校長室から

校長室から

6月9日 子ども暴力防止プログラム(CAP)

 Child Assault Prevention

3年生を対象に、CAPを実施しました。

私たちが想像する以上に、子どもたちは大人による暴言・暴力等を見たり聞いたり、受けたりしています。中には、性被害を受けているといった事態も起こっています。

にもかかわらず、多くの子どもたちは、よく分からないままに「他の人には、知られてはいけないこと」などとして、ひそかに我慢し、自分の心の中にしまっていることがあります。また、そうした被害を受けたときに、自分自身を責めたりする子さえいます。

こうした子どもの弱みにつけ込む卑劣な大人たちから、子どもたちが自分の身を守るためのプログラムでもあるCAPを受けることで、「信頼できる大人に、頼っていいんだ」と、助けを求める方法を身につけていきます。

今回のCAPに参加した子どもたちは、大声を上げる練習などにも、一生懸命取り組みました。

6月8日 公開授業の準備(研修)

 Preparation for open classes

6月30日は、授業公開日となっています。

例年は、保護者のみが授業を参観する日として位置づけている日ですが、今年度は、地域の方や他校の先生方にもご参観いただけるように、広く授業を公開することとしてチラシも配布しています。

すでにご案内のとおり、今年度は、国からはリーディングDXスクールとして、県からは金銭教育の研究協力校として、市からはICT教育推進校として指定されていますので、本校で行っている授業を積極的に公開して行く予定です。

ただし、それによって、教員の過剰な負担が生まれることを避けるため、授業計画等を文章化する学習指導案については、作成しないこととしました。

「何を、どう教えようとしているか」といった計画を文章化することよりも、具体的な授業準備にしっかりと時間をかけ、子どもたちが授業で「何を、どう学んでいるか」という学ぶ姿をきちんと見定めていくことに、もっと重点を置こうと考えているためです。

今回の研修では、当日の授業のねらいや進め方について、健康教育部会と金銭教育部会に分かれ、話し合いを深めました。

 
 

6月7日 郡市陸上大会

 Track-and-Field meet

前日まで危ぶまれていた天気も急速に回復し、予定通り陸上競技大会が開催されました。

これまでの練習の成果を遺憾なく発揮し、どの子どもたちも精一杯参加することができました。

ほんの0.06秒の差で1位を逃してしまった子や、走っている途中で転んでしまったために思うような結果を残すことができなかった子もいましたが、それでも最後まで全力を尽くしたことに拍手を送りたいと思います。

6月6日 第1回学校運営協議会が開催されました

The 1st School Management Council Meeting was held

日向小学校は、コミュニティ・スクールとして学校を運営しています。

第1回学校運営協議会では、昨年度末にご承認いただいた学校経営方針の確認に加え、具体的な進捗状況等について報告し、改めて本校の経営やその方策等について御承認いただきました。

会には、教育長や生涯学習課長も駆けつけていただき、新たに学校運営協議会のメンバーとして加わっていただいた方へのご挨拶も頂戴しました。

6月5日 陸上大会に向けた壮行会

Prep rally for track and field meet

6月7日、郡市の35校が集まり、陸上大会が開催されます。

ロング昼休みの時間、代表委員会の子どもたちが司会・進行して、陸上選手たちへの壮行会を開きました。

デモンストレーションとして全校児童の周りをリレーする選手たちに、羨望の眼差しで歓声を上げる子どもたち。

惜しくも選手になることがかなわなかった友達の悔しい気持ちも背負って、自己ベストを目指して頑張ってきてもらいたいと思います。

6月4日 ありがとうございました!

 Thank you for mowing the grass.

6月3日(土)は、あいにくの雨で、予定していたPTA奉仕作業(草刈り作業)は中止となりました。

にもかかわらず、翌6月4日(日)、いつもお世話になっている山武西まちづくり協議会の方々が、駐車場や野球場の周りの草刈りをしてくださいました。

あっという間に作業を終えるや否や、「このまま旧山武西小学校の方も刈ってくるから」と去っていかれました。

「子どもたちのためなら」と、労を厭わない方々のお気持ちと行動力に、いつも頭が下がります。

おかげで、うっそうとしていた駐車場や畑の周りが、スッキリしました。本当にありがとうございました!

 

6月2日 お話ボランティアがスタート

Volunteer storytelling starts

今年もまた、「お話ボランティア」の方々による読み聞かせがスタートしました。

今回は、高学年等の学級の児童を対象に、絵本の読み聞かせや素話をしてくださいました。

昨年度の6年生に「青い目の人形のお話」をしてくださった篠原様からは、

「先日、近所でばったり出会った中学生から、「これからも日向小の子どもたちのためによろしくお願いします」って、頼まれました」

と、心あたたまるうれしい報告をいただきました。

読み聞かせは、こうした人と人とのあたたかいつながりも生んでくれます。もし少しでも関心をお持ちの方がいらっしゃれば、ぜひいつでも日向小へお問い合わせください。

TEL 0475-88-0580

6月1日 県から金銭教育の研究校として委嘱されました

Commissioned by the prefecture as a research school for financial education

今年度から2年間にわたって、県から金銭教育研究校として委嘱されました。小学校に限らず、中学校、高等学校も、様々な「○○教育」が行われています。その数は、100を超えるとも言われます。

本校では、今回委嘱された金銭教育だけでなく、健康教育や情報教育、環境教育等にも力を入れていきます。

通常行っている国語や算数、道徳や特別活動の授業を通して、賢い消費者や生涯スポーツ等を楽しむ大人になる資質・能力を育てていくことになります。

本校でも、キャッシュレスでお小遣いをもらったり、電子決済での買い物をしたりしている子どももいるせいか、「おつり」などの感覚を持ちにくくなっているようです。

算数の問題の設定の仕方も、現代に合わせながら検討していく必要がありそうです。

5月31日 オンライン日本語教室(教育委員会の視察)

Online Japanese language classes (Board of Education visit)

「聞こえますか?」

「あれ、こっちのプラグがつながってないのかな」

などなど、オンライン日本語教室の開設当初は、千葉大学と本校をオンラインでつなぐだけでも大騒ぎしていましたが、ようやく大人も子どもたちも機器の扱いに慣れてきました。

今回は、山武市教委の指導主事や、主に通訳をしてくださっているサジーさんも来校され、本校の取り組みを参観しました。

この取組がうまく軌道に乗れば、近隣に人材がいないという大きな課題をクリアできるということもあり、子どもたちがそれぞれのオンライン上の「先生」と楽しそうに話す姿をあたたかく見守っていただきました。

5月30日 陸上大会に向けた練習

Practice for Track and Field Meet

郡市陸上記録会まで、あと一週間。

昨年度までとは違い、朝練習や夕方遅くまでの練習をやめ、体育の時間や放課後の時間を有効に活用して効率的・効果的な練習を心がけて取り組んでいます。

スクール・サポート・スタッフ(SSS)の佐藤さんのこだわりの校庭整備により、これ以上ない環境の中で、子どもたちは、時間の許す限り、一本一本の試技に取り組んでいました。

5月29日 月例テスト(ICT機器の活用)

Monthly test (use of ICT equipment)

昨年度に引き続き、月末には、学習した基本的な内容の習得状況を確かめるため、月例テストを行います。

中学年以上の学年では、eライブラリを活用して月例テストを実施しました。これは、事前に担任が選んだ問題を選定しておき、子どもたちは、それぞれのタブレット端末で解いていくというものです。

その場で自動採点されるので、子どもたちにとってすぐに正誤がわかるだけでなく、教員の手元にもその進捗状況がリアルタイムで知らされるため、教員の負担軽減にもつながっています。

5月26日 さつまいもの苗植え(1・2年生)

Planting sweet potato seedlings

今年もまた、サツマイモの苗を植える時期がやってきました。

「畑の先生」として、伊藤さんと渡辺さんをお招きし、1・2年生が、学校の敷地内の畑に苗を植えました。秋の焼き芋パーティーを楽しみにしながら、子どもたち一人一人が楽しそうに苗を植える姿を、やさしいまなざしで見つめる畑の先生たち。

子どもたちの前では「畑の先生」ですが、実は、伊藤さんは本校の学校運営協議会の会長で、かつての日向小の卒業生という大先輩であり、渡辺さんは山武市の市議会議員という方たちです。

実はこの畑も、畑の先生たちが事前に自前のトラクターで、土づくり・畑づくりをしてくださっていたので、ふかふかの柔らかい状態になっています。

約160本の苗を、70人余の子どもたちが一斉に苗を植えて立ち去った後も、しっかり植えられているか、一つ一つ確かめてくださったのも畑の先生たちでした。

畑の先生たちのように、「子どもたちのためなら」と、二つ返事でフットワーク軽く、笑顔で本校の教育活動を支えてくださっている方々が多いのも、日向小の自慢の一つです。

「畑の先生」に苗やその植え方を学ぶ

等間隔で植えられるように穴をあける作業をする

さあ、みんな並んで一斉に苗を植えよう

子どもたちが去った後、一つ一つチェックする先生たち

5月25日 耳鼻咽喉科健診

 Otorhinolaryngological Examination

花粉症の子どもたちの症状も沈静化し、また、来月からは水泳学習が始まりますので、毎年この時期に耳鼻咽喉科健診を行います。

予め、どのような健診を行うかについては、各教室で教えてもらっていますが、診察を待つ子どもたちに緊張感が走ります。今回の対象は、主に2年生と4年生でしたが、

「よろしくお願いします」

と恐る恐る言っていた子どもたちも、ほんの1分足らずの診察が終わると、ほっとしたような笑顔で教室に戻っていました(笑)。

5月24日 ロング昼休み

Long Lunch Time

昨日までの冷たい雨模様とは打って変わって、今日は、さわやかな風が吹く青天。子どもたちが楽しみにしているロング昼休みを行うことができました。

ほとんどの子どもたちが、運動場に出て、元気いっぱい遊びました。様々な学年が入り混じったドッジボールでは、ひときわ大きな歓声が上がっていました。

竹馬に挑戦する子どもたち

異学年が入り混じったドッジボール

遊具で遊ぶ子どもたち

砂場で遊ぶ子どもたち

ブランコで遊ぶ子どもたち

ドッジボールで遊ぶ子どもたち2

5月22日 学校の定期検診

Regular checkups of school operations

子どもたちに身体測定や健康診断を行うように、学校運営についても、毎年点検が行われます。

今回は、千葉県教育庁東上総教育事務所から、所長をはじめとする職員の方々に点検していただきました。また、山武市教育委員会からも、教育長をはじめとする職員の方々においでいただきました。

半日をかけて、先生方の授業や子どもたちの様子だけでなく、数十種類にも及ぶ諸表簿や、施設環境の点検等をしていただき、ほぼ適正に処理されていることが確認されました。

授業を参観された際には、どのクラスもあたたかな雰囲気に包まれて授業に取り組む様子に感心しておられました。

また、本校の「いじめ認知システム」の体制についても、よく機能しているとお褒めの言葉も頂戴しました。

一方で、かなり改善されたとはいえ、いまだに夜遅くまで働いている先生がいるという点については、ご指導いただいたところです。

すべての先生方が元気いっぱいな笑顔で、毎日子どもたちと接することができるようにするためにも、引き続き、教職員の働き方改革を進め、子どもたちの資質・能力を向上させていきたいと思います。

5月19日 1年生がカメラを持って学校探検

1st Graders explore school with cameras

先日2年生に案内してもらった学校を、今度は、1年生だけで学校探検を行いました。

今回は、自分たちがつくった「カメラ」を携えて、気になった場所をパシャリと「撮影」しながら、校舎内の思い思いの場所を探検します。

子どもたちが紙で作ったカメラとはいえ、小さな穴が開いており、ここからのぞいて観察することで、より焦点化され、心のフィルムに焼き付きます。

教室に帰って、どんな発表会になるか、楽しみです。

 支援員が心配そうに見守ります(笑)  ご自慢のカメラです

5月18日 野菜を育てる2年生

2nd Graders Growing vegetables

 一足早く夏がやってきたかのように、暑い一日でした。

それほど気温が上がる前に、2年生が育ててきたナスやトマトの支柱立てを行いました。

生活科の授業ではありますが、算数の学習と関連させ、ものさしを当てて、何センチメートル伸びたかなどの観察も行っていました。

これらの活動は、今年度の本校の課題研究の一つである「健康教育」の一環で、今後、給食センターの栄養教諭と連携を図った授業にもつながっていきます。

   

5月17日 郡市陸上大会に向けて

Toward track and field meet

市の陸上記録会が終わったばかりですが、すでに、郡市陸上大会に向けて練習は引き続き行われています。

本校の経営の重点として、「児童の資質能力の向上と教職員の働き方改革の両立」を掲げていますので、今年度は、勤務時間内の中でより効率的・効果的な指導計画のもとで練習を進めています。

写真は、タブレット端末を使って児童の試技を撮影し、児童自身が自分の動きを確認しながら、課題を発見し、練習のポイントを教わっているところです。

 一本ずつ丁寧に動きを確認しながら練習に取り組む

自分の高跳びのフォームを先生と一緒に確認する 

5月16日② 「学校探検」という名の学校案内

A School guide called "School Exploraion"

低学年による「学校探検」を行いました。2年生たちが1年生たちの手をひいて、校内のあちらこちらを案内しました。

「ここは、校長室です。読書通帳っていうのがあってね、ここで、シールをもらえるんだよ」

「ここは、職員室です。上履きを忘れちゃったらね、ここで借りるんだよ」

一つ一つ丁寧に案内をしながら、2年生たちは、昨年までの自分の一年間の学校生活を思い出しながら校舎内のあちらこちらの部屋やその使い方説明します。

1年生たちは、そうした説明を目を輝かせながら聞いていました。この1年生たちもまた、来年の1年生たちを優しく案内してくれることでしょう。

1年生の手を取り職員室を案内する2年生

校長室を「探検」する子どもたち

5月16日 市陸上大会

Track and Field Meet

晴天の下、山武市陸上大会が行われました。会場は、成東総合運動公園の陸上競技場です。

これまで練習に取り組んできた5・6年生の選手たちが、ベスト記録を目指して力いっぱい臨みました。

「6年男子100m」では、大会新記録を出したり、「6年女子ソフトボール投げ」では、1位・2位ともに日向小だったりと、今年もまた素晴らしい記録を残した子どもたち。

一方では、思うような記録が出せなかったり、直前になって体調を崩して出場できなかったりと、悔し涙を流した子どもたちもいました。

それもこれも、一生懸命取り組んだからこそ。この経験を生かし、6月7日に開催予定の郡市陸上大会に向けて、さらなる飛躍を期待しています。

朝早くから学校を出発する選手たち・見送る先生たち

テントの下で大声で仲間を応援する子どもたち

5月15日 学校図書館の利用(4年生)

School Library

4年生が、担任の先生の指導の下、図書室(学校図書館)を利用していました。

日向小の図書は、バーコードで一括管理していますので、子どもたちもカウンターに立って、貸し借りの手続きをすることができます。

思い思いの図書を選んだ子どもから、静かに席について読書を楽しんでいました。

今年度から、隣に第2図書室という部屋も用意しました。ここでは、本をはさんで友達と話し合いをしたり、タブレット端末を持ち寄って調べたことをまとめたりする活動を行います。

すべての学習の基盤の一つである読書。今年度も引き続き、読書活動に力を入れていきます。

5月12日② チョウだ!(3年生)

Butterfly!

「あ、ほんとだ! チョウになってる!」

何やら朝から3年生の教室がにぎやかです。

理科の授業で、チョウの卵からの成長を見守ってきた3年生。

「さなぎから、成虫になったんだね!」

と、教科書に書いてあるような言葉で観察する子どももいました。

これからは、チョウの体のつくりを観察することで、今まで十把一絡げにすべて「虫」という名称で片づけていたもののうち、「昆虫」という仲間を見分けられる目が育っていくことでしょう。

 

5月12日 心電図検査

Test with EKG

1年生と4年生が、心電図検査を行いました。

「しんぞうのこえがきこえやすいように、しずかにしましょうね」

という担任の先生との約束を守って、1年生も静かに、少し緊張しながら順番を待っていました。

来週は内科健診、再来週は耳鼻科健診と、毎年のことではありますが、健診が続きます。

5月11日 隠れた名所⁉

Hyuga Elementary School reflected upside down 

日向小の野球場は、雨水が流れ込んできやすい地形になっています。おかげで、日向小の運動場は、どんなに大雨が降っても、すぐに干上がって使える運動場になります。

丸一日以上降り続いた雨によって、野球場は水に浸かって湖のようになり、水面には「逆さ富士」ならぬ「逆さ日向小」が映し出されました。一日半以上経って、ようやく水がひきました。

隠れた名所⁉

大雨の後、水に浸かった野球場に映る逆さ日向小

ようやく水がひきました

5月10~11日 歯科健診

Brush your teeth the right way!

2日間にわたって、歯科健診を行いました。健診後、お医者様から教えていただいたことの一端をご紹介します。

「大人になっても、『インプラントにすればいいから』って軽く考えているような人がいますが、それは義手や義足に取り換えるようなもの。今までおいしく食べていたものの歯ごたえだったり、肉や野菜をかみしめたときの味わいを失うことが、どれだけさみしいことか。失ってみて分かるんですよね。そうなってからでは、もう遅いのに。」

「今のように、歯が生えかわる時期がとても大切なのに、虫歯を放っておく人がいますね。虫歯になると、その歯だけでなく、周りにも影響してきちんと順番に生えてこなくなってしまうというのに。」

「今日、歯が汚れている子に『磨いてきた?』と聞くと、みんな『磨いてきた』と答えるんですね。磨いたつもりになっている子が、思いのほか多いようです。特に、歯の付け根、歯と歯の間は、丁寧に磨いてほしいですね。下の前歯の裏側を磨くときには、歯ブラシの柄が上唇に当たるような角度で磨いてほしいんですが…」

「歯みがき」は、子どもたちが自分の健康を自分で守る行動として、最もわかりやすいものです。ご家庭でもこの機会に、きちんと磨くことができているか、確かめてみてはいかがでしょうか。

5月10日 日本語指導(オフ会)

OFF-line Japanese language instruction

前回のオンライン授業とは違い、今回は千葉大学から先生方や学生さんたちが、直接、本校の日本語教室に訪れ、オフ会とでもいうべき「再会」を果たしました。

学生さんたちが、予め考えてくれていたゲームは、大変盛り上がり、

「もう一回! もう一回!」

とねだる子どもたちが続出しました。

今後もまた、オンラインで行う日本語教室を活気づけるには、十分なひとときでした(笑)

5月8~11日 アセスの実施(3~6年)

ASSESS

おかげさまで、新年度が始まって1か月が経ちました。今年度も、3~6年生を対象に、アセス(学校適応感尺度)を活用し、学級や学校、家庭も含めた生活全般について、子どもたちの不安感や安心感等を測定し、その結果を参考にしながら、さらに一人一人に応じて指導や助言を行っていきます。

この結果だけで判断するわけではありませんが、学級担任の見立てと重ねることで、よりきめ細かな支援を行っていくことができるようになります。

7月には、すべての保護者を対象に個人面談を行います。その際に、必要に応じて、アセスの結果等を踏まえ、どのような指導を行ってきたか、その結果どのような変容が見られたか等についてお話することもできます。その後、11月頃に2回目を実施し、さらにどのような変容が見られたか、年度末に向けてどう指導していくかについて方針を立てていきます。

学級担任一人だけの見立てだけでなく、少しでも客観的なデータを利活用しながら、よりよい学校・学級生活を送ることができるようにしていきたいと考えています。

 

5月2日 なかよし遠足

A field trip to get to know each other

さわやかな5月の風が吹く中、全校で「なかよし遠足」に出かけました。行先は、昨年度と同様、さんぶの森公園。片道約5kmの道のりを、1年生は6年生と、2年生は5年生と、3年生は4年生とともに仲良く手をつないで歩きました。

途中出会う近隣の方々からも「行ってらしゃい」とあたたかい言葉をもらいながら、元気よく最後までみんな歩きました。

広場に着くと、代表委員の子どもたちが、これまで準備や練習をしてきたゲームなどを進行し、「1年生を迎える会」を大いに盛り上げてくれました。

コロナ前の時のように、上級生と下級生が一緒にお弁当を食べた後は、アスレチックや広場で、楽しく遊ぶことができました。

帰りは4台のバスで、あっという間に学校に到着。みんな満足の一日になりました。よいGWを!

風薫る5月

なかよく遠足

しっかりと手をつないで歩きます

途中の木陰で水分補給しながら

代表委員が1年生を一人一人紹介します

1年生への歓迎の言葉

猛獣狩りゲーム

早くこっちに来て!

楽しく進行してくれた代表委員たち

〇×問題で先生の取り合い

楽しくて体も勝手に動き出す

ついつい先生に甘える姿も

盛り上がったじゃんけん列車

2年生から朝顔の種のプレゼントをもらう1年生

兄弟姉妹学年でお弁当

午後からはさらにパワーアップ!

さまざまなアスレチックで遊ぶ

終了時刻ぎりぎりまで遊ぶ

5月1日 クラブ活動

Club activities

4~6年生が、第1回クラブ活動を行いました。4年生にとっては初めてのクラブ活動です。

これまで各学級で希望を募り集まった各クラブで、6年生を中心にこれからのクラブ活動の内容を話し合い、さっそく活動を楽しみました。

午前中は雨模様でしたが、午後のクラブ活動の時間には、すっかり晴れて外での活動も十分に楽しむことができました。

 ドッジボール  体育館でできる活動を話し合う
 オセロなどのテーブルゲーム  スライムづくり
 卓球を楽しむ  自分のPCを使ってプログラミングやイラストづくり

4月28日 見つけた「春」をデータ化する4年生

4th-graders datamining the spring they found.

 昨年度、日常的に各自のタブレット端末を活用してきた4年生が、理科の授業で日向小の周りの「春」を探していました。

もちろん子どもたちの手には、カメラ機能を起動させたタブレット端末。

「あ、カエルだ~」

の声に、一斉に駆け寄って観察しようとする子どもたち。

タブレットを片手に花壇の周りを駆け抜ける姿を見て、落としたりしないかヒヤヒヤしている私をよそに、

「もっと画質がいいといいのにな~」

などとぼやきながら写真を撮り続けていく子どもたち。

 

…参りました(笑)。

 珍しいウラシマソウを見つけて写真を撮る  タブレットをもって春を探す

4月27日 ロング昼休み

Long Lunch Time

原則として、毎週水曜日に予定されているロング昼休み。ロング昼休みの日は、清掃の時間をつぶして昼休みを35分間確保します。

あいにく昨日の水曜日は雨だったため、本日に延期しました。昨日とは打って変わってさわやかな晴天の下、ほとんどの子どもたちが運動場に出て、サッカーやドッヂボール、鬼ごっこなどをして遊びました。

今年の夏は、平年より暑いという予報が出ています。今のうちから、運動をしたり、お風呂にしっかり入ったりして、汗を流す練習をしておくことが、熱中症対策にもなるようです。

水分を取り、日焼け止めクリームを塗るなどの日焼け対策も行いつつ、梅雨入り前に汗をかく習慣をつけて、お互いに暑い夏に備えましょう。

 給食を しっかり食べる 1年生  「見て~」あっという間に上まで
 いろんな学年が入り混じってドッヂボール  チャイムが鳴る前に遊び終えて帰る子どもたち

4月26日 オンライン日本語教室の開設

Establishment of online Japanese language classes

山武市では現在、急増する外国人児童生徒のために、様々な取組がなされているようです

本校にも、日本語指導が必要な子どもたちが13名います。ほとんどがスリランカやパキスタンから来日しており、多くは英語が話せず、タミル語またはシンハラ語、ウルドゥー語等を使用しています。

彼ら・彼女らが在籍する学級で、日本語で国語や算数の授業を理解するのは難しく、担任の先生たちが空き時間を利用して個別に指導にあたったり、週2回来校する日本語指導教員による取り出し指導をしたりしている状況です。

過疎・高齢化が進む地域において、外国人児童の日本語指導を充実させるにはどうしたらよいかという課題は、山武市に限らず、今後、日本中で抱える大きな課題の一つになると思います。

そこで今年度、本校では、国の「リーディングDX」事業を活用し、ICT機器を使ってオンライン日本語教室を独自に開設することとしました。

開設にあたっては、昨年度からご指導いただいている千葉大学国際教養学部の准教授・小林聡子先生を中心にご協力いただき、今日は、その学生さんたちと本校児童とのオンライン顔合わせになりました。

来週は、実際に学生さんたちにご来校いただき、子どもたちと直接交流し、今後の個別支援のためのタブレット端末をセットアップしたり、学習の見通しを持つ予定です。

みんな、新しい取り組みに、生き生きと授業に取り組んでいる姿が印象的でした。

今後も、子どもたちが、日本語を話す必要性を感じながら、楽しく日本語学習ができるように様々な工夫を行っていきたいと思います。

聞こえますか~?という問いかけに手を振って応える  電子黒板には大学の先生や学生さんが並びます

画面の前に立ち、日本語で自己紹介する子どもたち

 好きな食べ物などについて自己紹介しています

4月25日 サンブスギの植樹体験(3年生)

Sambusugi tree planting experience(3rd grade)

 市バス2台を借り、日向小から約5分ほど走らせた場所にある「日向の森」で、3年生が、サンブスギの植樹体験をしました。

これは、今年度から、山武中学校区の睦岡小・山武北小とともに、市の指定を受けた環境教育「木育(もくいく)」の一環で行っている活動の一つです。

初めてということもあり、到着するや副市長や教育長からもご挨拶をいただき、いざ森の中へ。

森のナビゲーターは、何でも知っています。

「この赤いやつは何ですか?」と子どもたちが尋ねると、「それは、マンリョウっていうんだよ」などとすぐに答えてくれます。

日向小のこんな近くに、これほど豊かで美しい自然があったんだと実感しながら、20分ほど散策をした後で、いよいよサンブスギの植樹体験へ。

千葉県農林総合研究センター森林研究所の方に、サンブスギのことや植樹の仕方を教わりながら、見よう見まねでなんとか植樹を済ませた頃には、

「この切り株が、私の目印!」

などと、最初は単なる苗木だったのが、いつのまにか「私のサンブスギ」になっていました。

 副市長や教育長による挨拶  日向の森の散策ナビゲーターの説明を聞く
 ウグイスの声が響き渡る杉林の中を歩く3年生  珍しい草花や虫を見つけながら歩みを進める

カエルを見つけた!

「赤いものって?」ビンゴを楽しみながら散策を進める

 杉を手にしながら植え方を学ぶ  思い思いの場所に杉を植える
 一人一人が自分スギを植えました  4年後にはこうなる⁉

4月22日 授業参観・PTA総会・学級懇談会・引き渡し訓練

Class visit, PTA general meeting, class discussion, evacuation drill

昨年度のPTA会長をはじめ、本部役員の方々のご尽力により、一年かけて新しいPTAの形を模索してきました。おかげさまで今年度から、本校のPTAは、いわゆる○○委員会制度を廃止し、行事ごとに保護者からサポーターを募るサポーター制度に変更する運びとなりました。

れにより、年度初めの学級懇談会が、役員決めの時間にとられることなく、担任による学級・学年の発達の段階に応じた経営方針や教育内容、子どもたちの様子を伝える場や、保護者同士の情報交換を行う、本来の学級懇談会の場として大きく様変わりしました。

また、PTA総会についても、予め「さくら連絡網」を活用して事前に書面表決を行っていたため、表決した内容の報告と、質疑応答や新旧PTA役員紹介のみで10数分で円滑に進めることができました。

そのため、残りの時間を使って、以下のような、今年度の学校経営方針についてお話させていただくこともできました。

〔今年度、重点的に取り組む研究テーマ〕

・国からは「リーディングDX事業」の研究指定を受け、これまで以上にICT機器を活用した実践を行う

・県からは「金融・金銭教育」の研究指定を受け、賢い消費者を育てる教育にも力を入れる

・市からは「環境教育(木育)」の研究指定を受け、サンブスギを核とした実践を系統的に行う

・食事、睡眠、運動等の生活習慣に課題を抱える本校としては、「心身の健康教育」を充実させる

このほか、昨年度も行ってきた本校独自の「いじめ認知システム」を機能させ、子どもたちにとって安心して通うことのできる学校づくりに努めることをお伝えすることができました。

お忙しい中、ご参加いただきましてありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

〔参加された保護者から(一部紹介)〕

・学級懇談会では自己紹介や話をする時間を設けていただけたことで、クラスの保護者の方々と和やかにお話しすることができました。また、日向小学校でのいじめ問題に関する取り組みの細やかさに驚きました。(略)自分自身や相手がどんな時に嬉しく思い、悲しく思うのか、「聴く」「知る」ことを日々重ねることで絆を深め、いじめの防止にも繋がるのではないかと思いました。

・まだ入学して1週間でどんな事をやってきているか、娘に毎日話を聞いているのですが、親も初めてなので、大丈夫かな?と心配でしたが、授業の様子が見れて、とても安心しました。

・例年のPTA役員決めがない分、クラスの連絡、担任の先生・保護者間とのコミュニケーションがとりやすかったと感じています(役員決めがあると勘違いして欠席している家庭もあったかと思います(苦笑)

・入学してまだ数日ですが、担任の先生がちゃんと子供達1人1人を見ていてくれるのがすごく伝わります。本日の学級懇談会もとても楽しかったです。ありがとうございました。

新旧PTA役員紹介

子どもが作ったプラカードがある座席で懇談会

保護者を待つ間、子どもたちは体育館の大画面で上映会

各家庭のお小遣いやゲーム状況について話し合う

子どもが解いたスマホ検定を保護者もやってみる

新入生の保護者同士の初めての懇談会

4月21日 交通安全教室

Traffic safety class

爽やかな風が吹く中、毎年恒例となった交通安全教室を開催しました。

山武警察署の方をお招きし、横断歩道の渡り方などを学ぶ下学年の部と自転車の乗り方・降り方などを学ぶ上学年の部に分けてご指導いただきました。

特に、4月からは自転車に乗る際のヘルメットの着用が義務付けられていますので、この機会に、どんなことを学んだのか、お子様に聞くなどして、ご家庭でも話題にしていただければと思います。

車の死角に入ると見えない下学年

横断歩道の渡り方も確認しました

自転車の乗り方指導を受ける上学年

直接声をかけてもらいながら学びました

4月20日 アーイボワン! ワナッカム!

Hello!

日向小学校の給食は、4月14日から始まりましたが、4月20日まではラマダン(断食月)にあたるため、ムスリムの子どもたちは、日中の給食を食べません。

そのため、学校の給食の時間には、彼ら・彼女らは、図書室で静かに本を読むことになっています。ただ、その子たちを見守る教員を確保できないため、「検食」ということで早めに給食を食べる校長が、その見守り役として図書室にいることとしています。

最初のうちは、どの子も、図書室の絵本などを静かに読んで過ごしていたのですが、日が経つにつれ、だんだん飽きてきたのか、図書室のホワイトボードにお絵描きなどをして過ごすようになりました。

そこで、せっかくなのでこの機会に、スリランカのタミル語やシンハラ語を教わることとしました。

「こんにちはって、タミル語でどういうんですか?」

「ワナッカム」(私には、そう聞こえた)

「ワナッカム」と復唱してみると、とてもうれしそうな笑顔を見せ、

「そう、ワナッカム。シンハラ語では、アーイボワンって言います」

アーイボワン(これも、そう聞こえた)

さらに、「ムスリムの人同士では、……って言います」

と、「こんにちは」一つから、どんどん言葉があふれ出てきます。

そのほか、私のiPadを使って、クルアーン(おそらくコーランのこと)のページを開いて、動画に合わせて一斉に唱え始める子どもたち。

いつのまにか、見守り役だったはずの校長が教わる側になり、子どもたちがスリランカやムスリムのことについて教える「先生」になってくれています。

お絵描きを始める子どもたち

iPadに書いてくれたタミル語「ワナッカム」

4月19日 地区児童会

District Children's association

今年度初めての地区児童会。登下校の方面が同じ子どもたちでつくる地区児童会は、6年生をはじめとする上級生が中心となって行う児童会活動です。

通学バスの中で、お互いが迷惑をかけてはいないか、日頃困っている人はいないか等について、普段通学していて思っていることを述べ合い、より安全・安心して通学できるようにするために話し合います。

今回は、初めてということで、どのグループでも、入学したばかりの1年生の自己紹介から始まりました。

1年生が、上手に自分の名前を言い、「よろしくお願いします」と最後まで言う姿をじっと見守り、しっかり言い終えると、周りの上級生からのあたたかい拍手が送られました。

昨年度の交通安全に関する研究により、家庭や地域の方々の「気をつけて」の一言が、子どもたちが自ら判断する力を高め、結果的に事故を未然に防ぐ効果があるという知見を得ましたので、今年度も引き続き、一声をかけていただきますようよろしくお願いいたします。

4月17~18日 身体測定(全学年)

Measurement of height,weight,etc.

全教職員が総動員で、2日間にわたって、全学年児童の身体測定を行いました。

毎年恒例となっている身体測定ですが、自分の体の成長や発達に関心をもって、健康の大切さを知ることになります。

今年度は特に、本校の研究テーマの一つとして「健康教育」を掲げています。身長・体重のみならず、自分の健康について関心を持つことにとどまらず、「早寝・早起きをしよう」といった意欲をもつことにつなげ、それらが当たり前の習慣になるようにしていきたいと思います。

 

現在、家庭教育の二極化が進んでいると言われています。

学校で行った健康診断等の結果が比較的良好であっても、この機会にさらに生活習慣の改善に努めようとする家庭がある一方で、健康診断や身体測定の結果をしっかりと受け止めて、生活習慣の改善をしてほしいと思う家庭ほど、こうした学校での診断結果をなおざりにしてしまう傾向にあるようです。

学校としては、どの子にも等しく、自身の心身の健康に関心を持つことができるように、今後も粘り強く、子どもたちや保護者の方に情報発信等の啓発活動を行ってまいります。

静かに順番を待つ3年生たち

聴覚検査は図書室で

4月18日 6年生の活躍ぶり

6th graders in action

朝、通学バスから降りるなり、ランドセルに黄色の安全カバーを付けたピカピカの1年生たちに、6年生が声をかけます。

「靴を履き替えた人から、こっちに並んで~」

6年生に連れられて2階の教室まで入ると、今度は名札をつけたり、ランドセルの中の学習用具を出して机の中にそろえたりと、1年生でもやることはたくさん。

ついつい先に手を出してしまいそうになりますが、6年生は1年生たちの様子を黙って見ながら、困っていそうな1年生に声をかけています。かつて自分たちもそうしてもらったように。

4月17日 学校探検(1年生)

1st year students exploring the school

早くも1年生たちが、担任の先生に連れられて、学校内を「探検」しました。

「あ、入学式の人だ~」

廊下で私を見かけるなり、嬉しそうに指をさす男の子に、すかさず担任の先生が、

「校長先生ですよ。廊下でお会いしたときは、なんて言うんでしたっけ?」

と声をかけると、

「おはようございま~す」

と元気な声。

校長室の中にも、おそるおそる入って、今後の活動の「下見」が終わりました。

4月14日② 避難訓練(地震を想定)

Evacuation Drill Assuming Earthquake

入学・進級したばかりで、これまでの教室とは違う場所に替わりましたので、避難経路の確認の意味も含め、地震を想定した避難訓練を行いました。

入学したばかりの一年生たちも「お・か・し・も」の約束をしっかりと守り、落ち着いて避難行動をとることができました。

4月14日 新年度の朝の一コマ

 A scene welcoming new students

子どもたちが登校する15分ほど前には、ほとんどの担任の先生たちが、子どもたちを気持ちよく出迎えようと、自分の学級やその周りの準備に取りかかっています。

さあ、入学式の翌日の今日、一年生を迎えたバスの中は、どんなに賑やかだったことでしょう。バスから降りた上級生たちが、次々と一年生と手をつなぎ、「ここだよ」とそれぞれの教室へ案内する優しい姿が見られました。

6年生に限らず、どの学年の上級生も、背の低い一年生のそばで身をかがめて、「わかる?」と優しく尋ねたり、確認したりする姿は、特段教えたわけではありません。

きっと数年前、彼ら彼女らも、入学した際に同じようにしてくれた先輩がいたからでしょう。こうした優しい心遣いや言動が、日向小の文化の一つとして、連綿と受け継がれていくことになるのだと思います。

登校前に出欠・健康状態をパソコンで確認

登校直前、支援員と予定確認をする1年担任

今日から始まる清掃に備えて準備する担任

重い荷物を持って階段をのぼる1年生

「教室はこっちだよ」優しく教える上級生

同じバスから降りた上級生が1年生を誘導

4月13日 入学式

School Entrance Ceremony

おかげさまで、準備万端整い、入学式を迎えることができました。38名の新入生が全員そろい、緊張した面持ちで6年生と手をつないで入場しました。

在校生のうち、2~4年生は、各教室の電子黒板に映し出された体育館の様子を視聴しながら「オンライン出席」し、5年生と6年生は、体育館に集まりました。

来賓として、市議会議員の宍倉弘康様、渡邊聰様をはじめ、山武西町づくり協議会会長・学校運営協議会委員長の伊藤和様、本校PTA会長の若名真吾様にご臨席賜りました。

5・6年生が歌う校歌にも、最後まで起立したまま聞くことのできた新入生。記念撮影が終わるころには、ほっとしたのか、あちらこちらでやっと笑顔がこぼれ始めました(笑)

これでようやく本日、令和5年度の日向小学校の主役の子どもたち217名がそろいました。

お互いに頑張りましょう!

 

【校長式辞(抄)】

これから始まる小学校生活、楽しみですね。私からは、みなさんが小学校での生活を楽しむことのできる魔法の言葉を、特別に3つ教えますね。

1つ目は、「おはよう」です。今日は、言いましたか? 相手に聞こえる声で言わないと意味がありませんよ。

2つ目は、「ありがとう」です。誰かに何かをしてもらった時はもちろんですが、きっとこれは誰かが私のためにやってくれたのかもしれないと想像して言えれば最高です。これも、相手に聞こえる声で言って初めて効果があります。

3つ目は、「あ~、よく寝た」です。これは、学校ではなくてお家で言う言葉ですね。自分に聞こえる声で大丈夫です。どうですか?今日はしっかり眠れましたか? 人間は、しっかり寝ていないと、何もできません。毎日、「あ~、よく寝た」と思えるほど、しっかり寝ましょうね。

「あ~、よく寝た」と言えるほどよく寝た人は、お家の人や友達、先生に会ったら元気に「おはようございます」が言えます。きれいな教室に入って、誰かがきれいにしてくれたのかもしれないなあって気づいて「ありがとうございます」なんて言えたら、いいですね。

この三つの言葉が言えるようにして、楽しい毎日を送っていきましょう。

担任の呼名に元気よく答える新入生たち

市議会議員・渡邊様より御祝辞

4月10日 着任式・始業式

Opening Ceremony

13日の入学式では、2~4年生がオンラインで各教室にて参加する予定のため、本日の着任式・始業式は、その練習も兼ねて、職員室の電子黒板と会場である体育館をつなぎました。いつもはZoomでつなぐのですが、今回はYouTubeのライブ配信に挑戦しました。どちらか映像・音声のよい方で、入学式を行う予定です。

着任された12名の方々も、着任式が始まるまでの間、職員室にいながらにして体育館の児童の様子を見ることのできる本校の環境に感激していました。

着任式では、代表児童が堂々とした態度で歓迎の言葉を述べることができました。

また、始業式後の担任発表では、歓声(悲鳴⁉)と拍手の中、全教職員が子どもたちの前に立ち、お互いが背筋を伸ばして、挨拶をしました。

今年も、どうぞよろしくお願いします!

職員室の電子黒板に映し出される体育館

着任した教職員を前に歓迎言葉を述べる代表児童

4月5日 第1回校内研修会

The 1st In-School Workshop

山武地区の小学校の始業式は、4月10日(月)です。そのため、それまでの間、学校経営方針や教育目標等をはじめ、様々な計画について、教職員全体でしっかりと共通理解を図ることができます。

ただ、そうはいっても時間は限られていますので、いわゆる職員会議は最小限にとどめ、授業に直結する学習指導計画についての研修会の時間を充実することとしました。

また、職員室での会議は、途中でかかってくる電話で中断することが多かったため、今年度から開設した「第2図書室(旧メディアルーム)」に、それぞれの校務パソコンを持ち込み会議することとしました。職員室で一人電話番となった事務職員は、校内にいながらオンライン参加です。

今年度は、国の事業である「リーディングDX」の研究指定を受けただけでなく、県からは「金銭教育」の指定も受けています。さらに市からは、サンブスギを中心とした環境教育「木育(もくいく)」の指定を受けることとなりましたので、下図のとおり、本校の研修体制を大きく2つの部会【課題研究部会】と【基盤研究部会】で整えました。

第1回の校内研修会は、各部会で様々な教科内容を関連づけながら検討しました。研究・研修主任をはじめ、各部会担当の研究推進委員の先生方を中心に、わいわいと楽しい雰囲気で話し合いを進めることができました。

 


新「第2図書室」にて職員会議

学年・学級ごとに年間の学習指導の見通しを持つ

専科の先生方と学年で指導方針の共通理解を図る

基盤研究部会(問題発見・解決能力部会)にて

基盤研究部会(情報活用能力部会)にて

今年度の研究推進委員のメンバーでの振り返り

3月23日 修了式

Thank You So Much!

おかげさまで、本日無事に修了式を終えることができました。これまでのようなオンラインではなく、久しぶりに体育館に1~5年生の子どもたちが集まり、卒業式さながらの緊張感をもって式に臨みました。

修了式後、今年度末をもって異動する教職員12名を紹介しました。それぞれの異動先等については、保護者の皆様に「さくら連絡網」で配信したとおりです

私から異動する教職員を一名ずつ呼名するたびに、子どもたちからは悲鳴が上がり、

「これまで行ってきた「離任式」は行いませんので、今日が、お世話になった先生方と会える最後の日となります」

と告げると、中には泣き出してしまう子もいました。

その後も、休み時間等を使って、「お世話になりました」と即席でしたためた手紙を渡す子どもたちの姿が、校内のあちらこちらで見られ、これまでの年月の中で培ったつながりの深さを改めて実感しました。

この「校長室から」のコーナーも、4月から子どもたちの活躍の様子を少しでもお伝えしようと、細々と続けてきましたが、おかげさまで一年間で211の記事を投稿することができました。ご愛読いただきましてありがとうございました。 

 

来年度は、4月10日(月)から始まります。統合していよいよ3年目。

子どもたちが安心して学ぶことができるよう、準備万端整えていきます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 壇上で修了証書を受け取る代表児童  異動する教職員による挨拶

3月22日 地区児童会を行いました

 District children’s association

例年よりも早く桜の花が咲きそろいそうです。外で遊ぶ子供たちが、上着を脱いで、顔を真っ赤にするほど、今日は暖かな日でした。

2時間目、地区別に分かれて、高学年の子供たちが中心となって、春休みの過ごし方や地域の危険な場所などについて確認し合う、地区児童会が開かれました。

話し合いを進める5年生たちの姿は頼もしく、すでに最高学年の顔つきでした。

パナソニック教育財団の助成金事業のご紹介

Report on grant-funded classes

このウェブサイト上でも何度かご紹介させていただいていますが、今年度、本校はパナソニック教育財団から助成を受け、特別非常勤講師として川口先生をお招きして、3Dプリンタを使った開発的な授業にチャレンジしています。

このたび、パナソニック教育財団のウェブサイト上に、本校の取組が紹介されましたのでご覧ください。

 

3月20日 養護教諭によるメディア機器利用に関する指導

Teaching the use of media eqipment by school nurse teacher.

 SNSの使い過ぎによる健康被害について、保護者の方からも心配の声が寄せられているところですが、本日、本校養護教諭が、5年生を対象にメディア機器利用に関する授業を行いました。

ドライアイについて学ぶ際には、児童同士がペアになって、10秒間目を開けていられるか実験したり、現在の自分の記憶力の状態を確かめようと、用意された絵を記憶し、パソコン上に再現してみたりして、楽しみながら、そして、その結果に驚きながら、メディア機器の使い過ぎの怖さについて学びました。

○授業後の子どもたちの感想から

・メディア機器は楽しいけど、悪影響があるから使う時間を短くする。

・自分のしていることがどれだけ体に悪いのかがわかった!

・今までは寝る前にスマホを見ていたので、これからは寝る前にスマホを見ないようにすることが大事だと思った。

など

   

3月17日 卒業式

Graduation Ceremony Address  "Boys,be ambitious!"

51名が全員、卒業証書を受け取り、本日無事に卒業しました。

おかげさまで、心温まる卒業式となりました。別れを惜しむ涙、感動の涙、感謝の涙…の卒業式でした。

御多用中、ご臨席賜りましたご来賓はじめ関係の皆様、本当にありがとうございました。

引き続き、これまでと同様、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

〔校長式辞(抄)〕

今、卒業証書を手にした皆さん、ご卒業おめでとうございます。

皆さんとは、一緒に行った修学旅行や運動会、陸上競技会などの行事もそうですが、私にとっては、やはり、校長室で行った会食の時間が忘れられない思い出になっています。

会食は、数人ずつで、1か月ほどかけて行いましたが、皆さんがマスクを外して給食を食べ、入学してからこれまでの思い出や将来の夢などを話してくれた束の間のひとときは、私にとって、かけがえのない時間となりました。

皆さんが聞かせてくれた思い出には、旧山武西小学校や旧日向小学校での出来事もたくさんありました。閉校した今もなお、当時のことを生き生きと語ってくれた姿に、皆さんの母校に対する変わらない愛情を感じました。きっとこの日向小も、前の学校と同じように、いずれ第二の母校として愛し、ずっと皆さんの心の中に生き続けてくれることでしょう。 

ところで、日向小の正門のそばに、「少年よ、大志を抱け」という言葉が刻まれた石碑が立っています。有名なクラーク博士の言葉ですが、実はこの言葉には続きがあると言われています。

「少年よ、大志を抱け。それは、金持ちになるためや、有名になるための野心などではない。人として、あるべき姿になるための大志である」と続きます。

「人としてあるべき姿になるための大志」とは、いったいどういうことなのでしょうか。

たとえば先日、お話ボランティアの方に「青い目の人形」にまつわる朗読紙芝居をしていただきましたね。第二次世界大戦中、「敵国からもらった人形など、焼き捨ててしまえ」と命令され、全国の人がそれに従って本当に焼き捨てていた中、「かわいそうだから」と、ひそかに青い目の人形を守り抜いた先生が、この山武にいらっしゃったという話でした。

「もし自分がその先生だったら、周りの空気に流されることなく、同じ行動をとれただろうか」と考えてみたことで初めて、その難しさを実感したのではないでしょうか。

そう考えると、あの石碑に刻まれた「大志」とは、人としてあるべき行動をとるための「覚悟」とか「勇気」とかいった言葉にも置き換えられる気がします。

今は、スマホ一つで、いつでも誰とでも簡単に交流し、自分の思ったことを自由に発信することができるという、夢のような時代となりました。

ただその一方で、「炎上」とか「バズる」などといって、あっという間に、ありもしないデマや噂で、見も知らぬ人を簡単に陥れるような空気をつくることができてしまう時代でもあります。

皆さんには、そんな風にしてつくられた空気に流されることなく、また、この先、時代がどのように変わろうとも、人としてあるべき行動をとるための大志、覚悟、勇気をもち、さらに成長していってもらいたいと、心から願っています。

一人ずつ卒業証書を授与

山武市から卒業生へ記念品贈呈(ヘッドセット)

在校生から送る言葉&歌「大空がむかえる朝」

卒業生代表による巣立ちの言葉

卒業生による歌「最後のチャイム」「旅立ちの日に」

卒業式を終えて、担任との別れを惜しむ