにエールを送りました。

 今年度もどうぞよろしくお願いします。

 

3月25日 修了式-「夢中を楽しむ学校」について

A School Where Students Enjoy Engrossing

【修了式にて話したこと】

私は、日向小学校を、「子どもたちが夢中を楽しむことのできる学校にしたい」と考えて、その考えを学校のホームページにも、掲げていました。実際、クラスによっては「夢中タイム」のような時間を作ってくれたところもあったようです。卒業アルバムのタイトルも「夢中」でした。

この一年間、皆さんは、勉強や遊び、掃除や係の仕事など、自分なりに「夢中を楽しむ」ことはできたでしょうか。

ここで、「3人のレンガ職人」のお話をしましょう。

昔、ある旅人が、とある村を通りかかったとき、一人のレンガ職人が、実につまらなそうに、力なくレンガを一つずつ積み上げているのを見かけました。

「あなたは、何をしているんですか」

と質問すると、そのレンガ職人は、

「見ればわかるだろ。レンガを積んでるんだよ」

と、つまらなそうに答えます。

旅人は、さらにその職人に、

「なんでレンガを積んでるんですか」

と尋ねると、

「知らないよ。現場監督が、ここにあるレンガを積んどけって言うから積んでるだけだよ」

と、いらだちを見せながら答えます。

旅人は、その場を離れて、さらに村の奥の方へ行きました。すると今度は、先ほどのレンガ職人よりは、一生懸命にレンガを積んでいる職人に出会いました。先ほどと同じように、

「あなたは何をしているんですか」

と聞くと、

「ここに壁をつくっているんだよ。壁さえできれば、お金がもらえるから、さっさと済ませないと」

「なるほど」 

旅人がさらに進んでいくと、3人目のレンガ職人に出会いました。このレンガ職人は、これまでの職人たちと違って、実に生き生きと楽しそうです。時々、周りの職人たちと笑顔で話しながらレンガを積んでいます。

旅人は、不思議に思って尋ねました。

「どうしてそんなに楽しそうに作業をしているんですか」

「この村に、初めて大きな公園ができるんだ。公園ができたら、子どもたちが安全にここで遊ぶことができるんだよ。きっと子どもたちは喜ぶと思うよ!」

と、実に嬉しそうに、胸を張って答えました。

まさに、この3人目のレンガ職人こそ、「夢中を楽しんでいる」と言えるのではないでしょうか。

3人とも、「レンガを積む」という作業は同じです。 

でも、この3人のレンガ職人の働き方の違いは、なぜ生まれたのでしょうか。

おそらく、「何のために」「誰のために」その作業に取り組んでいるのか、を理解しているかどうかの違いだったのではないでしょうか。 

これからまた皆さんは、次の学年に進み、勉強をしたり、友達と遊んだりして過ごすことでしょう。

先生や周りの大人たちから「やれ」と言われたからやっているのではなく、自分なりに「それは、何のためにやるのか」「どんな役に立つのか」などを考え、意味づけながら取り組めば、きっともっと夢中を楽しみながら過ごすことができると思います。

また来年も、一つでも多くの「夢中になれること」を見つけて、楽しみましょう。

3月21日 睦岡小とオンラインで連携授業(3年生)

Online collaborative classes

睦岡小の3年生と、日向小の3年生が、自分のタブレット端末を使って、それぞれの学校の紹介(自慢?)をし合いました

日向小からは、学校の自慢の一つとして、各教室に設置されている電子黒板を紹介していました。

それを聞いた睦岡小からは、不思議そうな表情で、

「(電子黒板は、)どうやって掃除するんですか?」

という質問が。

どうやらその子は、睦岡小では黒板係の仕事として、チョークで書かれた文字や、「黒板消し(クリーナー)」をきれいにしようと、日頃から頑張っているからこそ、不思議に思って質問したのでしょう。

ところが、日頃、黒板消しやチョークなどに触れていない日向小の子どもたちは、チョークの粉の始末等について尋ねられているとは思わず、

「掃除は、しません。書いた文字は、保存されるので大丈夫です」

と、堂々と?答えていました(笑)

これを聞いて、おそらく睦岡小の子どもたちは、ますますわからなくなったのではないかと思いますが、「あ、ありがとうございました」と返事をしていました…。

コミュニケーションを成立させるためには、まず話題の前提条件や知識量の違いを、お互いに確認し合うことが大切であることを、大人自身も改めて実感した一コマでした。