校長室から

校長室から

6月23日 修学旅行(2日目)

School Trip (Day 2)

雨の確率が高いという天気予報でしたが、終わってみれば、雨が降っていたのは移動中だけで、1日目の班別行動も、2日目の富士山五合目での活動・箱根の関所見学などもみな、傘いらずで活動することができました。

終始子どもたちの明るい表情と声に囲まれた2日間でした。

それぞれにとって、よい思い出ができたと思います。

6月22日 修学旅行(1日目)

School Trip (Day 1)

修学旅行の一日目のメインイベントは、鎌倉での班別行動でした。江ノ電の切符の買い方が分からず、みどりの窓口で尋ねたり、道に迷って地元の方々に案内してもらったりと、ハプニングの連続でしたが(笑)、なんとか協力し合って全員無事にゴールにたどり着きました。

ところで、鎌倉の大仏の脇にあるスリランカの元大統領の石碑があるのをご存じでしょうか。
あるグループの子どもたちなどは、初めて見る大仏の見学はそこそこにして通り過ぎ、この石碑を見つけるや「あった!」と叫び、「ありがとうございました」と頭を下げていました(写真)。

敗戦後、日本を4つの国の植民地として分割統治する案まで出ていた中、スリランカの代表が演説した「憎しみは憎しみしか生まない」という言葉が、多くの人々の共感を呼び、日本の植民地化が免れたという史実を、事前に学んでいたからこその行動でした。

この子どもたちの行動を見ていたご高齢の観光客が、関心をもってこの石碑をご覧になっていた姿も印象的でした。

 

6月21日 木育(5年生)

Environmental Education(5th Graders)

5年生が、日向の森で木育を行いました。これまでの3・4年生と同様に、千葉県森林組合の方々や、SaveEarthFoundation(SEF)の方々に支えられ、薪集め・薪づくりや薪割りを行いました。

5年生は、7月6・7日に、東金青年の家で宿泊学習を行う予定ですが、その際に使用する薪を自分たちでつくるという活動です。

やはりこれまでの3・4年生たちの活動よりも、のこぎりを持つ表情は頼もしく、要領を覚えていくと、何度も何度も機械や木槌等を使って薪を割ったり、のこぎりで必要な薪をたくさんつくっていました。

6月20日 クワガタだ!(朝の風景)

Stag beetle!

「クワガタだ!」

 朝から、児童昇降口で、登校したばかりの子どもたちが天井を指さして大騒ぎでした。

一匹の小さなクワガタムシが天井にじっとしてとまっていたのですが、目ざとい子どもたちが登校するや否や見つけ、「見てみて~」「あー、つかまえたーい」から始まり、「うちには、もっと大きいカブトムシがいるよ」などなど、話題は広がる一方でした。

いつもは、通学バスから降りたばかりで、眠そうな顔で登校する子どもたちも、たった一匹のクワガタによって、一気に「覚醒」していました(笑)

昆虫のチカラ、おそるべし。

やはり、いつもと違うことや、実物との対面というのは、子どもたちの本能を呼び覚ますのかもしれません。

6月19日 木育(4年生)

Environmental Education

木育の一環として、4年生が日向の森で、森の中で散策&杉の木でメダルづくりをしました。

森の中での散策といっても、公益社団法人SaveEarthFoundation(SEF)の方々のガイドがついていますので、本格的です。

子どもたちが、森の中で

「あ、なんか赤い実がある!」

「この葉っぱ、見たことがある!」

といった気づきに、解説付きで名前を丁寧に教えてくださいました。それだけでなく、

「今、何か聞こえませんか?」「これ、どんなにおいがする?」

など、視覚だけでなく、聴覚や嗅覚なども使って観察できるような投げかけもしてもらえるので、物知り博士になったような気分で散策を終えました。

メダルづくりでは、用意されていたサンブスギをのこぎりで輪切りにして、やすりをかけて作成しました。

「そんな細い木はいやだ」と、自ら太い幹の杉の木を選んだものの、のこぎりで切り落とすのは容易ではなく、のこぎりを持つ手を替えたり、両手で持ったりと、ふうふう言いながら真っ赤な顔をして取り組みました。

こうした活動を通して、また一つ、サンブスギとの距離が近くなったような気がします。

6月16日 市内見学(3年生)

City Tour (3rd Graders)

3年生の社会科では、自分たちが住んでいる市について学習します。

バスは、サンブスギに囲まれた海抜約45mの高さに建っている日向小を出発し、今年も「きれいな海水浴場」としてブルーフラッグの認証を受けた本須賀海岸へ。

「きれーい」

到着し、一目見た途端、子どもたちから歓声が上がり、梅雨とは思えないほどの澄み切った青空の下、山武市の豊かな自然を満喫しました。

成東駅の周辺を走るバスの車窓から見えた、14階建てのマンションを見たときには、

「あんな高い所に人が住んでるの? 危ないなぁ」

というつぶやきも聞かれました(笑)

市役所では、あらかじめ用意していた市の職員の方々への質問に答えていただき、一生懸命メモをしていました。

帰りは、それぞれが成東駅で切符を買って電車で日向駅へ移動しました。今回、初めて電車に乗った子どもが10人ほどいて、興奮を抑えながら、行儀よく座っていました。

今回の社会科見学での学びは、それぞれが新聞形式でまとめる予定です。

 
   

6月13日 プール開き

opening of a swimming pool

体育委員の子どもたちの進行で、プール開きを行いました。

体育委員の子どもたちが、これまで休み時間などを使って練習してきた寸劇をいくつも見せながら、プールサイドを走ってはいけないことや、飛び込んではいけないことといった、プールでの学習におけるルールについて、低学年にもわかるように説明してくれました。

午後には、梅雨の晴れ間の晴天のもと、6年生が一番乗りでプールに入って歓声を上げていました。

いよいよ夏の体育学習の始まりです。

6月12日 雨の日の過ごし方

 How to spend a rainy day

雨の日が増えてきました。

いつもは外へ出て、元気に体を動かして遊ぶ休み時間も、教室で静かに過ごすしかありません。

ただ、教室の中をのぞくと、それなりに楽しんでいる様子がうかがえます。

2年生の教室では、体の大きさに合わない机の高さを、先生が一つ一つ調節する姿を興味深げにじっと見守る子どもの姿がありました。

また、3年生の教室では、係の子の発案で、友達に絵本の読み聞かせをしていました。

雨の日ならではの過ごし方を工夫して、梅雨を乗り切っていきたいと思います。

6月9日 子ども暴力防止プログラム(CAP)

 Child Assault Prevention

3年生を対象に、CAPを実施しました。

私たちが想像する以上に、子どもたちは大人による暴言・暴力等を見たり聞いたり、受けたりしています。中には、性被害を受けているといった事態も起こっています。

にもかかわらず、多くの子どもたちは、よく分からないままに「他の人には、知られてはいけないこと」などとして、ひそかに我慢し、自分の心の中にしまっていることがあります。また、そうした被害を受けたときに、自分自身を責めたりする子さえいます。

こうした子どもの弱みにつけ込む卑劣な大人たちから、子どもたちが自分の身を守るためのプログラムでもあるCAPを受けることで、「信頼できる大人に、頼っていいんだ」と、助けを求める方法を身につけていきます。

今回のCAPに参加した子どもたちは、大声を上げる練習などにも、一生懸命取り組みました。

6月8日 公開授業の準備(研修)

 Preparation for open classes

6月30日は、授業公開日となっています。

例年は、保護者のみが授業を参観する日として位置づけている日ですが、今年度は、地域の方や他校の先生方にもご参観いただけるように、広く授業を公開することとしてチラシも配布しています。

すでにご案内のとおり、今年度は、国からはリーディングDXスクールとして、県からは金銭教育の研究協力校として、市からはICT教育推進校として指定されていますので、本校で行っている授業を積極的に公開して行く予定です。

ただし、それによって、教員の過剰な負担が生まれることを避けるため、授業計画等を文章化する学習指導案については、作成しないこととしました。

「何を、どう教えようとしているか」といった計画を文章化することよりも、具体的な授業準備にしっかりと時間をかけ、子どもたちが授業で「何を、どう学んでいるか」という学ぶ姿をきちんと見定めていくことに、もっと重点を置こうと考えているためです。

今回の研修では、当日の授業のねらいや進め方について、健康教育部会と金銭教育部会に分かれ、話し合いを深めました。

 
 

6月7日 郡市陸上大会

 Track-and-Field meet

前日まで危ぶまれていた天気も急速に回復し、予定通り陸上競技大会が開催されました。

これまでの練習の成果を遺憾なく発揮し、どの子どもたちも精一杯参加することができました。

ほんの0.06秒の差で1位を逃してしまった子や、走っている途中で転んでしまったために思うような結果を残すことができなかった子もいましたが、それでも最後まで全力を尽くしたことに拍手を送りたいと思います。

6月6日 第1回学校運営協議会が開催されました

The 1st School Management Council Meeting was held

日向小学校は、コミュニティ・スクールとして学校を運営しています。

第1回学校運営協議会では、昨年度末にご承認いただいた学校経営方針の確認に加え、具体的な進捗状況等について報告し、改めて本校の経営やその方策等について御承認いただきました。

会には、教育長や生涯学習課長も駆けつけていただき、新たに学校運営協議会のメンバーとして加わっていただいた方へのご挨拶も頂戴しました。

6月5日 陸上大会に向けた壮行会

Prep rally for track and field meet

6月7日、郡市の35校が集まり、陸上大会が開催されます。

ロング昼休みの時間、代表委員会の子どもたちが司会・進行して、陸上選手たちへの壮行会を開きました。

デモンストレーションとして全校児童の周りをリレーする選手たちに、羨望の眼差しで歓声を上げる子どもたち。

惜しくも選手になることがかなわなかった友達の悔しい気持ちも背負って、自己ベストを目指して頑張ってきてもらいたいと思います。

6月4日 ありがとうございました!

 Thank you for mowing the grass.

6月3日(土)は、あいにくの雨で、予定していたPTA奉仕作業(草刈り作業)は中止となりました。

にもかかわらず、翌6月4日(日)、いつもお世話になっている山武西まちづくり協議会の方々が、駐車場や野球場の周りの草刈りをしてくださいました。

あっという間に作業を終えるや否や、「このまま旧山武西小学校の方も刈ってくるから」と去っていかれました。

「子どもたちのためなら」と、労を厭わない方々のお気持ちと行動力に、いつも頭が下がります。

おかげで、うっそうとしていた駐車場や畑の周りが、スッキリしました。本当にありがとうございました!

 

6月2日 お話ボランティアがスタート

Volunteer storytelling starts

今年もまた、「お話ボランティア」の方々による読み聞かせがスタートしました。

今回は、高学年等の学級の児童を対象に、絵本の読み聞かせや素話をしてくださいました。

昨年度の6年生に「青い目の人形のお話」をしてくださった篠原様からは、

「先日、近所でばったり出会った中学生から、「これからも日向小の子どもたちのためによろしくお願いします」って、頼まれました」

と、心あたたまるうれしい報告をいただきました。

読み聞かせは、こうした人と人とのあたたかいつながりも生んでくれます。もし少しでも関心をお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひいつでも日向小へお問い合わせください。

TEL 0475-88-0580

6月1日 県から金銭教育の研究校として委嘱されました

Commissioned by the prefecture as a research school for financial education

今年度から2年間にわたって、県から金銭教育研究校として委嘱されました。小学校に限らず、中学校、高等学校も、様々な「○○教育」が行われています。その数は、100を超えるとも言われます。

本校では、今回委嘱された金銭教育だけでなく、健康教育や情報教育、環境教育等にも力を入れていきます。

通常行っている国語や算数、道徳や特別活動の授業を通して、賢い消費者や生涯スポーツ等を楽しむ大人になる資質・能力を育てていくことになります。

本校でも、キャッシュレスでお小遣いをもらったり、電子決済での買い物をしたりしている子どももいるせいか、「おつり」などの感覚を持ちにくくなっているようです。

算数の問題の設定の仕方も、現代に合わせながら検討していく必要がありそうです。

5月31日 オンライン日本語教室(教育委員会の視察)

Online Japanese language classes (Board of Education visit)

「聞こえますか?」

「あれ、こっちのプラグがつながってないのかな」

などなど、オンライン日本語教室の開設当初は、千葉大学と本校をオンラインでつなぐだけでも大騒ぎしていましたが、ようやく大人も子どもたちも機器の扱いに慣れてきました。

今回は、山武市教委の指導主事や、主に通訳をしてくださっているサジーさんも来校され、本校の取り組みを参観しました。

この取組がうまく軌道に乗れば、近隣に人材がいないという大きな課題をクリアできるということもあり、子どもたちがそれぞれのオンライン上の「先生」と楽しそうに話す姿をあたたかく見守っていただきました。

5月30日 陸上大会に向けた練習

Practice for Track and Field Meet

郡市陸上記録会まで、あと一週間。

昨年度までとは違い、朝練習や夕方遅くまでの練習をやめ、体育の時間や放課後の時間を有効に活用して効率的・効果的な練習を心がけて取り組んでいます。

スクール・サポート・スタッフ(SSS)の佐藤さんのこだわりの校庭整備により、これ以上ない環境の中で、子どもたちは、時間の許す限り、一本一本の試技に取り組んでいました。

5月29日 月例テスト(ICT機器の活用)

Monthly test (use of ICT equipment)

昨年度に引き続き、月末には、学習した基本的な内容の習得状況を確かめるため、月例テストを行います。

中学年以上の学年では、eライブラリを活用して月例テストを実施しました。これは、事前に担任が選んだ問題を選定しておき、子どもたちは、それぞれのタブレット端末で解いていくというものです。

その場で自動採点されるので、子どもたちにとってすぐに正誤がわかるだけでなく、教員の手元にもその進捗状況がリアルタイムで知らされるため、教員の負担軽減にもつながっています。

5月26日 さつまいもの苗植え(1・2年生)

Planting sweet potato seedlings

今年もまた、サツマイモの苗を植える時期がやってきました。

「畑の先生」として、伊藤さんと渡辺さんをお招きし、1・2年生が、学校の敷地内の畑に苗を植えました。秋の焼き芋パーティーを楽しみにしながら、子どもたち一人一人が楽しそうに苗を植える姿を、やさしいまなざしで見つめる畑の先生たち。

子どもたちの前では「畑の先生」ですが、実は、伊藤さんは本校の学校運営協議会の会長で、かつての日向小の卒業生という大先輩であり、渡辺さんは山武市の市議会議員という方たちです。

実はこの畑も、畑の先生たちが事前に自前のトラクターで、土づくり・畑づくりをしてくださっていたので、ふかふかの柔らかい状態になっています。

約160本の苗を、70人余の子どもたちが一斉に苗を植えて立ち去った後も、しっかり植えられているか、一つ一つ確かめてくださったのも畑の先生たちでした。

畑の先生たちのように、「子どもたちのためなら」と、二つ返事でフットワーク軽く、笑顔で本校の教育活動を支えてくださっている方々が多いのも、日向小の自慢の一つです。

「畑の先生」に苗やその植え方を学ぶ

等間隔で植えられるように穴をあける作業をする

さあ、みんな並んで一斉に苗を植えよう

子どもたちが去った後、一つ一つチェックする先生たち

5月25日 耳鼻咽喉科健診

 Otorhinolaryngological Examination

花粉症の子どもたちの症状も沈静化し、また、来月からは水泳学習が始まりますので、毎年この時期に耳鼻咽喉科健診を行います。

予め、どのような健診を行うかについては、各教室で教えてもらっていますが、診察を待つ子どもたちに緊張感が走ります。今回の対象は、主に2年生と4年生でしたが、

「よろしくお願いします」

と恐る恐る言っていた子どもたちも、ほんの1分足らずの診察が終わると、ほっとしたような笑顔で教室に戻っていました(笑)。

5月24日 ロング昼休み

Long Lunch Time

昨日までの冷たい雨模様とは打って変わって、今日は、さわやかな風が吹く青天。子どもたちが楽しみにしているロング昼休みを行うことができました。

ほとんどの子どもたちが、運動場に出て、元気いっぱい遊びました。様々な学年が入り混じったドッジボールでは、ひときわ大きな歓声が上がっていました。

竹馬に挑戦する子どもたち

異学年が入り混じったドッジボール

遊具で遊ぶ子どもたち

砂場で遊ぶ子どもたち

ブランコで遊ぶ子どもたち

ドッジボールで遊ぶ子どもたち2

5月22日 学校の定期検診

Regular checkups of school operations

子どもたちに身体測定や健康診断を行うように、学校運営についても、毎年点検が行われます。

今回は、千葉県教育庁東上総教育事務所から、所長をはじめとする職員の方々に点検していただきました。また、山武市教育委員会からも、教育長をはじめとする職員の方々においでいただきました。

半日をかけて、先生方の授業や子どもたちの様子だけでなく、数十種類にも及ぶ諸表簿や、施設環境の点検等をしていただき、ほぼ適正に処理されていることが確認されました。

授業を参観された際には、どのクラスもあたたかな雰囲気に包まれて授業に取り組む様子に感心しておられました。

また、本校の「いじめ認知システム」の体制についても、よく機能しているとお褒めの言葉も頂戴しました。

一方で、かなり改善されたとはいえ、いまだに夜遅くまで働いている先生がいるという点については、ご指導いただいたところです。

すべての先生方が元気いっぱいな笑顔で、毎日子どもたちと接することができるようにするためにも、引き続き、教職員の働き方改革を進め、子どもたちの資質・能力を向上させていきたいと思います。

5月19日 1年生がカメラを持って学校探検

1st Graders explore school with cameras

先日2年生に案内してもらった学校を、今度は、1年生だけで学校探検を行いました。

今回は、自分たちがつくった「カメラ」を携えて、気になった場所をパシャリと「撮影」しながら、校舎内の思い思いの場所を探検します。

子どもたちが紙で作ったカメラとはいえ、小さな穴が開いており、ここからのぞいて観察することで、より焦点化され、心のフィルムに焼き付きます。

教室に帰って、どんな発表会になるか、楽しみです。

 支援員が心配そうに見守ります(笑)  ご自慢のカメラです

5月18日 野菜を育てる2年生

2nd Graders Growing vegetables

 一足早く夏がやってきたかのように、暑い一日でした。

それほど気温が上がる前に、2年生が育ててきたナスやトマトの支柱立てを行いました。

生活科の授業ではありますが、算数の学習と関連させ、ものさしを当てて、何センチメートル伸びたかなどの観察も行っていました。

これらの活動は、今年度の本校の課題研究の一つである「健康教育」の一環で、今後、給食センターの栄養教諭と連携を図った授業にもつながっていきます。

   

5月17日 郡市陸上大会に向けて

Toward track and field meet

市の陸上記録会が終わったばかりですが、すでに、郡市陸上大会に向けて練習は引き続き行われています。

本校の経営の重点として、「児童の資質能力の向上と教職員の働き方改革の両立」を掲げていますので、今年度は、勤務時間内の中でより効率的・効果的な指導計画のもとで練習を進めています。

写真は、タブレット端末を使って児童の試技を撮影し、児童自身が自分の動きを確認しながら、課題を発見し、練習のポイントを教わっているところです。

 一本ずつ丁寧に動きを確認しながら練習に取り組む

自分の高跳びのフォームを先生と一緒に確認する 

5月16日② 「学校探検」という名の学校案内

A School guide called "School Exploraion"

低学年による「学校探検」を行いました。2年生たちが1年生たちの手をひいて、校内のあちらこちらを案内しました。

「ここは、校長室です。読書通帳っていうのがあってね、ここで、シールをもらえるんだよ」

「ここは、職員室です。上履きを忘れちゃったらね、ここで借りるんだよ」

一つ一つ丁寧に案内をしながら、2年生たちは、昨年までの自分の一年間の学校生活を思い出しながら校舎内のあちらこちらの部屋やその使い方説明します。

1年生たちは、そうした説明を目を輝かせながら聞いていました。この1年生たちもまた、来年の1年生たちを優しく案内してくれることでしょう。

1年生の手を取り職員室を案内する2年生

校長室を「探検」する子どもたち

5月16日 市陸上大会

Track and Field Meet

晴天の下、山武市陸上大会が行われました。会場は、成東総合運動公園の陸上競技場です。

これまで練習に取り組んできた5・6年生の選手たちが、ベスト記録を目指して力いっぱい臨みました。

「6年男子100m」では、大会新記録を出したり、「6年女子ソフトボール投げ」では、1位・2位ともに日向小だったりと、今年もまた素晴らしい記録を残した子どもたち。

一方では、思うような記録が出せなかったり、直前になって体調を崩して出場できなかったりと、悔し涙を流した子どもたちもいました。

それもこれも、一生懸命取り組んだからこそ。この経験を生かし、6月7日に開催予定の郡市陸上大会に向けて、さらなる飛躍を期待しています。

朝早くから学校を出発する選手たち・見送る先生たち

テントの下で大声で仲間を応援する子どもたち

5月15日 学校図書館の利用(4年生)

School Library

4年生が、担任の先生の指導の下、図書室(学校図書館)を利用していました。

日向小の図書は、バーコードで一括管理していますので、子どもたちもカウンターに立って、貸し借りの手続きをすることができます。

思い思いの図書を選んだ子どもから、静かに席について読書を楽しんでいました。

今年度から、隣に第2図書室という部屋も用意しました。ここでは、本をはさんで友達と話し合いをしたり、タブレット端末を持ち寄って調べたことをまとめたりする活動を行います。

すべての学習の基盤の一つである読書。今年度も引き続き、読書活動に力を入れていきます。

5月12日② チョウだ!(3年生)

Butterfly!

「あ、ほんとだ! チョウになってる!」

何やら朝から3年生の教室がにぎやかです。

理科の授業で、チョウの卵からの成長を見守ってきた3年生。

「さなぎから、成虫になったんだね!」

と、教科書に書いてあるような言葉で観察する子どももいました。

これからは、チョウの体のつくりを観察することで、今まで十把一絡げにすべて「虫」という名称で片づけていたもののうち、「昆虫」という仲間を見分けられる目が育っていくことでしょう。

 

5月12日 心電図検査

Test with EKG

1年生と4年生が、心電図検査を行いました。

「しんぞうのこえがきこえやすいように、しずかにしましょうね」

という担任の先生との約束を守って、1年生も静かに、少し緊張しながら順番を待っていました。

来週は内科健診、再来週は耳鼻科健診と、毎年のことではありますが、健診が続きます。

5月11日 隠れた名所⁉

Hyuga Elementary School reflected upside down 

日向小の野球場は、雨水が流れ込んできやすい地形になっています。おかげで、日向小の運動場は、どんなに大雨が降っても、すぐに干上がって使える運動場になります。

丸一日以上降り続いた雨によって、野球場は水に浸かって湖のようになり、水面には「逆さ富士」ならぬ「逆さ日向小」が映し出されました。一日半以上経って、ようやく水がひきました。

隠れた名所⁉

大雨の後、水に浸かった野球場に映る逆さ日向小

ようやく水がひきました

5月10~11日 歯科健診

Brush your teeth the right way!

2日間にわたって、歯科健診を行いました。健診後、お医者様から教えていただいたことの一端をご紹介します。

「大人になっても、『インプラントにすればいいから』って軽く考えているような人がいますが、それは義手や義足に取り換えるようなもの。今までおいしく食べていたものの歯ごたえだったり、肉や野菜をかみしめたときの味わいを失うことが、どれだけさみしいことか。失ってみて分かるんですよね。そうなってからでは、もう遅いのに。」

「今のように、歯が生えかわる時期がとても大切なのに、虫歯を放っておく人がいますね。虫歯になると、その歯だけでなく、周りにも影響してきちんと順番に生えてこなくなってしまうというのに。」

「今日、歯が汚れている子に『磨いてきた?』と聞くと、みんな『磨いてきた』と答えるんですね。磨いたつもりになっている子が、思いのほか多いようです。特に、歯の付け根、歯と歯の間は、丁寧に磨いてほしいですね。下の前歯の裏側を磨くときには、歯ブラシの柄が上唇に当たるような角度で磨いてほしいんですが…」

「歯みがき」は、子どもたちが自分の健康を自分で守る行動として、最もわかりやすいものです。ご家庭でもこの機会に、きちんと磨くことができているか、確かめてみてはいかがでしょうか。

5月10日 日本語指導(オフ会)

OFF-line Japanese language instruction

前回のオンライン授業とは違い、今回は千葉大学から先生方や学生さんたちが、直接、本校の日本語教室に訪れ、オフ会とでもいうべき「再会」を果たしました。

学生さんたちが、予め考えてくれていたゲームは、大変盛り上がり、

「もう一回! もう一回!」

とねだる子どもたちが続出しました。

今後もまた、オンラインで行う日本語教室を活気づけるには、十分なひとときでした(笑)

5月8~11日 アセスの実施(3~6年)

ASSESS

おかげさまで、新年度が始まって1か月が経ちました。今年度も、3~6年生を対象に、アセス(学校適応感尺度)を活用し、学級や学校、家庭も含めた生活全般について、子どもたちの不安感や安心感等を測定し、その結果を参考にしながら、さらに一人一人に応じて指導や助言を行っていきます。

この結果だけで判断するわけではありませんが、学級担任の見立てと重ねることで、よりきめ細かな支援を行っていくことができるようになります。

7月には、すべての保護者を対象に個人面談を行います。その際に、必要に応じて、アセスの結果等を踏まえ、どのような指導を行ってきたか、その結果どのような変容が見られたか等についてお話することもできます。その後、11月頃に2回目を実施し、さらにどのような変容が見られたか、年度末に向けてどう指導していくかについて方針を立てていきます。

学級担任一人だけの見立てだけでなく、少しでも客観的なデータを利活用しながら、よりよい学校・学級生活を送ることができるようにしていきたいと考えています。

 

5月2日 なかよし遠足

A field trip to get to know each other

さわやかな5月の風が吹く中、全校で「なかよし遠足」に出かけました。行先は、昨年度と同様、さんぶの森公園。片道約5kmの道のりを、1年生は6年生と、2年生は5年生と、3年生は4年生とともに仲良く手をつないで歩きました。

途中出会う近隣の方々からも「行ってらしゃい」とあたたかい言葉をもらいながら、元気よく最後までみんな歩きました。

広場に着くと、代表委員の子どもたちが、これまで準備や練習をしてきたゲームなどを進行し、「1年生を迎える会」を大いに盛り上げてくれました。

コロナ前の時のように、上級生と下級生が一緒にお弁当を食べた後は、アスレチックや広場で、楽しく遊ぶことができました。

帰りは4台のバスで、あっという間に学校に到着。みんな満足の一日になりました。よいGWを!

風薫る5月

なかよく遠足

しっかりと手をつないで歩きます

途中の木陰で水分補給しながら

代表委員が1年生を一人一人紹介します

1年生への歓迎の言葉

猛獣狩りゲーム

早くこっちに来て!

楽しく進行してくれた代表委員たち

〇×問題で先生の取り合い

楽しくて体も勝手に動き出す

ついつい先生に甘える姿も

盛り上がったじゃんけん列車

2年生から朝顔の種のプレゼントをもらう1年生

兄弟姉妹学年でお弁当

午後からはさらにパワーアップ!

さまざまなアスレチックで遊ぶ

終了時刻ぎりぎりまで遊ぶ

5月1日 クラブ活動

Club activities

4~6年生が、第1回クラブ活動を行いました。4年生にとっては初めてのクラブ活動です。

これまで各学級で希望を募り集まった各クラブで、6年生を中心にこれからのクラブ活動の内容を話し合い、さっそく活動を楽しみました。

午前中は雨模様でしたが、午後のクラブ活動の時間には、すっかり晴れて外での活動も十分に楽しむことができました。

 ドッジボール  体育館でできる活動を話し合う
 オセロなどのテーブルゲーム  スライムづくり
 卓球を楽しむ  自分のPCを使ってプログラミングやイラストづくり

4月28日 見つけた「春」をデータ化する4年生

4th-graders datamining the spring they found.

 昨年度、日常的に各自のタブレット端末を活用してきた4年生が、理科の授業で日向小の周りの「春」を探していました。

もちろん子どもたちの手には、カメラ機能を起動させたタブレット端末。

「あ、カエルだ~」

の声に、一斉に駆け寄って観察しようとする子どもたち。

タブレットを片手に花壇の周りを駆け抜ける姿を見て、落としたりしないかヒヤヒヤしている私をよそに、

「もっと画質がいいといいのにな~」

などとぼやきながら写真を撮り続けていく子どもたち。

 

…参りました(笑)。

 珍しいウラシマソウを見つけて写真を撮る  タブレットをもって春を探す

4月27日 ロング昼休み

Long Lunch Time

原則として、毎週水曜日に予定されているロング昼休み。ロング昼休みの日は、清掃の時間をつぶして昼休みを35分間確保します。

あいにく昨日の水曜日は雨だったため、本日に延期しました。昨日とは打って変わってさわやかな晴天の下、ほとんどの子どもたちが運動場に出て、サッカーやドッヂボール、鬼ごっこなどをして遊びました。

今年の夏は、平年より暑いという予報が出ています。今のうちから、運動をしたり、お風呂にしっかり入ったりして、汗を流す練習をしておくことが、熱中症対策にもなるようです。

水分を取り、日焼け止めクリームを塗るなどの日焼け対策も行いつつ、梅雨入り前に汗をかく習慣をつけて、お互いに暑い夏に備えましょう。

 給食を しっかり食べる 1年生  「見て~」あっという間に上まで
 いろんな学年が入り混じってドッヂボール  チャイムが鳴る前に遊び終えて帰る子どもたち

4月26日 オンライン日本語教室の開設

Establishment of online Japanese language classes

山武市では現在、急増する外国人児童生徒のために、様々な取組がなされているようです

本校にも、日本語指導が必要な子どもたちが13名います。ほとんどがスリランカやパキスタンから来日しており、多くは英語が話せず、タミル語またはシンハラ語、ウルドゥー語等を使用しています。

彼ら・彼女らが在籍する学級で、日本語で国語や算数の授業を理解するのは難しく、担任の先生たちが空き時間を利用して個別に指導にあたったり、週2回来校する日本語指導教員による取り出し指導をしたりしている状況です。

過疎・高齢化が進む地域において、外国人児童の日本語指導を充実させるにはどうしたらよいかという課題は、山武市に限らず、今後、日本中で抱える大きな課題の一つになると思います。

そこで今年度、本校では、国の「リーディングDX」事業を活用し、ICT機器を使ってオンライン日本語教室を独自に開設することとしました。

開設にあたっては、昨年度からご指導いただいている千葉大学国際教養学部の准教授・小林聡子先生を中心にご協力いただき、今日は、その学生さんたちと本校児童とのオンライン顔合わせになりました。

来週は、実際に学生さんたちにご来校いただき、子どもたちと直接交流し、今後の個別支援のためのタブレット端末をセットアップしたり、学習の見通しを持つ予定です。

みんな、新しい取り組みに、生き生きと授業に取り組んでいる姿が印象的でした。

今後も、子どもたちが、日本語を話す必要性を感じながら、楽しく日本語学習ができるように様々な工夫を行っていきたいと思います。

聞こえますか~?という問いかけに手を振って応える  電子黒板には大学の先生や学生さんが並びます

画面の前に立ち、日本語で自己紹介する子どもたち

 好きな食べ物などについて自己紹介しています

4月25日 サンブスギの植樹体験(3年生)

Sambusugi tree planting experience(3rd grade)

 市バス2台を借り、日向小から約5分ほど走らせた場所にある「日向の森」で、3年生が、サンブスギの植樹体験をしました。

これは、今年度から、山武中学校区の睦岡小・山武北小とともに、市の指定を受けた環境教育「木育(もくいく)」の一環で行っている活動の一つです。

初めてということもあり、到着するや副市長や教育長からもご挨拶をいただき、いざ森の中へ。

森のナビゲーターは、何でも知っています。

「この赤いやつは何ですか?」と子どもたちが尋ねると、「それは、マンリョウっていうんだよ」などとすぐに答えてくれます。

日向小のこんな近くに、これほど豊かで美しい自然があったんだと実感しながら、20分ほど散策をした後で、いよいよサンブスギの植樹体験へ。

千葉県農林総合研究センター森林研究所の方に、サンブスギのことや植樹の仕方を教わりながら、見よう見まねでなんとか植樹を済ませた頃には、

「この切り株が、私の目印!」

などと、最初は単なる苗木だったのが、いつのまにか「私のサンブスギ」になっていました。

 副市長や教育長による挨拶  日向の森の散策ナビゲーターの説明を聞く
 ウグイスの声が響き渡る杉林の中を歩く3年生  珍しい草花や虫を見つけながら歩みを進める

カエルを見つけた!

「赤いものって?」ビンゴを楽しみながら散策を進める

 杉を手にしながら植え方を学ぶ  思い思いの場所に杉を植える
 一人一人が自分スギを植えました  4年後にはこうなる⁉

4月22日 授業参観・PTA総会・学級懇談会・引き渡し訓練

Class visit, PTA general meeting, class discussion, evacuation drill

昨年度のPTA会長をはじめ、本部役員の方々のご尽力により、一年かけて新しいPTAの形を模索してきました。おかげさまで今年度から、本校のPTAは、いわゆる○○委員会制度を廃止し、行事ごとに保護者からサポーターを募るサポーター制度に変更する運びとなりました。

れにより、年度初めの学級懇談会が、役員決めの時間にとられることなく、担任による学級・学年の発達の段階に応じた経営方針や教育内容、子どもたちの様子を伝える場や、保護者同士の情報交換を行う、本来の学級懇談会の場として大きく様変わりしました。

また、PTA総会についても、予め「さくら連絡網」を活用して事前に書面表決を行っていたため、表決した内容の報告と、質疑応答や新旧PTA役員紹介のみで10数分で円滑に進めることができました。

そのため、残りの時間を使って、以下のような、今年度の学校経営方針についてお話させていただくこともできました。

〔今年度、重点的に取り組む研究テーマ〕

・国からは「リーディングDX事業」の研究指定を受け、これまで以上にICT機器を活用した実践を行う

・県からは「金融・金銭教育」の研究指定を受け、賢い消費者を育てる教育にも力を入れる

・市からは「環境教育(木育)」の研究指定を受け、サンブスギを核とした実践を系統的に行う

・食事、睡眠、運動等の生活習慣に課題を抱える本校としては、「心身の健康教育」を充実させる

このほか、昨年度も行ってきた本校独自の「いじめ認知システム」を機能させ、子どもたちにとって安心して通うことのできる学校づくりに努めることをお伝えすることができました。

お忙しい中、ご参加いただきましてありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

〔参加された保護者から(一部紹介)〕

・学級懇談会では自己紹介や話をする時間を設けていただけたことで、クラスの保護者の方々と和やかにお話しすることができました。また、日向小学校でのいじめ問題に関する取り組みの細やかさに驚きました。(略)自分自身や相手がどんな時に嬉しく思い、悲しく思うのか、「聴く」「知る」ことを日々重ねることで絆を深め、いじめの防止にも繋がるのではないかと思いました。

・まだ入学して1週間でどんな事をやってきているか、娘に毎日話を聞いているのですが、親も初めてなので、大丈夫かな?と心配でしたが、授業の様子が見れて、とても安心しました。

・例年のPTA役員決めがない分、クラスの連絡、担任の先生・保護者間とのコミュニケーションがとりやすかったと感じています(役員決めがあると勘違いして欠席している家庭もあったかと思います(苦笑)

・入学してまだ数日ですが、担任の先生がちゃんと子供達1人1人を見ていてくれるのがすごく伝わります。本日の学級懇談会もとても楽しかったです。ありがとうございました。

新旧PTA役員紹介

子どもが作ったプラカードがある座席で懇談会

保護者を待つ間、子どもたちは体育館の大画面で上映会

各家庭のお小遣いやゲーム状況について話し合う

子どもが解いたスマホ検定を保護者もやってみる

新入生の保護者同士の初めての懇談会

4月21日 交通安全教室

Traffic safety class

爽やかな風が吹く中、毎年恒例となった交通安全教室を開催しました。

山武警察署の方をお招きし、横断歩道の渡り方などを学ぶ下学年の部と自転車の乗り方・降り方などを学ぶ上学年の部に分けてご指導いただきました。

特に、4月からは自転車に乗る際のヘルメットの着用が義務付けられていますので、この機会に、どんなことを学んだのか、お子様に聞くなどして、ご家庭でも話題にしていただければと思います。

車の死角に入ると見えない下学年

横断歩道の渡り方も確認しました

自転車の乗り方指導を受ける上学年

直接声をかけてもらいながら学びました

4月20日 アーイボワン! ワナッカム!

Hello!

日向小学校の給食は、4月14日から始まりましたが、4月20日まではラマダン(断食月)にあたるため、ムスリムの子どもたちは、日中の給食を食べません。

そのため、学校の給食の時間には、彼ら・彼女らは、図書室で静かに本を読むことになっています。ただ、その子たちを見守る教員を確保できないため、「検食」ということで早めに給食を食べる校長が、その見守り役として図書室にいることとしています。

最初のうちは、どの子も、図書室の絵本などを静かに読んで過ごしていたのですが、日が経つにつれ、だんだん飽きてきたのか、図書室のホワイトボードにお絵描きなどをして過ごすようになりました。

そこで、せっかくなのでこの機会に、スリランカのタミル語やシンハラ語を教わることとしました。

「こんにちはって、タミル語でどういうんですか?」

「ワナッカム」(私には、そう聞こえた)

「ワナッカム」と復唱してみると、とてもうれしそうな笑顔を見せ、

「そう、ワナッカム。シンハラ語では、アーイボワンって言います」

アーイボワン(これも、そう聞こえた)

さらに、「ムスリムの人同士では、……って言います」

と、「こんにちは」一つから、どんどん言葉があふれ出てきます。

そのほか、私のiPadを使って、クルアーン(おそらくコーランのこと)のページを開いて、動画に合わせて一斉に唱え始める子どもたち。

いつのまにか、見守り役だったはずの校長が教わる側になり、子どもたちがスリランカやムスリムのことについて教える「先生」になってくれています。

お絵描きを始める子どもたち

iPadに書いてくれたタミル語「ワナッカム」

4月19日 地区児童会

District Children's association

今年度初めての地区児童会。登下校の方面が同じ子どもたちでつくる地区児童会は、6年生をはじめとする上級生が中心となって行う児童会活動です。

通学バスの中で、お互いが迷惑をかけてはいないか、日頃困っている人はいないか等について、普段通学していて思っていることを述べ合い、より安全・安心して通学できるようにするために話し合います。

今回は、初めてということで、どのグループでも、入学したばかりの1年生の自己紹介から始まりました。

1年生が、上手に自分の名前を言い、「よろしくお願いします」と最後まで言う姿をじっと見守り、しっかり言い終えると、周りの上級生からのあたたかい拍手が送られました。

昨年度の交通安全に関する研究により、家庭や地域の方々の「気をつけて」の一言が、子どもたちが自ら判断する力を高め、結果的に事故を未然に防ぐ効果があるという知見を得ましたので、今年度も引き続き、一声をかけていただきますようよろしくお願いいたします。

4月17~18日 身体測定(全学年)

Measurement of height,weight,etc.

全教職員が総動員で、2日間にわたって、全学年児童の身体測定を行いました。

毎年恒例となっている身体測定ですが、自分の体の成長や発達に関心をもって、健康の大切さを知ることになります。

今年度は特に、本校の研究テーマの一つとして「健康教育」を掲げています。身長・体重のみならず、自分の健康について関心を持つことにとどまらず、「早寝・早起きをしよう」といった意欲をもつことにつなげ、それらが当たり前の習慣になるようにしていきたいと思います。

 

現在、家庭教育の二極化が進んでいると言われています。

学校で行った健康診断等の結果が比較的良好であっても、この機会にさらに生活習慣の改善に努めようとする家庭がある一方で、健康診断や身体測定の結果をしっかりと受け止めて、生活習慣の改善をしてほしいと思う家庭ほど、こうした学校での診断結果をなおざりにしてしまう傾向にあるようです。

学校としては、どの子にも等しく、自身の心身の健康に関心を持つことができるように、今後も粘り強く、子どもたちや保護者の方に情報発信等の啓発活動を行ってまいります。

静かに順番を待つ3年生たち

聴覚検査は図書室で

4月18日 6年生の活躍ぶり

6th graders in action

朝、通学バスから降りるなり、ランドセルに黄色の安全カバーを付けたピカピカの1年生たちに、6年生が声をかけます。

「靴を履き替えた人から、こっちに並んで~」

6年生に連れられて2階の教室まで入ると、今度は名札をつけたり、ランドセルの中の学習用具を出して机の中にそろえたりと、1年生でもやることはたくさん。

ついつい先に手を出してしまいそうになりますが、6年生は1年生たちの様子を黙って見ながら、困っていそうな1年生に声をかけています。かつて自分たちもそうしてもらったように。

4月17日 学校探検(1年生)

1st year students exploring the school

早くも1年生たちが、担任の先生に連れられて、学校内を「探検」しました。

「あ、入学式の人だ~」

廊下で私を見かけるなり、嬉しそうに指をさす男の子に、すかさず担任の先生が、

「校長先生ですよ。廊下でお会いしたときは、なんて言うんでしたっけ?」

と声をかけると、

「おはようございま~す」

と元気な声。

校長室の中にも、おそるおそる入って、今後の活動の「下見」が終わりました。

4月14日② 避難訓練(地震を想定)

Evacuation Drill Assuming Earthquake

入学・進級したばかりで、これまでの教室とは違う場所に替わりましたので、避難経路の確認の意味も含め、地震を想定した避難訓練を行いました。

入学したばかりの一年生たちも「お・か・し・も」の約束をしっかりと守り、落ち着いて避難行動をとることができました。

4月14日 新年度の朝の一コマ

 A scene welcoming new students

子どもたちが登校する15分ほど前には、ほとんどの担任の先生たちが、子どもたちを気持ちよく出迎えようと、自分の学級やその周りの準備に取りかかっています。

さあ、入学式の翌日の今日、一年生を迎えたバスの中は、どんなに賑やかだったことでしょう。バスから降りた上級生たちが、次々と一年生と手をつなぎ、「ここだよ」とそれぞれの教室へ案内する優しい姿が見られました。

6年生に限らず、どの学年の上級生も、背の低い一年生のそばで身をかがめて、「わかる?」と優しく尋ねたり、確認したりする姿は、特段教えたわけではありません。

きっと数年前、彼ら彼女らも、入学した際に同じようにしてくれた先輩がいたからでしょう。こうした優しい心遣いや言動が、日向小の文化の一つとして、連綿と受け継がれていくことになるのだと思います。

登校前に出欠・健康状態をパソコンで確認

登校直前、支援員と予定確認をする1年担任

今日から始まる清掃に備えて準備する担任

重い荷物を持って階段をのぼる1年生

「教室はこっちだよ」優しく教える上級生

同じバスから降りた上級生が1年生を誘導