校長室から
6月20日 クワガタだ!(朝の風景)
Stag beetle!
「クワガタだ!」
朝から、児童昇降口で、登校したばかりの子どもたちが天井を指さして大騒ぎでした。
一匹の小さなクワガタムシが天井にじっとしてとまっていたのですが、目ざとい子どもたちが登校するや否や見つけ、「見てみて~」「あー、つかまえたーい」から始まり、「うちには、もっと大きいカブトムシがいるよ」などなど、話題は広がる一方でした。
いつもは、通学バスから降りたばかりで、眠そうな顔で登校する子どもたちも、たった一匹のクワガタによって、一気に「覚醒」していました(笑)
昆虫のチカラ、おそるべし。
やはり、いつもと違うことや、実物との対面というのは、子どもたちの本能を呼び覚ますのかもしれません。
6月19日 木育(4年生)
Environmental Education
木育の一環として、4年生が日向の森で、森の中で散策&杉の木でメダルづくりをしました。
森の中での散策といっても、公益社団法人SaveEarthFoundation(SEF)の方々のガイドがついていますので、本格的です。
子どもたちが、森の中で
「あ、なんか赤い実がある!」
「この葉っぱ、見たことがある!」
といった気づきに、解説付きで名前を丁寧に教えてくださいました。それだけでなく、
「今、何か聞こえませんか?」「これ、どんなにおいがする?」
など、視覚だけでなく、聴覚や嗅覚なども使って観察できるような投げかけもしてもらえるので、物知り博士になったような気分で散策を終えました。
メダルづくりでは、用意されていたサンブスギをのこぎりで輪切りにして、やすりをかけて作成しました。
「そんな細い木はいやだ」と、自ら太い幹の杉の木を選んだものの、のこぎりで切り落とすのは容易ではなく、のこぎりを持つ手を替えたり、両手で持ったりと、ふうふう言いながら真っ赤な顔をして取り組みました。
こうした活動を通して、また一つ、サンブスギとの距離が近くなったような気がします。
6月16日 市内見学(3年生)
City Tour (3rd Graders)
3年生の社会科では、自分たちが住んでいる市について学習します。
バスは、サンブスギに囲まれた海抜約45mの高さに建っている日向小を出発し、今年も「きれいな海水浴場」としてブルーフラッグの認証を受けた本須賀海岸へ。
「きれーい」
到着し、一目見た途端、子どもたちから歓声が上がり、梅雨とは思えないほどの澄み切った青空の下、山武市の豊かな自然を満喫しました。
成東駅の周辺を走るバスの車窓から見えた、14階建てのマンションを見たときには、
「あんな高い所に人が住んでるの? 危ないなぁ」
というつぶやきも聞かれました(笑)
市役所では、あらかじめ用意していた市の職員の方々への質問に答えていただき、一生懸命メモをしていました。
帰りは、それぞれが成東駅で切符を買って電車で日向駅へ移動しました。今回、初めて電車に乗った子どもが10人ほどいて、興奮を抑えながら、行儀よく座っていました。
今回の社会科見学での学びは、それぞれが新聞形式でまとめる予定です。
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6月13日 プール開き
opening of a swimming pool
体育委員の子どもたちの進行で、プール開きを行いました。
体育委員の子どもたちが、これまで休み時間などを使って練習してきた寸劇をいくつも見せながら、プールサイドを走ってはいけないことや、飛び込んではいけないことといった、プールでの学習におけるルールについて、低学年にもわかるように説明してくれました。
午後には、梅雨の晴れ間の晴天のもと、6年生が一番乗りでプールに入って歓声を上げていました。
いよいよ夏の体育学習の始まりです。
6月12日 雨の日の過ごし方
How to spend a rainy day
雨の日が増えてきました。
いつもは外へ出て、元気に体を動かして遊ぶ休み時間も、教室で静かに過ごすしかありません。
ただ、教室の中をのぞくと、それなりに楽しんでいる様子がうかがえます。
2年生の教室では、体の大きさに合わない机の高さを、先生が一つ一つ調節する姿を興味深げにじっと見守る子どもの姿がありました。
また、3年生の教室では、係の子の発案で、友達に絵本の読み聞かせをしていました。
雨の日ならではの過ごし方を工夫して、梅雨を乗り切っていきたいと思います。
6月9日 子ども暴力防止プログラム(CAP)
Child Assault Prevention
3年生を対象に、CAPを実施しました。
私たちが想像する以上に、子どもたちは大人による暴言・暴力等を見たり聞いたり、受けたりしています。中には、性被害を受けているといった事態も起こっています。
にもかかわらず、多くの子どもたちは、よく分からないままに「他の人には、知られてはいけないこと」などとして、ひそかに我慢し、自分の心の中にしまっていることがあります。また、そうした被害を受けたときに、自分自身を責めたりする子さえいます。
こうした子どもの弱みにつけ込む卑劣な大人たちから、子どもたちが自分の身を守るためのプログラムでもあるCAPを受けることで、「信頼できる大人に、頼っていいんだ」と、助けを求める方法を身につけていきます。
今回のCAPに参加した子どもたちは、大声を上げる練習などにも、一生懸命取り組みました。
6月8日 公開授業の準備(研修)
Preparation for open classes
6月30日は、授業公開日となっています。
例年は、保護者のみが授業を参観する日として位置づけている日ですが、今年度は、地域の方や他校の先生方にもご参観いただけるように、広く授業を公開することとしてチラシも配布しています。
すでにご案内のとおり、今年度は、国からはリーディングDXスクールとして、県からは金銭教育の研究協力校として、市からはICT教育推進校として指定されていますので、本校で行っている授業を積極的に公開して行く予定です。
ただし、それによって、教員の過剰な負担が生まれることを避けるため、授業計画等を文章化する学習指導案については、作成しないこととしました。
「何を、どう教えようとしているか」といった計画を文章化することよりも、具体的な授業準備にしっかりと時間をかけ、子どもたちが授業で「何を、どう学んでいるか」という学ぶ姿をきちんと見定めていくことに、もっと重点を置こうと考えているためです。
今回の研修では、当日の授業のねらいや進め方について、健康教育部会と金銭教育部会に分かれ、話し合いを深めました。
6月7日 郡市陸上大会
Track-and-Field meet
前日まで危ぶまれていた天気も急速に回復し、予定通り陸上競技大会が開催されました。
これまでの練習の成果を遺憾なく発揮し、どの子どもたちも精一杯参加することができました。
ほんの0.06秒の差で1位を逃してしまった子や、走っている途中で転んでしまったために思うような結果を残すことができなかった子もいましたが、それでも最後まで全力を尽くしたことに拍手を送りたいと思います。
6月6日 第1回学校運営協議会が開催されました
The 1st School Management Council Meeting was held
日向小学校は、コミュニティ・スクールとして学校を運営しています。
第1回学校運営協議会では、昨年度末にご承認いただいた学校経営方針の確認に加え、具体的な進捗状況等について報告し、改めて本校の経営やその方策等について御承認いただきました。
会には、教育長や生涯学習課長も駆けつけていただき、新たに学校運営協議会のメンバーとして加わっていただいた方へのご挨拶も頂戴しました。
6月5日 陸上大会に向けた壮行会
Prep rally for track and field meet
6月7日、郡市の35校が集まり、陸上大会が開催されます。
ロング昼休みの時間、代表委員会の子どもたちが司会・進行して、陸上選手たちへの壮行会を開きました。
デモンストレーションとして全校児童の周りをリレーする選手たちに、羨望の眼差しで歓声を上げる子どもたち。
惜しくも選手になることがかなわなかった友達の悔しい気持ちも背負って、自己ベストを目指して頑張ってきてもらいたいと思います。
6月4日 ありがとうございました!
Thank you for mowing the grass.
6月3日(土)は、あいにくの雨で、予定していたPTA奉仕作業(草刈り作業)は中止となりました。
にもかかわらず、翌6月4日(日)、いつもお世話になっている山武西まちづくり協議会の方々が、駐車場や野球場の周りの草刈りをしてくださいました。
あっという間に作業を終えるや否や、「このまま旧山武西小学校の方も刈ってくるから」と去っていかれました。
「子どもたちのためなら」と、労を厭わない方々のお気持ちと行動力に、いつも頭が下がります。
おかげで、うっそうとしていた駐車場や畑の周りが、スッキリしました。本当にありがとうございました!
6月2日 お話ボランティアがスタート
Volunteer storytelling starts
今年もまた、「お話ボランティア」の方々による読み聞かせがスタートしました。
今回は、高学年等の学級の児童を対象に、絵本の読み聞かせや素話をしてくださいました。
昨年度の6年生に「青い目の人形のお話」をしてくださった篠原様からは、
「先日、近所でばったり出会った中学生から、「これからも日向小の子どもたちのためによろしくお願いします」って、頼まれました」
と、心あたたまるうれしい報告をいただきました。
読み聞かせは、こうした人と人とのあたたかいつながりも生んでくれます。もし少しでも関心をお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひいつでも日向小へお問い合わせください。
TEL 0475-88-0580
6月1日 県から金銭教育の研究校として委嘱されました
Commissioned by the prefecture as a research school for financial education
今年度から2年間にわたって、県から金銭教育研究校として委嘱されました。小学校に限らず、中学校、高等学校も、様々な「○○教育」が行われています。その数は、100を超えるとも言われます。
本校では、今回委嘱された金銭教育だけでなく、健康教育や情報教育、環境教育等にも力を入れていきます。
通常行っている国語や算数、道徳や特別活動の授業を通して、賢い消費者や生涯スポーツ等を楽しむ大人になる資質・能力を育てていくことになります。
本校でも、キャッシュレスでお小遣いをもらったり、電子決済での買い物をしたりしている子どももいるせいか、「おつり」などの感覚を持ちにくくなっているようです。
算数の問題の設定の仕方も、現代に合わせながら検討していく必要がありそうです。
5月31日 オンライン日本語教室(教育委員会の視察)
Online Japanese language classes (Board of Education visit)
「聞こえますか?」
「あれ、こっちのプラグがつながってないのかな」
などなど、オンライン日本語教室の開設当初は、千葉大学と本校をオンラインでつなぐだけでも大騒ぎしていましたが、ようやく大人も子どもたちも機器の扱いに慣れてきました。
今回は、山武市教委の指導主事や、主に通訳をしてくださっているサジーさんも来校され、本校の取り組みを参観しました。
この取組がうまく軌道に乗れば、近隣に人材がいないという大きな課題をクリアできるということもあり、子どもたちがそれぞれのオンライン上の「先生」と楽しそうに話す姿をあたたかく見守っていただきました。
5月30日 陸上大会に向けた練習
Practice for Track and Field Meet
郡市陸上記録会まで、あと一週間。
昨年度までとは違い、朝練習や夕方遅くまでの練習をやめ、体育の時間や放課後の時間を有効に活用して効率的・効果的な練習を心がけて取り組んでいます。
スクール・サポート・スタッフ(SSS)の佐藤さんのこだわりの校庭整備により、これ以上ない環境の中で、子どもたちは、時間の許す限り、一本一本の試技に取り組んでいました。
5月29日 月例テスト(ICT機器の活用)
Monthly test (use of ICT equipment)
昨年度に引き続き、月末には、学習した基本的な内容の習得状況を確かめるため、月例テストを行います。
中学年以上の学年では、eライブラリを活用して月例テストを実施しました。これは、事前に担任が選んだ問題を選定しておき、子どもたちは、それぞれのタブレット端末で解いていくというものです。
その場で自動採点されるので、子どもたちにとってすぐに正誤がわかるだけでなく、教員の手元にもその進捗状況がリアルタイムで知らされるため、教員の負担軽減にもつながっています。
5月26日 さつまいもの苗植え(1・2年生)
Planting sweet potato seedlings
今年もまた、サツマイモの苗を植える時期がやってきました。
「畑の先生」として、伊藤さんと渡辺さんをお招きし、1・2年生が、学校の敷地内の畑に苗を植えました。秋の焼き芋パーティーを楽しみにしながら、子どもたち一人一人が楽しそうに苗を植える姿を、やさしいまなざしで見つめる畑の先生たち。
子どもたちの前では「畑の先生」ですが、実は、伊藤さんは本校の学校運営協議会の会長で、かつての日向小の卒業生という大先輩であり、渡辺さんは山武市の市議会議員という方たちです。
実はこの畑も、畑の先生たちが事前に自前のトラクターで、土づくり・畑づくりをしてくださっていたので、ふかふかの柔らかい状態になっています。
約160本の苗を、70人余の子どもたちが一斉に苗を植えて立ち去った後も、しっかり植えられているか、一つ一つ確かめてくださったのも畑の先生たちでした。
畑の先生たちのように、「子どもたちのためなら」と、二つ返事でフットワーク軽く、笑顔で本校の教育活動を支えてくださっている方々が多いのも、日向小の自慢の一つです。
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「畑の先生」に苗やその植え方を学ぶ |
等間隔で植えられるように穴をあける作業をする |
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さあ、みんな並んで一斉に苗を植えよう |
子どもたちが去った後、一つ一つチェックする先生たち |
5月25日 耳鼻咽喉科健診
Otorhinolaryngological Examination
花粉症の子どもたちの症状も沈静化し、また、来月からは水泳学習が始まりますので、毎年この時期に耳鼻咽喉科健診を行います。
予め、どのような健診を行うかについては、各教室で教えてもらっていますが、診察を待つ子どもたちに緊張感が走ります。今回の対象は、主に2年生と4年生でしたが、
「よろしくお願いします」
と恐る恐る言っていた子どもたちも、ほんの1分足らずの診察が終わると、ほっとしたような笑顔で教室に戻っていました(笑)。
5月24日 ロング昼休み
Long Lunch Time
昨日までの冷たい雨模様とは打って変わって、今日は、さわやかな風が吹く青天。子どもたちが楽しみにしているロング昼休みを行うことができました。
ほとんどの子どもたちが、運動場に出て、元気いっぱい遊びました。様々な学年が入り混じったドッジボールでは、ひときわ大きな歓声が上がっていました。
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竹馬に挑戦する子どもたち |
異学年が入り混じったドッジボール |
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遊具で遊ぶ子どもたち |
砂場で遊ぶ子どもたち |
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ブランコで遊ぶ子どもたち |
ドッジボールで遊ぶ子どもたち2 |
5月22日 学校の定期検診
Regular checkups of school operations
子どもたちに身体測定や健康診断を行うように、学校運営についても、毎年点検が行われます。
今回は、千葉県教育庁東上総教育事務所から、所長をはじめとする職員の方々に点検していただきました。また、山武市教育委員会からも、教育長をはじめとする職員の方々においでいただきました。
半日をかけて、先生方の授業や子どもたちの様子だけでなく、数十種類にも及ぶ諸表簿や、施設環境の点検等をしていただき、ほぼ適正に処理されていることが確認されました。
授業を参観された際には、どのクラスもあたたかな雰囲気に包まれて授業に取り組む様子に感心しておられました。
また、本校の「いじめ認知システム」の体制についても、よく機能しているとお褒めの言葉も頂戴しました。
一方で、かなり改善されたとはいえ、いまだに夜遅くまで働いている先生がいるという点については、ご指導いただいたところです。
すべての先生方が元気いっぱいな笑顔で、毎日子どもたちと接することができるようにするためにも、引き続き、教職員の働き方改革を進め、子どもたちの資質・能力を向上させていきたいと思います。