校長室から

校長室から

3月16日 もう一つの卒業式(1~3年生)

Another Graduation Ceremony for Grades 1-3

感染予防対策の一環で、今年度の卒業式も、1~3年生は卒業式当日には参加しないこととしています。

そのため、昨日の卒業式の予行練習で1~3年生は、体育館での4~6年生の様子を、各教室の電子黒板にオンライン中継し、「参加」していました。

ところが、接続状態が悪かったためか、在校生や卒業生の歌声が、ほとんど聞き取れなかったという事態が起こっていました。そのため、本番直前の卒業生と4~5年生のそれぞれの合唱の練習時に、生の歌声を聞く場を設けようということになりました。

合唱後、ふいに指名された卒業生が、それに動じることなく1~3年生に対して熱いメッセージを送ったり、4・5年生の歌声を聞いた1~3年生の子どもたちからは「もうすぐ5・6年生だと思えるような歌声で、さすがだなと思いました」というコメントが聞かれたりと、思わぬ交流の場が生まれ、お互いの成長を感じました。

   
 6年1組最後の黒板メッセージ  6年2組最後の黒板メッセージ

 

3月15日 卒業式の予行練習

Graduation rehearsal

いよいよ卒業式を明後日に控え、今日は予行練習を行いました。

1~3年生については、当日出席しないため、各教室の電子黒板に映し出される体育館で行われている様子を見ながらオンライン参加となりました。

在校生にとっては、卒業生の姿を見ながら未来の自分の姿を重ねていたようで、本番さながらの緊張感のある練習となりました。

写真は、一通りの練習を終えて、ほっとした瞬間です(笑)

3月14日 卒業生への手作りプレゼント

 Handmade gifts for graduates

地域の山武西まちづくり協議会の理事である遠藤益弘様から、卒業生にすてきなプレゼントが届きました。遠藤様の手作りによる竹細工のトンボです。

遠藤様によると、トンボは〈勝ち虫〉とも言われ、「前にしか進まない」「上に上がる。上昇する。」ところから、「前向きに生きていく」象徴とされているのだそうです。

台座は「山椒(さんしょう)」で作られています。硬い山椒の木は「すりこぎ棒」として使われ、解毒作用のあるその身を削られて人に食されるところから、「自分を犠牲にして、人の役に立つ。」意味もあるのだそうです。

子どもたちに「向上心を持って前向きに進んでほしい。誰かのために努力を惜しまず頑張ってほしい。」という気持ちを込めて、一つ一つ作っていただきました。

このトンボは、旧山武西小学校が閉校した際にも、当時の子どもたちにいただいたそうですが、旧日向小学校出身の子どもたちは、珍しそうに近づいてきて、そっと台座にトンボを載せては、驚きの声を上げながら喜んでいました。

本当にありがとうございました。

 不思議なバランスを保つ竹細工のトンボ  おそるおそるトンボを載せては驚く6年生

3月13日 SDGsに取り組んだ3年生

Third graders who worked on the SDGs.

3年生は、この一年間、総合的な学習の時間の中で、SDGsをテーマに、それぞれの問題意識をもとにして調べたり、つくったりと探究的に学習に取り組みました。

3月20日に、それぞれのグループで行ってきた活動や気づいたことなどについて発表会を行うのだそうで、今日は各グループともどんな発表内容・方法にするか、熱心な話し合いが行われていました。

これまで、総合的な学習の時間に限らず、日頃からタブレット端末を使いこなしてきたせいか、今日の話し合いの様子も、お互いに写真を撮ったり、パワーポイントを使ってプレゼン資料を作ったりするなど、まさに「使いこなしている」姿が見られ、頼もしく見えました。

修了式まで2週間もないのに、最後の最後まで学びの熱が冷めやらない姿は、「夢中を楽しんでいる」ようでした。

3月10日 春を感じる風景

Scenery that reminds us of spring.

どの学年の子どもたちも、学力テストや年度末のテスト結果を振り返りながら、一年間の学習の総仕上げをしている中、外を見やると、校庭の木々の枝には花芽が芽吹き、春の訪れを感じる陽気になりました。3組の子どもたちが、先生たちと一緒に、梅や桜の花を観察する姿も見られました。

今日は年度末の大掃除です。机や椅子をひっくり返して、脚の裏にたまった埃など、時間をかけてしっかりと掃除を行いました。

一年生の国語の授業では、自分たちが作ったいくつかのヒントを出して「これは、何でしょう」という問いに答える授業が活発に行われていました。

草木の芽吹きとともに、子どもたちの新学年への芽生えも感じる季節になりました。

正門前のハクモクレンも咲き始めました

学校の敷地内の春を探す3組の子どもたち

学年末の大掃除(机椅子の脚の裏の掃除)

皆の前に立ち、堂々と発表する一年生

3月9日 養護教諭による卒業生への最後の授業

Last lesson for graduates by school nurse.

あと一週間で卒業式を迎える6年生に、養護教諭が最後の授業(保健)を行いました。

養護教諭は6年生を、旧日向小から見てきており、2組担任とも「いつかは、こういう授業がやりたいね」と、相談し、あたためてきた授業でした。

それだけに、アンガーマネジメントのことだったり、ネガティブな感情をポジティブに変える方法だったりと、内容は盛りだくさんでしたが、その思いは6年生たちに十分伝わっていたようです。最後の感想箋にも、それぞれの思いや考えがしっかりと書かれていました。

これまでの保健室での関わりや授業などの積み重ねによるお互いの信頼関係に支えられ、気持ちがあたたかくなる授業でした。

 

3月8日 ありがとう6年生

Thank You ,6th Graders.

気がつけば、6年生が卒業するまでの登校日はあと7日。

6年生を送る会以降、学校内のあちらこちらで、お別れや感謝の気持ちを表す掲示物や歌声などが聞こえてきて、学校全体が卒業ムードです。

2月から約一か月間にわたって行われた6年生との会食も今日で終わり、いよいよ卒業式までカウントダウンです。

そんな中、今日は、6年生から先生たちへステキな贈り物(手紙)がありました。

心のこもったお手紙に心があたたかくなりました。ありがとう。

3月7日 「青い目の人形」にまつわる話を聞く6年生

6th graders listen to the story of the "Blue-Eyed Doll"

1月13日付けの記事でご紹介したお話ボランティアの方から青い目の人形のお話を、もうすぐ卒業する6年生にしてあげたいとのお申し出がありました。

実は、このお話の原作者である並木久栄さんは、今から約30年前に私が新任教員として勤務していた小学校の教頭(当時)というご縁もあり、ぜひにということで朗読紙芝居を上演していただきました。

今回の上演にあたっては、原作者である並木久栄さんにもおいでいただきましたので、紙芝居を終えた後、青い目の人形にまつわる様々なこぼれ話などを、直接お聞きすることができ、人懐っこい子どもたちはあっという間に交流を深めていました。

現実に、ロシアとウクライナとの戦争が起こっていたり、パンデミックが起こったりと、数年前の「常識」が常識ではなくなるといった状況下を考えると、子どもたちにとっても単なる昔話の紙芝居として片づけられるものではなかったのでしょう。

「もしも自分だったらどうするか」と投げかけると、ふだんは明るい6年生たちも、さすがに真剣に黙り込んだ姿が印象的でした。空気を読んで言いたいことも言わない生き方をするか、空気を読んだうえであえて行動するか、大人でも答えに窮する問いですが、未来を創る子どもたちには卒業後もずっと持ち続けてもらいたい問いの一つです。

なお、この朗読紙芝居については、成東文化会館のぎくプラザにおいて開催される「山武市青い目の人形特別展」に合わせて、3月12日(日)、26日(日)のいずれも13時~と14時~で上演されるそうです。ご興味のある方は、ぜひ足をお運びください。

ケーブルテレビの取材も入りました

真剣に話に耳を傾ける6年生

朗読紙芝居後、解説する原作者・並木久栄さん

千葉県退職女性教職員の会「ふさの会」の方々と

3月6日 R5部活動についての説明会(3~5年生)

Briefing session on extracurricular activities for the upcoming year was held.

本日の昼休み、3~5年生に集まってもらい、来年度の部活動についての説明会を開きました。

令和7年度以降、球技大会、体操部、金管部に関する大会は、郡も市も開かれないことを伝え、それに向けて、来年度と再来年度の日向小学校の部活動も大幅に縮小し、今後は地域へ移行していくことについて説明しました。

今年度の日向小学校の郡市陸上大会で男女総合優勝、また球技大会においても男子が優勝など、先輩たちの大活躍の姿を見てきただけに、金管部がなくなること(希望者がいればクラブとして存続)や、朝練習も行わないといったことについて説明を聞くと、驚きを隠せない子どもたちもいました。

「いくらなんでも、来年度から急にすべての部活動を中止するというのは、これまで頑張ってきた4・5年生にとっては驚くのではないかということで、先生方で話し合って、できる限りの時間を確保しました」

と説明を続けると、配られた手紙に書かれた活動日程などに熱心に目を通していました。

このような内容ですので、私が一方的に話しておしまいにするのはためらわれたため、さらに近くの友達同士で、話の内容について確かめ合う時間も取りました。

お互いが手紙を見ながら、「陸上部が終わったら、球技部と体操部に入ることもできるんだって」などと説明し合いながら、今年度との違いなどについて確かめ合う姿も見られました。おかげで、どの子もどのような内容なのか理解したようで、すっきりした表情で説明会を終えることができました。

本日から3月20日まで、3~5年生を対象に、来年度の部活動への参加の希望の有無を問う事前アンケートを「さくら連絡網」を通じて行います。部活動への参加の意思がある児童がどれくらいいるのか、アンケート結果を踏まえ、来年度の部活動の計画をさらに練り直していく予定です。

関係のご家庭の方々におかれましては、お子様とよく相談の上、ご回答のほどよろしくお願いいたします。

来年度、部活動に参加する予定の児童が挙手(説明前)

友達と手紙を読みながら、話の内容を確認し合う

3月3日 6年生を送る会

 Farewell party for 6th graders

いよいよ「6年生を送る会」本番を迎えました。

6年生の教室の黒板に、毎日書かれる担任からのメッセージにも、いつも以上に力がこもります。

会直前に、1年生全員からプレゼントを手渡された6年生は、5年生の実行委員の進行に従い、一人ずつ舞台に立ち、得意なことや将来の夢などとともに紹介されます。その様子が、生中継で、各教室に流れました。

1年生から始まった各学年の発表(ビデオ作品)は、劇あり、クイズ大会あり、歌あり、ニュース番組形式で6年生のすごさを伝えていくといったもので、大いに盛り上がりました。

何より、それらを視聴する6年生が、一緒に歌ったり、歓声をあげたり、感嘆の声をもらしたりと、実に感情表現豊かで、この姿こそ、在校生と一緒の場で共有したかった場面でした。

どの学年の発表からも、6年生に対する感謝にあふれ、日頃からの6年生の下学年への優しさへのお礼が伝わりました。

最後にお礼として、6年生が合唱する姿は、少し大人びていて、在校生だけでなく、教職員の胸を打つ感動的な場面でした。

卒業まであと10日。

様々な形で、「感謝」を伝え合う期間となりそうです。

1組担任によるメッセージ

2組担任によるメッセージ

手作りの招待状を手にする6年生

1年生から一人ずつプレゼントを渡す

6年生を前に緊張気味に会を始める5年生

このような形でビデオを視聴しました

歌やクイズなどに大いに盛り上がりました

在校生に向けた言葉と合唱で締めくくりました

3月2日 6年生を送る会(前日)

 Farewell party for 6th graders (the day before)

いよいよ明日に迫った6年生を送る会。

今年度も、2階ホールに6年生を集め、各学年が準備してきたビデオを視聴する会になります。

在校生は、各教室で、6年生が視聴しているビデオと同じものを電子黒板を通じて視聴します。

5年生は、在校生を代表して、実行委員として、会全体を進行します。

今日は、前日準備ということで、最後の飾りつけも準備万端整いました。似顔絵付きの6年生一人一人へのメッセージ掲示板も見応えのある作品に仕上がりました。

子どもたちの下校後、先生方は、2階ホールからのZoom映像が、きちんと各教室で視聴できるようになっているか、ビデオへの切り替えができるか、総動員でチェックに奔走しました。

先生方にとっては、ちょっとしたICT教育研修にもなりました。

3月1日 図工(1年生)

Arts and Crafts class (1st grade)

図工室では、1年生が、紙版画を行いました。

色が転写される紙を使って、新聞紙で挟み込み、バレンを使って刷ると、味わいのある紙版画が出来上がります。

先生と友達と、声をかけ合って、そうっとぬれた紙を持ち上げ、完成(歓声)です。

2月28日 理科の授業(4年生)

 Science class (4th grade)

理科室では、4年生がものの温まり方の実験を行っていました。

火を扱う授業は、授業者も子どもたちも緊張が走ります。

「温度計がビーカーの底にくっついてない?」

の一言に、グループのみんなが、一斉にビーカーを凝視し、

「そっち持ってて!」

と少々興奮気味。

体験的な活動を通して学ぶ理科の実験は、子どもたちに人気のある授業の一つです。

2月27日 あたたかい日

 It’s a warm day.

春を思わせるようなやわらかな陽光を浴びて、花壇のパンジーたちも色とりどりの花を咲かせています。

休み時間には、冷たくてふだんあまり近寄らないのぼり棒にも集まって、よじのぼろうとする子どもたちの姿もありました。

上着を着て遊んでいた子どもたちも、いつのまにか上着を脱ぎ捨てて、ドッジボールなどの遊びに夢中になっています。

教室に戻る時間になると、いつものように一斉に移動を始めていましたが、やはり気がつく子どもはいるものです。何着も拾っては自分の身にまとい、「忘れた~」と運動場に走って戻ってくる友達に、一着ずつ渡してあげていました(笑)

そんな光景に、心も温まる一日でした。

2月24日 着々と準備が進んでいます

 Preparations are steadily underway.

先日の雪や冷たい空気が、つぼみの休眠打破を進めたのでしょうか、早くも校庭の桜に花がほころび始めました。

学力検査が終わり、いよいよ本格的に6年生を送る会の準備が、各学年で着々と進められています。昨年度と同様に、今年度も、各学年の演目については、予め動画にして、当日は6年生以外の学年は、各教室の電子黒板で視聴するというスタイルで実施します。

お互いに撮影した動画を確認し合ったり、ビデオカメラを構えて、演者の立ち位置を確認したりと、舞台で演技するのとはまた違った形の準備が進められています。

6年生を送る会は、3月3日。いよいよ大詰めです。

2月22日 学力検査終了!

 The academic test has been completed.

昨日から2日間にわたって学力検査を行いました。1・2年生は、国語と算数。3・4年生は、さらに理科・社会。5・6年生は、英語も加えて5教科を受験しました。

これまで朝のドリルタイムを延長して、プリント学習に取り組んだり、担任の先生や教科担当の先生から個別の指導を受けたりして、どの子も一生懸命に取り組んでいる姿が見られました。

外は、大きな霜柱ができるほど冷たい空気の2日間でしたが、教室内は熱心に問題を解く熱い時間が流れていました。

お昼の放送では、いつものように「卒業生インタビュー」ということで、6年1組と2組からそれぞれ一人ずつ放送委員によるインタビューに答える6年生の姿が、各教室の電子黒板を通じて放映されました。

ところが今日は、「明日、誕生日を迎える先生がいます。誰でしょう」というクイズコーナー?が始まったなと思ったら、突然、校長室のドアが開き、カメラPCを抱えた先生と放送委員が入ってきて、

「答えは、校長先生です。一言お願いします」

というお祝いのサプライズが。

おかげで、その後の昼休みは、あちらこちらから「校長先生、お誕生日おめでとうございま~す!」の手荒い祝福をいただき、忘れられない日になりました。ありがとうございました。

2月21日 昨夜の雪で雪だるま⁉

 We made a snowman with last night's snow!

昨夜から日向小の周りは雪が降り、花壇のパンジーにもしっかりと積もっていました。

そんな冷たい朝を迎えた今日、いつもの朝の運動をしに運動場に出た3組の子どもたちでしたが、こらえきれずに(?)雪だるまをつくりました。

「校長先生、見に来て~ とけちゃう~」

の声に駆けつけ、パシャリ。赤くなった指先を見せる姿も誇らしげでした(笑)

2月20日 朝の運動

 Morning Exercise

3・4・5組は、毎朝、運動場等で運動をします。今日は、2チームに分かれて、お互いの陣地に立てたコーンを倒しに行き、倒されたコーンは立て直すという、競争を行いました。

みんなで相手陣地に倒しに行こうとすると、自分の陣地のコーンがすべて倒されてしまうし、みんなで守ると、いつまでたっても相手のコーンは倒れないし…で、チームで話し合いや振り返りが自然と生まれます。

朝から、体と頭を思いっきり使う時間を過ごしています(笑)

 

2月17日 音楽も活動豊かに

Music has also become rich in activity.

♪ずいずいずっころばし~

2年生の教室から、歓声とともににぎやかな歌声が聞こえてきます。

コロナ対策で様々な活動に制限を余儀なくされていましたが、最近では、マスク姿は変わりませんが、ほとんどの活動がコロナ禍以前のような活動をすることができています。

また、最近の通知等にもあるように、本校でも今年度の卒業式については、教職員と卒業生は、原則としてマスクを外して実施しようと準備を進めているところです。もちろん、無理強いはしませんが、可能な限り、コロナ禍以前の ような形で実施できればと思います。 

2月16日 昼休みの一コマ

 A scene during lunch break

 昨日よりは、いくぶんか風がやみ、あたたかい日差しの中、昼休みに元気よく運動場で遊ぶ姿が多く見られました。

最近の運動場は、鉄棒遊び・サッカー、ブランコ、すべり台、ドッヂボール、縄跳び、砂遊びその他追いかけっこをして遊んでいます。また、ほとんどの子どもたちが、「休み時間といえばサッカー」などと決めているかのように、いつもの場所・いつものメンバーで、いつもの遊びをしています。

写真は、先生方と一緒に遊んでいる場面です。 

   
   

2月15日 学校運営協議会(今年度最終)

 The last School Management Council meeting of the school year was held.

本校は、コミュニティスクールです。本日は、16時から15名の委員の方にお集まりいただき、学校運営協議会を開催しました。開催にあたっては、これまで山武市教育委員会子ども教育課の方々にご尽力いただき、本日は課長も駆けつけてくださいました。

最終回である今回は、昨年末に児童・保護者・教職員を対象に実施した学校評価アンケートの結果やその分析について協議するとともに、校長が提案する来年度の学校運営の指針についてご意見等を伺いました。この詳細な結果等については、近日中に、改めて本校ウェブサイトに掲載し、公表する予定です。

ここでは、一足先に、学校評価アンケートを取りまとめた校長としての所感として、未定稿ではありますが報告書の一部をご紹介します。保護者の皆様には、学校評価の実施にあたり、ご協力いただきありがとうございました。

 

【学校評価について】~児童・保護者・教職員アンケート結果を踏まえて~

 生活面では、いじめ等についての不安が解消されつつあることに加え、ほとんどの児童が教員に対して「話を聞いてくれる」と感じているためか、学校生活に満足している児童が増えました。ただその一方で、一部の保護者からは、児童や教員の言動に対して不安や不快感の声が届いており、引き続き、本校の教職員の行動規範に掲げた「リスペクト」をもつ言動に心がける必要があると感じました。

 学習面では、電子黒板をはじめ、ICT機器を利活用した授業等が日常化したためか、児童や保護者の満足度が、昨年度と比較して大幅に向上しました。また、タブレット端末の利活用により、児童が自分のペースでドリル学習を進めるだけでなく、その場で正誤を確認することができる環境も整ったことが、児童の学習に対する満足度にもつながったようです。その一方で、今年度校内で行った教員研修により、本校の全国学力・学習状況調査の結果や学習指導要領で求められている学力や授業等についての理解が深まったためか、教職員の児童の学力の習得状況等に係る評価結果がやや厳しいものになりました。これは、次年度以降の授業づくりや児童の学習評価の質の高まりにつながるものとして、むしろ前向きに受け止めているところです。

 健康・体力面については、昨年度と比較し、多くの設問において肯定的な回答が増えたことは喜ばしいこととして受け止めています。しかしながら、教職員の家庭教育に対する評価は低調でした。これは、多くのご家庭で毎朝の健康チェックや「早寝・早起き・朝ごはん」等について前向きに取り組んでいただいている一方で、一部のご家庭において基本的な生活習慣等が確立していないために、毎朝の出欠確認や各種健康診断の結果に基づく治療等の督促等に係る教員の業務が余儀なくされており、その負担感によるものと考えています。本校としては、今後も粘り強く家庭教育の啓発を行ってまいりたいと思います。

 情報発信や連携等については、紙媒体による手紙を廃止し、ほとんどの連絡を「さくら連絡網」を活用したメール配信にしぼったこと、本校のウェブサイト等を通じて日々の教育諸活動を発信してきたこと等が功を奏したためか、肯定的な回答が飛躍的に増えました。また、毎月配信している「学校だより」においても、毎回簡単なウェブアンケートを実施し、直近の保護者の声を踏まえて対応したり、翌月の「学校だより」を通じて学校としての見解等を示したりしたことも肯定的に受け入れられているようです。今後も、積極的に児童の姿を通して、本校の教育活動の情報発信に努めて参ります。

2月14日 千葉大学の先生をお招きして

 We invited a professor from Chiba University.

本校には、スリランカからの友達をはじめ、外国から転校してきた友達が16名おり、ほとんどの学級に1名以上在籍しています。中には、日本語は日常会話程度にとどまり、英語ではなくタミル語やシンハラ語を話す子どもたちもいます。

もちろん、日本語指導教員もいるのですが、近隣の睦岡小、山武北小の3校を務しており、本校への勤務も週2日と限られています。

そのため、これまで担任は、理科や社会等の専科教員による授業が行われている時間を使って、個別に日本語等を指導してきました。

ただ、日常会話にとどまらず、知的好奇心が強く「もっと勉強したい」と願っているだろう子どもたちを前にして、言葉の壁により、指導がままならないというのは、担任としても学校としてももどかしい毎日を送ってきた一年でした。また、こうした時間を優先したために、結果的に担任の空き時間はほとんど確保できない状況でした。

こうした状況を少しでも打開しようと、千葉大学国際教養学部で教鞭をとられている小林聡子先生と佐々木綾子先生らをお招きし、本校の状況を視察していただきました。小林先生は、9月29日のJICAの方を招いた研修会にもご参加いただいた先生です。

校内の状況をご覧いただいた後、来年度、千葉大学生と日向小学校とをつないで、オンライン日本語指導教室を開設できないか、検討を進めました。

外国に関する調べ活動の成果物を視察  日頃の担任による取り出し指導の現状について視察

2月13日 話題のChatGPT

ChatGPT is a hot topic right now.

引き続き、6年生との会食を行っています。

小学校の一番の思い出や、中学校への期待と不安、将来の夢などについて尋ねているのですが、その回答の内容もさることながら、答え方もそれぞれ個性があって、いいひとときを過ごしています。

今日は試みに、今話題のChatGPT(人工知能)に、会食に来てくれた子どもたちの名前や将来の夢を打ち込み、その場で物語を作らせるところを見せてみました。

 

「○○さんの夢は、将来薬剤師になることです。□□さんは、サッカー選手になるのが夢です。◇◇さんの夢は、猫カフェを開くことです。会話文を入れて、物語をつくってください」

と指示すると、ChatGPTが考え始めているかのように、しばらくカーソルが点滅します。すると、

 

題名:「○○さんは、将来薬剤師になることを夢見ていました」

○○さん:「私、将来は薬剤師になりたいと思っています。人の健康を守ることが大好きなので」

□□さん:「私はサッカー選手になりたいんだ。いつか世界のトップ選手になりたいんだ」

◇◇さん:「私は猫カフェを開きたいと思っています。猫と一緒に楽しい時間を過ごせるなんて、最高だと思います。」

○○さん:「みんな、将来の目標がすごいね!」

□□さん:「一緒に頑張ろう!」

 

と、ものの10数秒で物語がつくられたのを見て、それまでおとなしかった6年生たちから驚きの声が上がりました。

さらに、この文章を◇◇さんが「『私』なんて使わない。『オレ』って言う」と言うので、それじゃあということで、

「◇◇さんは、自分のことを「オレ」って言います」

と指示すると、すかさず、

「◇◇さんは、自分のことを「オレ」と呼ぶようになりました」

とさらに自然な会話が続いていくのを見て、またまた「オーッ」と驚きの声が上がりました。

子どもたちは、今後、こうした技術がさらに一層進む社会に出て活躍することになります。アメリカの一部の学校では、すでにAIを使用することを禁止しているようですが、アシスタントとしてうまく使いこなしていくことも大切なのではないかと思っていますが、皆さんはいかがお考えでしょうか。

2月10日 週末の靴洗い

Weekend shoe washing

3・4組では、週末になると、一週間使った自分の靴を洗うという活動を取り入れています。

最近は寒いので、バケツにお湯を入れて自分たちの靴を洗っています。異学年で仲良く一緒に靴を洗う中で、「自分のことは自分で」行う習慣を身につけています。

2月9日 たこあげを楽しむ1年生

1st graders enjoying kite flying

凧あげには絶好の風が吹きました。

先日の授業参観の際に、保護者の方が見守る中、思い思いの凧をつくっていた1年生たちが運動場に出てきて、凧あげを楽しみました。

「先生~! 見て見て~!」

強い風に引っ張られそうになりながらも、小さな手で一生懸命たこ糸を操る1年生たち。

昔から「立春の季に空に向くは養生の一つ」などと言われます。これからインフルエンザも流行する季節となりますが、凧あげをして空を見上げた子どもたちは病気知らずかもしれませんね。

2月8日 ロング昼休み

long lunch break

ロング昼休みの日は、掃除の時間もなく、ほとんどの子どもたちが運動場に出てきて、思いっきり体を動かす日です。

先生方もドッジボールに加わったり、一緒に縄跳びをしたりして体を動かします。

統合したことにより、8割以上の子どもたちが通学バスを利用して登下校をすることになり、体力の低下が懸念されていることから、意図的にこうした日を設けています。

2月7日 6年生と会食

School lunch with 6th graders

校長室で行う「校長先生との会食」が始まりました。6年生が3人ずつ校長室に来て、給食を食べたり、ちょっとした会話を楽しんだりします。

同時に、放送委員会の企画で、「お昼の放送」のコーナーの一つとして、「6年生へのインタビュー」が始まり、各教室の電子黒板を通じた生放送も始まりました。

はじめは緊張した面持ちで校長室に入り、借りてきた猫のように座っていた6年生も、インタビューの様子を見ながら給食を食べているうちに、次第にいつものような笑顔がこぼれました。その後に流れる音楽をバックに、「中学校への期待や不安」などについて尋ねたり、クラスの様子についての会話(雑談?)を楽しみました。

校長室にて会食…緊張?

6年生へのインタビューを視聴

2月6日 全校集会

School assembly activities

昼休みの時間を使って、代表委員が進行して全校集会を行いました。

各委員会の活動の紹介や委員会からのお願いについて、プレゼンテーションソフトを使ってまとめ、Zoomを通して、オンラインで開催しました。

また、全校じゃんけん大会を行ったり、書初め大会や絵画コンクール等で入賞した子どもたちの表彰をしたりと、大忙しの昼休みとなりました。

発表資料を確認する委員長さんたち

自分のタブレット端末を会議室に持ち寄りました

2月3日 R5・学校説明会

School Information Session

来年度の入学児童保護者説明会を行いました。市教委からは通訳の方も同席し、日本語の説明では理解しづらいことについて、補足説明をしていただきました。

主に入学式に向けての準備について説明しましたが、説明会後には、お話ボランティアの保護者の方々による、読み聞かせのボランティア活動についての案内もありました。

平日の午後というお忙しい中にもかかわらず、お集まりいただきましてありがとうございました。

こうした説明会は、今回のように、平日に開催することが慣例となっており、説明会後に、算数セットなど、入学後に必要な物品購入の場も設けているのですが、今後はオンライン開催ができないか、検討していきたいと思います。

2月2日 明日は節分

Tomorrow is SETSUBUN

明日は節分です。

1年生の教室では、楽しそうに鬼のお面づくりに取り組んでいました。

さて、私たちの心の中には、どんな鬼がいるでしょう。

・何かあると、すぐに怒り出す「怒りんぼ鬼」?

・すぐに泣きだす「泣き虫鬼」?

・片づけをしない「散らかし鬼」?

豆まきをして、自分の心の中にいる鬼たちを退治していきたいですね。

 

心の中と言えば、保健室前に、すてきな掲示物がまた一つ増えました。

「日向小学校で、たくさんの友達と生活しているみなさんですが、一人一人は、毎日いろいろな気持ちで過ごしています。相手の気持ちを考えて、思いやりのある行動ができるみなさんでいてほしいです。イラストの友達が今、どんな気持ちでいるのか考えて、・・・の中に気持ちカードを貼ってみましょう」

という養護教諭のコメントが添えられ、目ざとく見つけた子どもたちは、さっそく真剣な顔で気持ちカードを貼っていました。

 

何かと「慌ただしく」、「忙しい」2月。いずれも「心が荒れる」、「心を亡くす」と書きます。

こんな時期だからこそ、自分や友達の心を見つめ、心穏やかな毎日が過ごせるといいなあと思います。

2月1日 天才?

Genius?

現在、6年生は、図工の時間を使って、将来の自分の姿を想像して、工作しています。まずは動きのある骨格を作り、その上に色を付けた紙粘土をつけていきます。

多くの子どもたちが、単色の紙粘土をつくり、将来の夢であるサッカー選手やバレーボール選手のような動きのある骨格や筋肉をつくっているなか、ひときわ目を引く色と形の人形の姿があったので、思わずパシャリ(写真右)。

大きな動きを見せる体に、様々な色の紙粘土をくっつけた人形のそばで、「これが僕」と指をさしたのは、布団をかぶって寝ている小さな人形。

よく見ると、VRゴーグルをつけて寝ています。どうやらそばにいる大きな人形は、自分がVRゴーグルを通して見ているゲームの世界のようです。

どこからこんな発想が… 。

同じキットを使って作っているからこそなのでしょうか、発想の奇抜さが目を引きました。

みんながそれぞれの将来の自分の姿をつくる中で…

「僕はコレ」と指さしたのは、脇で寝ている小さな自分

1月30日 日向幼稚園との交流(1年生)

 Exchange with Hyuga Kindergarden with 1st grade

さあ、いよいよ一年生たちにとって、本番がやってきました。時間どおりに、日向幼稚園の園児たちが日向小に到着すると、緊張感は一気に高まります。

これまで練習してきたように上手に「○○室」を説明できるか、1年生たちのドキドキとワクワクが伝わってきます。

ずらりと並ぶ幼稚園児の前で、発表原稿も持たずに堂々と説明する姿からは、もう新2年生の風格すら感じました。

終わってみて、「どうでしたか?」と尋ねると、

「100点!」

と元気よく笑顔で教室に帰っていく男の子もいました。

幼稚園児を迎えて対面式

「ここは保健室です」

お客さんたちが来る前(緊張が高まる…)

相手の目を見てしっかり説明できました

1月27日 昼休みの一コマ

 A scene during lunch break

寒い日が続きますが、休み時間になると、学年を問わず、縄跳びや追いかけっこ、滑り台やブランコなどの遊具遊びをしに、多くの子どもたちが校庭に出てきます。

その横で、体育委員の5・6年生たちが、校庭の整備をする姿もありました。

みんなそれぞれの仕事や遊びに集中しているように見えるのですが、休み時間の終了を知らせるチャイムが鳴る数分前から、誰からともなく駆け足で教室に戻り始めます。

この光景は、年度初めの頃からずっと変わりません。

私だけが思う?、ひそかな「日向小七不思議」の一つです。

自然と追いかけっこが始まります

体育委員による校庭整備

1月26日 学力向上期間の朝学習

 Morning study during the academic improvement period

 1月23日~2月17日までを学力向上期間と称して、一日の日課を変更し、朝のドリルタイムを長めにとっています。

特に算数については、12月に全学年がテスト(11月までのまとめ)を行いましたので、その結果を踏まえ、子どもたちの得意分野や苦手分野を見定め、ドリルや授業等を行う時間に充てています。

教師が一律に「○○回、書く」といった課題(苦行?)を課すのではなく、子ども自らが「このやり方でやってみよう」と学習方法を選び、自分なりに試行錯誤しながら学習に取り組む姿を目指しています。教師は、子どもたちのそれぞれのペースを尊重し、分からなくなった時に支えていく存在でありたいと思います。

「やらされる」学習ではなく、お互いが取り組みたくなる雰囲気や場をつくりながら、少しでも学習に夢中になる姿が見られたらと思います。

プリントを選ぶ2年生

12月のテスト結果を全員で振り返る3年生

個別に採点をする5年生

個別の進度に応じたプリント学習

問題のポイントについて解説

複数の教員で個別指導

1月25日③ 雪に興奮⁉する子どもたち

Children excited about snow

ほんの少しでも雪が降れば、子どもたちは学年を問わず興奮します。

うっすら積もる雪をかき集めて、雪合戦を試みる子どもたちや、泥のついていない雪や透明な氷を見つけては集め、「先生、見て~」と持ってきてくれました。

小さな雪だるま?をつくって、そっと日陰に「保管」している6年生もいました(笑)

雪国の方々から見れば笑われてしまうかもしれませんが、寒かろうが冷たかろうが、雪は、千葉県に住む私たちの気持ちをあたたかくしてくれるのです。

 

バスから降りるなり凍っている個所を探す

とても冷たい強風が吹く一日でした

「見てみて~」

雪が残る日陰に向かって走る子どもたち

「オラフできた~」(6年男子談)

「まだ残ってる~」

室内はぽかぽか

少しの雪でも雪合戦を試みる…

1月25日② 幼稚園との交流準備

Preparation for exchange with kindergartens

1月30日(月)、日向幼稚園の年長児が日向小を訪れます。

1年生は、幼稚園の子どもたちを連れて、学校内を歩き回り、それぞれの場所で説明をすることになっています。

今日は、当日、実際に訪れる場所に行き、クラスの友達を幼稚園の子どもたちに見立てて、それぞれの場所を紹介する練習をしました。

校長室についての紹介を練習する1年生

職員室についての紹介を練習をする1年生

【速報】1月25日 通常登校です

Please come to school as usuai

つい先ほどさくら連絡網でお伝えしたとおり、本日は、通常登校となります。

朝6時現在、学校の周りは、昨夜降った雪がうっすら積もっており、一部路面が凍結していますが、今後の天候状況を鑑み、通常登校とします。

いつもよりも歩く歩幅を小さくするなどして、くれぐれも安全に気をつけて登校しましょう。

昨夕に校門回りにまいた融雪剤

昨夕のうちに校舎回りの階段にも融雪剤をまきました

25日朝6時頃の校舎回りの階段付近

昨夜の雪がうっすら積もっています(AM6:00頃)

1月24日 避難訓練(火災)

Evacuation Drill (Fire)

今日は、外で避難訓練を行い、実際に消火器を使って火を消す体験や、3階のベランダからシューターを使って避難する訓練も行う予定でしたが、あいにくの雨が降りやまないため、27日(金)に延期しました。

その代わり、全校児童が体育館に集まり、本校がいつもお世話になっている千葉ノーミ株式会社の方に、消火器の使い方等について説明していただきました。多くの子どもたちが、火を消す際に、消火器が1分間くらいはもつだろうと考えていたようでしたが、実際は15秒間くらいという話を聞いてどよめいていました。

その後、各教室に戻ってから、各学年・学級の実態に応じて、それぞれ事後指導が行われました。実際にヘルメットをかぶる練習をした1年生や、実際に消火器を使って火を消す場面を映した動画を電子黒板で視聴する2年生の姿が見られました。

4年生は、先生のリードで、体育館で聞いた話の再現・復唱するなどして、火災の怖さや避難の仕方等について振り返っていました。

体育館に全校児童が集まり消火器の使い方を聞きました

ヘルメットを実際にかぶってみる1年生

動画視聴で消火器の使い方を確認する2年生

体育館で聞いた話を振り返る4年生

1月23日 数学の世界を先取り

Learning the world of mathematics ahead of time

今年度、本校はパナソニック教育財団から助成を受け、3Dプリンタを使った授業研究に取り組んでいます。

 今日は、特別非常勤講師の川口先生からの紹介で、GeoGebraという数学アプリを使って、6年生が描画などを楽しみました。

今は、一次関数や二次関数がわからなくても、多角形を描画したり、点Pを動かしたりした体験は、来年度からの数学を学ぶ際に、きっと役立つことでしょう。

1月20日 オープンスクール・縄跳び記録会

Class visit and jump rope record session

 朝からオープン・スクールということで、多くの保護者が授業参観を行いました。子どもたちが、思い思いに活動する姿をご覧になって、一安心された方が多かったようです。

また、本日は、1回旋1跳躍前方回しで跳躍の合計数をカウントし、学級別の平均回数の向上を目標にして「縄跳び記録会」を行いました。多くの保護者の方に見守られている中、なんとすべての学級が、これまでの体育で測定した記録を上回りました!

なお、今回の記録は、千葉県の「遊・友スポーツランキングちば」の「みんなで短縄跳び」の種目として報告します。

午後は、給食試食会や家庭教育学級も開催しました。

家庭教育学級では、お風呂の入浴剤バスボムづくりを行いました。理科室でわいわい楽しくバスボムづくりを行っただけでなく、お互いのご家庭のお風呂事情(お風呂の時間や入浴の仕方など)について花が咲いたグループもありました。

さっそく保護者の方からは、ウェブアンケートに、

・家では縄跳びが全然とべてなかったのに、今日見るとかなり上手になっていたので安心しました。

・楽しそうに授業を受けていて、安心しました。

・児童との良い信頼関係から出来る授業だったなぁと感じました。

等の声が届いています。

お忙しい中をおいでいただきまして、ありがとうございました。

親子で昔遊び

たこづくりをする1年生

マイクロビットでプログラミング

電動のこぎりを使って工作

保護者の方が見守る中を縄跳び記録会

緊張しながらも記録更新が続出!

上学年が下学年の跳んだ回数を数える

体育館の様子をリモートで見守る

回数を報告し、入力→集計

給食試食会も行いました

家庭教育学級(バスボムづくり)

書き初め展覧会

1月19日 ICT教育の視点で年間指導計画を振り返る(研修)

Revewing the annual teaching plan from the perspective of ICT Education.

学校には、各教科・各学年別に年間指導計画というものがあり、毎日行う授業は、これに基づいて計画的に行われています。

子どもたちの下校後、学年別に分かれて、先生方が今年度の授業などをICT教育の観点から振り返り、

「○年生の~~という単元では、タブレット端末を使った授業をすることができたのではないか」

「ローマ字を習っていない1・2年生でも、ローマ字表を手元に置いていたら、タイピングできる」

といった意見交換を行いました。

ICTを活用すること自体を目的化しているわけではないので、「もっと教科内容を習得するためには、ICT機器をこのように使った方がよかったのではないか」といった視点で振り返ることは、来年度以降のよりよい授業づくりにも役立ちます。

今後、数週間にわたって、年間指導計画を教科横断的に振り返り、より効率的・効果的な計画を練り直す予定です。

1月18日 電子黒板の使い方いろいろ

Various ways to use the electronic blackboard

4年生の教室の電子黒板に不具合が生じたため、急きょ教室を移動して授業を行っています。

4年生では、基本的に、電子黒板にはデジタル教科書等を提示し、脇に置いたホワイトボードを使って、授業を進めるスタイルをとっていますが、移動後も、引き続き同じスタイルで授業が進められています。

こうした授業スタイルの方が、電子黒板だけを使って行うよりも、子どもたちにとっても学びやすいのではないかと思うのですが、実際の習得状況はどうか、今後もさらに検証を進めていきたいと思います。

1年生では、電子黒板に算数の問題の答えを書いて、発表する姿も見られています。

電子黒板とホワイトボードの併用

1年生も電子黒板に書いて発表します

1月17日 発電・蓄電に興奮⁉

Excited about power generation and storage!

6年生の理科の授業では、手回し発電機を使って、コンデンサーに蓄電し、豆電気をつけたり、ブザーを鳴らす実験に取り組んでいました。

教室に入るや否や「ここに電気がたまって、このボタンを押すと、一気にこっちに流れるんです」と、尋ねてもいないのに興奮気味に説明してくれる6年生たち。

やはり実感を伴う実験は、頭の電気も発電させるようです(笑)

1月16日② クラブ見学(3年生)

 Observed Club Activities

クラブ活動は、4~6年生が行っています。

今日は、3年生が、来年度から始まるクラブ活動に備えて、見学をしました。

すでに心の中でクラブを決めている子もいれば、どれにも参加したくて決められないという子もいましたが、楽しそうにクラブ活動に取り組むお兄さんお姉さんたちの姿を、行儀よく参観していました。 

バドミントンクラブ

茶道クラブ

1月16日① 机の運び方に見える成長

Growth visible in the way desks are carried.

掃除の時間。いつものように、それぞれの仕事分担の場所へ移動し、掃除をしています。

下学年は、「そっち持って!」などと声をかけ合いながら、2人がかりで一つの机を運びます。

上学年にもなると、当然のことのように黙って1人で一つの机を運びます。また、教室以外の掃除場所の掃除を終えて帰ってきた子どもたちも、その様子を見て、黙って手伝います。

いつもの光景で、子どもたちにとっては、それぞれ当たり前のことかもしれませんが、こうして学年をまたがってみると、小学校生活の中での子どもたちの成長を感じます。

2人で協力し合って机を運ぶ下学年

何も言わず黙って一人一つずつ机を運ぶ上学年

1月13日② ちばっ子学びの未来デザインシート

 Measures to Improve Academic Achievement in Chiba Pref.

これまでの小・中学校では、国語や算数・数学の授業後に、それぞれ教科別にテストを行い、その習得状況を確認していましたし、それは現在も続いています。

しかしながら、一昨年の全国学力・学習状況調査の算数の「直角三角形の面積を求める」問題に対する正答率の低さが話題になったように、子どもたちは、教科書や練習問題の「よくある形式」を覚え、機械的に数字や公式等を当てはめていく「作業」を行うことを、「学習している」と勘違いをしているようだということが明らかになりつつあります。しかも、こうした「作業」する力をつけていったとしても、近い将来、人間には太刀打ちできないほどAIの精度がより高度になっていくことで、いずれ多くの仕事がAIにとって代わることも指摘されています。

このような時代だからこそ、子どもたちが国語科や算数・数学科、理科や社会科を通して学んだ内容が、日常生活で生きて働く力として習得されているのか、また、そもそも学校で行っている授業自体も、実生活から切り離された形で行われていないかといったことを振り返る必要があります。

こうした背景を踏まえ、今年度、千葉県教育委員会では小学校3年生~中学校2年生までの約半数15万人を対象に、「ちばっ子学びの未来デザインシート」という実証事業を行っており、本校もこれに参加しました。

教科別に行うテストではなく、これまで様々な教科等で学んできた知識や経験を総動員し、タブレット端末を使って解くという新しい形式のテストです。

本日は、3年生が行いましたが、今後、6年生まですべての児童が順次行っていく予定です。実証事業のため、問題等の詳細については控えますが、動画を使った問題など、これまでの紙媒体では考えられなかったような、タブレット端末ならではの問題もあり、まさに学びの未来を予感させる取組でした。

今回の結果を踏まえ、子どもたちの学ぶ意欲の向上や、教員の授業改善につなげていきたいと思います。

1月13日① お話ボランティア(最終日)

 Volunteer storytelling (last day)

本校は、お話ボランティアの方々に、朝の8時15分から8時25分までの10分間という短い時間を使って、絵本の読み聞かせや朗読などをしていただいていました。

今日は、その最終日ということで、全学年・全教室で同時に読み聞かせを行い、その後、ボランティアの方々と一緒に、今年度の振り返りを行いました。

毎回、どんな風に本を選んでいるのか、選書についてお話を伺うと、「卯年ということで、今日は、因幡の白うさぎを読みました」「私は、毎回、自分の好きな本を選んできます」「おおきな木という絵本を、いろんな学年に読んで聞かせて、その反応の違いを楽しんでいます」などなど、その理由は様々でしたが、皆さんがこの活動を心から楽しんでおられる姿が尊く、改めて感謝をお伝えしました。

今日の振り返りの中では、「私自身のための時間をつくりたいと思って、参加しています。今思うと、自分のために読んでいるところがあります」といった言葉も聞かれました。実際、私も子どもたちに絵本の読み聞かせをするたびに、子どもたちの反応からパワーをもらっている実感がありますので、この言葉にも納得・共感できました。

現在、このボランティアには、計15名の方々(うち保護者は3名)にご参加いただいています。来年度も引き続きお願いする予定となっています。

もし、絵本の読み聞かせや朗読などのボランティアに、少しでも興味・関心がございましたら、いつでも遠慮なく本校にお問い合わせください。お待ちしています!  ℡ 0475-88-0580

1月12日 最近の休み時間

Recent Break Time

休み時間になると、多くの子どもたちが運動場に出て、思い思いに体を動かしています。

特に今日は、1月とは思えぬほどあたたかな陽光の下、花に水をやる1年生たちのほか、縄跳び遊びをする子や鉄棒で逆上がりに挑戦する子、鬼ごっこやドッジボールをする子たちが運動場に出てきていました。

 

「わたし、3つ咲いたよ」

「わたしは、まだ2つしか咲いてない」

咲いた? 不思議に思って、球根を植えたばかりの植木鉢に水をやる1年生たちに近づいていくと、どうやら芽が出ている状態を指して「咲いた」と言っているようです。

子どもたちは、チューリップに直接関わり、成長する姿を目の当たりにしたことで、自分のもつ語彙を使って、その感動を精一杯表現しようとします。

周りにいる大人は、こうした言葉を誤りとしてすぐにとがめるのではなく、まずは一緒に、そのチューリップの成長に対して感動する子どもの気持ちに寄り添い、共有することが大切だと思います。

チューリップに水をやる1年生

先生とサバイバル縄跳び(笑)

1月11日 房総子どもかるたで遊ぶ

Playing Boso Karuta

担任の先生が読み手になって、1年生が房総子どもかるたで遊んでいました。

一月にふさわしい遊びを通して、千葉県のことを知る…というより、先生の「あ」と読み上げる最初の文字だけに反応しているようでしたが(笑)、遊びながら千葉県の文化や自然を知ることにつながっていくことでしょう。

1月10日 学校に活気が戻ってきました

The school has come back to life!

6年生の教室の黒板には、毎朝のように、子どもたちに向け、担任の先生から熱いメッセージが書かれています。

48日間「も」あると思うのか、48日間「しか」ないと思うのか、心の持ちようで行動も変わります

こうした言葉に、卒業を意識し始めた6年生は何を感じ、何を思うのでしょう。登校してすぐ、真顔で黒板の文字を見つめる子どもたちの表情が印象的でした。

また、今日は、全校児童が身体測定を行いました。静かに並びながらも、自分や友達の身長・体重が気になるのか、終始そわそわしていました(笑)

2年生の図工では、当たり前のように、タブレット端末や電子黒板等を使って、自分の作品について発表し、質問し合う姿が見られました。

休み時間には、保健室前に新しく掲示された「健康おみくじ」に興じる子どもたちの姿が。喜んでいるのは低・中学年だけかと思っていたら、6年生も順番を待って並んでいました(笑)

今日は、一日中強風でしたが、休み時間には、元気に外で遊ぶ子どもたちもたくさんいました。そんな中、1年生が、ジャングルジムにのぼろうとしていましたので、

「風が強い日は、危ないので、ジャングルジムに上るのはやめましょう」

と声をかけたら、

「じゃ、迷路だったらいい?」

とすぐに新たな遊びを思いついて、楽しそうに始める1年生たち。

さあ、3学期が本格的に始まり、日向小に活気が戻ってきました!

 

担任からの朝のメッセージ

全校児童の身体測定

図工作品のプレゼンをする2年生

保健室前で健康おみくじを引く

強風に負けずドッヂボール

迷路と化したジャングルジム

1月6日 始業式での絵本の読み聞かせ

Picture book reading at the Opening Ceremony

「おはようございま…。あっ、明けましておめでとうございます」

と、立ち止まって一礼しながら久しぶりに会う子どもたちは、マスク越しからも分かる笑顔でした。

年初めの始業式。当初の計画では、体育館に全校児童が一堂に会して行う予定でしたが、感染対策を要する状況を踏まえ、オンラインで実施しました。

今回の「校長先生のお話」では、くすのきしげのり作・ふるしょうようこ絵『ええところ』という絵本の読み聞かせをしました。

すでに本校のいくつかの学級では、毎日の帰りの会などで、その日、友だちに助けてもらったことや友だちのよかったところなどを発表し合う時間をつくっていますが、年の初めということもあり、お互いのよさを認め合うことのよさを全校児童で共有したいと思い、紹介してみました。

本当は、始業式の今日は、様々な冬休みの宿題の提出・集約など、いろいろと慌ただしい日程なのですが、早速友達のよいところを伝え合う時間をつくってくれた学級もあったようで、「クラスみんなで伝え合ってみたら、心が温まりました」「すごく嬉しかったです」等、Teams内の「校長室」にメッセージを寄せてくれていました。

なかなか気づきにくい自分のよさを、お互いに積極的に認め合うことから始まった3学期。

寒い日が続きますが、あたたかい心で毎日を過ごしていきたいと思います。

各教室の電子黒板を通して読み聞かせ

6年生からTeams「校長室」へ寄せられたメッセージ

12月23日 終業式

Closing Ceremony

感染症対策を講じながらも、おかげさまで、今学期のすべての学習や行事等を予定どおり行うことができました。ありがとうございました。

本日無事に、オンライン上ではありますが、会議室から各教室に配信して終業式を行いました。運動会や社会科見学、授業場面など、写真で2学期を振り返りながら、日向小の子どもたちの成長を全体で確認しました。

また、いつものように、絵本を一冊、紹介しました。

今回は、『はがぬけたらどうするの』という絵本です。日本では、「上の歯は、縁の下へ。下の歯は、屋根の上へ。」と教えられることが多いのですが、世界に目を向けると、国や地域によって風習が異なることを教えてくれる絵本です。

 

「差別はいけません。人はみな○○○人間なのだから」

というと、日本ではたいてい○○○の中に「おなじ」という言葉を入れてしまうことが多いのではないでしょうか。でも、考えてみると、○○○には、「ちがう」という言葉を入れても成り立つことに気づきます。

人はみんなそれぞれちがう。「歯が抜けた後にどうするか」といったことについてさえ、こんなに違いがあるということに気づき、その「違い」を楽しむことができたらと思い、紹介してみました。

この冬休みに、ぜひ図書館等で手に取ってみてください。

そのほか、歯の話題にちなんで、虫歯治療率についても触れました。少しずつ治療している子どもが増えてきていますが、まだまだです。

子どもが、自分の健康を自分の手で守ることを理解するうえで、「歯みがき」は、低学年にも分かりやすい習慣です。まだ治療に行かれていないご家庭、または、5月の歯科検診以降、健診を受けていないご家庭は、ぜひ冬休みを利用して歯科医に診ていただくよう、お願いいたします。 

各教室の電子黒板に配信

各教室で校歌を歌う子どもたち

お話は座って聞きます

各種賞状等の伝達

虫歯の治療に行きましょう!

各教室で考えました

12月22日 若手教員研修の成果を共有

Sharing the results of young teacher training

今日は、今年最後の教員研修日。

これまで授業を見合うにも、なかなか時間が取れないことから、お互いの授業を録画し、Teams上で共有し意見交換をしてきた若手教員たち。

今回は、全教職員を前に、今の日向小のICT環境でできる便利なアプリや電子黒板の活用法などについて、実演とともにそれぞれがプレゼンをしてくれました。

中には子どもの音読を自動採点するアプリなども紹介され、最近の技術の進歩を実感しましたが、そうした機能を活用して伸ばそうとしていた力は伸びたのか、アプリができることの限界を見定め、新たに教師としてすべきことは何か等について、さらに検討していくことの大切さを再確認した時間となりました。

電子黒板を活用して拡大機能を生かすといった場合も、授業者が

①どんな情報を提示し、

②どんな言葉を発しながら、

③何を焦点化していくか

がカギとなります。

ICT機器を上手に活用し、今後も、子どもたち一人一人の学びのプロセスから目を離すことのないようにしていきたいと思います。

12月21日 タブレット上で作品を共有する1年生

 First Graders sharing their work on tablets

クリスマスを控え、1年生は、先日収穫したサツマイモのツルを使って、それぞれ一つずつ思い思いの飾りをあしらって、リースをつくりました。

これまで廊下に掲示していましたが、今回は、タブレット端末でそれぞれの作品を撮影し、SKYMENYUを使って、オンライン上で作品を共有するという活動に取り組んでいました。

誰かが「できた!」と言うたびに、「どうやってやったの?」と、友だちの端末の画面をのぞき込み、直接やり方を聞き合いながら学んでいました。

こんな1年生が、6年生になる頃には…。

大人も頑張らねば。

さつまいもツルでつくったリース

撮った写真を取り込む方法を聞く

「どうやってやった?」と確かめ合う

12月20日 心理的安全性をもたらす言葉の力

The power of Language Provide Psychological Safety

山武市は、スリランカ国籍を持つ方が急増しており、2018年の268名からわずか3年ほどで451名と約1.5倍に達しているそうです。今年度に入ってからもさらに増え続けており、本校にも、スリランカをはじめとする外国籍の児童が、現在20名近く在籍しています。

日本語はおろか、英語もままならず、タミル語やシンハラ語を母語とする子どもたちにとっては、日本語に囲まれた学校生活が大変なことであることは、容易に想像できます。

それでも、日本に来るまでずっと政情が落ち着かず、学校に通うことさえできなかった子どもたちにとっては、学校に通うこと自体を楽しんでくれているようです。

また、これまで翻訳機ポケトークやしぐさや表情等を駆使し、必要な場面で友達同士で会話を重ねてきたからか、あいさつ程度の簡単な日常会話が成立するようになるのには、どの子もそれほど時間がかかりませんでした。

ただそうはいっても、やはり母語で気楽に話すことのできる友達との時間は、心が休まるのでしょう。お互いの年齢は違っても、3~5年生の子どもたちが、休み時間に外で思いっきり母語を使って笑い合う姿は本当に楽しそうで、見ていて少しホッとします。

日向小としては、今後もますます増え続ける外国籍の子どもたちに、単なる日常会話にとどまらない、彼らの実情に合った学習指導を行うにはどうしたらよいか、同時に、日本の子どもたちが様々な外国の文化をどう理解し共存していくにはどうしたらよいか、タブレット端末等のICT機器の有効活用なども視野に、来年度に向けて検討を重ねているところです。

凍てつく朝日に映えるパンジー

「写真撮ってるよ(笑)」(推測)

手をつないで校舎に戻る3人

12月19日② 文科省のウェブサイトに紹介されました

Our school's efforts were introduced on a national website.

文科省では「文部科学省CBTシステム(MEXCBT:メクビット)」というプラットフォームを開放しており、本校でも、月例テスト等で活用しているところです。

このたび、文科省のウェブサイトに本校の取組が紹介されました。

引き続き、さらなる効果的な活用方法を模索していきたいと思います。

12月19日 学力テスト(プレ)

 Proficiency Test

冷たい空気に包まれた朝になりました。正門前の花壇にも霜柱が見えました。

今日は、11月までに学んだ内容を踏まえて、全ての学年が、算数の学力テストを行いました。2月下旬には、算数だけでなく、国語や理科、社会等の県標準学力テストを実施する予定ですが、今回は、そのプレテストにあたります。

「わかったつもり」になっていることはないか、年明け早々に返却される結果を踏まえ、さらに学習の習熟を図る予定です。

このほか、1年生の教室では、先日の教員研修で紹介したばかりのコグトレオンラインにアクセスし、それぞれが自分のペースで、楽しくトレーニングを進めている姿も見られました。

12月16日 日向読書の木(進捗状況)

 Progress on 'Hyuga dokusyo no ki'

「日向読書の木」が始まって約半年が経ち、ご覧のとおり、ずいぶんとたくさんの花が咲きました。

休み時間になると、校長室に「シールをください」と訪ねてくる子どもたちの姿は、すっかり定着しました。

また、低学年の子どもたちの多くは、校内で私の顔を見るなり、「もう少しで10冊読み終わります」「今日の昼休み、校長室に行っていいですか?」など、読書通帳の話題が頻繁に出てきます。

山武市図書館が作成する「読書通帳」は、全部で4種類(200冊分)ですが、なんと5冊目に入った1年生も現れてきました。

冊数ばかりを競っているわけではありませんが、この読書通帳がきっかけとなり、それぞれのペースで、本を読むことの楽しさを味わってもらえたらと願っています。

↑2学期の開始時の開花状況(9月1日時点)↑

↑ずいぶん花が咲きました(12月16日時点)↑

12月15日 焼き芋パーティー

 Baked sweet potato party

本校の「畑の先生」でもある、伊藤和さんをはじめ、山武西まちづくり協議会の方々の全面的なご協力のおかげで、子どもたちが楽しみにしていた「焼き芋パーティー」が盛大に行われました。

「給食が食べられなくなっちゃうよ」という注意も聞かず、次々に出来上がっていく焼き芋に手を伸ばす子どもたち(笑)

そうした姿をやさしく見守る山武西まちづくり協議会の方々のまなざしもあたたかく、身も心もあたたまるひとときとなりました。 

12月14日 公開研究会の開催(通学路推進事業)

 Presentation on traffic safety

このサイトでも、何度かご紹介してきましたが、今年度県の指定を受け、本校を拠点として山武中学校区内において、交通安全に関する取組を進めてきました。

おかげさまで、地域の方々や保護者の方にもお集まりいただき、成果と課題等について発表することができました。

また、大変お忙しい中、Zoomではありましたが、東京都市大学の稲垣具志先生によるご講演を拝聴することもできました。今後、本校のウェブサイト上にも内容を掲載するとともに、引き続き、交通安全について尽力してまいりたいと思います。

ここでは、ご参加いただいた方からのご感想・ご意見を一部ご紹介いたします。

〇通学路の危ない箇所は、小さいところを含めるとまだまだ沢山あります。登校時、下校時の子供達の見守りを学校、家庭、地域の皆さんのご協力をいただき強化していきたいとしみじみ感じました。断続的な安全イベントと持続的な安全教育が必須であり、それは学校、家庭、地域の連携と協働が重要。
力をあわせて子供達の安全を守っていきたいです。

〇学校は、今回学んだこと(例えば子どもの認知・判断力は大人が考えているより、はるかに低いことなど)を家庭や子ども達に伝え、当たり前な安全教育を継続して行っていく必要がある。家庭や地域も持続的な安全教育のため、声かけ、道路横断の仕方、自転車の乗り方など、当たり前のことを継続して子ども達に伝えていく必要がある。

〇本日参加させていただき私自身凄く勉強になりました。いつも横断歩道を渡る時、車の運転手さんに悪いと思い、走って横断していました。それは、いけなかったこと危ないことを教えていただきこれからは歩いて横断することを心がけたいと思いました。

〇日向小学校の様々な取り組みをする中で、子ども達が考えた取り組みを他学年に伝える活動はとても良いと思いました。また、基調提案や稲垣先生の資料もとても分かりやすかったです。準備など大変だったと思います。お疲れさまでした。ありがとうございました。 

12月13日 生活習慣病予防健康教室(6年生)

Health classes to prevent lifestyle-related diseases

山武市の健康支援課の保健師の方をお招きして、6年生を対象に、生活習慣病予防健康教室を開催しました。

夜遅くまでゲームなどに夢中になって、山武市内の小学生の就寝時刻が遅くなっていることなどにも触れられ、子どもたちは、それぞれ自身の生活習慣について、振り返りました。

途中、友だち同士で考え合う場もあり、生活のリズムが乱れがちな冬休みを前に、楽しみながらも自分たちの生活を見つめ直す、有意義な時間となりました。

12月12日② オンラインで全校集会

Online All-school rock-paper-scissors game

昼休み、全校集会が開かれました。

コロナの感染状況を踏まえ、どのような状況であっても開催することができるように、初めからオンライで開催することを計画していました。

代表委員会の子どもたちを中心に、各委員会が、それぞれの仕事の内容の紹介や、日向小の子どもたちに守ってもらいたいお願い等を、パワーポイントにまとめ、Zoomを通じてプレゼンテーションを行いました。

それぞれの発表の時は、緊張でこわばっているようにも見えましたが、後半の「校長先生と全校じゃんけん」になると、一気にいつもの元気が戻ってきました。

各教室の電子黒板に、校長先生のグー・チョキ・パーが大きく映し出されるたびに、一喜一憂する歓声やため息が校舎内に響き渡りました。

各学級を勝ち抜き、ホールに集まってきた「勝者」たちの中で、最後に一人勝ち残ったのは、なんと一年生。

短い時間でしたが、楽しいひとときとなりました。

12月12日 対話的な学び(算数)

 Interactive learning

コロナ禍で全国的に一斉休校という事態になった2年ほど前は、目新しいオンライン学習がもてはやされ、しまいには「これからは学校なんて行かなくても、オンラインで十分なのでは?」といった意見なども、ネット上をにぎわせていました。

今こうして、実際に教室に来て、マスクをしながらではあっても、友だちと一緒に体を動かして学んでいる・教えている学校現場からは、「授業はオンラインのみで十分」などという論に耳を傾ける人はいません。

2年生の算数では、教室にある「直角」を探しに、直接角(かど)という角に、自分たちで作った「直角」を当てて確かめていました。

1年生の算数では、お互いの教科書を手にして、宝探しができるように「もののいち」を示すための言葉を考えて、問題を出し合う姿が見られました。

どの子たちからも、「算数」を楽しむ笑顔がこぼれています。

12月9日 新記録続出!マラソン大会

 New records continue to be set!

広い校庭を活用して、マラソン大会が開かれました。これまで毎日のように練習してきた成果を発揮する舞台で、どの学年も一生懸命走りぬきました。

疲れて走るスピードが落ちかけていた子どもも、応援席から大きな声援が響き渡ると、また力強くスピードを上げて走り続ける姿が印象的でした。

多くの保護者の方々のあたたかいまなざしにも見守られ、おかげさまで、20人近くの子どもたちが新記録を出して、今年度のマラソン大会を終えることができました。

順位を競わせることについては、様々な議論がありますが、あくまでも一人一人が走ることを楽しむことができたか、自分自身の成長を感じることができたかという点を重視し、振り返りを行っています。

 

12月7日 気分はもうクリスマス

 It feels like Christmas already!

廊下の掲示物も、少しずつクリスマスを意識したものが増えてきました。

毎朝、どの学級からも朝の会で歌う「今月の歌」である「あわてんぼうのサンタクロース」が聞こえてきます。

ところが今日は、3時間目が終わった休憩時間に、♪あわてんぼうの~という、女の子たちのにぎやかな歌声が聞こえてきましたので、教室をのぞくと…。

教室に掲示している歌詞を確認しながら、自分たちで考えた振り付け(ダンス?)とともに歌っていたところをパシャリ。

もう子どもたちの気分は、クリスマスのようです。

 

12月6日 専科非常勤講師(体育)の視察

 Inspection by the Board of Education

本校には、千葉県の小学校専科非常勤講師等配置事業の一環で、体育の時間にスポーツ指導の専門家においでいただき、一定期間、指導していただいています。

夏の水泳指導の際にもおいでいただき、本校の泳力アップに貢献していただきました。

今回は、ちょうど1年生の体育で跳び箱遊びをしている際に、踏み切りや着手の仕方のコツなどについて教えていただいているところへ、県の教育委員会から担当指導主事が視察に見えました。

たまたま本校の体育専科の教員と担任、山武市の支援員も含めた4名が、わずか20名ほどの子どもたちを指導・支援している授業場面でしたので、本校の潤沢な人的環境に驚かれていました。

授業後、小学校専科非常勤講師をさらに活用できるよう、具体的なご助言をいただきましたので、より一層子どもたちが楽しむことのできる体育の授業づくりに努めていきたいと思います。

12月2日② 思春期教室(5年生)

 Learning about puberty(5th Grade)

市の講師を招いて、5年生を対象に、思春期教室を開きました。子どもたちは、すでに4年生の時に、保健の授業で男女の体の違いや思春期について学びましたが、自分の成長を振り返りながら、改めて外部講師による授業を受けることで改めて理解することができたようです。

冒頭では、担任の藤田先生ご自身の出産についての体験談を聞く場面もありました。ちょうど、藤田先生ご自身のお子様が今、子どもたちと同学年である5年生ということもあり、出産時のことだけでなく、東日本大震災の頃で、計画停電等で物価も上がり、育児をするにあたって、安心して食事を用意することもままならなかったことなどについても話していただきました。

単なる保健の知識を超えて、生命の大切さや自分自身の存在を再確認する意味でも、有意義な時間となりました。

12月2日 みんな応援ムード

Everyone is in a cheering mood

出勤する先生方を職員室で出迎える今朝の教頭先生の姿は、日本代表の一人でした(笑)。

 

中学年によるマラソン大会の試走では、男の子が女の子を、女の子が男の子を、応援席から大声で応援する姿が見られました。

休憩時間ということもあり、1年生も教室の窓の外に見えるお姉さん・お兄さんたちに向かって、

「がんばれー」

と本番さながらに声援を送っていました。

 

応援しているだけでも、なぜか力がもらえるって、やはりスポーツのもつ力はすばらしいですね。

 

 追伸:日本代表の皆様、おめでとうございます。

12月1日 書き初めの練習

"KAKIZOME" challenge!

講師の先生を招いて、中学年の子どもたちが、武道場の畳の上で書き初めの練習を行いました。

3年生には、人数が少ないから…と、わざわざ一人一人のためにお手本を書いていただきました。

4年生は、今回が初めてではないはずですが、なかなか「の」の字などが思うように書けず、筆運びに苦戦していました。中には、途中までのびのびと大きな文字で書いてしまったために、最後の文字が紙に入りきらず、肩を落とす子も…(笑)

丁寧に教えていただいたおかげで、終わるころには、多くの子どもたちが「うまくなってきた」と満足気な表情を浮かべていました。

11月30日 以前は当たり前だった活動

 Activities that used to be coomonplace

合唱、実験、調理実習…。こうしてマスクをしながらであっても、子どもたちが楽しそうに授業に取り組んでいる姿を見ると、やはり思わず頬が緩みます。

教室に入ると、「先生、ほら見て!」と嬉しそうに誘ってくれる子どもたち。

以前の小学校では当たり前の光景が、今は、その一つ一つが貴重なひとときに感じます。

11月29日 マラソン大会の試走をしました(高学年)

Trial run for the marathon

毎日のマラソン練習が続いています。今日は、高学年が本番さながらに試走を行いました。学校の敷地内でありながら、アップダウンがきつい難所もあります(写真)。

日向小は、とても広い敷地内で、車の通行を気にすることなく、走ることに専念できる環境です。

子どもたちのペースも日に日に速くなってきました。本番が楽しみです。

11月25日 学校運営協議会

School Management Council

午後からは、学校運営協議会が開かれました。委員の皆様には、会議を開く前の5時間目の授業を参観していただきました。

電子黒板やタブレット端末を活用する子どもたちや、鉛筆をしっかりと持ち集中して学習に取り組む1年生の姿を目の当たりにして、多くの委員の方々から感嘆の声が上がりました。 

11月25日 先生への感謝の会

Teacher Appreciation Party

11月28日(月)から、5組担任の池上教諭が産前休暇に入ります。

今日は、3~5組の子どもたちが一堂に会して、お世話になった池上教諭や、これまでその妊婦補助教員としてサポートしてくれた岩瀬先生を囲んで感謝を伝える会を開きました。

ささやかながらも、ゲームは大いに盛り上がり、笑顔の中で終えることができました。

日向小のみんなで、池上先生にエールをお送りしたいと思います。 

11月24日② キッザニアへ(5年生)

Career Education at KidZania(5th Grade)

 5年生は、キッザニアへ行ってきました。これまで総合的な学習の時間等を使って、将来なりたい職業などについて調べ学習を進めてきたこともあり、キッザニアでは多くの職業の疑似体験ができるということもあり、行く前からソワソワ・ワクワクが伝わってきていました。

おかげさまで、渋滞にまきこまれるようなこともなく、一日ほぼ予定どおりに体験することができました。この経験を生かして、「楽しかった」だけでなく、世の中の仕事に関心を持つきっかけになればと思います。

11月24日 学区探検(2年生)

School District Exploration(2nd Grade)

 前日の雨がうそのように晴れ、紅葉と青空のコントラストが美しい秋空の下で、2年生が学区探検を行いました。それぞれの班にボランティアのお母様方がついてくださったおかげで、7つの班に分かれて活動することができました。それぞれの班の目的地は、以下のとおりです。

1班…セブンイレブン山武日向店 2班…コメリハード&グリーン山武店 3班…美容室ちゅら

4班…ビューティサロン・シオン 5班…日向郵便局 6班…JR日向駅 7班…日向駐在所

日頃は通学バスであっという間に通り過ぎてしまう道を歩いていくので、春の遠足の時とはまた違った色に染まった木々の様子など、道中に見つける様々な秋の様子に心を奪われ、なかなか歩みが進みませんでしたが…。

おかげさまで、みんな無事にそれぞれの目的地に到着し、質問をしたり説明を聞いたりすることができました。 

11月22日 消防署の見学(3年生)

 Tour of the fire station

3年生が、東消防署山武分署に社会科見学に行きました。すでに3年生の中には、将来消防士になりたいと考えている子もいて、みんな興味津々で、消防車や救急車の中だけでなく、使っている器具などを見学させていただきました。

また、大きな声で真剣に訓練に取り組む姿に、

「いつもこんな厳しい訓練をしているんだぁ」

と、驚きながらも憧れのまなざしを向ける子どもたちが印象的でした。

消防署の方々からの「子どもたちだけで火を使わないように」といった注意にも、真剣に聞き入っていました。

11月21日 日常的なタブレット端末の活用

Daily use of tablet devices

今週は、あいにくの雨からスタート。下校時になってようやく日が差してきたものの、日課となった業間休みの時間のマラソンも、今日はお休みでした。そのせいか、今日の休み時間には、「読書通帳」にシールをもらいに、校長室のドアをノックした子どもたちが多かったようです。

さて、写真は、下校時のいつもの風景です。廊下に設置したキャビネットの扉を開け、自分のタブレット端末を収納するために、それぞれの所定の場所にしまう子どもたち。一晩充電をして、明日の朝には、またここから取り出して、一日の学習が始まります。

毎週末には、タブレット端末を家庭に持ち帰って宿題などを行うクラスもあります。問題集などは、自動採点機能があるので、家庭に居ながらにして正誤を確かめられます。

数年前の小学校では想像もできなかった、新たな日常が生まれています。

11月18日 3Dプリンターを使った授業

Class using a 3D printer

授業参観の際には、子どもたちがパソコン上で設計図を作成している姿をご覧いただきましたが、いよいよ3Dプリンターで、印刷(制作?)する段階になりました。

樹脂を断面状に下から少しずつ積み上げていきながら、プリントアウト?していくのですが、大きなものだと完成までに20時間を超えます。

パソコンの画面上では、うまくできたつもりでも、わずかな隙間があったり、ずれていたりしているとずっとプリンタの近くにいて見ているわけではないので、気がつくと写真のようにとんでもない状態になってしまいます。

また、大きさの単位を読み間違えたまま印刷を始めてしまったために、一人だけ大きな形になってしまうなど、機械任せというわけにもいきません。

パソコンの画面上では、球体の上に台を載せるといったデザインをつくっても、立体を下から順に断面状に少しずつ積み上げていくような印刷方法ですので、球体の上に接する台を平らに印刷することができないという事態も、制作してみて初めて気づくという有様です。

言われてみれば当たり前かもしれませんが、日頃、そのような思考を働かせることがないため、やってみて初めて分かるという場面が何度もあります。

私たち大人も子どもたちと一緒になって、珍しがりながら不思議がりながら、試行錯誤して学んでいるところです。

少しずつ増えていく作品たち

最初は調子よかったのですが…→

気がつけば、とんでもないことに…

ち、ちょっと大き過ぎない?

完成…よく見ると文字がずれてる?

台を載せるという形は3DではNG?

11月17日 6年生が職場見学へ

6th Graders went on a workplace tour.

キャリア教育の一環で、6年生が職場見学を体験しました。

近隣の施設である「さんぶの森元気館」「さんぶの森図書館」「日向保育園」「日向幼稚園」「日向郵便局」「セブンイレブン日向店」「ランドローム山武店」「コメリハード&グリーン山武店」のご協力を得て、子どもたちは、自分が関心を寄せている職業に近い場所を選び、半日間、実際に仕事をしている様子を見学しました。

日頃、単なる消費者・利用者として出入りしている場所でも、バックヤードを見せていただきながら、具体的な仕事内容をお聞きすることで、それぞれのご苦労ややりがいなどを理解することができたようです。大満足の表情で学校に帰ってきました。

お忙しい中、子どもたちのために丁寧なご対応をしていただきありがとうございました。改めて関係者の皆様に感謝申し上げます。

11月16日 向寒マラソンが始まりました

Marathon training has begun.

小春日和の中、今日からマラソンの練習が始まりました。何しろ本校の敷地面積は、東京ドーム1.2個分ですから、危険な校外の道路に出なくても校内で十分に練習に取り組むことができます。

つきぬけるような青空と、山の上にある本校を取り巻く杉林の眺望を望みながら、全校児童が校庭や野球場の周りを一斉に走る姿は壮観でした。

10分程度のランニングですが、それぞれのペースで走り続けることで、体力を向上させることができればと思います。今日は、野球場を4周した6年生もいました。

このところ、マラソンカードを一枚達成するたびに、校長室にシールやサインをもらいに来る子どもたちが増えてきました。読書通帳のシールをもらいに来る子どもたちとは違った顔ぶれになるというのも興味深いです。

まずは学年別に準備運動

つきぬけるような青空

持久走とは思えぬ速さ

下級生と上級生は別のルート

途中ではこんな坂も。がんばれ!

向こうに見えるのが校庭です

11月15日 様々な電子黒板の使い方

Various ways to use the electronic blackbord

本校の教室は、すべて黒板を取り払い、電子黒板を設置しています。このような学校は全国的にみても珍しく、いまだに各地から本校の使い方等について問い合わせがあります。

これまでこのサイト上でも、オンライン全校集会やネット上の動画を活用した授業等、本校の様々な電子黒板の活用の仕方についてご紹介してきましたが、今回は、4年生と1年生の使い方をご紹介します。

今日の4年生では、実物投影機と電子黒板をつないで、地図を拡大して、都道府県名を確認する授業に活用していました。電子黒板の傍らに移動式のホワイトボードを置き、答えを書くことができるようにしています。

電子黒板を珍しがっているうちは、それを使うこと自体が目的化しがちです。しかし、電子黒板の使用が日常化している本校においては、すでに次のステップに移行しており、指導目標に照らして、電子黒板とホワイトボードのそれぞれのよさを生かしながら授業を進めるなど、アナログとデジタルを併用するといった姿も見られるようになっています。

1年生の教室では、子どもたちが算数の授業で使うマス目のノートと同じ画面の上に先生が「板書」していました。

通常の黒板を使用している多くの小学校においても、一年生の教室では、黒板に書く一行の文字数と、子どもたちのノートの文字数はそろえて改行していると思いますが、このような示し方であれば、子どもたちは安心してノートの使い方も含めて学習を進めることができます。

今後も、より効率的・効果的に活用するにはどうしたらよいか、「日向方式」とでもいうべき学習指導法を模索していきたいと考えています。

11月12日 授業参観(午前)&部活動発表会(午後)

Class visit and club activity presentation

小春日和に恵まれ、新・日向小学校が開校して初めて人数制限をしない授業参観を開催しました。そのためか、これまでのオープンスクールとは異なり、多くの方々においでいただきました。

午前中は、2時間目と3時間目の授業を公開しました。どのクラスも、いずれか一時間は道徳の授業を展開するということで行いました。スマホ等の使い方に関する情報モラルについて扱ったり、自己肯定感の向上につながるような授業を行ったりするなど、各学年・学級の実情に応じた道徳の授業が行われました。多くの学級で、タブレット端末を用いて、自分の考えを発表する姿が見られました。

また、この機会に、本校の通学路の危険個所について記入してもらうコーナーを用意しました。大きく拡大した地図に、多くの方々から貴重な情報を寄せていただきました。これらの情報については、本校内で共通理解を図るだけでなく、必要に応じて、警察等の関係機関にも周知していく予定です。

午後は、部活動の発表会を行いました。特に金管部は、コロナ禍による影響で、今年度も音楽発表会が中止となり、練習してきた成果を披露する場がありませんでしたので、今回が最初で最後の大舞台となりました。

部活動発表会のしめくくりは、球技部VS教員チームの試合で、大いに盛り上がりました。私も夢中になって試合に出場したために写真がありませんが(笑)、代わりに終了後の保護者アンケートの一部を紹介させていただきます。ありがとうございました。

◆保護者アンケートから◆

◎最高過ぎでした!!子供はもちろん、バレーの試合では先生達の本気になる姿も最高でした。コロナ禍で暗くなりがちですが、あんなに楽しく、先生、子供、保護者が皆で楽しめるイベントを考えてくださって本当に感謝です。あんなに楽しい学校に子供を通わせられて幸せです(笑)

◎今日の様な部活動の発表などの場がある事は大変良いと思いました。今後も継続して欲しいです。

◎生徒の皆さん、とても楽しそうに演技や演奏などに取り組んでて部活動に参加させてよかったなぁと思いました。

◎子どもたちの頑張りの成果を発表する場を設けていただいたことがよかったと思います。下学年の参加も、お兄さんお姉さんの演技や演奏を見ることができ、貴重な経験になったと思います。

自分の意見をタイピングで発表

自分と友達との考えの違いを可視化

保護者と共に学区探検の計画立案

通学路の危険個所を記入

体操部による演技

金管部による最初で最後の発表

11月11日③ 校内研究授業(生活科)

 In-School reserh class

1年生を担任している星見教諭が、校内研究授業の一環として生活科の授業を行いました。これまで子どもたちが集めてきた落ち葉や木の実などを使って、遊び道具などをつくったり、使える道具になっているか何度も試したりする姿が見られました。

最初は、紙コップとドングリをタコ糸でつないで「けん玉」をつくって遊んでいた子が、1つでは飽き足らず、糸の長さの違う「けん玉」をつくって遊んでいるうちに、紙コップを重ねて、2つのドングリを同時に入れることのできる「新・けん玉」を”発明”する姿も。

糸の長さの違いで、「けん玉」の難易度はどう変わるのか、その難易度をはかるために、何回中何回成功するのか検証してみる、といったことに気づかせていくことで、単なる遊びに見えるかもしれない活動の中に、「学び」が立ち上がってきます。

今回の校内研究授業は、若手教員の必須の研修としても位置付けており、こうした授業の見方、子どもの学びの見取り方等について、指導教員による指導も行われました。

11月11日② お話ワールド(読書ボランティア)

 Reading Volunteers

絵本の読み聞かせは、学年を問わず、学習的価値の高い時間を提供します。

本校は、読書ボランティアとして「お話ワールド」の方々に、いつもお世話になっています。今日の対象学年は上学年でした。中には、絵本ではなく素話で、子どもたちに語り聞かせてくださる方もいらっしゃいます。

お話に耳を傾け、自分の頭の中で場面の様子を思い浮かべながら、登場人物を動かしていくといった想像力を養うこの時間は、短いながらも貴重な時間となっています。 

11月11日① 後輩から先輩へ贈る言葉(球技部)

 words from juniors to seniors

今年度の部活動の練習は、事実上、本日で最終日。

球技部では、朝練習を終える間際、4・5年生が6年生たちが練習しているところへやってきて、これまでの感謝の言葉を一人一人が述べました。

下級生たちが考えた精一杯のサプライズでしたが、むしろ4・5年生たちの方が緊張しているように見えました。それでも、一人一人がこれまで6年生に優しく声をかけてもらったことや、試合中に勝ち進んでいく先輩たちの姿にあこがれていたことなどを述べることができました。

6年生たちは、ただただ神妙な面持ちで聞き入っていました。

後輩たちから感謝の言葉を聞いたことで、改めて「終わり」を実感したのかもしれません。なんとなく寂しさも感じさせるサプライズとなりました。

11月10日 スリランカからのお客様

 We had a visitor from Sri Lanka.

スリランカ日本教育文化センター事務局長でもあるミーガハテンネ・チャンダシリ僧侶をはじめ、スリランカで幼稚園の先生をされている方々が、本校にいらっしゃいました。

短い時間でしたが、各教室の授業風景をご覧いただきました。

3年生は、ホールにお客様を迎える準備を整えて、スリランカにいる動物や有名な食べ物などについて、たくさん質問しました。一つ一つ丁寧に答えてくださるたびに、驚きの声が上がりました。

また、チャンダシリ僧侶の

「スリランカには、こんなきれいな学校はありません。電子黒板どころか、椅子や机もない学校もあります。電気も通っていない学校もあります。皆さんは、とてもラッキーですよ。こんなすてきな学校で、勉強できるなんて」

という言葉には、子どもたちが驚きながらも、神妙な面持ちで耳を傾けている姿が印象的でした。

業間休みには、体育館で、幼稚園の先生たちが民族衣装に着替えて舞踊を見せてくれました。

 

スリランカと親交が深い山武市。

本校にも10名余のスリランカの児童が在籍しています。彼らは、日々の生活の中で、一生懸命に日本語の習得等に努めていますが、彼らを受け入れている私たちもまた、スリランカのことについて知り、お互いの生活様式や常識等の違いを楽しむことができたらと思います。

カスタネットでリズムを刻む1年生

ホールで質問攻めにした3年生

版画に挑戦する5年生

英語の授業中だった6年生

ポケトークを使って話す6年生

体育館で民族舞踊を鑑賞

11月9日 イングリッシュ・イベント

English Event

低・中・高学年別に、体育館でイングリッシュ・イベントを行いました。

低学年は、日頃お世話になっているALTのメイ先生の出身であるフィリピンについて説明を聞いた後、その内容を確かめる○×クイズにチャレンジしました。

中学年は、「外国の暮らしをのぞいてみよう」と、体育館にいるALTだけでなく、海外にいるALTともオンラインで中継して、有名な食べ物などについて英語で教えてもらいました。

高学年は、オンラインでつながった海外のALTたちに、予め練習していた「What food is famous in your country?」など、5つの質問を使い、会話を楽しみました。

ALTの説明を聞く1・2年生

海外のALTとオンラインで英会話をする5・6年生

11月8日 初の不審者対応訓練

First-ever suspicious person response training was held.

日向小学校が開校して以来、初めての不審者対応訓練を行いました。

ここでは訓練内容の詳細について触れることは控えますが、教員も子どもたちも真剣に取り組むことができました。

また、全体指導だけでなく、各学級においても学年や学級の実態に応じて、「イカのおすし」の再確認など、さらに個別の指導を行いました。

千葉県警察では、こんな動画も作成してくれているんですね。

11月7日 赤い羽根共同募金活動

Red Feather Community Chest

朝の始業前、各教室に少し緊張気味の面持ちで、代表委員の子どもたちがそれぞれ入っていきました。手には赤い羽根。

「この募金は、山武市のみんなの生活をよりよくするために使われます。ご協力をお願いします」

クラスの前に立って説明する上級生の話をしっかりと聞き、一人一人赤い羽根を受け取りました。

「困ったときはおたがいさま」この精神は、今もなおしっかりと受け継がれています。

11月4日 マラソン練習

Marathon training has started.

いつもは、休み時間になると誰かしらが読書通帳を持って校長室にやってきてくれるのですが、最近、めっきり減ったなぁと思っていたら…。あぁ、そうでした。

12月9日のマラソン大会に向けて、練習が本格的に始まっていたのでした。各教室にマラソンカードが配られ、少しでも先に進めようと、休み時間になるとグランドに出て、自分のペースで走る子どもたちが増えてきています。

11月15日からは、日課を変更して全校で持久走をする時間を設定します。8割以上の子どもたちの通学手段がバスですので、この機会に、歩く・走る機会をしっかりと確保していきたいと思います。

11月2日 芋掘り(1・2年生)

1st and 2nd grade students dug sweet potatoes.

つきぬけるような青空の下、1・2年生が、サツマイモ堀りを満喫しました。

「こんなに大きいのがとれた~」

と、歓声を上げながら、たくさん掘り出していく子どもたち。

クリスマスリースにするために、数日前からサツマイモのツルを取っていたので、短い時間でも多くのサツマイモを収穫することができました。

昨年度と同様、これを焼き芋にして食べる予定です。これらの活動すべてが、学校の敷地内で完結するなんて…。恵まれているなぁとつくづく思います。

11月1日 山武中から職場体験

 Students from Sammu Junior high school came for work experience.

中学校では、キャリア教育の一環で、職場体験学習を行っています。

今回は、将来小学校の先生になりたいと考えている山武中学校の生徒が、職場体験の場として日向小に来てくれました。

山武中は、日向小の子どもたちが進学する中学校ですが、あえて今回は、日向小の出身ではない中学2年生が「先生」として、子どもたちと過ごしました。

配属された教室に入るや、算数ドリルの採点をしたり、休み時間の遊び相手になったりと、一日中、大活躍でした。

「子どもたちの話を聞こうと思っていたけれど、一度にたくさんの子どもたちが話しかけてきてどうしようかと思いました」「”先生”と呼ばれたとたん、間違ったことは言えないと思って緊張しました」など、中学生なりに学びの多い一日になったようです。

いつかは、私たちの同僚に! 楽しみです。

 

10月31日 授業風景

 Class scene

秋も深まり、学習にもよい時季になりました。

どの学年・学級も、手を動かし、話し合いながら、体験を通して学んでいます。

コロナ禍になって数年の間に、「これからは、わざわざ学校に行かなくても、オンラインだけで十分学習ができるのでは」といった極端な言説も聞かれましたが、こうして同じ教室という場を共有して学ぶ姿を目の当たりにすると、改めて学ぶということの意味を考えさせられます。

教員もまた、子どもたちのわずかな表情の機微に気づいて、必要に応じて声をかけるなど、オンラインではできなかった支援を行っています。

今後も、本校のICT環境の利点を生かしながら、これからの子どもたちに求められる資質・能力を伸ばすことのできるような授業づくりを目指していきたいと思います。

10月29日 郡市体操大会

Gymnastics Competition.

日向小学校の体育館を会場に、郡市体操競技会が開催されました。

本校は、選手の規定数を満たさなかったため、団体戦には出場できませんでしたが、個人の部で出場した選手たちが、それぞれこれまでの練習の成果を存分に発揮しました。

どの種目も、演技は一回のみ。これまで何回も練習してきたことが、この一回で決まるかと思うと緊張も高まりますが、お互いに声をかけ合いながらその緊張をほぐし、演技に臨みました。

10月27日 読書週間を機に読書習慣へ

 Take the opportunity of Reading Week to become a Habit of Reading.

6月から始めた読書通帳も、約4か月を経て、廊下に掲示している「日向読書の木」にも、たくさんの花を咲かせています。

本校では、朝の読書の時間に本を読むことになっていますが、クラスの実情によって、漢字や計算ドリルの時間に充てられることもしばしばです。また、家庭での読書の状況も芳しくなく、ゲームの時間になっている子が多いようです。

今年の読書週間は、10月27日~11月9日だそうです。毎年「文化の日」をはさんだ2週間が読書週間となっていますが、これを機に、読書習慣を身につけられるようにしたいものです。

文化庁の調べによれば、47.3%が1か月に1冊も本を「読まない」と回答するなど、大人もまた本を読まなくなっているようです。

まとまった時間でなくても、隙間の時間を見つけて読書する姿を、大人が自ら子どもに見せていくということも大切なのではないかと思います。 

10月25日 市球技大会・男子優勝!

 City Ball Game Tournament Boy's Champion!

市球技大会は、会場が広い東金アリーナで行われました。

この大会も感染症対策の一環で無観客で行われたため、これまでの各大会と同様に、会場の様子は、Zoomで日向小の各教室の電子黒板を通じて中継しました。

試合中も、選手以外の子どもたちから、チャットを通じて「がんばれ!」という応援メッセージが届いたり、ナイスプレーが見られるたびに「すごい!」などの言葉もたくさん届きました。

会場が広く、また男女同時に離れたコートで試合が行われていたため、中継するのに精一杯で写真がほとんど撮れませんでしたが、男子は見事、圧巻の優勝。女子も、好ゲーム・好プレーがたくさん見られました。

何より、日向小はいつも笑顔でプレーというのが、印象的でした。試合をすること自体を楽しんでいる様子が終始伝わり、清々しい選手たちでした。

また一つ、栄光の思い出ができました。

10月24日 壮行会(球技・体操)

 We held a send-off party.

市の球技大会、郡市体操競技大会が開かれることから、昼休みに体育館で壮行会を開きました。

日頃物活動に参加している子供たちが、それぞれのユニフォームを着て、それぞれの決意を述べました。球技部はエキジビションとして、バレーボールのパスを見せ、体操部は、本番さながらに皆が注目している中、跳び箱・鉄棒・マット運動の演技を行いました。

下学年は、各教室で電子黒板を通じて視聴することができるよう、体育館にカメラを入れて分散型の壮行会となりました。

子どもたち同士の中では、5年生たちが申し合わせて先輩たちのためにお守りもつくって個別に渡していました。 

10月22日 PTA理事会にて

 PTA Board of Directors was held.

 日向小学校が統合する前、旧山武西小学校・旧日向小学校で行われていたPTA行事の一つであった「フェスティバル(仮)」は、学校内に軽食コーナーやゲームコーナーが用意され、にぎやかに行われていたと聞いています。

ただ、コロナ禍により中止されたまま統合を迎えた昨年度も、実施を見送らざるを得ない状況でした。

今年度は、11月12日の授業参観日の午後に開催するべく、様々な方法を検討を重ねてきました。しかしながら、感染症対策を講じながら以前の開催方法を再現しようとすると、旧山武西小と旧日向小の同様の行事の内容や方法も異なっていたこともあり、議論が難航しました。さらに、それだけの準備の労力に対して、子どもたちが満足できるような内容になるだろうかという考えもあり、中途半端に実施するくらいなら…と、今年度も中止となりました。

そこで、当初は、校内で子どもたちと行う予定であった部活動(球技・金管・体操)の引退試合や発表会を、フェスティバル(仮)を行う予定であった時間枠で実施することとしました。

本日開催されたPTA理事会において、フェスティバル(仮)の中止と、部活の引退試合・発表会の場になることが決定しました。

その他、現在、現金で扱っている毎月の集金を、来年度からは振込に移行する旨についても説明し、賛同を得ることができました。

本校の事務職員から、「これまでの現金での集金では、お札が汚くてATMを通らないことがあったり、おもちゃの硬貨が入っていたりしたことがあった」「振込に移行することで、各担任が、子どもたちに向き合う時間を確保することができる」といった説明を聞いて、PTA理事の方々からは、驚きの声や納得の声が聞かれました。

10月19日 部活動の朝練習

Morning practice for club activities

日が短くなってきました。放課後の部活動の練習時間も短くなり、朝練習には、より一層力が入っています。

これまで学校は、こうした子どもたちの一生懸命さに応える形で、勤務時間外であっても指導にあたってきました。おかげさまで、好成績も収めるなど、成果もしっかり残してきています。

しかしながら、年を追うごとに様々な教育課題が山積する中で、国全体として先生方の働き方も見直す時代に入り、来年度の部活動の在り方についても本校として考える必要が出てきました。

子どもたちの思いを受け止めながら、どのように働き方改革を進めていくか。しっかりと検討を重ねていきたいと思います。

10月18日 校長先生がいなくても「読書通帳」は継続します

Children turning in their reading passbooks even in the absence of the principal.

この日は、千葉県の校長が一堂に会して研究協議会を行う日で、一日学校を不在にしていました。

こういう時のために、

「せっかく読書通帳を校長室に持ってきたのに、校長先生がいなくてシールがもらえない…」

ということが起こらないように、読書通帳を置く場所をつくっていました。

翌朝、見てみると…。ちゃんと置いてありました。