校長室から

校長室から

9月9日 応援練習も電子黒板で…

Cheering practice using electronic blackboard

かつては、応援団の子どもたちが、毎朝、下学年の教室に乗り込んでいって、運動会の応援の仕方について教えていました。

しかしながら、まだまだ感染症対策を講じなければならない状況であり、応援の仕方も一工夫しています。

予め応援団たちが応援の仕方の動画をとっておき、Teams上の各クラスにアップしているので、各クラス・個人でも、好きな時に何度でも応援練習ができるオンデマンド方式で練習に取り組んでいます。

 

9月8日② ICT活用研修【放課後】

Training for effective use of ICT equipment in the classroom.

子どもたちが下校した後、研究主任の生駒先生を中心に、授業におけるより効果的なICT機器の活用について研修を行いました。

本校は、全ての教室に電子黒板が設置されて日常的に活用していることから、周りの学校の先生たちからは、ICTを活用した授業に積極的に取り組んでいる学校として認識されています。

しかしながら、電子黒板を従来の黒板と同様に使っているだけでは、現在求められている資質・能力を育成することはできません。それどころか、内閣府が6月にまとめた「Society 5.0の実現に向けた教育・人材育成に関する政策パッケージ」でも指摘された、「みんな一緒に、みんな同じペースで、みんな同じことを」行うような、同調圧力や正解主義の授業を助長しかねません。

ますます予測困難な社会で生きていく子どもたちには、「それぞれのペースで自分の学びができるように」「正解ではなく、対話の中で互いの納得解をつくりだしていく」ような授業が求められます。

そのためにも、GIGAスクール構想のもと、1人1台配付されたタブレット端末とネットワークを駆使して、新たな授業スタイルを模索していく必要があります。

様々な試行錯誤を重ねながら、本校なりのICT活用の指針を定めていきたいと思います。

9月8日① ゲームの中で学ぶ英語授業

Children familiarize themselves with English while playing games.

現在の小学校では、3・4年生は週1回の外国語活動、5・6年生は週2回の外国語科の授業を行っています。主として扱う言語は英語です。

とはいえ、3・4年生から、単に語彙を増やしたり、発音の精度を高めたりということは直接的なねらいにしているわけではなく、あくまでも伝え合う力、コミュニケーション力の素地や基礎を養うことをねらいとしています。

そのためにも、まずは楽しい雰囲気で学び合うことのできる集団づくりのためにも、音声言語を中心としたゲームは欠かせません。

こうした活動を踏まえ、5・6年生は、さらに「読むこと」「書くこと」の活動を通して、音声で十分に慣れ親しんだ語彙などを読んだり書いたりしていきます。

9月7日 応援団も真剣です…

Cheering group having a serious meeting.

日向小学校の運動会は、赤組と白組に分かれて競技し、それぞれに応援団がいます。運動会を盛り上げるために、6年生を先頭に、昼休みや放課後などの時間を使って、打合せや練習を行っています。

担当の先生からの説明などを聞き終わるや否や、「ハイッ!」と大きな声で返事をしてすぐに打合せを始める応援団たち。さすがです。

9月6日 運動会練習が始まりました

Practice has began for the Sports Day.

各学年の教室で、運動会に向けて練習が始まりました。

エアコンをきかせた教室内で、YouTubeにアップされている動画を、電子黒板に映し出して何度もリピートしてダンスの練習に取り組む日常…。

家庭に持ち帰ったタブレット端末を使って、自分の都合の良い時間に、苦手なところを何度でも個人で練習にも取り組むことができるようになった時代。

自分なりの学び方も学ぶ時代になりました。

   

9月5日 スリランカからの転入生

We have a new transfer student from Sri Lanka.

「ここは、校長室です。校長先生は、大木圭先生です。…」

昼休みが始まってすぐ、校長室の前の廊下で、何やら女の子たちがぎこちなく話している声が、校長室にいた私にも聞こえてきました。

ただ、その声が高学年だったので、不思議に思って見に行くと、5年生の女の子たちが、今日スリランカから転入してきた友達に、「学校探検」よろしく校舎案内をしていました。

手にした翻訳機「ポケトーク」に向かって、「ここは、校庭です。休み時間に、みんなで遊ぶところです」などと話しては、タミル語に変換して聞かせ、にっこり微笑み合う子どもたち…。

今日の校舎案内だけで、日向小学校をどれくらい紹介できたかはわかりませんが、少なくとも「クラスの友達として大歓迎している」という気持ちは、しっかりと伝わったのではないかと思います。

ここのところ、本校は、彼女だけでなくスリランカからの転入生が増えてきています。

厳しい経済危機を迎えているスリランカでは、子どもたちは学校に行きたくても2年以上も学校に通うことができていません。そのためか、転入生たちにとっては、こうしたこと一つ一つがうれしくてたまらないようです。

あっという間に打ち解けていくであろう子どもたちを、これからも見守り、支えていきたいと思います。

9月2日 子どもたちも「日向読書の木」も成長中

The children's height and weight were measured.

早いもので年度初めの身体測定から約5か月が経ちました。今日は、子どもたちの身長と体重を測定しました。身長や体重については、その数値から成長していることがわかりましたが、それだけでなく、順番の待ち方や保健室の先生のお話の聞き方といった態度も、しっかりと成長している様子が見て取れました。

また、休み時間には、多くの子どもたちが、夏休み中も続けていた「読書通帳」を手に校長室にやってきました。おかげさまで、子どもたちとともに、「日向読書の木」も成長しています。

引き続き、こうした成長を支え、見守っていきたいと思います。

養護教諭の話を聞く1年生

神妙な面持ちで測定される1年生

静かに順番を待つ1年生

「読書通帳にシールをください!」

読書の木に花が咲いた日(6/13)

現在の日向読書の木(9/1)

 

9月1日 始業式

At the opening ceremony,I read a picture book for students.

 久しぶりに子どもたちの歓声が、学校に戻ってきました。おかげさまで、本日、各教室の電子黒板を通じてではありましたが、無事に2学期の始業式を行うことができました。

私からは、絵本『ぼくだけのこと』の読み聞かせをした後に、「「わたしだけのこと」を探して、充実した2学期にしていこう」と話しました。絵本に興味を持ってくれたのか、下校時には、昇降口に置いておいた絵本に、「あ、あの本だ!」と自然と集まる姿も見られました。2学期以降も、「日向読書の木」を継続するなど、日常的に読書ができる環境を整えてまいります。

絵本「ぼくだけのこと」(森絵都作・スギヤマカナヨ絵)

始業式後、今年度の健歯代表児童と、口腔保健に関するポスターを出品した児童を表彰も行いました。現在、保健室の前には、「みんなで作ろう!むし歯ナシの木」が掲示してあります。これを機に、今一度、お子様の歯の点検をしてみてはいかがでしょうか。

電子黒板で絵本の読み聞かせ

健歯代表児童の表彰

口腔保健ポスターの表彰

むし歯ナシの木(保健室前掲示)

シェイクアウト訓練(全校)

シェイクアウト訓練ということで、地震を想定した避難訓練を行いました。机の下で、ヘルメットをかぶるというのは、難しかったようです。

絵本に興味を示す子どもたち

下校時に、絵本を見つけて自然に集まってきた子どもたち。

 

 

 

7月28~29日【夏休み特別企画】部活動&マイプラン学習会

Summer Vacation Special Program

夏休みが始まって一週間が経ちました。

久しぶりに登校した28・29日の2日間は、午前中、球技部・金管部・体操部の部活動と子どもたちの立てた学習計画に沿ってそれぞれが学習する「マイプラン学習会」を行いました。

初日となった28日の朝は、通学バスの遅延により、多くの保護者の方や子どもたちにご迷惑をおかけすることとなりましたが、なんとか無事に実施することができました。登校にあたっては、多くの保護者の方々にご協力いただきました。この場をお借りして、御礼申し上げます。ありがとうございました。

マイプラン学習会は希望制ですが、約6割の子どもたちが参加を希望して、夏休みの宿題などに取り組みました。中には、ポスターを描くために、図工室を使う子どももいました。(各教室にエアコンがあるからこそ、実現できた学習会とも言えます…)

部活動に参加する子どもたちも、10時には練習を切り上げ、学習会に参加しました。

「楽しく学ぶことができた」と感じた子どもたちからは、「自分のペースで学ぶことができたから」「自分で計画を立てることができたから」のほか、「友だちに会えたから」といった理由も聞かれました。

その一方で、「自分で計画を立てることが難しい」「何をすればよいかよくわからなかった」といった声も聞かれました。こうした子どもたちには、状況を見ながら、担任や周りにいる教員が声をかけたり、相談に乗ったりして、学習を進めることができました。

今回の「マイプラン学習会」を機に、自ら課題を発見し、自分に合った学習方法を模索しながら粘り強く取り組むことのできる力を育てていきたいと考えています。

外で鉄棒をする体操部

窓を開けて金管部による練習

武道場を使って練習する体操部

男女に分かれて球技部の練習

電子黒板には個別の学習内容

夏休みの宿題に取り組む6年生

教務主任による個別指導

図工室でポスターづくり

カルタで学習する1年生

7月20日 終業式

Closing Ceremony

おかげさまで、本日、1学期の終業式を無事に迎えることができました。とはいえ、ここ最近の山武市内の感染状況を鑑みて、オンラインで各教室の電子黒板を通じての式となりました。

私からは、明日から始まる42日間の夏休みを使って、何かを「続けてみる」ことについて話をしました。継続は力なり。口で言うのは簡単ですが、大人でもなかなか難しいものです。

そこで、下図のようなスライドを示しながら、42日間続けることが難しそうだったら、半分の21日間だったら? 1週間の7日間だったら? と、ブレイクダウンすることで目指しやすい目標の例を示してみました。すると、挑戦するチャンスも増えますから、少し気が楽になります。

さらに、「三日坊主」という言葉も紹介し、「ふつうはよくない言葉として使われますが、3日間だけでも続けてみること自体が素晴らしい」とも話しました。14回も挑戦するチャンスがあるわけですから、「苦手だけれど、大切だなと思うことに何度でも挑戦してみましょう」と話しました。

また、カレンダーでは、8月11日が「山の日」ということで赤く塗られています。ちょうど、これが今年の日向小の夏休みの後半開始日にあたることから、「前半を振り返って、後半に向けて計画を立て直していく日にしましょう」とも話しました。

なお、本日、子どもたちが各家庭に持ち帰るタブレット端末のデスクトップには、Microsoft Teamsのアイコンがあります。すでに、低学年用・中学年用・高学年用の「校長室」に子どもたちを招待していますので、終業式が終わると、さっそく、「夏休みに頑張ること」について、子どもたちの宣言が寄せられてきました。自分なりに「続けること」を決め、粘り強く取り組もうとする子どもたちを見守り、応援していきたいと思っています。

 各教室で校歌斉唱

電子黒板で校長先生の話を視聴

 メモをしながら話を聞く6年生
 42日間の夏休み  どの挑戦なら続けられそう?  8月11日は後半の初日!
 Teams内の「校長室」紹介  さっそく「がんばること」宣言が  お互いの励まし合いも