校長室から

校長室から

1月13日② ちばっ子学びの未来デザインシート

 Measures to Improve Academic Achievement in Chiba Pref.

これまでの小・中学校では、国語や算数・数学の授業後に、それぞれ教科別にテストを行い、その習得状況を確認していましたし、それは現在も続いています。

しかしながら、一昨年の全国学力・学習状況調査の算数の「直角三角形の面積を求める」問題に対する正答率の低さが話題になったように、子どもたちは、教科書や練習問題の「よくある形式」を覚え、機械的に数字や公式等を当てはめていく「作業」を行うことを、「学習している」と勘違いをしているようだということが明らかになりつつあります。しかも、こうした「作業」する力をつけていったとしても、近い将来、人間には太刀打ちできないほどAIの精度がより高度になっていくことで、いずれ多くの仕事がAIにとって代わることも指摘されています。

このような時代だからこそ、子どもたちが国語科や算数・数学科、理科や社会科を通して学んだ内容が、日常生活で生きて働く力として習得されているのか、また、そもそも学校で行っている授業自体も、実生活から切り離された形で行われていないかといったことを振り返る必要があります。

こうした背景を踏まえ、今年度、千葉県教育委員会では小学校3年生~中学校2年生までの約半数15万人を対象に、「ちばっ子学びの未来デザインシート」という実証事業を行っており、本校もこれに参加しました。

教科別に行うテストではなく、これまで様々な教科等で学んできた知識や経験を総動員し、タブレット端末を使って解くという新しい形式のテストです。

本日は、3年生が行いましたが、今後、6年生まですべての児童が順次行っていく予定です。実証事業のため、問題等の詳細については控えますが、動画を使った問題など、これまでの紙媒体では考えられなかったような、タブレット端末ならではの問題もあり、まさに学びの未来を予感させる取組でした。

今回の結果を踏まえ、子どもたちの学ぶ意欲の向上や、教員の授業改善につなげていきたいと思います。

1月13日① お話ボランティア(最終日)

 Volunteer storytelling (last day)

本校は、お話ボランティアの方々に、朝の8時15分から8時25分までの10分間という短い時間を使って、絵本の読み聞かせや朗読などをしていただいていました。

今日は、その最終日ということで、全学年・全教室で同時に読み聞かせを行い、その後、ボランティアの方々と一緒に、今年度の振り返りを行いました。

毎回、どんな風に本を選んでいるのか、選書についてお話を伺うと、「卯年ということで、今日は、因幡の白うさぎを読みました」「私は、毎回、自分の好きな本を選んできます」「おおきな木という絵本を、いろんな学年に読んで聞かせて、その反応の違いを楽しんでいます」などなど、その理由は様々でしたが、皆さんがこの活動を心から楽しんでおられる姿が尊く、改めて感謝をお伝えしました。

今日の振り返りの中では、「私自身のための時間をつくりたいと思って、参加しています。今思うと、自分のために読んでいるところがあります」といった言葉も聞かれました。実際、私も子どもたちに絵本の読み聞かせをするたびに、子どもたちの反応からパワーをもらっている実感がありますので、この言葉にも納得・共感できました。

現在、このボランティアには、計15名の方々(うち保護者は3名)にご参加いただいています。来年度も引き続きお願いする予定となっています。

もし、絵本の読み聞かせや朗読などのボランティアに、少しでも興味・関心がございましたら、いつでも遠慮なく本校にお問い合わせください。お待ちしています!  ℡ 0475-88-0580

1月12日 最近の休み時間

Recent Break Time

休み時間になると、多くの子どもたちが運動場に出て、思い思いに体を動かしています。

特に今日は、1月とは思えぬほどあたたかな陽光の下、花に水をやる1年生たちのほか、縄跳び遊びをする子や鉄棒で逆上がりに挑戦する子、鬼ごっこやドッジボールをする子たちが運動場に出てきていました。

 

「わたし、3つ咲いたよ」

「わたしは、まだ2つしか咲いてない」

咲いた? 不思議に思って、球根を植えたばかりの植木鉢に水をやる1年生たちに近づいていくと、どうやら芽が出ている状態を指して「咲いた」と言っているようです。

子どもたちは、チューリップに直接関わり、成長する姿を目の当たりにしたことで、自分のもつ語彙を使って、その感動を精一杯表現しようとします。

周りにいる大人は、こうした言葉を誤りとしてすぐにとがめるのではなく、まずは一緒に、そのチューリップの成長に対して感動する子どもの気持ちに寄り添い、共有することが大切だと思います。

チューリップに水をやる1年生

先生とサバイバル縄跳び(笑)

1月11日 房総子どもかるたで遊ぶ

Playing Boso Karuta

担任の先生が読み手になって、1年生が房総子どもかるたで遊んでいました。

一月にふさわしい遊びを通して、千葉県のことを知る…というより、先生の「あ」と読み上げる最初の文字だけに反応しているようでしたが(笑)、遊びながら千葉県の文化や自然を知ることにつながっていくことでしょう。

1月10日 学校に活気が戻ってきました

The school has come back to life!

6年生の教室の黒板には、毎朝のように、子どもたちに向け、担任の先生から熱いメッセージが書かれています。

48日間「も」あると思うのか、48日間「しか」ないと思うのか、心の持ちようで行動も変わります

こうした言葉に、卒業を意識し始めた6年生は何を感じ、何を思うのでしょう。登校してすぐ、真顔で黒板の文字を見つめる子どもたちの表情が印象的でした。

また、今日は、全校児童が身体測定を行いました。静かに並びながらも、自分や友達の身長・体重が気になるのか、終始そわそわしていました(笑)

2年生の図工では、当たり前のように、タブレット端末や電子黒板等を使って、自分の作品について発表し、質問し合う姿が見られました。

休み時間には、保健室前に新しく掲示された「健康おみくじ」に興じる子どもたちの姿が。喜んでいるのは低・中学年だけかと思っていたら、6年生も順番を待って並んでいました(笑)

今日は、一日中強風でしたが、休み時間には、元気に外で遊ぶ子どもたちもたくさんいました。そんな中、1年生が、ジャングルジムにのぼろうとしていましたので、

「風が強い日は、危ないので、ジャングルジムに上るのはやめましょう」

と声をかけたら、

「じゃ、迷路だったらいい?」

とすぐに新たな遊びを思いついて、楽しそうに始める1年生たち。

さあ、3学期が本格的に始まり、日向小に活気が戻ってきました!

 

担任からの朝のメッセージ

全校児童の身体測定

図工作品のプレゼンをする2年生

保健室前で健康おみくじを引く

強風に負けずドッヂボール

迷路と化したジャングルジム