校長室から
11月8日 第2回学校運営協議会
2nd School Management Council Meeting
11月8日は、「いい歯の日」。保健室の前には、いつものように、子どもたちが親しみやすい掲示物が飾られ、「お昼の放送」の時間にも、歯磨きの大切さなどについて、子どもたちによる放送が流れました。
そんな中、第2回学校運営協議会が開催されました。今回は、委員の方々による授業参観を含めた協議会となりました。
授業を参観された方々からは、
「子どもたちだけでなく先生方も、ICT機器を使いこなしている姿に感心した」
「以前より、先生の指示や説明が少なくなり、子どもたちが、自ら学ぶ姿が多く見られた」
など、賞賛の言葉を多くいただきました。
過日の堀田先生からの御指導が生きているものとうれしく受け止めたところです。
11月7日 ICTの活用
Situations in which ICT is used
日向小の教室の黒板は、すべて電子黒板のため、従前の授業風景とは異なっています。
各学年や学級の実情や、教科や単元等の特性に応じて、それぞれ日々工夫して活用しています。
低学年では、ノート指導も兼ねて、先生が子どもたちが使う実際のノートに書いている様子を拡大する場面がよく見られます。子どもたちも、ノートのどこに書いてよいのかを確認しやすいようです。
また、中高学年では、教師用デジタル教科書を電子黒板に投影して授業を進めるため、子どもたちが、教科書のどこに注目すべきかを理解するのに役立っています。
ノートを電子黒板に拡大 |
デジタル教科書(教師用)の活用 |
11月2日 山武中生による6年生への「授業」
Introduction of Junior high school
昨年度とは異なり、今年度の職場体験では、山武中学校の生徒たちが協力し合って、「授業」に挑戦しました。
対象は、あと半年後、中学生になる6年生たち。
事前に準備していた中学校に関する情報を、プレゼンソフトにまとめ、直前まで資料づくりをしていました。
中学校に「校則」があることや、14もの部活動が行われていることを初めて知った6年生たちも多かったようです。
授業の締めくくりには、ちゃっかり自分が所属する部活に勧誘する中学生もいました(笑)
「授業」準備に余念がない中学生(職員室にて) |
紹介を終えて「質問タイム」 |
11月1日④ 体操部引退
Farewell performance
「私は、6年生として最後の体操大会で鉄棒の着地で失敗してしまい、悔しい思いをしました。ですが、今日こうやって引退発表会でもう一度、皆さんの前で演技することができてとてもうれしいです。
今まで、体操部の活動を楽しくできたのは、応援してくれた先生方や家族、友達、そして一緒に練習してくれた体操部の仲間のおかげです。本当にありがとうございました。体操部の仲間は、私の宝物です」
本当に悔しかったのだろうという気持ち、体操部でよかったという気持ちが伝わる言葉でした。
こうした感謝の言葉を一人一人が作文にしたためて読み上げる姿を、後輩たちは、静かに、真剣なまなざしで見つめていました。
最後の演技を終えて語る6年選手たち |
感謝の言葉 |
11月1日③ 木育・間伐作業(6年生)
Tree thinning operation
今年度、3年生以上の子どもたちは、サンブスギに関する総合的な学習「木育」を行ってきました。
今年最後となる6年生の「木育」は、間伐作業でした。
かつてのような木のある生活から縁遠くなりつつある現代にあって、山武市内に住む子どもたちにとって、林業など杉を取り巻く活動や体験は、大切な学習です。
コーディネーターの方々の指導の下、自分たちで木を選び、ノコギリを使って切り込みを入れ、力を合わせてロープを引っ張って木を倒すといった活動は、6年生たちの目を輝かせました。
細い木だと思っていても、いざ
ズシン!
という地響きを、地面の振動とともに味わった経験は、きっと忘れられない思い出になることでしょう。
切り取った杉の木片や、落ちていた杉の木片を、大事そうに持ち帰っていました。
みんなで交代しながらノコギリをひく |
みんなでロープを引っ張って杉の木を倒す |
年輪を数える |
倒した杉の木を2m間隔で切り分ける |
11月1日② 芋ほり体験(1・2年生)
Duging Sweet Potatoes
今年もまた、学校の敷地内の畑で、1・2年生たちが歓声を上げながら芋ほりを行いました。
今年の夏は暑かったからでしょうか、それとも、山武西まちづくり協議会の方々の事前の畑づくりのおかげでしょうか、昨年度よりも一回り大きいサツマイモがたくさん収穫できました。
「ねえ、こんなに小さいのもあった~」
という子どもからの「報告」に、すかさず先生が、
「本当だねぇ。何に見える?」
と返すと、
「ねずみみたい…」
「じゃあ、ねずみいもだね~」
といったやりとりが続きました。
「サツマイモを掘る」といった活動にも、様々な驚きや感動、学びが生まれます。
子どもたち一人一人の見方や感じ方の違いを大切にしながら、それぞれの育ちを見守っていきたいものです。
秋空と校舎と畑 |
コスモスも見守っています |
見てみて~! 重ーい! |
見つけた! |
つるは、クリスマスリースづくりに活用します |
今年も大豊作! |
11月1日① 山武中から職場体験
Career Education
今年もまた、山武中学校から中学生6名が、日向小学校に職場体験に来てくれました。
今年の中学生は、ほとんどが日向小学校出身者ばかり。勝手知ったる場所ではありながら、いざ「先生」として小学生の前に立つと、やはり緊張気味。
最初は、遠くから子どもたちの様子を観察していた中学生も、休み時間などではどんどん子どもたちの中に入って、打ち解けていました。
10月31日 球技部引退試合
Retirement Game
昼休みの時間、郡市球技大会では、男子優勝・女子準優勝という輝かしい成績を残した6年生による引退試合を開催しました。
6年生の男子チームと女子チームの対戦の後、男女選抜メンバーと先生チームの対戦が始まると、観戦していた子どもたちから大きな歓声が上がりました。
お互いに容赦しない強いサーブ、アタックの攻防が続き、15点先取のルールでしたが、もつれにもつれて最後は子どもたちに軍配が上がりました。
大いに盛り上がった引退試合の後は、6年生からの4・5年生に向けて、「来年もぜひ勝ってください」という力強い言葉が贈られました。
6年生男子VS6年生女子 |
6年生男女選抜メンバーVS先生チーム |
鋭いサーブに身動きできない先生たち |
もつれにもつれた結果… |
6年生から御礼と感謝の言葉 |
後輩たちからの感謝の言葉 |
10月30日 対話的な学び(英語)
Interactive learning
英語の授業は、電子黒板等のICT機器を活用することが多く、イラストや写真、動画等と合わせて発音などを確かめながら学習を進めています。
さらに、ALTも一緒に指導しているため、覚えたばかりの英会話を使ってみる場面では、子どもの状況に合わせて相手になってくれます。
自らしゃがんで子どもの目の高さになって会話を続けてくれる本校のALTは、子どもたちの英語力はもちろん、英語への抵抗感をなくし、自信も持たせてくれています。
10月28日 郡市体操大会本番
At the last moment
山武郡市内の小学校23校が集まり、郡市体操大会が開催されました。
保護者の方々の参観も無制限ということもあり、会場は熱気に包まれました。
緊張感あふれる中、日向小の選手たちも、精一杯演技をすることができました。思ったよりも高い点数をもらった時には、思わず笑みがこぼれていました。
けがもなく、無事に終わって何よりでした。
10月26日② 体操壮行会
Pep rally gymnastics competition
今年も郡市体操大会は、本校で開催されます。
が、大会は28日の土曜日に開催されるため、当日は直接応援することができません。
そのため、昼休みに行われた壮行会では、選手たちの前に応援団が並び、全校児童でエールを送りました。
全校児童が固唾をのんで見守る中、選手たちはマット・跳び箱・鉄棒の技を披露し、拍手を浴びていました。
練習の成果が、実りますように。
10月26日① 運動場で国語!?
Japanese class in the schoolyard
「天までとどけ、一、二、三!」
何やら校庭から一年生の元気な声が聞こえてきます。
これから体育の授業が始まるはずですが、準備運動の前に、先生と一緒に手をつないでジャンプをしながら叫んでいます。
「天までとどけ、一、二、三!」
一年生の国語の教材「くじらぐも」も、一年生の体育の時間での出来事ですから、ちょうど状況が重なったのでしょう。みんなで力を合わせてジャンプをしていました。
あいにく、「今回は」、くじらぐもさんは現れてくれませんでしたが、写真を撮ってみてびっくり。
子どもたちに向かって光が差し込んできていました。
もしかしたら…?(笑)
10月25日 校庭で遊ぶ子どもが増えてきました
More children are playing in the schoolyard.
爽やかな秋風の下、業間休みや昼休みの時間は、外に出て体を動かす子どもたちが増えてきました。
男女分け隔てることなく、学年も学級も一緒になって、鉄棒やブランコ等の遊具で遊んだり、ドッヂボールやサッカーなどに興じる子どもたち。
杉林と大空に囲まれた校庭では、誰にも気兼ねすることはありません。
「インフルエンザ注意報」なども、どこ吹く風。
思いっきり大きな歓声を上げながら、元気に体を動かして休み時間を謳歌する子どもたちは、みんな笑顔です。
10月24日 秋空の下で理科
Science learning under the autumn sky
突き抜けるような秋空の下、3年1組も4年生も理科の学習のため、校舎の外での学習となりました。
4年生は、春から定期的に継続している桜や昆虫等の様子の移り変わりの観察でした。みんな手には、タブレット端末を持ち、カメラモードにして、姿を変えた桜を撮影していました。
「どう変わりましたか」という問いに、「骨だけになった」との回答は文学的⁉
端末を地面に直接置いて、カメラモードの設定変更をしている姿に、壊さないかとヒヤヒヤするこちらの気持ちをよそに、秋を探しにさらに観察・撮影をしていました。
3年生の方も、タブレット端末を持っているのかと思って近づいてみると、手にしているのは鏡でした。光を反射させるだけでなく、鏡を地面において、光の道筋を確かめる実験をしていました。「すごい」思わず出るつぶやきに誘われ、「どうやるの?」と聞き合う姿が生まれていました。
10月23日 船橋市の教頭先生方が来校されました
Head teachers from Funabashi City visited our school
船橋市の小学校から12名の教頭先生が来校され、本校の5校時の授業を参観した後、ICT機器を効果的に活用するための教頭の役割について、協議を深めました。
私たちにとっては、すでに「当たり前」で、見過ごしがちな光景も、船橋の先生から見ると新鮮に映ったようです。児童数が1000人を超えるようなマンモス校から来られた先生方も少なくなかったのですが、「校舎・教室が広いですね」と目を丸くされていました。
また、
「子どもたちの机の天板が、こんなに大きいのはGIGAスクール仕様ですか?」
「職員室にも電子黒板があるんですか」
「どの先生方も電子黒板を使いこなしていますが、どんな研修をしているんですか?」
など、授業や校舎内を参観しながらたくさんの質問を受けました。私の方も、質問を受けながら「そこに注目するのか」と、改めて本校の環境の価値を再発見したような思いでした。
協議会では、主として「先生方が、ICT機器を活用した授業準備などに専念できるように、管理職としてどうすべきか」について考え合いました。熱心な教頭先生たちの姿に、私自身も、大いに刺激を受けた時間でした。
【研修を終えて(感想等)】※一部紹介
・電子黒板を効果的に使われている姿が印象的でした。そして、先生方、皆さんが子供たちのために懸命に向き合われていることも感じました。最新の設備に臆さずに向かわれていることから、私もこれからしっかり学びたいと感じました。
・1時間回らせていただいただけですが、先生方の関係や雰囲気の良さを感じました。子供達もICTを自然に使いこなしていて、でもノートもしっかりと使っていて、わかりやすい授業でした。大変勉強になりました。
・整った学校環境、子供たちの落ち着きと明るい表情は先生方の仲の良さかと思いました。
・電子黒板の使い方など、ついついこれまでの黒板の使い方などを当てはめて考えてしまうことが多かったと思います。今回の視察を踏まえ、これまでの考え、感覚をアップデートしないといけないことに気付かされました。
第2図書室で協議会 |
ICTを活用した授業に興味津々の教頭先生たち |
10月20日 1・2年校外学習(馬事学院へ)
Out-of-school Learning
旧日向小学校は、今年の4月、馬の学校「馬事学院」に生まれ変わりました。
コロナ禍が収束し、本格的な教育活動を展開する中、1・2年生は、新たな校外学習先として、馬事学院を選びました。
エサやり体験や乗馬体験などの馬との交流、そしてその馬を日々世話している高校生たちとの交流は、1・2年生にとって、かけがえのない体験となりました。
実際の馬を見るのも乗るのも初めてという子が多く、「のってみたら、たかくてけしきがとってもよかったです」と感想を残す子も。
馬事学院のブログでもご紹介されていますので、そちらもどうぞご覧ください。
10月19日 特別支援推進スポーツ大会@東金アリーナ
Sports Competitions for the Promotion of Special Education
前日は、市の球技大会が開催された東金アリーナで、今度は、山武郡市内の特別支援学級や特別支援学校の子どもたちが、スポーツ大会を行いました。
ギャラリーには、この日まで、少しずつ制作を続けてきた横断幕がかけられ、玉入れや綱引きなど、練習の時とは比べ物にならないくらい、力いっぱい競技に参加し、大いに盛り上がりました。
閉会式では、日向小の子どもたちが力を合わせて、立派に式を進めることができました。
みんな大満足で帰路につきました。
10月18日 市球技大会「準決勝敗退」という財産
City volleyball game tournament ”semi-final loss" an asset
東金アリーナに、山武市内の小学校11校が集まり、市球技大会が開催されました。
緊張気味の表情で始まった試合も、1点また1点と点数を重ねるたびに、応援席から「ヒューガ!」の声援が聞こえてくると、選手たちからも次第に笑顔が見え、男女ともにいつもの調子でパスがつながっていきました。
初戦を勝ち抜き、準決勝にコマを進めた男子に対して、女子はフルセットまで戦いましたが初戦を逃し、意気消沈…かと思いきや、組み合わせの関係で、
「先生、次の試合で2セット取って勝てば、準決勝に行けるかも」
と、希望の光が。
すでに気持ちを切り替えた女子チームは、次の試合に向けていつものような明るさでウォーミングアップをこなし、準決勝への切符をかけた戦いに挑みました。
こうなると、応援席の保護者の方々の声援にも力が入ります。学年主任のリードで、「ヒューガ! ヒューガ!」と大盛り上がりしました。
おかげで、一時はダメかと思われた戦況を覆し、見事に女子も準決勝にコマを進めることができました。
ただ、準決勝では、男女ともに一進一退の攻防を繰り広げましたが、あえなく敗退。
悔しさで涙が止まらない子が続出する中、監督からの
「5年生も、この悔しさをしっかり覚えておこう。そして来年へ…」
熱い言葉に、真剣に耳を傾ける子どもたちの姿がありました。
今まで真剣に練習に取り組んできたからこその涙でした。よい試合でした。
保護者の皆様、これまでの応援ありがとうございました。
10月16日 体力テスト
Sports Test
さわやかな秋風、秋空の下、どの学年も体力テストを実施しました。
体力テストには、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、20mシャトルラン(往復持久走 )、50m走、立ち幅とび、ソフトボール投げの種目があります。
本校の子どもたちは、足腰を使う種目が弱点ですが、今年度の結果はいかに。
時間の許す限り、何度も挑戦する子どもたちが多くみられました。
反復横跳び |
ソフトボール投げ |
10月13日 ICT教育セミナーの開催
Holding ICT Education Semminars
日本のICT教育の第一人者である、東北大学大学院教授の堀田龍也先生を招いて、ICT教育セミナーを開催しました。堀田先生については、様々なメディアに出演されているほど有名な方ですが、今回、わざわざ仙台から本校のためにおいでいただくことができました。
山武市だけでなく、山武郡市内の小中学校の先生方をはじめ、約80名の方々にお集まりいただき、本校の授業を2時間分参観していただきました。
堀田先生からは、本校で展開した授業すべてについて御講評いただき、本校の教職員だけでなく、参加された先生方にとって、学び多い時間を過ごすことができました。
特に、
・親切のつもりで、何から何まで教えすぎていないか
・子どもたちがもつ力を信じ、自ら学習方法を選択し、自己解決できるような場を用意しているか
といったご指摘は、ICT機器の活用以前の、授業づくりにおいてとても大切な視点でした。
私たち教員は、子どもたちを前にして教えているようで、同時に、子どもたちの姿を通して多くを学びながら毎日の授業や教育活動を行っています。
今回のセミナーを機に、子どもたちにとって、より質の高い教育を行うことができるよう、引き続き研鑽してまいります。
授業を参観される堀田先生① |
授業を参観される堀田先生② |
堀田先生のご講演に詰めかけた先生方
|
堀田先生を囲んで記念撮影「ヒューガ!」 |